大邱訪問の年観光説明会
8日は、ホテルニューオータニで開催された「2011大邱訪問の年観光説明会」に出席。韓国観光公社が年数回実施している、観光説明会だ。今年は、大邱広域市で世界陸上選手権が開催されるということで、「大邱訪問の年」キャンペーンが展開されている。
韓国は、ソウル、釜山だけでなく、ほとんどあらゆる地域について、日本語パンフレットが充実している。多すぎて整理に困るほどだが、一次資料が豊富にあるのは、やはり便利だ。こうした説明会では、最新のパンフレットを山ほどもらえるので、ガイドブックや旅行記事を作るうえで、かなり参考になる。
会場では、iPadを使ってTwitter上にメモしてみた。司会は、フリーアナウンサーの李由美さん。iPadに「り」と入力したら、なぜか変換候補の先頭に「リリカル」と出た。なぜだ。
大邱は、朝鮮半島南部に位置する韓国第三の都市。釜山、慶州、海印寺、安東といった見どころに近く、地方旅行の拠点として便利……なはずだが、今のところ観光産業はあまり強くない。
観光説明会は、主催者挨拶、イメージビデオ上映、パワーポイントを使ったプレゼン、質疑応答という流れだ。イメージビデオは、あらゆる地方が制作しているが、日本語のナレーションはいつもおなじ声で、すっかりおなじみだ。在日韓国人のナレーターだろうか。
大邱の観光名所は、こんな感じ。正直に言って、ちょっとインパクトが弱い。
だが、大邱は本気だ。今月中には大邱いちばんの高級ホテル・インタープルゴホテルに外国人専用カジノが登場し、6月には免税店もオープンするという。
また、最先端の医療技術を誇る都市ということで、毛髪移植技術を使った医療観光なども推進していくらしい。
大邱の強みは、その立地にあると思う。世界文化遺産を擁する海印寺や安東、慶州へ高速道路が直結しており、高速鉄道を利用すれば釜山まで30分、ソウルまで1時間半と実に便利だ。
現状、安東や海印寺といった観光地は宿泊施設の少なさがネックになっている。釜山や済州島クラスのホテルが充実してくれば、これらの見どころもずいぶん訪れやすくなるはずだ。
プレゼンテーションが終わると、観光説明会は晩餐会へ。といっても、ビュフェ方式の簡単なパーティーだ。あまりがつがつ食べるのもみっともないので、いくつかの料理に軽く手を付け、関係者の人たちと名刺交換をして、会場を後にした。
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