2011.08.13

中国嫁日記第一巻

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 『中国嫁日記』第一巻が届いた。

 ブログで有名になった同名作品の単行本第一弾だ。

 40代オタク作家、井上純一氏から見た、中国人の妻、月(ユエ)さんの観察日記。「ダーリンは外国人」などによく似た、国際結婚&異文化観察系の漫画だ。

 従来の作品と決定的に違うのは、作者井上氏による「ノロケ」が山ほど盛り込まれているということ。

 単行本は、ブログに掲載された4コマ漫画+”中国嫁”月さんのコメントという構成だが、出色は50ページにわたって掲載された、「月さんとの馴れ初め漫画」だ。

 自分の嫁を、ここまで美化できるのか、というほど、ひどいノロケがたっぷり詰まっている。これを読むと、本を引き裂いてビリビリにした末に床に投げつけたい衝動に駆られるに違いない。

 だが、この作品はそれがイヤミになっていないのがすごい。

 たとえるなら、「カルピスをマックスコーヒーで割って飲んだら、意外に後味爽やかだった」という感じ。

 夜は、新宿のLEFKADAで、井上純一氏の「中国嫁日記発刊記念トークショー」に参加した。

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 正直に言って、井上純一氏は、もっと太った、うんちく語り系のオタクを勝手にイメージしていた。だが、実際の井上氏は全然太っておらず、ハイテンションでまくし立てるアクティブ系のオタクさんだった。

 トークは同人誌やフィギュアの話が中心。よくわからない話も多かったが、フィギュアが中国で生産できるようになった話や、月さんのお父さんの話など、漫画ではうかがい知れない興味深い話を聞けた。

 コミケで頒布するという中国嫁フィギュア。

「箱は普通、こう開くものですが、これはここから開けるようになっちゃったんですよ!」

(会場の一同、「あ〜」とため息)

 箱の開け方なんてどうでもよ……くないんだろうな。箱がガンプラのパロディになっているから、プラモデル式の開け方にしたかったっていうことか。

 フィギュアもなかなか面白そう……いかんいかん。

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2011.07.11

ドコモのPortableWi-Fi

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 今、外出先でのインターネット通信は、ドコモの「PortableWi-Fi」を使っている。これは、単純に言えばドコモの電波を無線LANの電波に変換してくれる装置。電源を入れておけば、無線LANを装備したあらゆる機械が、面倒な操作なしにネットにつながる。

 僕はパソコンだけでなく、iPhoneも本体のパケット通信を切って無線LANでPortableWi-Fiに接続している。ドコモとソフトバンクの両方に、パケット料を払うのは無駄だからだ。

 ドコモはさすがに電波が良く入るし、PortableWi-Fiのバッテリーもよくもつ。終日外出の日も、スペアバッテリーをひとつ用意すれば、ほぼ1日つけっぱなしにしておける。

 いつでもどこでもネットにつなげられる環境は、とても快適だ。

 しかし、PortableWi-Fi導入から1年が経過し、問題点も見えてきた。

 通信制限の厳しさだ。

 ドコモは、「今日・昨日・一昨日」3日間の通信料が300万パケット(約384MB)を超えると通信制限が実施され、スピードが格段に遅くなる。

 3日間で300万パケットということは、平均して1日100万パケット(約128MB)。これは、現在のネット環境から考えると、相当に厳しい。

 iPhoneでニュースサイトやTwitterを使っている分には、1日30万パケットくらいで済むのだが、問題はPC。出先でGoogleMap、Youtubeを使っていると、100万パケットはあっという間だ。撮影画像のやりとりはもっと深刻で、デジタル一眼で撮影した画像は1枚2〜5MBくらいあるから、数十枚送っただけで制限を超えてしまう。

 最近では、絶えず通信料を気にしながらケチケチ使うようになってしまった。

 個人的な感覚だが、今どきのインターネットは、1日最低300万パケットは使わせてくれないと、快適に使えるというレベルにはならないと思う。

 そうなると、イー・モバイルの再導入か、通信制限のないWiMAXか、ということになるのだが、これだと当初の「複数の会社にパケット料金を支払うのは無駄」という考えに反してしまう。

 さて、どうしたものか。悩む。

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2011.05.20

名刺の管理、最近の方法改訂版

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 去年の1月に、名刺の管理についての話をしたけど、最近は少しだけやり方を修正している。

 具体的には、Dropboxではなく、Evernoteでの管理に切り替えたのと、ファイル名の先頭を名刺を受け取った日付にした。

 基本的なやり方は、以前のままだ。

 名刺を、ドキュメントスキャナのscansnapでスキャン。表裏2ページのPDFにして保存する。名刺には、受け取った日付と会った場所をメモしておく。

 文字認識は、誤認識がないか1文字1文字確認しなくてはならず、手間がかかるのでやらない。

 その代わり、ファイル名を

 yymmdd_[名前の読み]_[漢字表記]_[所属]_[出会った場所などのメモ].pdf

 とする。

 これを、1ファイルずつEvernoteのnamecardフォルダにアップロードして、題名でソートしておく。こうすれば、最近会った人ほど上にくる。野口悠紀夫氏の超整理法に近い方式にした。

 いつ会ったか忘れたけど、名前は覚えている、という場合は名前で検索すればよい。

 「月刊○○の編集者さん……だれだっけ、去年あたり会ったはずなんだけど」という場合も、所属名か日付から探せる。

 頻繁に連絡するようなら、そのときはじめてアドレス帳に登録すればよい。

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↑例えば、飲み会でライターの栗原さんから名刺をを受け取ったとしたら、こんな感じになる。ファイル名は、「110518_くりはらかげり_栗原景_フォトライター_ほにゃらら飲み会.pdf」。

 DropboxからEvernoteに変更したのは、iPhoneアプリが、Evernoteのほうが多機能だからだ。Dropboxアプリはファイル名以外でのソートができず、融通が利かない。

 目下の問題は、スキャンした後の紙の名刺だ。趣旨から言えば、処分してしまえばいいのだが、名刺というものは実に捨てにくい。一応、過去3年分くらいは、束にして保存してある。

 

 

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2011.03.04

【3月3日】iPad2発表他

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  1. kuriharakageri ジョブズやっぱり痩せたけど、まずは元気そうでよかった。 ( #obt live at http://ustre.am/6X1u)
  2. kuriharakageri iPad2。
  3. kuriharakageri 今のところ、既存ユーザーはほっと胸をなで下ろす……感じ。
  4. kuriharakageri 極端な話、iPadはFacetime用インカメラだけで十分だと思う。
  5. kuriharakageri iPhoneやデジカメから、手軽に画像を転送できる仕組みがほしい。iPhoneはそういうアプリがあるのかな。

 日本時間3月3日午前3時、AppleからiPadの新製品「iPad2」が発表された。

 最大のサプライズは、病気療養中で末期癌とも伝えられていたスティーブ・ジョブズが、プレゼンターとして最初から登壇したことだ。発表された製品自体は、ほぼすべて噂通りで、驚きはなかった。

 iPadは、もう製品として完成しちゃったのかな。

 今回、iPadは2つのカメラを搭載した。FacetimeやSkypeのようなビデオチャットには最適かもしれないけど、iPadを手に持って、携帯カメラのように使うのは難しい。

 iPhoneやデジカメと連携して、簡単にiPadに写真を取り込む仕組みがほしいと思う。コネクタキットとか、Bluetoothを使った転送とか、手段はいろいろあるけど、まだややこしい。

 iPhone4やデジカメで写真を撮ったら、いつの間にかiPadに同期されている……。そんなシステムが理想。

 ひとまずは、camera for iPadを使っている。これも、ちょっと手間なのだけれど。

 それにしても、ジョブズが登壇してひとまず安心……と言いたいところだけど、やせ方を見るとやっぱり心配だ。しゃべる時間も、いつもに比べてずいぶん少なかった気がする。

  1. kuriharakageri 今だから言える。Adobe Creative Suite design standard買った。だから他のものは当分買えない。
  2. kuriharakageri @kiyomin 最近はやりの、指定校学生ライセンス版ですわ。8万9000円。
  3. kuriharakageri @kiyomin 届くまで2週間かかるのがネックだけど、あれ通常版買う人いるんですかね
  4. kuriharakageri @kiyomin まあ、クリエイティブスイートの通常版価格は、国際線航空券のノーマルチケット運賃みたいなもんですね。

 あ、どーも。CS5買いました。仕事ですけど、何か?

 というわけで、観念してAdobe CreativeSuite5 Design Standardを購入。Photoshop、Illustrator、InDesign、AcrobatPROなどのセットで、値段は8万8830円。通常版は19万8450円もするが、通信講座のテキストを付けることで、商用利用可の学生向けライセンスを購入できるらしい。それって、正規版を売る意味あるんだろうか……。

 申し込みから届くまでに2週間ほどかかるのがネックらしいが、それにしても11万もの価格差は大きい。

 まあ、これは正真正銘仕事で必要な買い物だ。というか、今までPhotoshopCS2以外持ってなかったほうがおかしい。

 というわけで、いろいろ買わなくちゃいけないものがあって大変だ、というお話。あ、iPad2は買いませんよ。

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2011.02.28

【2月28日】MacBook Air 故障?

  1. kuriharakageri MacBook Airにトラブル。全く電源入らず。修理に出すしかないか。
  2. kuriharakageri @kiyomin 何もしてないのに、今朝突然うんともすんとも言わず…。 これが僕の破壊神というやつか。
  3. kuriharakageri @kiyomin 基本、必要なデータは全部Dropboxに入れてるんで問題ないですが、まいったな。
  4. kuriharakageri 最近、iPadを贔屓にしていたせいだろうか…。
  5. kuriharakageri @yasutkd いえ、ACは繋げてあります。ACのLEDは反応有り。でも、起動しません。ありがとうございます。

 今週は、MacBook Airのトラブルから始まった。週末ほったらかしにしておいて、今朝起動しようとしたら、うんともすんとも言わない。AC電源はつけっぱなしで、充電済みを示すグリーンのLEDは点灯しているので、通電はしているということ。

 Appleのサイトから、対応策をすべてやってみたが、全く動かない。購入から4カ月。ちょっと、壊れるには早すぎる。久しぶりの、破壊神さま後輪という奴だ。

 悪戦苦闘していると、鉄道写真家の中井精也さんからレスがついたので、返信。

  1. kuriharakageri 信じられないでゲソ。出先でやるつもりだった仕事ができないじゃなイカ。 RT @railman_nakai: こないだの僕と同じ症状じゃなイカ。出すしかないでゲソ。
  2. kuriharakageri @twins_tsuchiya MacがiPadに嫉妬するなんて、おかしいじゃなイ…ですか涙
  3. kuriharakageri なんという僕日和。

 朝から理不尽なめにあって、今日はハイテンションになってしまったようである。  結局、銀座まで足をのばし、Appleストアのジーニアスバー(サポートカウンター)を訪れた。

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  1. kuriharakageri Macストアのエレベーターでまごつく私。

 エレベーターのくせに「開ける/閉める」ボタンも、フロア停止ボタンもない。勝手に各階どまりで動いているらしい。シンプルでおしゃれなのかもしれないけど、不便じゃないかなあ。今日は、ちょっとだけイライラしていた。

 で、結局。

  1. kuriharakageri ロジックボード交換で入院となりました。

 4~5日入院して、メイン基板を交換するらしい。
 もちろん保証期間ですべて無料だけど、やれやれ。

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2010.12.30

パソコンファームでOA機器を処分

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 大掃除。仕事場のデスクまわりを掃除しようとしたら、下から大量のOA機器が出てきた。僕や、一緒に部屋を借りているMさんらがかつて使い、今は壊れてお蔵入りとなった機器だ。

 新しい機器を導入した時にさっさと捨てればよかったのだが、PCリサイクル法がある今、行政が決めたルートで廃棄するには、けっこうなコストがかかる。「不要になった家電製品を無料で回収します」という業者が時々事務所の前を通りかかるが、今まで頼めなかった。ナニワなんたら系の漫画で、「確かに回収手数料は無料だが、法外な廃棄料を請求」といった手口が紹介されていたからだ。

 いろいろ調べて、埼玉県三郷市の「パソコンファーム」に持ち込むことにした。

 ほとんどの電化製品を完全無料で引き取り、さらにリサイクル/リユースすることをアピールしている廃品回収業者だ。ここ1年ほど、Impressの「PC Watch」などに記事広告が掲載されており、無料で手軽、そして安全といった点が強調されていた。

 宅配便で送るのが基本とのことだが、数が多い。そこで、思い切って車を借りて、直接持ち込むことにした。

 28日、350kgクラスの軽バンを借り、親父の仕事場と自分の事務所をまわった。集まった機器は、以下の通り。

・iMac G3 RevB ボンダイブルー(事務所)
・キヤノン インクジェットプリンタ(事務所)
・エプソン インクジェットプリンタPM-600C(事務所)
・HP かなり昔の複合機(自分)
・キヤノン モノクロレーザープリンタ2台(親父)
・サンヨー ラジカセ(事務所)
・自作PC(AthlonXP2200搭載)(自分)
・業務用FAX(親父)
・SONY製 VHSビデオデッキ(親父)
・NEC VALUESTAR(親父)
・NEC 15インチ液晶モニタ(親父)
・イイヤマ15インチCRTディスプレイ(自分)
・電話機(事務所)
・そのほかいろいろ

 うむ、多すぎる。

 やたらとプリンターが多いが、プリンターは壊れた場合修理するよりも新しく買ったほうが安上がりとなるケースが多いからだ。耐久性にも、やや問題があるように思う。

 実は、このほかに親父が使っていたというコピー機があったのだが、引きずり出してみたらコンビニにありそうな大型業務用機。軽バンには積めそうもなかったので、これは別途回収に来てもらうことにした。

 西新宿の仕事場から、首都高中央環状線に入り、板橋、江北、小菅の各JCTを経由して6号三郷線へ。首都高の終点となる三郷ICで降りると、まもなく「パソコンファーム」に到着した。

 今風のデザインを施したウェブサイトと異なり、実際のパソコンファームは、いわゆる廃品回収業者の大型倉庫という感じ。敷地内に車を入れると、まもなく数名の兄さんたちが近寄ってきた。皆私服に軍手姿で、日払いのアルバイトさんという感じ。

「こちら、全部回収でよろしいですか」

 リーダーらしい兄さんが声をかけてきた。格好は適当だが、言葉遣いはそれなりに丁寧だ。兄さんたちは、バンから運び出すたびに「プリンター」「ラジカセ」などと機器の種類を声に出す。それを、書類に書き留めていくのは、女性係員の役目だ。僕のほうは、特にすることがない。

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 搬出は、あっという間に完了した。女性係員が運び出した機器のリストを提示し、内容を確認して署名したらおしまい。

「ありがとうございました。直接お持ちくださったお客様には、お茶か缶コーヒーをサービスしているんですが、どちらになさいますか」

 缶コーヒーを希望したら、ちゃんと適温に温めてあった。同時に、チラシを1枚受け取る。

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「また、何かありましたらよろしくお願いいたします」

 この間、わずか5分ほど。確かに簡単だった。

 ちなみに、業務用コピー機は翌日トラックが回収に現れ、回収料1万4000円がかかった。レンタカー代と併せ、結局それなりのコストがかかってしまったが、こちらの都合のよい日に一括して処分できたので、良しとしよう。

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2010.11.30

MacBookAir買いました。

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 MacBookAirを導入。とうとう、Macユーザーだ。

 といっても、MacやAppleへのあこがれで衝動買いしたわけではない。

 仕事で必要になったのだ(笑)。

 今年の夏から管理人を務めている、オリンパスのフォトパス・トレインコミュ。ここに、いつでもどこでも書き込みができる環境を作りたかった。

 最初は、iPadから書き込もうと思っていたのだが、iOSでは画像のアップロードができなかった。また、いくら画面が大きいと言っても、キーボードがなくては長文の入力は難しい。

 iPadもあるのに、この上MacBookAirを買うのは気が引けたが、入手してみると、やはり便利だ。

 僕が買ったのは、MacBookAir 11インチ4GBメモリ128GBSSD。

 外出中、ちょっとマクドに入って画面を開けば、すぐその場で書き込みできる。

 トイレに立つときも、液晶を閉じるだけで1秒で席を立てる。

 PortableWi-Fiがあるので、いつでもどこでもネットにつなぐことができる。

 AC電源も小型で軽い。

 ようやく、僕のニーズを満たすノートPCが手に入ったという感じだ。

 正直にいえば、Windowsのほうが自分には良かったのだけど、いずれお金があるときに、Windows7を入れることにしよう。

 物欲肥大症は、まだまだなおりそうもない。

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2010.09.05

病室でのインターネット

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 病室での仕事は、こんな感じ。

 個室には、有料のLANがあるらしいけど、一般病棟には何もないので、今はドコモのPortableWi-Fiを持ち込んでいる。以前はイー・モバイルのPocketWi-Fiだったが、地方取材時に全く使えないので、親に譲って変更した。

 昔は、病院内での携帯電話の使用は厳禁だったが、今は事実上解禁されている。通話さえしなければ、病室で電波を飛ばしても問題ない。

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 地上14階ということもあってか、ワンセグ共々電波はよく入るが、スピードと通信制限はやはり厳しい。

 速度は、時間によってかなりばらつきがあるものの、遅い時は300kbpsくらいしか出ない。

 普通のウェブサイトを見るぶんには問題ないが、韓国の重いサイトを見ようとすると、全く力不足。満足な速度では閲覧できできない。

 それ以上に困るのが、ドコモの通信制限だ。

 ドコモは、3日間で300万パケットを使用した場合に、通信速度を制限する場合がある。モバイル専用として使っている分には、この制限を超えるケースはほとんどないが、今回のようにメインの回線として使用すると、あっというまにこの制限を超えてしまう。

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↑韓国のサイトなどをいろいろ調べていたら、1日で270万パケットに(笑)

 実際には、300万パケットを超えたからといって、ただちに制限を行うわけではないようだ。入院中は、最も混雑する夜中は使わないので、それほど影響はないように思う。ただ、データを読み込み始めるまで、ちょっと待たされるようになった気はする。

 概ね便利に使えているPortableWi-Fiだが、本格的にメインで使おうとすれば、WiMAXが必要ということになりそうだ。

 Wimaxは、15日間無料で試せるプログラムを実施しているので、今日の外出で申し込んでこようかな。

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2010.05.28

iPad、本日発売。

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↑「発売開始」は日本語としておかしいと思うw

 いよいよ、今日はiPadの発売日。

 もちろん?予約してある。

 64GB、Wi-Fi版だ。

 僕の場合、eBookや、自分でスキャンした資料の閲覧が第一の目的。そして、さほど山奥に行かない取材時のネット閲覧用というのが第二の目的だ。

 外出時は、イー・モバイルのPocketWi-Fiがあるし、屋外で取り出してうろうろすることも考えていないので、GPS非搭載も問題ない。

 発表された当初は、iPhoneもノートPCも持っているので、しばらく見送るつもりだった。しかし、ライターとして今後の仕事を考えると、こうしたeBook端末は一刻も早く所有し、新しい時代の扉を叩くべきだ。

 日本では少々時間がかかりそうだが、いずれは、出版の世界もeBookが主流になっていくことは間違いない。紙の手軽さや質感も良いけれど、eBookにも積極的に対応していかないと、10年後には仕事がないかもしれない。

 そんな言い訳読みのもと、5月10日の夕方、ヨドバシカメラで予約したのである。

 5月10日のヨドバシカメラ。新宿西口本店を訪れると、「iPad予約受付中」の看板が見えた。思ったほどは、並んでいない。やはり、こうした大きな端末は日本では一般的ではないのかな、と思いながら係員に声をかけると、

「それでは、予約受付のお時間を承ります。最も早いので17時30分からになりますが、何時からがよろしいですか」

 ……予約の予約が必要だった!

 ヨドバシカメラで予約する人は、大部分が携帯電話通信機能を搭載した3Gモデルが目当てらしい。自分の番が来て、「Wi-Fiモデル」と告げると、「後から変更はできませんが、Wi-Fiモデルでよろしいですか」と何度も念を押された。

 それから2週間あまり。

 いよいよ、その時が来た。すでに銀座のアップルストアは大変なことになっている

 楽しみだ。

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2010.04.16

東亜プライム日韓・韓日辞書foriPhone

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 カシオXD-A7600とほぼ同時に、iPhone用アプリ「東亜プライム日韓・韓日辞書」(1500円)を購入した。

 iPhone/iPodTouchで動作する、本格的な日韓・韓日辞書だ。東亜プライムといえば、この前まで使っていたEW-D3700や、日本で最初に発売されたXD-H7600に搭載されていた辞書で、日本向けの電子辞書としては、今もオプションデータとして販売されている定番辞書だ。元々韓国人向けに編集された辞書で、小学館朝鮮語辞典に比べると、使い勝手、例文の豊富さなどで劣るが、普段使う分には十分な内容を備えている。この本格的な辞書が、iPhone/iPodTouch用とはいえ、1500円というのは破格の安さといえるだろう。

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↑検索はリアルタイム。設定すれば、右画像のように2ウインドウにもできる
 検索は、なかなか快適だ。iPhone/iPodTouchには最初から韓国語のフォントとキーボードが搭載されており、設定から韓国語をオンにすれば、すぐ使えるようになる。入力は最も一般的な「2ボル」方式で、文字の左上から、順にパーツをタッチすれば、「変換」「認識」にあたる操作をしなくても、自動的に文字が組み上がっていく。この辺りは、論理的な構造を持つハングルならではの簡単さだ。

 文字が組み上がっていくと、リアルタイムで検索され、単語のリストが表示される。目的の単語をタッチすれば、その項目が表示される。設定すれば、単語リストと項目を左右に並べる2ウインドウ方式にもできる。

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 項目中の語句をなぞると、その単語を調べられる「なぞり検索」も搭載。日本語、韓国語の双方に対応している。ただ、なぞった時の挙動がかなりナーバスで、思った通りに単語を選択するのが少々難しいのは残念だ。今後のバージョンアップに期待したい。

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 項目を表示させた状態で、左下のアイコンをタッチすると、「단어장」、つまり単語帳に登録できる。単語帳は3冊まで登録可能で、右下の「MENU」から呼び出して使う。

 韓国人向けなので、韓国語の発音が表示されない、そして日本語の漢字にいちいちルビが付けられ、見づらいといった欠点はある。それでも、直感的な操作ときれいなフォント、快適な検索速度は、専用の電子辞書よりも優れていると言えるだろう。

 iPodTouchの8GB版なら1万9800円で購入でき、2万1300円で本格的な韓日・日韓辞書を揃えることができるのも魅力的だ。「大辞林」(国語辞典)、「ロングマン英和辞典」などを揃えても、3万円以下で済む。どうしても小学館「朝鮮語辞典」が必要という人でなければ、専用機よりもこちらのほうがお勧めかもしれない。

 ハングルの発音はマスターしたという中級学習者に、お勧めのアプリケーションだ。

 ちなみに、この前カシオを買ったばかりなのに、どうしてこれを購入したのかというと、韓国語の仕事をする場合は、以前から2つの辞書を使うようにしているからだ。ひとつの辞書では信用できない、というわけではないが、説明の仕方も違うし、接する例文が増えるというのが大きい。今までは、プライムの入った電子辞書と、紙の朝鮮語辞典を持ち歩いていたが、これで紙の辞書とは、基本的にサヨナラだ。

 もっとも、書籍版の「朝鮮語辞典」は、巻末の資料や図版が非常に充実しているので、今後も事務所で資料として活躍してもらう予定だ。

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