2010.08.03

オリンパス「FotoPus」、トレインコミュの管理人になりました。

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 今月から、オリンパスが運営する写真コミュニティサイト、「FotoPus(フォトパス)」の「トレインコミュ」で、管理人を務めることになりました。

 これまでのFotoPusは、写真をアップして公開・共有する機能がメインでしたが、今回、SNS機能の「フォトパス コミュ」が加わり、掲示板としても利用できるようになりました。「トレインコミュ」は、鉄道をテーマとする、コミュニティです。

 無料でFotoPusに会員登録すると、誰でも参加ができるようになります。もちろん、オリンパスのカメラを持っていなくても参加OK。iPhoneや携帯で撮った写真で参加しても構いません。それどころか、アップロードする写真がない人も、コメントだけでも参加できます。

 鉄道写真のSNSというと、ハードな撮り鉄さんが集まり、切磋琢磨?するところというイメージがありますが、トレインコミュはもうすこしゆるく、「汽車旅と写真を楽しもう」というノリで盛り上げていきたいと思います。

 といっても、SNSとしては後発なうえ、始まったばかりでメンバーの数はいまだ20人足らず。

 もしよろしければ、メンバー登録して、ちょっと参加してみてください。

 よろしくお願いします!

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2009.12.17

全羅線書道駅

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 氷点下7度の、凍えるような朝。

 書道(ソド)という、文学的な名前の駅を訪れた。

 小さな集落にある駅には、誰もいない。書道駅は、7年前に線路付け替えによって移転しており、今はこの場所にはないからだ。移設当初、旧駅は撤去される予定だったが、「魂火(혼불)」という韓国で有名な小説の舞台となったこともあり、地元南原市が買い取り、1932(昭和7)年の開業当時の姿に復元された。

 鉄道趣味がさほどメジャーではない韓国だが、廃止された駅や線路を、鉄道公園として残す取り組みは、思いのほか活発だ。

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 駅構内は、ほぼ現役当時のままの姿で残されている。駅から100mほど離れた踏切脇には、今はやりのレールバイクが並んでいた。暖かい季節には観光客で賑わうのかもしれない。

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 駅舎は、一見かなりの年代ものに見えるが、前述の通り移転・廃止後に復元されたものだ。窓越しに中を覗くと、汽車時間表の黒板も再現されており、かなり真面目な復元駅舎である。外観も、新村駅などのようにやたらとピカピカにすることもなく、この駅が過ごしてきた、長い時間を感じ取れる建物になっていた。駅舎だけでなく、倉庫などの附帯施設も復元されているのが嬉しい。

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現役の駅としても使えそうな、駅舎内の様子。中には入れないが、説明板なども見え、公開されることもあるようだ。

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貨物ホームの向こうに見える小屋は、保線詰所。これも復元されたもので、ひとつひとつ説明板が設置されていた。

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改札前には、腕木式信号機の信号てこが保存されている。立った状態にある「てこ」には、左からハングルで「上副出(上り副本線出発)」「下通(下り通過)」「下場(下り場内)」「下副場(下り副本線場内)」「上場(上り場内)」とあり、鉄道用語が日本とだいたい同じであることがわかる。僕にとっては、実に興味深い。

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 さて、現在の書道駅は、集落の向かい側、旧駅から歩いて3分ほどの場所にある。そちらへも、行ってみた。

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 坂の上にある駅舎は立派だが、よく見ると、すべての入り口がふさがれている。

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 これは、待合室の入口。貼られているのは、2008年7月1日から実施された無人化による利用方法についての案内だ。しかし、当駅は2004年7月15日から旅客の取扱を中止(全列車通過)しており、一体誰に向けた案内なのかは不明である。

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 立派なホームには、もう5年以上列車は停車していない。この駅が移転したのは2002年。実質、2年足らずしか使われなかったことになる。

 韓国では、今、こうした列車の停まらない駅が増えている。むしろ、そういう駅のほうが現役の旅客駅よりも多いかもしれない。公社化以後、地域輸送から撤退し、都市間輸送に専念する方針とした結果である。

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旧駅から見た、本線を走行中の上り「セマウル」

都市間輸送への特化はわかるが、こんな無駄遣いをしていて、コレイルは大丈夫だろうか。

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2009.12.06

尾盛駅冬季休業

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 大井川鐵道井川線の接阻峡温泉-閑蔵間が、今度の月曜から来年2月末まで、工事のため運休となるそうです。

 で、画像は、その代行バスの案内。

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「道がないから、バス停は作らないよ」で済んでしまう、尾盛駅。

今年は熊が出たりして騒動になったが、いつまでも日本屈指の秘境駅として存在しつづけてほしい。

来年は、また降りられるようになるのだろうか。

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2009.11.07

『秘境駅 日めくりカレンダー』発売

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 メディアファクトリーから、「秘境駅日めくりカレンダー」が発売になりました。

秘境駅 日めくりカレンダー
牛山隆信・栗原 景
発売日:2009年11月6日
価格:1600円(税別)
発売・販売:メディアファクトリー

日本には、まだまだ素晴らしい駅がある。
31駅のベストセレクションで「秘境駅」を毎日楽しめる

列車以外ではたどり着くことが難しい、「秘境駅」の魅力を凝縮した日めくりカレンダー。
民家のない深い山中に存在する駅、海辺にひっそりと佇む駅、すでに自然に還りかけている駅など、日本中に残された素晴らしい秘境駅の数々を、牛山隆信の旅情あふれる言葉と、美しい写真でお届けします。●年・●月・●曜日は入っていないので、いつからでも、いつまでも使用可能。リング綴じですので、壁にかけてお楽しみください。

 これは、これまで刊行した3冊の写真集から選りすぐった、31の秘境駅の写真を掲載した、日めくり式のカレンダー。暦を省き、1日から31日までを並べて、毎月使える、永久に使えるという、斬新な?カレンダーです。

 何年何月とか、大安・仏滅といった情報は全くわからないという、カレンダーとしては割り切ったコンセプトですが、カレンダーならではのぜいたくな紙を使い、より高画質で秘境駅の写真を鑑賞できるようになっています。

 基本的には、写真集に掲載した写真を使っていますが、奥大井湖上などは新規に撮影。写真集と比べてみるのも、興味深いかもしれません。

 カレンダーは、壁掛けタイプになっていますが、毎日壁からはずしてめくるのが面倒だという方は、テーブルの上にスタンドのように置いても使えます。

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 商品の性格上、書店で手にとって中を見るということができないのが申し訳ありませんが、ご興味のある方、どうかよろしくお願い致します。

 昨年の1月から始まった「秘境駅」の仕事も、年内はとりあえずこれで一区切り。牛山隆信さんの世界を表現するのに、少しでもお役に立てたなら良かったです。

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2009.10.26

秘境駅滞在中。

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いい天気ですなあ。

さきほど降りた、金×駅。その最寄りの民家でもらった、手作りのレーズンパンで昼食としています。

いまは、田×駅。さっきまでは、駅前通りをぶらぶらしていました。ああ、しんど。

やっぱり、ここはいいとこですなあ。

Mobile Blogging from here.

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2009.10.01

「秘境駅ナイト」開催決定。

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 えーと。告知ばかりですみません。

 ついこの前、「新幹線の車窓ナイト2」が終わったわけですが、その翌日、さくっと「秘境駅ナイト」の開催が決まってしまいました。

 飛び石連休の中日、11月2日の19時半から、「TOKYO CULTURE CULTURE」で行います。もちろん、主役は秘境駅探訪家の牛山隆信氏。僕も、牛山さんの邪魔にならない程度に、出演させていただきます。

メディアファクトリーpresents
牛山隆信★秘境駅訪問10周年&『秘境駅 日めくりカレンダー』発売記念!

秘境駅ナイト
11月2日(Mon) Open 18:30 Start 19:30 End 22:00(予定)
前売券\2,000/当日券\2,500(共に飲食代別途必要。ビール\590ほか)

【概要】
 深い山中や断崖絶壁、無人の原野に存在する駅など、列車以外では到達困難な駅を「秘境駅」と名づけ、秘境駅を捜し求めて全国をめぐり続ける牛山隆信による初のトークライブ「秘境駅ナイト」がついに開催決定。

 秘境駅訪問家として活動10周年を迎えた牛山隆信が、秘境駅の魅力を存分に語りつくします。

 写真集『秘境駅シリーズ』でタッグを組んだ、フォトライターの栗原景もノコノコと出演予定。

 到達難易度の高い秘境駅、旅情を感じる秘境駅、一風変わった秘境駅、忘れられない秘境駅など、全国各地のさまざまな秘境駅を豊富なスライドで大紹介! あるときは野犬や熊などに怯えながら、あるときは深い雪をかき分けながらの仰天訪問エピソード、いまだから話せるウラ話など、ここだけの話も多数飛び出す……はず?(栗原注:これからばっちり考えます)

 秘境駅ファンや鉄道ファンの皆さんはもちろん、旅好き、秘境好き、アウトドア好きの方の参加、もしくは飛び入りもお待ちしております。

秘境駅についての詳細は、こちら
イベントの詳細については、こちら

★当日は物販コーナーにて、11月6日発売『秘境駅 日めくりカレンダー』の先行販売&購入者へのサイン会も実施します(先行販売ということで、お一人様1部限りとさせていただきます)。

【出演】
牛山隆信(秘境駅訪問家/写真集『秘境駅』シリーズ著者)
栗原 景(フォトライター/写真集『秘境駅』シリーズ著者)
江守敦史(メディアファクトリー編集)ほか?

【場所・問い合わせ】
東京カルチャーカルチャー
メール

当日券お求めの方はそのままご来場いただければ皆さん入れますので、お気軽にお越しください。
※お台場・東京カルチャーカルチャーは飲んだり食べたりしながら
楽しめるイベントハウスで、入場は前売券の整理番号順の御入場で
全席自由席です。

チケットは、10月6日に発売する予定です。

 ちなみに、「車窓ナイト」の場合、イベント用の新規取材は、大部分がジバラです。「秘境駅」はどうなるのかなあ……(笑)。新規取材とかしたら赤字確実な気がしますが、面白そうなのでやっちゃいたいですね。

 皆さまのご参加をお待ちしておりますm(_ _)m

追記:終了予定時刻が22時に変更となりました。

 

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2009.09.11

秘境駅・両元臨時乗降場

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渓谷沿いに延びる線路脇に、ちょこんとたたずむ駅名標。よく目をこらさないと、そこにホームがあることもわからない。

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駅名標の後ろに見えるのは待合室

韓国鉄道公社嶺東線、両元(ヤンウォン)臨時乗降場。

時刻表にはおろか、地図にも載っていない、幻の駅だ。周囲には数軒の農家と、廃校跡があるだけ。ホームから直接線路を渡ったところにある砂利道が、外界に通じる唯一の道だ。

ここは、韓国を代表する「秘境駅」だ。ついに、やってきた。

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誰が利用するのか……

この駅が開業したのは、1988年のこと。公共交通が全くないにも関わらず、この地域の数少ない住民は高齢者が多い。そこで、住民が当時の鉄道庁に嘆願し、朝夕上下各1本の列車が停車する、臨時乗降場が設けられた。ホームや待合室は、地元の人々が自ら作ったものだという。


大きな地図で見る

駅の推定場所。ご覧の通り、GoogleMap Koreaにも駅が記載されていない。

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線路際の畑にぽつんと建つ待合室。手書きのハングルで、「両元駅待合室」と書かれている

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待合室の内部。ヤブ蚊などの虫は多いが、よく掃除されており、きれいだ。

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列車は、上下各2本ずつ。きれいな額に納められている。僕は、榮州(ヨンジュ)駅から朝6時の下り列車で7時16分に到着。1時間17分滞在し、8時34分の列車で再び榮州に戻った。

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駅前通り。農家のトラックが一台止まっていた。

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対岸に渡った丘の上に、これも住民が自ら作った小さな公園があり、両元駅を見晴らすことができる。どこか、飯田線の金野駅を思わせるたたずまいだ。

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僕以外にも、利用者がいた。左の二人は、僕と同じ列車から降りて、同じ列車に乗った夫婦。駅近くの知り合いを訪ねてきたそうだ。滞在時間、わずか1時間。右のおじさんは、地元の人らしい。

小さな駅での、わずかな滞在だったが、そこでもちょっとした出合いがあった。その話は、いずれどこかの雑誌に書くことにしよう。

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2009.07.29

明日は、ジュンク堂池袋本店「すごい駅!五番勝負」

 明日は、池袋のジュンク堂書店でのトークセッション「すごい駅!五番勝負」が開催されます。

 一応、テーマも聞き、5つの駅のセレクトも終えました。

 ……一部、「勝負」を度外視したセレクトもある、かも。

 鉄道ファンの方でなくても楽しめるよう、いろいろ工夫してお話ししたいと思っています。実用的な話も、少しはできるといいなあ。

 まだ、お席には若干の余裕があるようです。明日の夜19時から、お時間のある方、よろしかったら立ち寄ってみてください。

■「すごい駅!5番勝負」
■日時     :7月30日(木)19時~
■出演     :牛山隆信(秘境駅訪問家)×栗原景(フォトライター)
■入場料 :1000円(ドリンク付)
■会場     :ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェにて
■定員     :40名(電話又は来店にてお申し込み先着順)  
■受付     :電話又は直接来店(1Fサービスカウンター)にて先着順に受付。
※整理券等はありません。
お問い合わせ ジュンク堂書店池袋本店 TEL03-5956-6111

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2009.07.26

ジュンク堂書店池袋本店「すごい駅!五番勝負」

 告知です。

 今度の木曜、7月30日19時から、池袋駅東口のジュンク堂書店池袋本店4階カフェで、秘境駅探訪家の牛山隆信さんと、トークセッション「すごい駅!5番勝負」を開催します。

 このイベントは、「すごい駅!」「すごい列車!」シリーズで知られる、メディアファクトリーのナレッジエンタ読本シリーズとジュンク堂書店のコラボ企画のひとつ。ナレッジエンタ読本だけでなく、写真集「秘境駅」シリーズや、「新幹線の車窓から」などもひっくるめてネタにしようということで、僕も呼ばれました。

 メディアファクトリーの江守編集曰く、「『勝負』とは言いつつも、『対決』ではない、でも、ガチでやっていただく」という、和やかなんだか真剣なんだかよくわからないイベントではありますが、「駅」をテーマに、楽しくおしゃべりさせていただきます。

 僕も喋らせてもらえるなら、いかにもテツっぽいマニアックな駅だけでなく、日常の中で再発見できそうな、身近な駅の話もできればと思っています。

 一応、テーマと全体の進行は聞いていますが、牛山さんがどんな駅の話をするのかは、わかりません。だいたい、想像はつくわけですが……。

 さて、どんなイベントになるのやら。頑張ります。

 入場料は、ドリンク付きで1000円となっております。有料で恐縮ですが、木曜日の夜、お時間のある方は、ぜひ足をお運びください。ていうか、今のところかなーり席に余裕があります(笑)。

■「すごい駅!5番勝負」
■日時     :7月30日(木)19時~
■出演     :牛山隆信(秘境駅訪問家)×栗原景(フォトライター)
■入場料 :1000円(ドリンク付)
■会場     :ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェにて
■定員     :40名(電話又は来店にてお申し込み先着順)  
■受付     :電話又は直接来店(1Fサービスカウンター)にて先着順に受付。
※整理券等はありません。
お問い合わせ ジュンク堂書店池袋本店 TEL03-5956-6111



 

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2009.07.13

写真集「秘境駅Ⅲ」

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今回の表紙は、仙山線八ツ森駅。過去2冊は、僕が表紙写真を担当しましたが、初めて牛山さんの写真が使われています。

 今週金曜日、7月17日に、メディアファクトリーから秘境駅の写真集第3弾を刊行します。

●書名:『秘境駅Ⅲ』
●著者:牛山隆信・栗原 景
●判型:ミニ写真集サイズ(170mm×190mm)
●定価:1680円(税込)
●発行・発売元:㈱メディアファクトリー
●発売日:2009年7月17日(金)

■内容
好評の写真集『秘境駅』シリーズに、とうとう第3弾が登場します。
もう何年も列車が停まっていない究極の秘境駅「八ツ森」をはじめ、当の列車すら停まらない「臨時駅の秘境駅」を収録。
その他、北海道や東北、九州をはじめとする全国各地から、まだまだある秘境駅を30駅紹介しています。巻末には、牛山さんと栗原の秘境駅対談や、好評の撮影レポートを収録!

 これまでと同様に、秘境駅探訪家の牛山隆信さんとの共著となっています。パート2までが好評だったので、「パート3を」という声はずいぶんいただいていたのですが、牛山さんが「秘境駅」ととらえる駅は、数に限りがあります。パート3を出しても、「残りもの」ばかりになってしまわないか……と、ずいぶん慎重に検討しました。

 が。

 さすがは、牛山さん。刊行が決定するはるか前から、独自に全国をまわって、"商売抜き"で撮影を進めておられました。正式に決まった時には、すでに半分くらいが撮影済みというものすごさ。そういうわけで、今回は大部分の駅が牛山さんの撮影です。僕が担当したのは7駅だけ。羽越本線、三陸鉄道、八戸線、只見線、飯山線の各駅を撮影しています。

 巻末の読み物ページには、牛山さんと僕の対談が掲載されています。僕が牛山さんと同レベルで対談するという、身の程知らずなページではありますが、牛山さんと僕、それぞれの秘境駅観を語っていて、秘境駅ファンの方には読み応えのあるページになっていると思います。

 今週金曜日の発売です。書店で見かけたら、手に取ってみてください。

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