2008.07.03

某スーパー駅長氏と対面

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まあ、そう言うわけで、この前某電鉄のおばさん駅長に会ってきた。

ネコのくせにスーパー駅長を務め、一部の人からは絶賛、一部の人からは不当労働行為ではないかと指摘されている、彼女である。

最近、ちょっと人気が過熱している気がする。もしかすると、かなりお疲れなのではないかと心配していた。

14時50分、TKSY駅(仮称)に到着。ホームから、趣ある木造駅舎の改札を見下ろす、と……。

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勤務中。

今日も、お仕事忙しそうだ。平日というのに、けっこうな人が集まっている。きゃー可愛い、とか言ってる。

駅長氏は、定位置の改札に鎮座したまま、しっぽをゆらーり、ゆらーりと左右に振っていらっしゃった。

「……機嫌わるっ」

そう、ネコがしっぽを左右にゆっくり振る仕草は、イヌと違って機嫌が悪いこと、イライラしていることを表す。おとなしく改札に座り、誰にでも触らせるのだが、その内心では明らかに「うっざいなー、まだ終わんないのかねえ」と仰っていた。わかるわかる。会社勤めというのは、2~3年目になるとだいたい面倒になるものだ。

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↑明らかに、うざがってます

ギャラリーにもネコ好きがいるらしく、「あら、しっぽ振ってるわ。機嫌悪いのかしら」という声が聞こえた。ところが、飼い主さんは

「いえいえ、これはねー、とーっても機嫌がいいんですよー」

……。

 念のために説明すると、古今東西、しっぽを左右にふって機嫌がいいことを表現するネコは、存在しない、と思う。

90歳のおばあさんがわざわざ駅長に会いに来たというので、飼い主は駅長を抱き上げた。

「エー、まだやんの? もう充分でしょ」

と仰ったのは駅長である。はっきり声に出してそう言った。

「ほーら、ツメをたてたりしないでしょう? とっても良い子なんですよー」

いや、良い子なのは見ればわかるけどさ……。声くらい聞いてあげなよ。

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↑どうみても、うざがってます

1時間ほど観察したが、駅長氏はかなり神経の太いネコで、見知らぬ人に触られたりするのは、基本的に大丈夫らしい。だが、内心「ものごとには限度ってものが」と思っている節があるようだ。飼い主は、ネコ好きでいい人なのはわかるけど……。うーむ。

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ちょっとアンダーですみません。

 そのうち、ストレスを少しずつため込んで、尿道結石とかを起こさないか心配だ。人が最も集まる日曜日は休んでいるようだが、この際、週休2日&有給年間100日くらいを消化させてあげてはどうだろう。公務員ではないから、ご批判を賜ることもないはずだ。

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2008.06.18

1列車で、東海道を西へ

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なんだか、こんなところにいるわけですが……。

僕の、全く預かり知らないところで、いつのまにか決まっていた不思議な仕事。このまま、ひとっ走り大分まで行ってきます。この列車、一緒につないでいる熊本行きは何度も乗っているけれど、大分行きに乗るのは、もしかして初めてだ。どうも、博多を経由しない日豊本線経由のブルートレインというのは、僕にとってマイナーな存在だった。

それにしても、車掌長が、明らかに僕よりも若いのはちょっとショック。ブルートレインの車掌長と言えば、昔は神様のように思えたもんだが、世の中若年化が進んでいるのだろうか。いや、そうではあるまい。

  沼津を出たところで、ぽつぽつと雨が降ってきた。お約束だ。

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2008.06.16

追悼・駒ノ湯温泉

 岩手・宮城内陸地震で、土砂崩れに巻き込まれて建物が倒壊し、多数の犠牲者が出た、宮城県栗原市の駒ノ湯温泉。ここは、1990年8月7日に、レイルウェイ・ライター種村直樹氏と宿泊した宿でした。

 その頃はまだ栗原電鉄だったくりこま田園鉄道に乗り、栗駒駅から1日2本のバスに乗って目指した温泉宿。そこは、期待に違わぬ素晴らしい宿でした。当時、僕は浪人中の身で、山奥の静かないで湯は、性格に合わない受験勉強ですり減らした神経を、たっぷり癒してくれました。

 追悼の意味を込めて、その時の駒ノ湯温泉の様子を、種村さんの著作「気まぐれ列車も大増発」から引用・紹介します。文中に登場する「フロント氏」は、今回犠牲になった菅原孝夫さんと思われます。本当に、残念です。

 なお、引用については、著者である種村さんの了承を得てあります。

-------------------------------------- ここより引用 ------------------------------------
「くりこま荘」を経て、「元湯駒の湯」玄関前の回転場に着いたのは16時前。日射しは強いが、風は心地良い。標高九〇〇メートルとかの檜枝岐のむし暑さとは雲泥の差である。

「いえいえ、こちらも昨日はむしたのです。ずいぶんしのぎ良くなりました。明日は山へいらっしゃいますか?」

「元湯駒の湯」フロントの男の人は、若主人なのかどうか、じつにてきぱきとした応対である。余計なことを何ひとつ言わないのもいい。山といっても登山客には見えなかったようで、朝一〇時のバスでいわかがみ平へ上がると二〇分ほど時間があり、そのバスが駒の湯一〇時五八分の栗駒駅ゆきになるとの説明だった。行者滝まで歩くと約7キロ、一時間以上かかるようで、すべては明日になって決める。

 案内された部屋は西日が射し込んでいたが、日が落ちれば涼しさ保証つきとのこと。

(中略)

 一人旅の気分を味わってきますと景が散歩に出かけ、僕はのんびり浴場へ向かう。初めての温泉場は、どんな湯舟か湯の質か楽しみなのだが、「元湯駒の湯」は期待を裏切らなかった。木の湯舟に、心もち白濁し、小さな湯の花が浮いた湯があふれ、ぬる目なのもありがたい。石膏硫化水素泉とある。さすがの僕でも、脱衣場へ戻ってタオルで肌をぬぐうと汗がしずまるのだから、かなり涼しいのだ。

 西日の部屋は避け、ロビーのソファーに座を占めて、ビールを所望。宿のスタンプをはがきに押しながらグラスを傾けていたら景が帰ってきた。”一人旅”にしては早々の帰還だが、工事中で河原へ降りられなかったとか。

「うちを出たのは昨日だよねぇ」
「何かずっと旅行しているみたいで、信じられませんね」

 こんな会話を交わす。昨日があまりにも長く、今日は深山の中で、とびきりのどかに過ごしているので、感覚がにぶってくる。

 フロントには「満室」の表示が出ている。バスで来たのは僕たちだけで、宿の中にもあまり人の気配がないから、貸切バスでも着くのかと思っていると、ぱらぱら家族づれやペアがはいってくる。ここも、ほとんどのお客が自家用車なのだった。
 一八時に食堂で早い夕食。イワナの塩焼きなどをおいしく食べる。暑中、残暑見舞いはがきの返事をしたためる。

(中略)

 いつの間にか眠り、警報機ならぬ屋根をたたく音で目覚めた。もう白んでおり、時刻が昨日とまったく同じ五時四五分だったのはおもしろいが、驚いたことに雨がしとしと降っている。台風11号の前ぶれかもしれない。

 八月八日、水曜日の朝になった。景は、ぴくりともしない。浴場へ行くと、皆夜が早かったとみえ、先客が三人もいた。降りましたねぇが、朝のあいさつ。そして書きかけのはがきのつづきに精を出す。よくしたもので、朝食時間の七時前には景も起きた。

 朝食には魚の甘露煮が出て、二食付き六五〇〇円は安い。安いだけでなく従業員が気持ち良い。ほとんどアルバイトとパートばかりのようにみえるが、きびきびしている。九時ごろ、部屋の掃除が始まったが、バスの時間まで使っていいかと尋ねると愛想良くあとまわしにしてくれた。もうひとつ感心したのは宿のジュース類の自動販売機が町値段の一〇〇円だったこと。都会の宿でも、こんな値段はまずないのに、なんと良心的なことか。

(中略)

 「今回は湯治でしたか?」

 ロビーでバスを待っていると、フロント氏が問いかけた。昨夜来、レイルウェイ・ライターと見抜かれている感じがしないでもない。

「ええ、まぁ。六回はいりましたよ。じつに気持ち良くって。今日は栗原電鉄に乗ります」
「六回ですか……」

 あきれたのかどうか、話はそこまでになった。
------------------------------------ 引用ここまで ------------------------------------
種村直樹著『気まぐれ列車も大増発』(実業之日本社/1992)
「浪人リフレッシュ気まぐれ列車」より

 もう一人、同宿で犠牲になった、鉄道博物館学芸員の岸由一郎さん。彼は、昨年10月に放送された「タモリ倶楽部 超先行潜入!鉄道博物館」で、案内役を務めておられました。その時の様子を、YouTubeから紹介します。3分50秒あたりから、岸さんが登場します。



こちらは、著作権的にはアウトですが、できればこのまま残しておいてもらえることを望みます。

 改めて、犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りします。

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2008.06.12

旅立ちます。でも今夜は夜なべ。

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 さて、と。

 明日、旅立ちます。今週来週は、怒濤の汽車旅取材ラッシュ。明日は新幹線で北へ向かい、存亡の危機に立たされている、あの鉄道を金曜まで取材します。

 土曜日は港町で、あるシンポジウムに参加し、一応そこでお仕事終了。日曜は、"なっちゃん"に会ってから、今まで未乗だった、海岸沿いを走るあの路線に乗ってきます。

 最後はゴロンと眠って、月曜朝に帰京予定。

 来週は、昔は豪華だったあの列車を取材して(これは仕事)、水陸両用のあの乗り物にも乗車(こっちは遊び)。さらに週末、今や貴重となった急行グリーン車を利用して、冬は線路をトンネルに仕舞ってしまうという、珍しい鉄道へ行ってきます。いやあ、20年ぶりくらいかな。

 てことで、頑張ります。

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2008.06.05

新たな疑惑

新大久保の韓国・延辺料理店、金達莱でコリアンフードコラムニストの八田靖史くんら、韓国関連の友人と軽い飲み。八田くんに会うのは、ずいぶん久しぶりだ。

彼は僕のブログを見てくれていて、「写真集・秘境駅」の件も知っていた。その彼が、僕に訊いた一言。

「で、坪尻駅は入るんですか?」

……八田くん、秘境駅と聞いてその駅名が出てくるのは、相当なヲタ、いや、鉄道ファンですよ。そうか、そうだったのか。八田くんも、実は隠れテツだったのか。

「いや、学生時代にたまたま通りかかって、遠くから見ただけなんですけど」

ますますあやしい。あの駅を「遠くから見る」なんて、そうそうできるもんじゃない。部活がどうの、と身の潔白を力説していたが、簡単に信じるわけにはいかない。

「八田靖史くん隠れ鉄道ヲタク説」が持ち上がった、衝撃の一夜であった。

ちなみに、坪尻駅はこんな駅。もちろん、今度の写真集にも収録される。

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2008.06.02

小倉沙耶さんと嵐電ワインの勉強会号

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西院車庫で出発前の一コマ

と言うわけで、京都の京福電鉄嵐山本線で、列車を借り切ってのワイン&チーズパーティに参加してきた。久しぶりの、純粋な遊びの汽車旅。いやあ、楽しかった。

今回の企画は、以前からお世話になっている鉄道グッズの製作・販売会社サンショップのプライベート企画。鉄道アーティストである小倉沙耶(こくら・さや)さんからワインとチーズの話を聞きながら、路面電車の旅を楽しむというものだ。

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車内にテーブルを広げてのワインパーティ

 小倉さんは、以前からリンクをはらせていただいていたが、実は会うのは今回が初めて。鉄道、特に貨車についての知識とこだわりが半端でなく、「鉄子」などというはやり言葉で呼ぶこと自体が失礼にあたる?人だ。と言ってガチガチのヲタではなく、ブログからは、鉄道とその沿線の人々への愛情が伝わってくる。

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後ろの人の手がヘンなところに生えてしまいましたが…… じゃんけん大会?での小倉さん

 さて、今朝は11時に京福電鉄西院駅に隣接した電車区に集合。記念撮影などをした後、12時半ごろ貸切電車で発車した。車両は、いったん運用から退きながら、今年3月に現役復帰を果たしたモボ301.参加者は、日ごろサンショップと関わりの深い鉄道ファン約40人だ。

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「ドイツワインは白ワインが主体で、甘口が多いのが特徴です」(と言っていたような気がする)

 いつもブログで、僕の到底及ばない鉄道知識を披露してくれる小倉さんだが、ワインやチーズについても造詣も深い。僕はたまたま座席が小倉さんの隣になり、カメラ小僧と化してしまったが、楽しい時間をすごすことができた。ワインとチーズを味わいながら路面電車に乗るなんて、そうそうできる体験ではない。何種類か飲み比べた結果、僕は、ワインを単独で飲むなら甘口、料理と一緒にいただくなら辛口が好きなようだ。

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嵐山駅に停車中の貸切電車(左)

 あっという間に嵐山に到着。折り返しを待つ間、1時間ほど駅の周囲を散策した。さすがに日曜とあって、駅前は大変な賑わい。修学旅行生も多かった。

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 再び貸切電車で西院に戻った後は、2次会と称して嵯峨野観光鉄道を訪れた。線路付け替えで廃止になった山陰本線の旧線を利用したトロッコ列車で、保津峡の眺めをたっぷり楽しめる。開業から15年以上が経過したが、列車は満員。この地域を代表する観光スポットに育ったようだ。やっぱり、日本人は鉄道が好きである。

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 久しぶりに羽を思いっきり伸ばした日曜だった。

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2008.05.27

写真集『秘境駅』

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 7月に、メディアファクトリーから写真集を出します。

 小学館文庫「秘境駅へ行こう!」シリーズの著者で、秘境駅探検家として知られる、うっしーさんこと牛山隆信さんとの共著による写真集『秘境駅』。

●書名:『秘境駅』
●著者:牛山隆信・栗原 景
●判型:ミニ写真集サイズ(170mm×190mm)
●定価:1680円(税込)
●ページ:112ページ(フルカラー104P、モノクロ8P)
●発行・発売元:㈱メディアファクトリー
●発売日:2008年7月4日(金)

■内容
 周りに人家がまったくないため、利用者がほとんどおらず、駅に通じる道もない駅。そんな鉄道でしか到達できない駅を「秘境駅」と名付け、秘境駅を捜し求めて全国をめぐる牛山隆信による、秘境駅の写真集。人里から離れた深い山奥にぽつんと存在する秘境駅の姿を、肥薩線や飯田線、宗谷本線などから厳選して27駅収録しています。巻末には、実際に秘境駅を訪れるためのガイドとして、秘境駅の見つけ方やアクセス方法、必要な装備なども掲載。鉄道旅を、さらに楽しめるようになる一冊です。

 この写真集には、全国27の秘境駅が紹介されています。僕はそのうち北海道、大井川鉄道井川線、飯田線の15駅について撮影を担当。今年の1月から、3回に分けて取材を行いました。秘境駅シリーズのファンの方にも、鉄道趣味には普段あまり縁のない方にも、新しい旅行書として楽しんでいただけると思います。

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こんな駅がたくさん掲載されています

 最初は、牛山さんのお手伝いという感じで参加した企画でしたが、牛山さん、編集担当の江守さんと大変盛り上がり、かなり気合いの入った、充実した内容になりました。不満点は……、もっと見せたい写真がたくさんあることでしょうか?

 基本的には、牛山さんの著書というべきなんだけど、僕を知っている方にも、見どころはあります。もちろん、秘境駅の独特の雰囲気を楽しんでもらうのもそうですが、ポイントは、天候(笑)。最初の取材となった飯田線のページを開くと、きっと笑ってもらえることと思います。

 取材の裏話など、発売までに少しずつ、まったり語っていきます。どうぞよろしくお願いします。

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2008.05.25

昨日の取材ルート

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峠の茶屋で暮らすイヌさん

 そういうわけで、昨日の取材ルート。

東京7:08(とき305)8:08高崎8:23(727M)9:27水上9:50(1733M)9:59土合11:42(8737M~1737M)12:10越後湯沢[ぽんしゅ館]13:03(MAXとき324)13:54大宮14:06(やまびこ55)15:11福島15:56(451M)16:26峠[峠の茶屋]19:03(446M)19:31福島19:47(やまびこ222)21:32東京

 こんな感じ。土合と峠なんて、全然方角が違うような気がするけれど、新幹線を活用するとけっこう無理なく回れるものだ。流石に、帰りはちょっと疲れたけど。

 今日は、土日きっぷの2日目を利用して、茨城のほうに取材(というか撮影)に行くつもりだったけど、さすがにこの土砂降りなので、明日に順延。明日は別途JRの運賃を払わなくてはならず、大損害だ。

 今日は、1日韓国語関係のゲラチェックとする。かえって段取りは良くなった。

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2008.05.24

大都市近郊区間大回り乗車……?

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午後は、昔と変わらぬ力餅を売っているあの駅へ。

うつくしまの駅から、普通列車に乗っていると、車掌が検札に来た。と、後ろの方でなにやら乗客と軽くもめている。

「お客さま、どちらまで行かれますか?」
「ああ、有楽町から乗ってね、大回り中です」

……大回り中?

「大回り中とは……」
「うん、この切符でね、小牛田に出て、また東京に戻る。途中で降りなければいいんでしょ?」

うーむ。

大回り乗車とは、首都圏などの、大都市近郊区間と呼ばれるエリア(首都圏の電車に貼ってある路線図の範囲)内であれば、実際の乗車経路にかかわらず、最短の経路で運賃を計算するという特例だ。たとえば新宿から上野へ行くには、御茶ノ水・秋葉原で乗り換えるルートと、神田で乗り換えるルート、そして池袋経由で山手線を乗り通すルートがあるが、いちいち経路通りに運賃を計算していては面倒なので、最短経路である秋葉原経由で計算する。これを逆手にとれば、有楽町から横浜、八王子、川越、大宮、上野とまわって東京で降りた場合でも、運賃は最短経路の130円でよいということになる。これが、大都市近郊区間の「大回り乗車」という遊びだ。

車掌は、乗務員室から時刻表を持ってきた。

「お客様、こちらをご覧になってください。大都市近郊区間の特例というのは、この範囲内でお乗りになる場合の特例で、そこから出てしまうとお乗りになった経路通りに運賃が必要になるんです」……

どうやら、その乗客は有楽町から130円区間のきっぷを持って、山形へ向かうこの列車に乗ってしまったらしい。最近鉄道ブームとやらで、「大回り乗車」もあちこちのメディアで紹介されているが、やはり、よく理解せずに真似をして間違えてしまう人がいるようだ。

まもなく、僕の目的地の駅に着いたので、この乗客がどうなったかはわからない。誤乗扱いとして無料で帰ってもらうこともできるが、味を占められては困る。さて、どのように対応したのだろう。

あ、そうそう、写真は明治27年創業の、あの力餅。相変わらず、柔らかい餅とすっきりしたこしあんがおいしかった。

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2008.05.23

最果てのネコども

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 先週、取材で訪れた駅前で出合った奴ら。「駅前通り」のど真ん中で遊んでいたと思ったら、僕が50mくらいの距離に近づいただけで、2匹が逃げてしまった。後ろに、隠れながらこっちを見てる2匹がいるけど、わかるだろうか?

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しばらくしたら、一匹がおそるおそる近づいてきた。

駅前一等地に住んでいるというのに、どうもこいつらは人に慣れていないらしい。

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 いちばん度胸のあるゴタミケは、なぜか駅をじぃっと見つめていた。

 さて、この駅はどこでしょう?

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2008.05.11

201系に遭遇

201系に遭遇

おっと、201だ!
今日は運がいい。今や中央線61編成のうち、201系は3編成を残すだけ。ほんとに、1カ月ぶりくらいかな。このまま東京→高尾と乗り通してやろうか。

やや音が大きい気はするが、シートや床もきれいで、まだまだ廃車にするのはもったいないなあ。

あと何回、この電車に乗れるだろうか。

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2008.05.04

平和島競艇トレインフェスティバル

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平和島競艇場に来た。「平和島競艇トレインフェスティバル」のイベントで、横見浩彦さんが鉄道アナリストの川島令三さんや木村裕子さんと共に出演するというので、顔をだしたのだ。

平和島に来たのは、実に15年ぶりだ。前回は、学生時代、日本テレビの「夢の船コンテスト」(鳥人間コンテストの船版)で記録伝達のアルバイトをした。あの当時に比べると、きれいな建物が増えたような気がする。

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横見さんと川島さんのトークショーは、バリバリの鉄ヲタと硬派な鉄道アナリストという不釣り合いとも思える取り合わせが面白かったが、舟券販売中限定ということで時間が短かすぎたのが残念だ。7月25日に、メディアファクトリーから横見さんと川島さんの対談本「すごい列車」が出るので、それを待つことにしよう。この本、内容は見ていないが、意外にも?川島さんが大変乗り気だったそうで、これまでとは一風違った作品になるに違いない。

木村さんも相変わらず元気そうだったが、そろそろ違う展開を見てみたいところだ。最近は「鉄道好きの女性」も珍しくなく、「木村裕子にしかできない何か」を見せてくれることを期待したい。

トレインフェスティバル自体は、ステージイベントのほかHOゲージの展示・運転会とプラレールコーナー、グッズ販売と言った感じ。競艇場にできるだけ多くの家族連れを呼び込もうというイベントなのだけれど、見ていた限りでは、トレインフェスティバル目当ての人と競艇目当ての人は、完全に別のようだった。

イベントは14時半にはさっくり終わり、横見さんと木村さん、そして川島さんに挨拶して退散。スタンドへ直行し、目を付けていた生ビールとモツ煮込みを注文。府中競馬場もそうだが、公営競技場は競技よりも周辺にあるシブイ飲み屋が魅力である。

さっさと帰って仕事を再開しなくてはならないが、久しぶりに外出した開放感もあり、品川からふらふらドレミファに乗ってしまった。今は横浜。そろそろ帰るとしよう。

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2008.04.19

トレインビュー

トレインビュー

 大久保駅前のCafeMiyamaで原稿執筆中。

 ここは、大久保で数少ない仕事ができる喫茶店と言うだけでなく、中央線の電車がよく見えるトレインビューの店だ。

 手軽なトレインビューの店としては、ここと、両国駅前のマクドナルドがお気に入りだ。

 1時間ほど座っているが、先ほど201系が通過した。今日は運がいい。なにしろ、今や遭遇率は5%に満たないのだ。

 来週の週末は、1日くらい休めるかな……。

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2008.04.17

4月17日17時56分東京駅10番線ホーム

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所要で東京駅に来たついでに、「富士・はやぶさ」に挨拶をしに来た。今や、東京駅から発着する最後のブルートレインである。が……

現実は、ご覧の通り。あまりにも、可哀想な状況と言わなくてはならない。今は、朝の5時ではない。夕方のラッシュ真っ最中、17時56分だ。

あまり時間は残されていないが、今年中にもう一度か二度くらいは、乗ってあげよう。

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2008.04.15

阿佐ケ谷ロフトA オレンジの電車

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 阿佐ケ谷ロフトAで、「燃えよ(萌えよ)中央線 特別企画<オレンジの電車~中央線201系が残したもの~>」。

 毎度おなじみ? SUPER BELL"Zのお二人と、カシオペアの向谷実氏による、引退間近の中央線201系電車について熱く語るトークショーだ。

 一昨年暮れのE233系電車の登場以来、201系電車は急速にその役目を終えつつある。最近は滅多に見なくなったと思ったら、中央快速線で運用されている61編成のうち、今も現役の201系編成は、わずか3本なのだという。今年中には、おそらく中央線から完全に姿を消してしまうだろう。

 会場は、立ち見も出ようかというほどの大盛況。いかにもレールファンという人もいれば、カップルや、年配の方の姿も見える。

 トークショーは2部構成だったが、特に印象的だったのは、201系の歴史と、向谷実氏がプロデュースした「The Train Simulator」の開発秘話。実写映像を使った「The Train Simulator」は、低速時に映像がコマ送りになるということでどうも好きになれなかったが、最新版であるプレイステーション3用ソフト「Railfan」に再現された中央線の映像は、圧巻の一言だった。いかんなあ、PS3欲しくなっちゃったよ。

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圧倒的なクオリティの、PS3で再現された201系電車。

 向谷さんとベルズの二人のトークは実に楽しく、3時間に及んだライブはあっという間だった。会場にいる人は、出演者もお客も皆中央線に思い入れのある人ばかり。生半可なライブなんて目じゃないほど、会場は一体感に包まれていた。

 ベルズの野月さんが言っていた、「201系は今でも自分にとっては新型車両のまま」という言葉は、僕も同感だ。気がつけば29年も走っていたそうで、月日がたつのは速い。ついこの前まで、そんなボロボロの老体には見えなかったが、E233系に慣れるに従い、古さと揺れ、そしてうるささに気づいてきた。今まで、頑張っていたんだなあ。

 仕事が一段落したら、残る201系に乗って、東京から高尾、あるいは大月まで乗り通してあげよう。

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2008.04.13

武蔵五日市「石舟閣」跡

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正面の空き地が、「石舟閣」の跡

 じいちゃんの四十九日法要。父方の故郷であり、栗原家の墓地がある武蔵五日市に行ってきた。

 うちの家系は、かつて秋川の河畔で「石舟閣」という旅館を営んでいた。昭和2年創業の高級割烹旅館で、戦前は文人や官僚、軍部高官らが利用する、隠れ宿だったらしい。戦時中には東条英機などの政府高官・陸軍幹部がたびたび密議の場所として利用し、「夜の大本営」と言われたそうだ。

 子供の頃は、夏休みになると家族や親戚と来て、石舟閣前の河原で川遊びを楽しんだものである。じいちゃんは鮎の友釣りが趣味だったが、家族で来たときは手軽なウグイの脈釣りを楽しんでいた。

 長らく遠縁の親戚が経営していた「石舟閣」だったが、時代の流れとともにその役割を終え、五年ほど前に閉館した。日本庭園を配した趣ある建物は全て取り壊され、今はほとんど更地になっている。

 法要の前に、時間があったので石舟閣跡を訪れてみた。子供心には、城のように巨大で威厳ある建物に感じていたが、更地になったかつての敷地を歩くと、思いのほか狭く感じる。駐車場跡に残る看板がなければ、ここがその場所だったとはわからないかもしれない。

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 なんとなく、ピンと来ないまま更地を歩いていたが、河原が見えるところまで来ると、急に懐かしい気分に包まれた。

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左手の、釣り人の上にある岩場が、僕らの遊び場だった

 秋川の河原は、昔のままの姿だったからだ。

「あの左側の、3つの岩からよく飛び込んだよなあ」

 さっきまで完全に忘れていた、昔の記憶がよみがえる。あのあたりで、流されそうになったこともあったっけ。

 よく見れば、河原には、旅館が使っていた生け簀も残っていた。どこかの父子が、釣りを楽しんでいる。昔に比べると、格段に立派な釣り竿が印象的だった。

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河原に残る生け簀の跡(写真手前)

 武蔵五日市駅からの道もわかったし、これからは時々五日市線を訪れ、じいちゃんの墓参りと河原の散策を楽しむことにしよう。

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2008.04.01

春は別れの季節

兵庫県の三木鉄道と、長崎県の島原鉄道南目線が、昨日を以て運行を終了した。

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上の写真は、西這田駅から見た三木鉄道のレール。これほど立派な軌道を整備してもらいながら、廃止されてしまうというのは、残念だ。

三木鉄道は、車両もぴかぴかで実に良く整備されている。前にも書いたが、それだけ愛情を持っていた人がいたのだろう。三木鉄道の車両は、その状態の良さから全国の中小私鉄からの引き合いが絶えないそうだ。三木鉄道はなくなったが、車両はどこかの鉄道に移って走り続ける。国交省からの安全指導が厳しくなるなか、経営難から新車の発注ができない鉄道会社にとっては、三木鉄道は救世主なのかもしれない。それを考えると、すこしほっとする。

島原鉄道も、雲仙普賢岳の噴火で不通になった島原外港-深江間を、官民一体となって復旧させたにもかかわらず、今回南島原以南が廃止された。こちらも、仕事とはいえ、最後に乗り通してあげることができて良かった。

毎年、少しずつ鉄道が減っていく。正直、現実にはバスで充分な路線も少なくない。行政の支援を受ければ、それだけ税金が使われていく。

それでも、鉄道を残して頑張ってほしいと思うのは、趣味人の戯れ言だろうか。

もうひとつ。鉄道アイドルの豊岡真澄さんが、子供ができたことを機に、この3月をもって芸能活動を引退した。僕が初めて取材させていただいた芸能人というだけでなく、横見さんの繋がりでちょこちょことご縁があっただけに、正直寂しい。最後のスーパーベルズライブにはなんとか行きたかったが、この取材が重なってしまい叶わなかった。

今後は、女性のひとりとしてブログは続けていくそうだ。引き続き、ブログのリンクは続けます。

さて、今日から4月。新しい出会いは、あるのだろうか?

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2008.03.20

まもなくお別れ、三木鉄道

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 師匠のレイルウェイ・ライター種村直樹氏と、三木鉄道に乗ってきた。今回種村センセに同行している本当の目的は別にあるのだが、3月末で廃止になる三木鉄道には、レイルウェイ・ライターとしてもどうしても乗っておきたかったのだろう。

三木鉄道
兵庫県加古川市の厄神駅と三木市の三木駅を結ぶ第3セクター鉄道。1916年に播州鉄道として開業、戦争中の1943年に国有化され、国鉄三木線となった。その後国鉄再建法によって第一次特定地方交通線(1981年度までに廃止方針)に指定され、1985年、第3セクター(官民共同による法人)三木鉄道に転換された。神戸や大阪とは逆方向へ向かうという不便さ、全長6.6kmという短さなどがネックとなり、その後も輸送は低迷。路線廃止による支出削減・財政再建を公約に掲げた薮本吉秀新市長が社長に就任し、命運が決まった。2008年4月1日廃止予定。

 実は、三木鉄道は個人的に2月にも訪れた。その時は時間があったので全駅乗下車にチャレンジしたが、駅間が短く、徒歩を組み合わせたら3時間ほどで達成できた。のんびりとした田舎の風景が続く沿線風景とあわせ、手軽な汽車旅に最適だったが、確かに経営は厳しそうだ。東京で例えるなら、高尾駅を起点とし、拝島駅の1km西に終着駅・西拝島駅がある路線、みたいな感じだろうか。人の流れと合っていなかった。

 そんな小さな鉄道だが、レールやコンクリート枕木といった施設は、赤字ローカル鉄道とは思えないほど立派だ。この小さな鉄道の発展と再生を本気で願い、整備を進めた人たちがいたのだろう。そのことを思うと、かえって寂しい。

 官と民のいいとこ取りと言われた第三セクター鉄道だが、今ではその経営形態がある意味足かせになっているのではないか。財政再建の名の下、地域鉄道への支出を「無駄」と考える勢力が首長になれば、あっという間にその鉄道は命運がつきてしまう。昔から国鉄・JRにばかり目が行っていたが、今は全国の第三セクター鉄道に乗りに行ってあげるべきかもしれない。

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 さて、今日は廃止2週間前とあって、終点三木駅の駅舎内にグッズ販売のコーナーが設けられていた。その中に、知った顔を発見。鉄道グッズの製造販売を手がけるサンショップの、吉田さんだ。

 僕に勝るとも劣らない黒い肌で、いつもニコニコしている吉田さんは、鉄道への愛情が嵩じて今の会社を興した人だ。整理整頓が苦手な僕は、いわゆる「収集鉄(コレクター)」とは無縁だったが、吉田さんと知り合って、その楽しさを少し知るようになった。

 良い機会なので、吉田さんに種村センセを紹介。センセは、いまひとつ吉田さんがどういう人なのか分かりかねている様子だったが、あとでたっぷり説明しておいた。もう少し時間があれば、もっと話せただろうに、ちょっと残念。吉田さん、ありがとうございました。

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 しとしと降る雨の中、12:37発の厄神行きで引き返す。車中、三木駅前にある有名なコロッケを買いに来たという大阪の女性グループと話がはずみ、コロッケをお裾分けしていただいた。これを買いたいがために、わざわざここまで来たのだとか。今どき、こんな車内の交流も珍しい。三木鉄道がくれた、最後の旅のプレゼントと思いたい。

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2008.03.18

チェックイン

チェックイン

 ソウルの高級ホテルはあちこち泊まったが、この街でこんなハイグレードなホテルに泊まるのは初めてだ。

 トレインビューを所望したが、アップグレードが必要とのこと。それでも、最上階……17階の部屋にしてくれた。

 明日7時にチェックアウトしなくてはならないのが惜しいが、明日は明日で楽しみ?がいっぱいなので良しとしよう。明日は……5001007000、なのである。

 さて、今夜は緊張のイベントだ。

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2008.03.15

さよなら急行「銀河」

 小学生の時、東京駅を次々と発車していくブルートレインを撮りに来た東京駅10番線ホーム。ここから、今日、大阪行き寝台急行「銀河」が最後の旅に出る。

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 東京駅に到着したのは21時過ぎ。ホームへ向かうと、すでにコンコースから普段とは違う空気に包まれていた。

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 行き交う人が皆足を止め、電光掲示板をカメラに収めていく。「なに、なに? 芸能人?」と、事情を知らずに集まってきた人も多かったが、「50年以上走り続けた歴史ある夜行急行が今日でなくなるんですよ」と説明すると、多くの人が「それなら」とケータイを取り出した。とても鉄道に興味のなさそうな人も多く、鉄道趣味が、少しずつ、市民権を得てきたことを感じる。

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 22時過ぎに、ホームに上がった。この1カ月で、3度目の10番線。しかし、今日の雰囲気は明らかに普段とは違う。すでに、ものすごい人。テレビや新聞社も大勢来ている。

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 10番線ホームにある発車時刻表は、いまだにどことなく「汽車駅」の面影が残っている。かつては、ここに急行「東海」、寝台特急「さくら」「みずほ」「はやぶさ」「富士」「瀬戸」「出雲」「紀伊」といった優等列車がずらりと並んでいたが、今では見る影もない。

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 急行「銀河」の廃止は、単に一列車の廃止に留まらない。東京駅から急行列車が完全に消えることを意味する。都内に入る急行列車は、「能登」を残すのみ。それも、北陸新幹線が開業するまでかもしれない。

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 22時19分、普段より4分早く、101レ急行「銀河」大阪行きが入線してきた。ものすごい人。歓声と拍手、そして怒号。この手のイベント時は、必ず怒鳴り出す心ないファンがいる。やめてほしい。

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「あれ、栗原さん」

 自分を呼ぶ声に気づいて振り返ると、木村裕子さんがいた。今日はオフだそうで、完全に一ファンとして見送りに来たそうだ。

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 横見さんと牛山さんのサイン会の時もそうだったが、彼女は私服でいる時は基本的にとてもおとなしい。 この日はさすがに「木村裕子さんですか」などと話しかけられることもなく、完全に1人のファンと化していた。

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 神田側についていた機関車を、進行方向である品川側に付け替える「機回し」。かつては、10番線と12番線の間にホームのない「11番線」があり、そこを通って機関車を回送していた。しかし、11番線以降が新幹線のホームに飲み込まれてしまった今は、9番線ホームを使っている。このため、10番ホームに寝台列車が入っていると、9番線に電車を入れることができず、これも寝台列車がJRに嫌われる一因となっていた。

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 このマークも、今日で見納め。「急行」の文字がまぶしい。この日は、ファンが手作りした「さよならサボ」もゲリラで5分ほど貼られた。大変な人だかりになったのは言うまでもない。

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「銀河号、発車2分前です!」

 ファンが増えてからか、いつものことか、銀河が発車するときは、5分前から1分ごとに放送が流れる。これを聞くのは今年3回目だが、毎回頭をよぎる妄想がある。

「各線、出発信号機確認しろ! レールファンは待避急げ! 101、発車1分前!」
「銀河(そら)か……」

 ……いかん、そんなことを考えている場合ではない。

 その時が来た。23時。発車ベルが鳴り終わる。大変な人出だが、奇跡的に定刻に発車するようだ。

「乗車終了!」
「列車が動きます! 下がってください!」
「銀河号、発車!」

ピィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ! 

長い、長い汽笛が鳴り響き、「銀河」は動き出した。ゆっくり、ゆっくりホームを離れていく8両+1の青い車体。もう、この車両は東京には帰ってこない。

「ありがとう!」「お疲れさま!」

 拍手に混じって、ヲタの人たちの声が聞こえる。普段なら、どうかと思ったかもしれないが、今日ばかりはちょっと胸に迫るものがあった。

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最後の旅路に出る最終「銀河」

 東京駅に残るブルートレインは、「富士・はやぶさ」の一本のみ。それも、長くて来年までの命だ。嗚呼、ブルートレインブームは今何処。東海道から、夢が消えていくなあ……。

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2008.03.14

終了。

終わった……。
疲れた……。
今中央線。
レポは、この後すぐ書きます。

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東京駅10番ホーム

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さあ大変なことになってますよ!

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2008.03.09

秘境駅で見つけた…

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そういうわけで、地方取材から帰ってきた。

今朝撮影で訪れた、とある無人駅。周囲には人家も少なく、いわゆる秘境駅と呼ばれる駅のひとつである。

 その、注意しないと見過ごしてしまいそうな案内板の隣にある小屋の脇に、意外なものを見つけた。

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 ……ネコ之墓。

 感動した。

 世の中には、ペット霊園というものが数多くあり、お金を払えば個人墓地、つまり墓石を作ってくれるところもある。

 だが、私有地に置かれた、これほど本格的なネコの墓を、僕は知らない。

 よく見れば、墓地の後ろにはキャットフードの袋が掲げられている。生前、好んで食べた(というか好んで与えられた)フードなのだろう。

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  ペットを、ことさら人間のように扱うことには必ずしも賛成しないが、こいつはきっと幸せな一生を送ったに違いない。これも何かの縁なので、軽く手を合わせてきた。次に訪れたら、地元の人に訊いてみよう。

 ここのところ、葬儀ネタが多くてすみません。

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2008.03.07

次の目的地へ

次の目的地へ

無事銀河の旅を終え、すぐに折り返して次の目的地へ。
1月の終わりにも一泊した駅で各駅停車に乗り換えた。

この後は、蒸○機●車の動態保存のパイオニアであるあの路線へ向かう。

天気は、何とかもちそうだ。

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急行「銀河」取材中

6号車13番上段寝台で就寝中。列車の取材というのは難しい。
あっと言う間に、電気を消されてしまった。
レールの音を聞きながら、暖かい布団に潜り込むのは、やはり楽しい。お、静岡到着。今日はちょっと遅れている。

では、おやすみなさい。

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2008.02.27

特急「こだま」高速度試験

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 鉄道カメラマンの南正時さんから、貴重な映像を見せていただいた。

 昭和34年7月27~31日に東海道本線金谷-焼津間上り線で行われた、151系(後の181系)特急型電車による高速度走行試験の記録映画だ。

 国鉄と電通映画社が制作した作品で、ある場所で人知れず保存されていたという。50年前の制作とは思えない、極めてクリアな映像に驚いた。

 昭和34年といえば、日本国有鉄道の黄金時代。巨額の赤字や労使紛争とも無縁で、国鉄に誇りが満ちていた時代だ。この年の4月、東海道新幹線が着工。新鋭特急車両による高速度試験は、新幹線の実用化に向けたデータ収集の意味もあった。

 上映時間は24分。その内容は、カッコイイの一言だ。特急「こだま」号登場の紹介に始まり、高速度運転への技術的障壁とその克服、最高速度記録達成に向けた車両と軌道の整備。そして、クライマックスの「160-1試験走行」へ。

「発車。時刻16時4分、出発地点、ふたひゃくじゅっキロ415、ノッチオン、電圧1600V」
「速度159、159、160、ただいま速度160! 第一閉塞信号機通過!」

 まるで実況中継しているかのようなナレーションに、痺れた。

 この試験で、国鉄は当時の狭軌鉄道の世界記録、時速163kmを達成した。敗戦からわずか14年後の快挙である。

 さて、この映画、実は3月18日夜に都内で上映会が行われる。今日はその打ち合わせだった。

 日経新聞が主催するSNS「日経WagaMagaラウンジ」に、「旅と鉄道」をテーマとするコミュニティが誕生。それを記念しての上映会だ。当日は南正時氏と種村直樹氏が登場し、恐ろしいことに僕が司会を担当するらしい。

日経WagaMaga
 日経新聞グループが運営する、ライフスタイルにこだわりを持つ「ワガママ」な大人を応援するサービス。「アタマとカラダを刺激する、大人のためのコミュニティー」をキャッチフレーズに、資産運用や旅行、エンタメ、車、趣味など様々な分野の情報を提供している。特にB級グルメの情報に強い。「日経WagaMagaラウンジ」は、日経WagaMagaのサービスのひとつで、ユーザーが感想や意見を書き込んだり、日記を書いて情報発信を行うことができる会員制のコミュニティ(SNS)。会員になるには、既存会員の紹介を受けるか、事務局のアンケートに答える必要がある。

 日経WagaMagaラウンジの会員のみを対象としたイベントだが、会員になれば誰でも参加できる(希望者が50人を超える場合は抽選とのこと)。イベント後も、僕はライターとして記事を書くことになっているので、鉄分に興味のある方はこれを機会にぜひどうぞ。問い合わせは、左のメールフォームからお願いします。

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2008.02.26

豊岡真澄おめでた&芸能界引退へ

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 鉄道好きのアイドルとしておなじみ、豊岡真澄さんが、妊娠5カ月目であることを公表。同時に3月いっぱいで芸能界から引退することも発表した。

 おめでとうございます。

 引退してしまうのは残念だけれど、子育てに専念ということなら、それはむしろ良いニュースだ。

 ブログは、引退後も続けていくとのこと。渡瀬マキと同じようなポジションになるのかな。

 惜しいのは、オタクっぽくないスタンスで、鉄道の魅力を一般の人に向けて語れる貴重な人材が失われてしまうこと。ブログは続けていくというし、ゆくゆくは"親子で乗り鉄"エッセイストみたいな感じになってくれると嬉しいなあ。

 さて、そうなると気になるのが、南田裕介氏の今後だ。次の鉄道アイドルを育てても、どうしても二番煎じになってしまうから、いよいよ南田氏正式鉄道タレント化、だろうか……?

 豊岡さん、末永く、お幸せに。

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2008.02.25

本日の富士山

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「ぷらっとこだま」で帰京中。いやあ、今日の富士山はきれいでした。

新富士付近で、防音壁のない区間があるのは、乗客に富士山を見せようという配慮なんだろうか。

こだまは、時間はかかるけど、駅ごとにのぞみやひかりに追い抜かれるので、ホームを散策できるのがいい。

現代の、鈍行列車の気分を味わえる。

こだま向けに、駅弁の立ち売りとかしたら、話題になりませんかね。話題にはなっても、儲からないか……。

昨日のエントリ、アクセスはかなり増えたけど、釣られてしまう方はいらっしゃいませんでしたね。僕の負けです(笑)。

まもなく、品川です。

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2008.02.24

聖地巡礼中

 さて、今日は念願の聖地巡礼。今はまっている、あの作品の舞台を訪ねる旅だ。

 4人の女子が主人公のあの作品。そう、ひらがな4文字の略称でおなじみのあれだ。初めて見るまでは、一連のシリーズの流れから、どうせいつも通りのお約束ストーリーなんだろうとたかをくくっていたが、気が付いたらどっぷりはまっていた。アニメや特撮もののパロディが、あれほどツボにはまるとは予想外だった。

 主人公の4人だけでなく、その周囲のキャラクターたちも良かった。特に、主人公の両親のエピソードは、笑わされつつも、最後は泣かされてしまった。僕は、どうしてもあの父親に感情移入してしまう。主人公の親戚であるというお姉さんの、結婚に絡んだストーリーも良かったなあ。

 聖地巡礼であるからには、もちろん、あの神社にも行ってきた。予想に反して人気の少ない、閑静な神社であった。

 まだまだ、この後はキャラクターグッズのようなものを漁りに行かなくてはならない。詳細は、また今夜にでも。

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2008.02.22

銀河の旅

銀河の旅

 そういうわけで、大阪行き寝台急行「銀河」で東海道を下っている。

 東海道本線を半世紀にわたって走り続けた急行「銀河」も、3月14日を以てその歴史に終止符を打つ。いや、理解のない経営者によって、無理矢理辞めさせられると言うべきか。

 開放型A寝台1両、B寝台7両の8両編成。清く、正しい寝台列車だ。

 銀河に乗るのは、昭和58年以来25年ぶり。いったい何歳の時乗ったんだという感じだが、あの時のことは今もよく覚えている。僕にとって、最初で最後の20系寝台車だった。ちっこかった子供の僕にも、寝台幅52cmはあり得ないほど狭かった。

 それに比べたら、24系25型の2段70cm幅の寝台は、実に快適だ。大阪には何度も行っていたのに、ずっと乗っていなくて悪かった。罪滅ぼし、というわけではないが、こいつには廃止までにあと一回、乗ってやることになりそうだ。

 誰かに会うんじゃないかな、と思っていたら、TKSYに遭遇。A寝台にご乗車とのこと。やはり、考えることは似ているなあ笑。

 大阪には、明日の7時18分に到着の予定。

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行ってきます

行ってきます

行ってきます。

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2008.02.10

旅するネコ

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「また会うたな」

 関西本線