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2010.12.31

2010年も、ありがとうございました。

 というわけで、2010年もあと10分で終わり。

 今年は、やはり「入院・手術」の1年だったと思う。毎年書いていた、10大ニュースも、今年はやめておこうと思う。

 最初に病院に行ったのが1月。

 先端巨大症が発覚したのが7月。

 7月、9月と入院し、手術をしたのが10月。

 そのせいもあってか、やはり仕事の動きも鈍かったと思う。

 韓国渡航は、わずか3回。日数も、2週間ほどだった。

 著書も、韓国語の教材こそ何とか出したものの、著書はこの1冊だけ。動きは極めて鈍かった。

 来年は、今年の分を取り返す勢いで頑張りたい。

 今年1年、本当にありがとうございました。

 2011年もよろしくお願いいたします。

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青荷温泉

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 やってきたのは、ランプの宿・青荷温泉
 南八甲田の山中にある、創業昭和4年の一軒宿だ。トイレを除き、宿内には電気がほとんどなく、本当にランプの灯りだけで一晩を過ごす。携帯も、ドコモも含めて全社余裕で圏外。まさに、秘湯中の秘湯だ。

 ランプの宿といっても、部屋にコンセントくらいあるだろう……と思っていたのだが、それは甘かった。ランプ1個と石油ストーブ以外、本当になにもない。おかげで、夕方5時からほぼ暗闇の部屋でオッサン3人が顔をつきあわせて過ごすという、実に貴重な体験をした。

 宿は、昔ながらの山小屋や湯治場の面影を残していた。たとえば、食事。広間の中央に大鍋と炊飯器が置かれ、各自でご飯と味噌汁をよそうシステムなのだ。飲み物も、炊事場の前に並んでセルフサービスで注文することになっており、昔のユースホステルのようだ。

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↑朝とは思えない暗さの帳場。トイレと帳場の一部以外、電気の明かりは全くない。

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↑4つある温泉のひとつ、混浴露天風呂。寒い。

 こんな素敵な秘湯に、オッサン3人で泊まれる僕は幸せ者だ。

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↑自家用除雪車。国道まで6キロの山道を、毎朝除雪しているらしい

 30日の深夜は快晴で、あり得ないほどの星空を眺めることができたが、大晦日の明け方から吹雪となった。

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花輪線、大館、そして黒石へ

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 だらだらっと、30日の行程をメモ。

 朝は盛岡駅からスタート。IGRいわて銀河鉄道の0番線ホームから、JR花輪線の列車に乗車した。

 起きられれば、7時前の列車に乗ろうと思っていたのだけれど、やはり疲れが出たようで、9時46分発のゆっくりスタートに。

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 今朝は僕の旅にしては珍しく快晴。岩手山が実によく見えた。
 花輪線に乗るのもずいぶん久しぶりだが、この路線は車窓が実にいい。大更付近から見る岩木山、松尾八幡平から安比高原にかけての連続急勾配、そして安比高原の先に広がる、八幡平。観光列車が走っているわけでもなく、地味な印象のある路線だが、お勧めだ。

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 3時間近くかけて、終着の大館に到着。車窓がいいので、あっという間だった。

 さて、大館は、忠犬ハチ公のふるさととして知られる町だ。駅前には、ハチと秋田県の銅像があるが、「嫁と子供たちに監視され、微妙にバツの悪そうなお父さん」……に見えるのは僕だけだろうか。

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 昼食は、大館駅前の花善。全国的に有名な駅弁「鶏めし」を販売している業者で、駅前の食堂ではほかほかの「鶏めし御膳」を味わえる。

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 大鰐温泉で友人と合流し、弘前から弘南鉄道黒石線に乗って黒石へ。

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 終着・黒石駅から、虹の湖行き弘南バスに乗り換え。

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 国道102号線で、どんどん山を登っていく。右奥に見えるのは、虹の湖こと浅瀬石川ダムだ。

 道の駅虹の湖で、さらにシャトルバスに乗り換えた。

 ありえないような急坂を20分ほど登り、

 着いたところは……

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 さて。

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2010.12.30

石巻・女川へ

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 2010年最後の旅に出た。東京を4時台の初電で出発。東北本線の列車を乗り継いで、北を目指す。

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 仙台から仙石線へ。全線を乗り通すのは、もしかして20年ぶり? 今回は、そういう「お久しぶり」の路線を多く訪れるつもり。写真は、東塩釜ー陸前浜田間の東北本線との併走区間。ちょうど、EH500"ECO POWER 金太郎"が引く貨物列車と競争になった。

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 仙石線のハイライトは、陸前大塚付近。まさに水際を行く。

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 石巻駅に到着。初めてこの駅に来たのは、1990年、駅前広場を挟んで離れていた仙石線の駅と石巻線の駅が統合された直後だった。あの頃の面影はほとんどない。今や、石巻といえば……

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 グレート・ブリテン(すごい名前だ)、またの名をサイボーグ007!

 石ノ森章太郎の、「萬画」の町だ。

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 駅から15分ほど歩いて、石ノ森章太郎萬画館へ。

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 別料金のアトラクションが多いなど、ややテーマパーク的な性格の強い施設だったが、滞在時間1時間のはずが、2時間半も居座ってしまった。藤子不二雄や水木しげるに比べると、僕は石ノ森章太郎についてはそれほど詳しくないのだが、「サイボーグ009〜地下帝国ヨミ編」を読んだときの衝撃は忘れられない。

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 すっかり夕方になった石巻駅から、石巻線女川駅へ。石巻ー女川間は、僕にとって数少なくなった未乗区間だ。

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 女川駅到着。この日は盛岡まで行かなくてはならないので、すぐ折り返そうと思ったのだが……

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 駅に隣接して温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」があっては、一浴びして行かざるを得ない。

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 露天風呂はなかったけれど、キハ40が休憩室になっていたりと、なかなかいい施設だった。

 この日は、盛岡泊まり。


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パソコンファームでOA機器を処分

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 大掃除。仕事場のデスクまわりを掃除しようとしたら、下から大量のOA機器が出てきた。僕や、一緒に部屋を借りているMさんらがかつて使い、今は壊れてお蔵入りとなった機器だ。

 新しい機器を導入した時にさっさと捨てればよかったのだが、PCリサイクル法がある今、行政が決めたルートで廃棄するには、けっこうなコストがかかる。「不要になった家電製品を無料で回収します」という業者が時々事務所の前を通りかかるが、今まで頼めなかった。ナニワなんたら系の漫画で、「確かに回収手数料は無料だが、法外な廃棄料を請求」といった手口が紹介されていたからだ。

 いろいろ調べて、埼玉県三郷市の「パソコンファーム」に持ち込むことにした。

 ほとんどの電化製品を完全無料で引き取り、さらにリサイクル/リユースすることをアピールしている廃品回収業者だ。ここ1年ほど、Impressの「PC Watch」などに記事広告が掲載されており、無料で手軽、そして安全といった点が強調されていた。

 宅配便で送るのが基本とのことだが、数が多い。そこで、思い切って車を借りて、直接持ち込むことにした。

 28日、350kgクラスの軽バンを借り、親父の仕事場と自分の事務所をまわった。集まった機器は、以下の通り。

・iMac G3 RevB ボンダイブルー(事務所)
・キヤノン インクジェットプリンタ(事務所)
・エプソン インクジェットプリンタPM-600C(事務所)
・HP かなり昔の複合機(自分)
・キヤノン モノクロレーザープリンタ2台(親父)
・サンヨー ラジカセ(事務所)
・自作PC(AthlonXP2200搭載)(自分)
・業務用FAX(親父)
・SONY製 VHSビデオデッキ(親父)
・NEC VALUESTAR(親父)
・NEC 15インチ液晶モニタ(親父)
・イイヤマ15インチCRTディスプレイ(自分)
・電話機(事務所)
・そのほかいろいろ

 うむ、多すぎる。

 やたらとプリンターが多いが、プリンターは壊れた場合修理するよりも新しく買ったほうが安上がりとなるケースが多いからだ。耐久性にも、やや問題があるように思う。

 実は、このほかに親父が使っていたというコピー機があったのだが、引きずり出してみたらコンビニにありそうな大型業務用機。軽バンには積めそうもなかったので、これは別途回収に来てもらうことにした。

 西新宿の仕事場から、首都高中央環状線に入り、板橋、江北、小菅の各JCTを経由して6号三郷線へ。首都高の終点となる三郷ICで降りると、まもなく「パソコンファーム」に到着した。

 今風のデザインを施したウェブサイトと異なり、実際のパソコンファームは、いわゆる廃品回収業者の大型倉庫という感じ。敷地内に車を入れると、まもなく数名の兄さんたちが近寄ってきた。皆私服に軍手姿で、日払いのアルバイトさんという感じ。

「こちら、全部回収でよろしいですか」

 リーダーらしい兄さんが声をかけてきた。格好は適当だが、言葉遣いはそれなりに丁寧だ。兄さんたちは、バンから運び出すたびに「プリンター」「ラジカセ」などと機器の種類を声に出す。それを、書類に書き留めていくのは、女性係員の役目だ。僕のほうは、特にすることがない。

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 搬出は、あっという間に完了した。女性係員が運び出した機器のリストを提示し、内容を確認して署名したらおしまい。

「ありがとうございました。直接お持ちくださったお客様には、お茶か缶コーヒーをサービスしているんですが、どちらになさいますか」

 缶コーヒーを希望したら、ちゃんと適温に温めてあった。同時に、チラシを1枚受け取る。

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「また、何かありましたらよろしくお願いいたします」

 この間、わずか5分ほど。確かに簡単だった。

 ちなみに、業務用コピー機は翌日トラックが回収に現れ、回収料1万4000円がかかった。レンタカー代と併せ、結局それなりのコストがかかってしまったが、こちらの都合のよい日に一括して処分できたので、良しとしよう。

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2010.12.25

お座敷東金号で忘年会

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 今年のクリスマスは緊迫度を増す朝鮮半島情勢に鑑みて中止ということで、24日の夜はお座敷列車で忘年会。

 毎年12月の指定日に運行されているという、両国発成東行きの「お座敷東金号」だ。運行区間がかなりシブイが、「忘年会を楽しみながら帰宅するお座敷ホームライナー」というコンセプトらしい。

 発車は、今は使われていない両国駅3番ホーム。1982年まで、房総方面への急行列車が発着した由緒あるホームだ。

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 両国駅の発車は19時30分だが、列車は18時10分すぎには入線しており、この時点から車内でくつろぐことができる。終着成東着は、21時11分だ。

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 ホームには、おでんやらお酒やらの売店が出ていた。

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 そういうわけで、発車前から乾杯。オオゼキタクさん、ヤスコーンさんをはじめ、総勢7人だ。タクさんは、この日ガーラ湯沢駅で、JR在来線の全線完乗を達成しており、そのお祝いでもある。

 隣のテーブルに、どうも見たことのある人がいるなあと思ったら、中学時代からお世話になっている、種村直樹レイルウェイ・ライター友の会の知人グループだった。この列車で忘年会という発想が被るのはわかるが、よりにもよってこの日に、しかも6両編成の列車でまさか隣り合うとは。なんというさび……ご同慶の至りである。

 19時30分、両国駅を発車。錦糸町や千葉などで停車するたびに、帰宅する通勤客の皆さんがのぞき込む。車内は宴が始まってすでに1時間以上が経過しており、かなり恥ずかしい状況だ。

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 偶然出会った知人の一人、H谷さんは、「自宅で家族が待っているため」、両国駅の隣、錦糸町駅で早くも下車……のはずが、靴を間違えて千葉まで運ばれることに。

 列車は外房線に入り、大網から東金線を経由して成東へ。飲んだくれているうちにあっという間に到着してしまった。

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 普通列車ということで、乗車券+グリーン料金950円だけで乗れる、実にお得なお座敷列車だった。今年はこの日で運行終了。来年も運行されますように。

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2010.12.23

ライトフォーミュラ

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 放送作家のO山さんに誘われて、静岡県の富士スピードウェイで、ライトフォーミュラのテストに参加してきた。

 ライトフォーミュラは、江戸川区篠崎にある「レーシングガレージENOMOTO」の榎本信次さんが手がける、小さなフォーミュラカーだ。軽自動車用の660CCツインカムNAエンジンを搭載し、ギアは5速マニュアル。タイヤは市販のラジアルタイヤを使用している。

 市販品を使ったシンプルな車だが、その挙動はまさにレーシングカーだ。660CCといっても、車重は340kgと軽自動車の半分以下。富士のホームストレートを全開で走れば、最高速度は時速150kmに達する。ほぼ遊びのないステアリングのダイレクトな操作感覚も、フォーミュラカーそのものだ。

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↑ライトフォーミュラのコックピット。6点シートベルトに、F1と同じ着脱式のステアリング、左に5速のシフトレバーが見える。計器は、エンジンの回転数を示すタコメーターのみで、速度計はない。ペダルはもちろんアクセル、ブレーキ、クラッチの3本だ。

 レーシングガレージENOMOTOの榎本信次さんは、お金がかかるというイメージのあるモータースポーツを手軽に体験してほしいと、ライトフォーミュラを製作した。市販品を使って高い耐久性を実現し、ワンボックスや軽トラックで運べるレーシングカー。乗用車と変わらない簡単なメンテナンスですぐ走れ、レーシングカーの挙動を誰でも体験できる。1.6リッターエンジンを使うFJ1600の安全基準に準拠しており、安全性も高い。

 このライトフォーミュラを使って、榎本さんは2004年から「のりもの塾」を主催している。

 「のりもの塾」は、ドライビングの基礎と実践を1日で学習できる体験講座だ。午前中は座学で基礎を学び、その後富士スピードウェイの駐車場を使って、ライトフォーミュラでのドライビングを1日たっぷり体験する。駐車場とはいっても、日本を代表するサーキットの駐車場。その広さはかなりのものだ。

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小さな車だが、「ドライビングの楽しさ」を純粋に楽しめる

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↑"おぐたん"こと小倉茂徳さん(右)が激走。2号車のほうがグリップが良かった。同じ設計の車の挙動が、1台ごとにこれほど違うとは驚き。

 この日は、来年に向けたテストの日。2台のマシンで別のタイヤを履き、それぞれの挙動を確認した。僕も乗せてもらうはずだったが、先端巨大症の後遺症か僕の頭に合うヘルメットがなく、本格的なドライブは断念。ちょっとだけ乗せてもらったが、同じ設計の車でもタイヤやギアの状態によって挙動が全く異なるのが興味深かった。今度は、マイヘルメットを用意して、1日たっぷり体験してみたい。


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2010.12.18

武蔵野の森公園の掩体壕

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↑大沢1号掩体壕

 ちょっと時間ができたので、久しぶりに西武多摩川線に乗ってきた。

 多磨霊園に近い多磨駅からてくてく歩き、調布飛行場に隣接した武蔵野の森公園へ。ここには、戦時中に陸軍が建設した掩体壕(航空機の格納庫)が2基現存しており、公開されている。

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↑大沢2号掩体壕

 掩体壕は、空襲から航空機を守るために作られた格納庫だ。いろいろなタイプがあるが、武蔵野の森公園にあるのは、有蓋掩体壕というタイプ。コンクリートのドームに覆われた背の低い格納庫で、この中に陸軍三式戦闘機「飛燕」が1機ずつ格納されたという。

 旧日本軍の掩体壕を見るのは、実はこれが初めてではない。2007年、済州島のモスルポで、戦時中に建設された無数の掩体壕を取材したことがある。武蔵野の森の掩体壕は、フェンスで囲われ中に入ることはできないが、あちらは当時、農家の物置として使われており、自由に中に入ることができた。

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↑済州島アルトゥル飛行場跡(2007年11月)

 確かに、どちらも同じ設計思想の掩体壕だ。旧日本軍の構造物が、こうして日韓両国に残っていることという事実は興味深い。

 しばらく武蔵野の森公園で散策を楽しみ、是政駅へ出て多摩川の夕暮れを眺めて引き上げた。今日は、素晴らしい天気だった。

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ホームパーティー

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 いつもお世話になっている、漫画家のヤスコーンさん宅でホームパーティ。参加したのは、僕のほか電子楽器「ウダー」奏者のウダデンシ宇田道信氏、漫画家のロビン西氏、妄想工作ライター乙幡啓子さん、ハイパーニットクリエーターの力石咲さん、消しゴムはんこ・イラストレーターのとみこはんさんなどなど総勢9名。マッコリとキムチを手土産に、ヤスコーンさん宅を訪れた。

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 おお、すごい料理。
 こういうホームパーティは久しぶりだ。

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 ヤスコーンさん宅にお邪魔するのは初めてだが、実におしゃれな、クリエーターらしいお宅だった。たくさんの資料と著作、MAC、楽器、そして、雑貨。僕もこういう生活?を目指さないと(笑)。

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 よく見れば、ちゃんと「鉄道ファン」がいちばん目立つ場所にディスプレイ……って、ヤスコーンさん、今はもう1月号出てますよ!

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 ケーキの差し入れもあったけど、なぜか「おたんじょうびおめでとう」の文字。ヤスコーンさんの誕生日は、1月下旬のはずだが……。まあ、あと一ヶ月くらいだし、前祝いということで。

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 忘年会なのか、クリパなのか、お誕生会なのか。最後までよくわからなかったが、久しぶりにリラックスできたひとときだった。

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2010.12.15

丸田祥三氏"棄景写真剽窃被害"訴訟、和解協議不調に終わる

この訴訟の経緯や詳細については、当ブログのこちらのリンクに飛び、下の記事から順にお読みください。

 しばらく音沙汰がないなと思っていた、「丸田祥三氏"棄景写真剽窃被害"訴訟」。原告の丸田氏が、和解協議が不調に終わり、判決公判が12月21日に行われることを自身のブログで明らかにした。

判決延期の経緯

 この記事は、原告側の解釈で書かれているので、ここでは客観的な事実を抜き出してみる。

  • 裁判所から和解勧告を受けた。
  • 丸田氏は、もし原告敗訴となった場合、盗作容認の前例となることを危惧し、和解交渉に応じることにした。
  • 被告の小林伸一郎氏の代理人は、和解案として丸田氏が自身のブログ(裁判についてのブログではなく写真作品を発表しているブログ)を閉鎖し、第三者による 検証ブログや、小林氏に批判的なブログについても削除させること、トークイベント「盗作かもしれない」を開催したことについて謝罪、動画を削除することな どを求めた。

 丸田氏側が提示した和解案はこの記事には書かれていなかったが、丸田氏の友人である切通理作氏がTwitter上で言及していた。その内容を引用しする。

risaku   切通理作       
「お金も謝罪もいらない、ただ当該写真が掲載された同じ本のどこかに丸田氏を参考にしたと記してもらいたいということだった」

 また、切通氏は、小林氏側の和解案について、丸田氏が記さなかった内容についても言及している。

risaku   切通理作
「小林伸一郎側の出した和解案は写真家として丸田氏が著作を持ち活動していることを認める、(中略)あとは丸田氏側に、盗作問題について書いたブログやネット記事、動画などを本人が書いたものでないものも含めて削除しろという要求だった」

risaku   切通理作
「丸田氏は(中略)自分が書いた記事に関しては、小林氏側にチェックしてもらい、問題があると指摘された部分に関しては削除や変更も射程に入れて検討する、と返答した」

 しかし、結局協議は平行線をたどる。丸田氏のブログの要約に戻ろう。

  • 被告側は当初代理人のみ出席していたが、裁判長から本人出席を求められ、5回目ごろの協議に初めて小林氏自身が出席した。
  • 小林氏は、"先行して作品を発表した原告に敬意を表しては"という裁判所側の提案を拒否した。
  • その日をもって、和解協議は打ち切りとなった。

 丸田氏の記事から読み取れる事実関係は以上。

 裁判所側の提案や、小林氏側の「第三者のブログ等を削除させよ」という要求は、僕自身が直接見聞きしたわけではないので、100%この通りのニュアンスだったかはわからない。だが、その分を割り引いて見ても、小林氏側の主張・対応は相当に強硬、高圧的という印象を持つ。

「丸田氏が著作を持ち活動していることを認める」というのは、そもそも被告が認定するような筋合いの事柄ではないし、本件の争いとも無関係だ。

 「丸田氏は自身のブログを削除し、第三者が記したブログ等についても削除させる」というのも、仮にこの通りのニュアンスだとすれば、原告はとうてい飲めない。検証サイトは丸田氏の要請で制作されたものではないし、言論の自由を侵害するものだ。

 できるとすれば、「被告側と和解したので、今は争いがない旨と、できればその経緯を掲載してほしい」と"お願い"することくらいだろう。もっとも、法廷にいなかった僕の立場では、被告側の提案が実はこの程度のニュアンスだった可能性も否定できない。

 被告側の強硬な態度は勝訴を念頭に置いたものと推測され、極めて残念だ。訴訟上のテクニックに終始している印象で、「誤解を解く」誠意が感じられない。

 一方、原告側提案の「当該写真が掲載された書籍に丸田氏を参考にした旨を記す」という内容も、被告には飲めないだろう。金や喧嘩目的ではないという丸田氏の心意気はよくわかるが、謝罪や賠償はなくても、これは「盗作を認めよ」ということに他ならない。是非はともかく現時点の被告の立場では応じられないと思う。

 ともかく、和解協議は物別れに終わった。判決公判は、12月21日16時から、東京地方裁判所627号法廷で行われる。

 都合がつく限り、僕も傍聴に行くつもりだ。

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2010.12.12

「キハ」4周年パーティ

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 水天宮前のロイヤルパークホテルで、鉄道系缶詰バー「キハ」の4周年イベント。

 写真は、準特急さん作の鉄道模型。パーティーイベント「モデル王選手権」で2位に入った力作だ。PENのラフモノクロールで撮影した。なかなか、いい感じ。

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 こちらは、3位に入った東本郷さんの作品だ。ナローの軽便鉄道をイメージしたとのこと。南の島の軽便鉄道という感じだ。

 眠くなったので、パーティの模様は(気力があれば)後ほど。

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ウィルコム「HONEY BEE4」

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 2年ぶりに、WILLCOMの電話機を購入した。京セラの新製品「HONEY BEE4」だ。

 HONEY BEEシリーズは、2年前から販売されているシンプルな音声端末。その小ささや可愛らしさから高校生や大学生を中心に大ヒットし、今では完全にWILLCOMの主力機種だ。370万契約しかないWILLCOMで、2年間でシリーズ累計100万台以上を売っている。

HONEY BEE4」は、処理速度を大幅に向上し、キーの打ちやすさなどにも配慮した最新モデルだ。

 この端末、おサイフケータイもワンセグもない、メモリカードも入らない。カメラは、アウトとインの2つ付いているが、画素数は今時31万画素。機能だけを見れば、最新の携帯電話に大きく見劣りする。

 だが、「HONEY BEE4」には実に不思議な魅力がある。持ち歩いてみて、なんとも楽しいのだ。

 まず、そのコンパクトな筐体だ。74gという、今時の携帯にはないシンプルなストレート端末は、大きさ、厚さが絶妙で、手やポケットにぴったりフィットする。お気に入りのペンを胸ポケットに入れたような、"日常の相棒"と呼びたくなる感覚だ。

 そして、キビキビと動く軽快さ。正直に言って、WILLCOMの端末は、これまでトータルの処理速度が大きな課題だった。ちょっとしたメールを送るのでも、実にまどろっこしかったのだ。

 HONEY BEE4では、処理速度が大幅に向上し、ほぼ携帯と同じ感覚で使えるようになった。待ち受け画面からただちに文字を入力できる「すぐ文字」機能とあいまって、実に手軽に、メールを送れるようになった。メールの手軽さという点では、ドコモやiPhoneをも超えたような気がする。

 着うたの類はあまり利用しないが、自作のMP3ファイルをそのまま着信音に登録できるのも、この機種の魅力だ。早速、自分で録音した新幹線のチャイムを登録した。

 PHSならではの音質の良さも健在だ。最近、携帯の音になれてしまっていたので、久しぶりに聞くPHSの音質は、ちょっとした感動だった。電波のつかみもなかなか高性能だ。

 いろいろとべたほめしたが、ビルの地下や地方でのウィルコムの電波の弱さは、やはり大きな弱点だ。ソフトバンクグループは本気で「音声通話のウィルコム」を推進していくようだし、ぜひ電波の改善も期待したい。

 業務用主回線として、ドコモはこれからも最低料金で維持していくが、これからは発信は主としてウィルコムを使っていくつもりだ。

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2010.12.10

今年最後の通院

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 医科歯科大で、先週の採血の結果を聞いてきた。
 師走で相当忙しいらしく、14時の予約だったのに、呼ばれたのは16時過ぎ。今回も、ひたすら待たされた。

 血液検査の結果はすこぶる順調。成長ホルモンは、若干高めの数値だが、手術前に比べれば圧倒的に良い。それ以外は全く問題なし。先端巨大症が発見されるきっかけとなった甲状腺も、不思議なことにすっかり正常値に戻っていた。これは、下垂体腫瘍とは無関係の症状と診断されているので、不思議だ。腫瘍が発見されるように、炎症を起こしてくれていたのかもしれない。

 2時間半待って、診察時間は5分。外に出ると、早くも日が暮れようとしていた。

 年内の通院は、これですべて完了。次回は年明け、1月4日だ。

 今年は、病気に終始した1年だったなあ。

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東北新幹線新青森駅開業

かなり今さらだけど、新青森開業の話。

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↑新青森駅停車中の、東京行き「はやて24号」

 12月4日、東北新幹線八戸ー新青森間が開業。久しぶりに現地の盛り上がりぶりを見たくなり、前日から青森へ向かった。

 開業一番列車に立ち会うのは、もしかしたら東北新幹線の上の開業以来かもしれない。あのときは、学校に行く前に上野発の一番列車に乗ったっけ。

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 開業当日。朝5時半に、タクシーで新青森駅に向かった。空は、まだ白んですらいない。それでも、タクシーの運転手は「今朝はもう3回運びましたよ」と言う。そして、「あまりこっちじゃ盛り上がっていないね」と。

「どうして、これから寒くなるぞって時期を選んじゃったのかね。暖かくなる春の開業にすれば、もっと盛り上がったのに」

 来年春の予定が、工事が順調で繰り上がったんですよ……と言おうかと思ったが、運転手氏の意見ももっともだ。今朝の天気は、もちろん雨。天気予報では、この日は「暴風雪」といっていたが、今は横殴りの雨である。ある意味、雪よりもたちが悪い。

 タクシーを降りて、急いで写真を撮ったあと、駅舎に駆け込んだ。風が強く、かなり寒い。

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 一番列車の発車まで1時間弱。5時から販売が始まった記念入場券を求める列はかなりの長さだが、まだお祭り騒ぎという感じではない。妙に静かで、皆暖をとりながら粛々と発車時刻を待っている、という雰囲気。

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 一番列車は、6時31分発。通常の入場券を買って入場し、6時15分頃11・12番ホームに上がった。東京方では、出発のセレモニーが行われていたが、報道陣でややごった返している程度で、混乱はなし。急行「銀河」などの「ラストラン」とは大違いだ。

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 むしろ、込んでいたのは向かいのホーム。後で気づいたのだが、一応JRとしては、見送り・見学の客は在来線改札口から入場させて、13・14番ホームに誘導していたつもりらしい。普通に、新幹線改札口から入場できてしまったのだが。

 列車は、定刻6時31分に新青森駅を発車した。ホームで見送る人、車内にいる人それぞれが手を振っている。こうした晴れがましさは、"さよなら鉄"にはない。そういえば、25年前の上野開業の時も、みんなで手を振ったっけ。

 先頭のほうから、万歳三唱が聞こえた。東京まで3時間20分、「はやぶさ」が運行を開始すれば3時間5分。所要時間としては絶妙だが、青森駅周辺の空洞化は深刻化するかもしれない。さて、青森はこれからどうなっていくのだろう。

 駅前で始まっていた物産展をひやかし、いったん市内のホテルに戻る。物産展「青森正直市」では、来春、新幹線がつながるということで、鹿児島市も出店していた。

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 結局、僕は11時42分の「はやて24号」で新線区間初乗りとしたのだが、この日は大変な強風が吹き荒れ、東北新幹線は午後から全線でストップ。東京に帰ったのは、定刻よりも2時間24分遅れた17時32分だった。初乗り列車が特急料金払い戻しとは、運が良いのか悪いのか。

 その足で馬喰町に向かい、夜はオオゼキタクさんらと「誕生鉄」ミニイベントを開催。新しい鉄道の誕生を、みんなでもっと盛り上げよう!ということで企画されたイベントだ。僕は、後半の「新幹線開業レポートトークライブ」を担当。「はやて24号」の中でスライドショーを作り、40分ほど語らせてもらった。

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 まあ、基本は仲間内で盛り上がろうという企画。タクさんと歌ったり駅弁を食べたりして、たっぷり楽しませてもらった。長い1日だったなあ。

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東北新幹線、全通おめでとうございます。

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2010.12.02

WILLCOM「だれとでも定額」発表

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 11月30日に、会社更正計画が認可決定されていたPHS事業者のWILLCOMが、記者説明会を実施。待望の「だれとでも定額」が12月3日から全国でスタートと、正式に発表された。

 「だれとでも定額」は、基本料金に月額980円をプラスすれば、固定電話、他社携帯電話、IP電話など、あらゆる回線への発信が無料になるという画期的なサービスだ。無料となる通話は1回10分まで及び月間500回まで。WILLCOM宛の通話や、Eメールは、もちろん24時間完全無料だ。

 僕は、通話は主にドコモを使っているが、発信は極力控えるようにしている。バリュープランのおかげでかなり安くなったとはいえ、2分程度の通話を1日2~3回するだけで、通話料が5000円を軽く越えてしまうからだ。割引のおかげで最終的な料金は4000円台に収まっているが、思う存分使ったら、簡単に1万円に達してしまうだろう。しかも、今年に入ってから、電話をかける機会が徐々に増えている。

 その点、「だれとでも定額」は、基本料金と併せ月額2430円で、10分までの通話を1日16回程度無料でかけられるようになる。長話にさえ気をつければ、思う存分電話をかけまくっても、すべて定額内に収まるだろう。

 久しぶりに、WILLCOMにワクワクしてきた。

 これを機会に、ドコモを最低料金のプランに変えて受信及び地方出張専用とし、普段はWILLCOMのBAUMあたりを発信専用に持ちあるこうか。iPhoneと併せ、3台持ちということになってしまうが、トータルの料金はむしろ安くなり、そして電話が使い放題になる。

 正式にソフトバンクグループとなった、WILLCOMも、また応援していこう。 さて。

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