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2010.10.29

退院しました。

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 27日、予定を少し繰り上げて、虎の門病院を退院しました。

 看護師長さんが、「もう二度とここには来ないようにね」と言いながらネームバンドを切ってくれた時は、ちょっとほろりとしました。

 退院は、健康になったということで嬉しい出来事のはずなんですが、お世話になった医療スタッフの皆さんとお別れするのは、寂しいものです。「またお会いしましょう」とは言えない別れって、病院くらいじゃないのかな。

 さて、ご心配くださった皆さん、ありがとうございました。

 あまり順調だったので、「実はたいしたことなかったんじゃ」と思われていそうですが、保険屋さんなどと話してみると、やはり結構えぐい病気だったようです。

 わずか2週間の入院で、あっさり通常の生活に戻れたのは、虎の門病院の山田正三医師とスタッフの皆さんの高い技術のおかげです。的確な検査を実施してくれた、東京医科歯科大学附属病院内分泌・代謝内科の皆さんにも感謝しています。

 それにしても、退院してみたらめちゃめちゃ体力が落ちていました。

 とにかく、自宅から中野駅まで歩いただけで疲れる。何もしていないのに、ふくらはぎが筋肉痛になる。座りたくなる……。

 適度な運動って、本当に大切なんですね。

 今週は、医科歯科への通院が多いこともあり、体力回復に努めますが、週末から本格的に始動します。

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2010.10.25

手術後10日経過。

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 あまり自分の写真を見せるのは趣味ではないんですが、手術から10日が経過した、今日の写真をアップしてみます。

 すでに点滴類や詰め物などはすべて取れており、一見、脳外科の手術を受けたとは思えません。いかに低侵襲(身体を傷つける行為が少ない)の手術であるか、わかると思います。

 実際には、左の鼻腔の奥を切開して下垂体にアクセスしており、鼻をかんだり、こすったりすることは今も禁止されています。

 術後の各種テストでは概ね良好な数字が出ていますが、TRH負荷試験というテストでは、正常なら影響を受けないはずの成長ホルモンが、依然として薬品投与と共にやや増加する反応を示しています。

 もっとも、これはよく見られる現象で、成長ホルモン自体は完治の目安である0.4を下回り、0.3にまで下がっているので、いちいち気にすることはないそうです。

 水分がいろいろ出ていくこともあり、入院前に比べて3キロちょっと体重が落ちました。

 それ以上に、むくみが引く、靴が若干緩くなる、家族から耳や唇の変化を指摘されるといった変化が出ています。プラシーボ効果かもしれませんけど。

 鼻づまりはひどいですが、体調自体は良好。もうすぐ、今の病院は退院となります。

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2010.10.24

先端巨大症3:成長ホルモン

1:首もとの腫れ
2:甲状腺のう胞

 

 血液検査の結果に異常が出たのは、6月10日のことだった。

「血液中の成長ホルモンの値がちょっとおかしいんです。通常、栗原さんの年代ですと、0.17が上限値なんですが……」

 先生が示した検査結果には、赤い字で「35.8」と書かれていた。正常値の200倍以上である。

「実は、栗原さんを見ていて、まあ普通の方なんですが、ほんの少し、顔つきなどがごっついかな……と思ったんです。それで、今回初めて成長ホルモンを調べてみたんですが」

 僕がごっつい……、確かに。でも、それは昔からのことだ。今回の甲状腺の腫れと関係があるとは思えない。またひとつ、笑い話のネタが増えたか。

「成長ホルモンの値に異常値が出た場合、ソマトメジンCという値を確認するんですが、こちらもちょっと高いという報告が来てましてねー。念のため、今再検査しています」

 T先生は、いつものほわほわっとした感じで話している。

「で、両方とも異常値という結論が出た場合なんですが……」

 僕は、身構えることもなく聞いていた。

「脳の中心の、下垂体というところに腫瘍があることが疑われます」

「はぁ」

                       *                                             *

 6月17日。2週連続で診療所を訪れた。

「栗原さん、やはり成長ホルモン、ソマトメジンCともに高いみたいです。お忙しいところ申し訳ないんですけど、MRIを撮ってきてもらえますか」
「脳に腫瘍がある可能性が高いってことですか」
「はい、脳といいますか、下垂体というホルモンを司る部分があるんですが、そこに腫瘍があるかもしれないんです」
「もし、腫瘍がある、と確定した場合は」
「手術になりますね」

 腫瘍といわれたが、実はさほど大きなショックは受けていなかった。T先生の表情が普段と全然変わらない。命に関わるような病気なら、「ご家族を呼んでください」とかいわれるはずだ。へぇ。なんか、ドラマとは違うな。そんな、人ごとのような気分だった。

 先生曰く。
 今疑われている僕の病気は、下垂体腺腫による先端巨大症。成長ホルモンが過剰に分泌された結果、手やら足やらおでこやらが異常に発育してしまう病気だ。(詳しくはこちら

「全身麻酔による摘出手術ですが、今は開頭ではなく、鼻や上の歯茎からアクセスする安全な手術方法が確立しています。虎の門病院に、とてもいい先生がいるので、もし手術となった場合は、そちらで受けられるようにします」

 その日の午後、仕事の予定を変更して、新宿のメディカルスキャン新宿を訪れた。3年前、膝の関節痛の検査でMRIを撮ったところだ。当時は、関節痛の原因は最後までわからなかった。だが、T先生によれば、これも先端巨大症の合併症である可能性があるそうだ。膝の軟骨組織が肥大し、接触してしまうのだいう。

 3年前は、「MRIとはいっても脳腫瘍ではなく関節痛だから気楽」と思っていたが、真犯人は脳腫瘍だったのか。

 6月23日、K診療所で経口ブドウ糖負荷試験。OGTTと呼ばれる、通常は糖尿病の確定診断に用いられる検査だ。75ccのブドウ糖の原液を飲み、その後30分ごとに採血して血糖値などの推移を測定する。僕の場合は、重要なのは成長ホルモン。血糖が上昇すると、通常は成長ホルモンの分泌が抑制されるが、先端巨大症の患者は、逆に増加していく。

「あら栗原さん、OGTTなんて、血糖値が高かったの? 若いのに大変ね。生活を見直さないと」

 顔なじみの看護師は、OGTTを、糖尿病の検査としか認識していなかった。何しろ、先端巨大症は20万人に1人ともいわれる希少疾病。知らなくても無理はない。

 すべての検査が終わり、最終的な診断結果を聞いたのは、7月1日のことだった。

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2010.10.23

先端巨大症2:甲状腺のう胞

1:首もとの腫れから

 2月18日。K診療所で週1回、甲状腺疾患を診ているT医師に、首もとの腫れを診察してもらった。30代くらいの、さっぱりした雰囲気の女性医師だ。

「甲状腺腺腫が考えられます。詳しく調べてみましょう」

 腺腫とは、腫瘍のことだ。
 その週から何度も病院に通い、詳細な検査を行った。超音波検査に血液検査。腫れに巨大な注射を刺して組織を吸い出す、組織検査も行った。その結果、腫れの中身は悪性腫瘍などではなく、大部分が液体であることが判明した。

「何らかの原因で分泌液が溜まる、"甲状腺のう胞"と思われます。今のところさほど心配はありません。ただし、放置はしないほうがいいでしょう」

 完治させるなら、全身麻酔による摘出手術となるが、医師はいきなりそこまでする必要はないだろうと言う。のう胞自体は特に悪さをしておらず、バセドー病など、深刻な疾患の疑いも低い。手術は安全だが、ごくまれなケースとして声がかすれる可能性があるので、現時点では経過観察で構わない、と。

 1月の時点でだいぶ硬くなっていた腫れは、組織検査で抜いてもらったおかげで、かなり楽になっていた。

 経過観察は、月1回。まずは診療所で5ccの採血を行い、翌週にその結果を聞きに行く。検査は、「かんたん健康チェック」と呼ばれており、血糖値なども見てもらえるので、健康診断のような気分である。今まで、健康診断はかなりサボっていたし、これで定期的に身体の状態を見てもらえるなら、1回の採血で数千円かかる自己負担も高くはない。血糖値も正常だ。

 2月、3月、4月……。特に悪い数値が出ることもなく、月1回、T先生と世間話をしに行くような気分だった。先生には男の子のお子さんがいて、今電車と新幹線に夢中。先生自身も、最近はすっかり「ママ鉄」なのだとか。

「息子に話せる電車の話題、教えてくださいね」

 だんだん、病院通いが楽しくなってきた。

(つづく)

3:成長ホルモン

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2010.10.21

素晴らしいお見舞い品

3日前、僕は書きました。

>>  本当は、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」がいいんだけど、贅沢は言うまい。

……。

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心優しい友人たちが、食べるラー油を持ってきてくれました!

しかも、二人も!(笑)

持つべきものは、友だちですね。

創業明治二十六年久原本家「茅乃舎」の「食べる辣油」と、

現在人気ナンバーツーのヱスビー食品ぶっかけ!おかずラー油

実にみごとな対比と言えましょう。

入院中の楽しみが増えたというものです。

では、早速。

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……。

…………。

味がわからない……。

今、嗅覚が麻痺しているんでした。塩味とカリカリした食感しかしない_| ̄|○

嗅覚戻るまで、とっておくことにします。

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先端巨大症1:首もとの腫れ

 首もとが腫れているな……と気づいたのは、昨年、2009年暮れのことだった。左の首もとがぷくっと膨れ、触るとぷよぷよしている。

 何だろう、と思っているうちに、それは少しずつ大きく、硬くなっていった。痛みはない。しかし、次第に違和感が出てきた。のどに、粘土か何かを置かれた感じ。横になると、かすかに喉を圧迫する。

 万が一、悪性腫瘍とかだったら困るな。まあ、でも痛くもなんともないし。どうするかな……。

 2010年2月5日、僕は、行きつけの診療所へ出かけた。

「ここは、甲状腺かもしれないですね」

 腫れを触った内科医は、甲状腺の専門家の診断を受けることを勧めた。だが、この診療所に甲状腺の医師が来るのは木曜日のみ。しかも、次の木曜は建国記念日でお休みだ。その次は2月18日と、ずいぶん先になってしまう。

 診断まで時間がかかるとなると、急に心配になるものだ。今思えば、この時期がいちばん不安だったように思う。悪性腫瘍だったらどうするか。車窓ガイドの執筆が佳境なのに、仕事をそっちのけでネットを調べた時もあった。

 いろいろな症例が見つかったが、呼んでいくと自分の症状は甲状腺癌にぴったり当てはまるように思えた。もしかして、癌なのだろうか。もっとも、甲状腺癌はごく一部の例外を除き、悪性腫瘍の中でも非常におとなしい癌であり、転移のリスクも少ないとあった。30代であれば、5年後の生存率はほぼ100%、摘出手術をすればほぼ完治するという。

 手術になるのかな。まあ、でも命に関わることはないだろう。きっと。たぶん。

 2月13日。友人グループで宇都宮餃子を食べに行った帰り、僕は佐野厄除け大師で珍しく厄除けのお守りを買った。

(入院までの話。この話ばかりになるのもなんなんで、時々続きを書きます)

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2010.10.20

手術前、手術後のMRI画像

 手術前と手術後の、MRI画像をもらいました。プリントアウトしたものを、病室でぱぱっと撮ったものですが、紹介します。

 MRI画像なので、全然グロテスクではありませんが、一応、続きに表示とします。下のリンクをクリックしてください。

Continue reading "手術前、手術後のMRI画像"

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2010.10.18

手術後3日:常食に戻"し"ました。

 昨日の夜、いつまでお粥なのかなと思って看護師さんに聞いたら、

「ご希望でしたら、常食に変更しますよ。今からですと明日のお昼からになっちゃいますけど」

あ、そうなの?

「ご飯、足らないですか? 主食だけですけど、大盛りにもできますよ」

あ、そうなの?

というわけで、今日の昼から常食(通常食)・主食大盛りになりました。

記念すべき、最初のメニューは、

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 親子丼。

 ……。

 おいおい、ちょっと極端じゃありませんか?

 しかも、ご飯だけ大盛りの親子丼って。

 まあ、おかずが足りないのは予想していたので、売店で調達しました。

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 ごはんですよ。

 やっぱこれだよね。

 本当は、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」がいいんだけど、贅沢は言うまい。

 人間の生活が戻って来ました。

 ……ていうか、おなかいっぱいです。

 

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2010.10.16

先端巨大症:下垂体腺腫の切除手術を受けました。

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 そんなわけで、昨日15日、下垂体腺腫(良性腫瘍)による、先端巨大症の手術を受けて参りました。

 手術というと、ストレッチャーに乗せられて、ガラガラガラ……と手術室に運び込まれ、「手術中」のランプが付く……みたいなイメージがありますが、普通は、こんな感じでスタスタ歩いて入っていきます。この病院の場合、手術室はこの扉の向こうに10室以上ずらりと並んでいるので、親族が「手術中」のランプを見ることはありません。ランプが消え、執刀医が出てきて「先生!」という展開はないわけです。

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「んじゃ、行ってきます」

 画像はぼかしてありますが、奥の看護師さん、写真を撮る親父と手を振る僕を見て爆笑しています。

 さて、てくてく歩いて手術室に入ったのが午前8時35分。

 第4手術室というところに入りまして、まずは、口の中をチェックします。先端巨大症の患者は、舌や扁桃腺肥大して、人工呼吸機の管が入れにくい場合があるので、チェックします。

「大丈夫そうですね。お顔はアクロ(先端巨大症)の特徴がありますけど、お口はそうでもないですね」

 看護師さん、一言余計だよ(笑)。

 ここでようやく、手術台の上にどっこいしょ、と寝そべりました。胸に心電図の端子を付け、酸素マスクをあてがわれます。

「ほら、アクロの患者さんは鼻が肥大している場合が多いから、ちゃんと当てるのよ」

 だから一言余計だって。
 酸素マスクから酸素を吸うと、なかなか良い気分。続いて、左腕に点滴の針を刺します。麻酔の注射は痛い!といろいろな人に脅かされましたが、これは普通の点滴針。僕は左腕にちょうど良い血管があるので、ほとんど痛みを感じることなく、針が入りました。

 ここで、執刀医のY先生登場。下垂体の専門家としては、日本で5本の指にはいる、「ゴッドハンド」を持つ名医です。

「じゃあ、ちゃんと取るからね」

 全く普段通りの、とぼけた口調で語りかけるY先生。これから、大脳の直下にアクセスする大手術をするようには全然思えません。

「じゃあ、お薬入れます。ちょっと滲みますー」

 看護師さんの合図で、左腕の点滴から、冷たい薬が入ってきました。滲みるのではなく、ひんやりという感じだな。生理食塩水と変わらないや……。

 そんなことを思った次の瞬間。天井がくにゃっとゆがみ、すーっと意識が遠のいていきました。

・・・。

「……りはらさーん、聞こえますかー」

 頬だか胸だかを、軽く叩かれたような気がしました。なんだよ、人が気持ちよく寝ているのに、起こすことないじゃん……。

「くりはらさーん、寝ちゃだめですよー …寝はだめですよー」

 二度寝……と言われたような気がして、なんで寝てるんだっけ?と冷静になりました。ああ、そうか、僕は手術を受けたんだっけ。えーと、もう終わったの?

「くりはらさーん、では、ゆっくり口で深呼吸してみてください」

 深呼吸? 鼻で息を吸おうとして、吸えないことに気づきました。鼻に詰め物がされているようです。ああ、口で息をすればいいのか。あれ、この管は何?

 舌に当たったのは、人工呼吸器の管でした。でも、ちゃんと自分で呼吸できます。スー、ハー、スー、ハー。

 「大丈夫ですね。じゃあ、管を抜きます」

 麻酔から覚め、自力呼吸ができることを確認して、管が抜かれました。ちょっとむせたけど、胃カメラのような気持ち悪さはあまりなし。

 「だいたい取れたよ。大丈夫」

 先生の声が聞こえました。だいたい、ということは、ちょっと残ったのかな……「少し残りました?」と聞こうとしましたが、声になりません。「大丈夫、大丈夫」。先生は頷きました。

「今、何時ですか?」

 かろうじて声を絞り出すと、13時過ぎとのこと。11時か12時くらいに終了予定とのことだったので、思ったより時間がかかったようです。後で聞いたところでは、思ったよりも腫瘍が大きかったのだとか。

 帰りは、もちろんストレッチャーで寝たまま戻ります。まずは手術室内の回復室でしばらく安静にした後、すぐに自分の病室に戻ります。通常は、1日はICUで過ごすのですが、ICUが込み合っており、僕の場合はナースセンターのすぐ隣りの病室ということで、すぐ戻ることになりました。

 この頃には、だいぶ意識もはっきりしてきて、違和感を感じるのは鼻と下の方のみ。通常の3倍くらい鼻づまりをおこしているような感じですが、それ以外はほとんど痛みは感じません。下の方は、まあ、なんだかいわゆる管が付いています。

 病室に戻り、3分後の写真が、これ。

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 Vサインかよ……。考えろよ、自分。
 意識もはっきりしていて、痛みもほとんどないのですがこうやってみると痛々しいですな。昨日は、この状態でツイートしていました。

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Tweet

 これが、昨日、15日14時20分ごろの写真。今は、鼻の詰め物と点滴の針以外はすべて取れ、椅子に座って、このエントリを書いています。詰め物と点滴針も、明日には外す予定。

 僕は特に経過が順調なようで、術後、鎮痛剤の類は一度も投与せず、詰め物を取るのも、1日前倒しとなりました。

 もっとも、ちょうど1週間後に予想される合併症があるため、入院期間は当初の予定通りとなります。

 というわけで、大変元気です。ご心配をおかけしました。

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2010.10.14

二人部屋

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今回はこんな部屋。通常の4人部屋が空かず、とりあえず二人部屋になった。

これで一日1万4000円て、まじですか…。

受付で、「二ヶ月も前に予約したのに、希望の部屋が空いていないとはどういうことだ」ときれていた人。ホテルじゃないんだから。

今日はいくつか検査をして過ごします。

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行ってきます。

 さて。

 いよいよ、本日から都内某病院に入院してきます。

 過去2回の入院は検査入院でしたが、今回は、ついに治療開始。

 今日入院して、いきなり明日全身麻酔による手術!を受けるのです。

 実は、手術そのものよりも、痛いと噂の麻酔におびえています。

 まあ、痛い痛いとさんざん脅かされたサンドスタチンの筋肉注射も全然たいしたことなかったし、採血も全く問題ない無神経な僕なので、案外さらりとこなしてしまうかもしれませんが。

 手術は、下垂体にある良性腫瘍をさくっと取り除くというもの。

 なんでも、鼻からぐいっとアクセスする安全な手術だそうです。

 昔は、鼻と共に上の歯茎に穴を空けて、太ももの脂肪で塞いだりしたそうですが、今はそんなえぐいことをしなくても済むのだとか。

 最近、やせたとか若干スッキリしたとかよく言われるんですが、これはおそらく、サンドスタチン投与によって、一時的に腫瘍が抑えられているからでしょう。

 ということは、根本的に腫瘍をとっちゃえば、もしかしてちょっとイイ感じになれるかも?

 ほんのちょっと、期待しております。

 入院は、現時点での説明では約2週間。手術は、T病院で行いますが、早い段階で毎度おなじみI大学病院に移る予定。

 一般病棟に戻り次第、ブログもTwitterもやりますんで、どうぞよろしく。

 行ってきます。

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小学館「人気列車で行こう」創刊記念イベント

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 10月10日(日)。ヘランツアーから帰国したその足で、秋葉原の鉄道居酒屋、「LittleTGV」を訪れた。

 小学館から10月7日に創刊された、鉄道マガジン「人気列車で行こう」の創刊記念イベントだ。

「人気列車で行こう」人気列車部ブログ(公式ブログ)

Amazon「人気列車で行こう」創刊号「カシオペア」

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 「人気列車で行こう」は、分冊百科タイプの隔週刊雑誌。毎号、1本の列車に焦点を当て、その列車の旅や車両、駅弁などについて紹介する。リリースを見た時は、「これがEF510の全貌だ!」とあるなど、"車両鉄"向けの雑誌なのかと思ったが、実際に手にした創刊号「カシオペア」を見ると、軸足は"列車の旅"のようだ。駅弁や歴史の話もあり、ガチガチの?鉄道ファンでなくても楽しめる。

 この日のイベントは、鉄道などのブログを運営しているブロガーが集まってのプロモーションパーティー。申し込んだは良いけれど、どういった感じになるのか、よくわかっていなかった。

 蓋を開けてみると、創刊号「カシオペア」の写真を撮った鉄道写真家、米屋浩二さんによる取材秘話や、クイズ大会といった楽しい内容。自己紹介の時、店員のユキンコさんから「(栗原のことを)知ってますー!」と言ってもらえたのがちょっとだけ嬉しかったのは内緒だ。

 

 鉄道クイズは、写真の一部を見て列車名を当てる趣向。「車両に詳しくない自分の化けの皮がはがれる」と戦々恐々だったが、気がつくと真っ先に手を挙げていた。だって、EF510-510を見せて「カシオペア」と答えさせる、なんて問題だったんだもん。てっきり、「カマ故障のためこの日だけEF510-510を使用した北斗星」とかいう捻った問題が出るのかと思った。

 会場には、ブログやTwitterでおなじみの皆さんのほか、漫画家の松山せいじ氏、オオゼキタク氏、横見浩彦氏といった方々の顔も見え、頭を韓国モードから鉄道モードに切り替えて、久しぶりに気楽な時間を楽しませていただいた。

 17時半に始まったイベントは、19時半に終了。多くの人は二次会に行かれたようだが仕事山積みの僕は、後ろ髪を引かれながら仕事場に向かった。

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2010.10.13

ヘラン号利用プレミアムツアー

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 三進トラベル主催による、「女優・黒田福美さんと行く、夢の豪華ヘラン号利用プレミアムツアー5日間」が、10月4日から8日まで開催され、無事成功裏に終了しました。参加してくださった皆さん、そして関係者の皆さん、ありがとうございました。

 オール個室の寝台列車を1編成まるまるチャーターしてしまったこのツアー。20万円を超える高額商品ということで、果たしてお客さまが集まってくださるか心配でしたが、ふたを開けてみれば、満室御礼。総勢31名の方が、参加してくださいました。

 案内したのは、この2人。

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女優・黒田福美さん(右)と、どこかの自称兄さん。慶州の皇南パン本店にて。

……遠近法がおかしいような気もしますが、気にしないように。

 お客さんは、韓国旅行と黒田さんが好きなご夫婦やお友達同士が多く、予想通りレールファンの方はさほど多くありませんでした。もともと、僕はレールファンよりも一般の方に鉄道旅行の魅力を紹介する記事を得意としているので、むしろこれは歓迎すべき状況。黒田さんに、韓国文化と地方の魅力を存分に語っていただき、僕はヘラン号と鉄道の魅力をゆるーく語るというポジションです。

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ソウル発車直後のウェルカムパーティーでは、参加者全員で自己紹介。

 ヘランは、1編成完全貸切。コースも、幹となるダイヤは通常の2泊3日コース(アウラコース)に沿うものの、こちらの要望を取り入れてもらったオリジナルコース。

10月5日
ソウル(ヘラン)全州[伝統ビビンバ、韓屋村散策](ヘラン)求礼口(バス)松広寺(バス)晋州[鰻料理、晋州灯籠祝祭](ヘラン) -車中泊

10月6日
- 慶州[純豆腐、市内歴史遺跡地域散策](ヘラン/車内トークイベント)安東[ホチェサッパプ](バス)河回村[仮面劇](バス)安東温泉(バス)安東[チムダク](ヘラン/車内ライブイベント) -車中泊

10月7日
- 正東津[日の出観賞](ヘラン/車中あわび粥、スイッチバック通過)ミンドゥンサン(バス)旌善[民俗五日市](バス)ミンドゥンサン(ヘラン)ソウル

 僕が韓国で最も車窓が良いと思っている、嶺東線の栄州-柏山間を日中に通過することができなかったのは残念ですが、食あり、祝祭あり、世界遺産あり、車窓ありという、かなり贅沢なコースになりました。

 1本の列車に乗って各地を旅すると、移動が便利とか、部屋に荷物を置いておけるのでラクとかいった利点もありますが、ツアー全体の親密度が非常に高くなるというのが実に良かったと思います。黒田さんの、お客さんに対するスタンスも、芸能人を意識させることのない気さくさで、旅の終盤にはすっかりみんな仲良しでした。

 コース自体も、見るはずだったものが見られないというケースもあり、100%ではありませんでしたが、黒田さんや、三進トラベルの添乗員キムさんの奮闘もあって、多くの方に喜んでいただけたようです。最大の懸念が天候でしたが(笑)、これは「晴れ女優」黒田福美さんの圧勝。自分でもびっくりするくらいの、みごとな晴天続きでした。

 レールファンは少ないということで、自分の持ち味をどこで生かすかが課題でしたが、羅漢亭スイッチバックの解説では、マニアックになることなく、その魅力をそれなりに伝えることができました。

 お客さんに喜んでいただけたのはもちろん、完全バス旅派?の黒田さんに、「こういう旅も良いですね」と言ってもらえたのも良かったなあ。

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晋州駅に停車中の「ヘラン」

 そうそう、今回、僕は大きな夢をひとつ叶えました!

 それは、セルフ車掌! じゃなかった、車内放送をすること!

 あらかじめハ×ケ×スの「セ×ナーデ」の音源を自作してiPhoneに入れておき、マイクを通じて「ヘラン」車内に流してしまいました。

♪ ド# ミ ラ ド#↑ シ ソ# ミ ソ# シ ファ# シ ミ ミ↑ ♪

「……皆さま、本日は、レイルクルーズ"ヘラン"にご乗車いただき、まことにありがとうございます。列車は、ただいま定刻に韓国・ソウル駅を発車いたしました」

 じぃぃぃぃん。

 惜しむらくは、お客さんに鉄な方が少なく、この感動を共有してくださる方が、三進トラベルの社長くらいしかいなかったこと(笑)。うー、録音しておけば良かった。やれやれ。

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晋州駅でヘランに乗り込む黒田福美さん

 すっかり顔なじみの乗務員たちからは、「栗原さん、もう10人めの乗務員ってことで良いのでは」と言われてしまいました。

 また機会があれば、こうしたツアーのお手伝いをしたいと思います。

 

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2010.10.12

清進洞、あのカフェの今。

  こちらも、久しぶりに清進洞のあのカフェ。

ドトーリコーヒー(2004年1月27日)
ドトー「ル」コーヒー(2005年6月4日)
ドトー○コーヒー(2007年3月16日)
先生の試験(2008年10月26日)

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2004年1月27日「ドトーリ(団栗)コーヒー」

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2005年6月4日「ドトールコーヒー」

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2007年3月16日「ドト……」

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2008年10月24日「自称ドトールコーヒー」

さて、あのコーヒーショップは、今どんな名前になったのでしょうか!


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2010年10月8日「蓮湖ナクチセンター」

イイダコ屋になってた……_| ̄|○

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ヨンチョルバーガーseason2

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 4年ぶりに、安岩洞にあるヨンチョルバーガー本店の話。

 ヨンチョルバーガーは、高麗大学の近所で生まれた、屋台出身のバーガーチェーンだ。挽肉とキャベツがたっぷり入ったホットドックタイプのサンドイッチで、当時はひとつたったの1000W。しかも、コーラが飲み放題だった。

ヨンチョル・ストリートバーガー(2004/05/09)
ヨンチョルバーガーの本が出た。(2005/12/10)
突如閉店?(2005/12/12)
ヨンチョルバーガー本店の今(2006/12/21)

 留学生時代、さんざんお世話になったヨンチョルバーガーだが、2004年頃から急成長し、今ではチェーン展開まで行っている。

 さて、久しぶりに本店に立ち寄ってきた。

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 場所は2006年12月と同じだが、ますます本格的な店舗になっていた。社長のイ・ヨンチョル氏は、ホームレス同然の状態でハンバーガーの屋台を開業し、10年でここまで来た。メニューは多彩になったが、時間があるときには今でも社長自ら店頭に立ち、基本であるストリートバーガーも、1500Wに値上げした以外は何も変わらない…… はずだった。

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「ストリートバーガーは、なくなったんです」

 店員が、信じられないことを言った。メニューには、2500Wから4000Wほどの、ヨンチョルバーガーにしては高価格のサンドイッチが並んでいる。仕方がないので、一番安いシリアルチーズバーガー2500Wを注文した。

「ドリンクも、別途注文しなくてはならないんですが……」

 なんということだ。サンドイッチが、高い商品ばかりになっただけでなく、無料だったコーラまで有料になってしまった。

 ヨンチョルバーガーよ、お前もか。

 ある程度の成功を収めた企業が初心を忘れて利益主義に走り、自滅していく。韓国でも、日本でもよく見られるストーリーだ。ヨンチョルおじさんも、屋台時代の志を忘れ、高価格指向に走ったのだろうか。高大生に愛され、恩返しをしたいと2000万Wもの大金を奨学金として寄付したヨンチョルおじさんが……。

 それでも、2500Wのシリアルチーズバーガーは、チーズをたっぷり載せたストリートバーガーといった趣で、味は損なわれていなかった。コーラは800Wと一般的なファストフードよりも安い。

 ホテルに戻り、ヨンチョルバーガーのサイトを開いてみた。すると、そこにはイ・ヨンチョル社長による長く詳細な説明文が掲載されていた。

 「この度、ヨンチョルバーガーの今後の運営方針を多くの方々と共有して、事前にご了解をいただくために、この文章を掲載することにしました。

 この数カ月間、私たちは大いに悩み、多くのお客さまや学生たちに助言を求めてきました。その結果、10年間、弊社を代表する商品だった「ヨンチョルストリートバーガー」の販売を終了し、思い出として大切にしまっておこうと決めました」

 こんなふうに始まる、イ・ヨンチョル社長の文章。そこには、材料費と物流コストの上昇のために、1500Wのストリートバーガーが以前から原価割れを起こしており、高額商品の利益によってその赤字を補填していたことが打ち明けられていた。

 「多くの方に支えられ、数年前から弊社ではフランチャイズ展開を行っていますが、本社にはフランチャイジーの方々が安定して利益を得られるような収益構造を確保する責任があります。ストリートバーガーを赤字のまま、加盟店の方々に売っていただく訳には参りません」

 なんとかストリートバーガーを維持したいヨンチョル社長は、大手食品会社と提携し、セントラルキッチン方式を導入する。全店の仕込みを一括して食品工場で行うことで、コストの大幅な削減を目指したのだ。しかし、この方策は裏目に出る。元々ストリートバーガーがあまりにも低価格であったため、コストを削減するどころか、むしろコストアップしてしまったのだという。

 フランチャイズ店舗の品質を落とすことだけは絶対に避けたいヨンチョル社長は、ついに決断する。

「既存のストリートバーガーの販売を終了し、ヨンチョルストリートバーガーseason2をリリースします。若干価格は高くなりますが、他のバーガーよりも安い価格帯の商品を提供するよう準備しています。ドリンクも有料となりますが、プラスチックの容器を使い、もちろんおかわりは自由です」

「ストリートバーガーは、9月11日まで販売します。当日は、午後6時から閉店まで、ストリートバーガーを無料でご提供しますので、どうぞご利用ください」

 9月11日は、定期高延戦の最終日。きっと、本店は多くの学生たちで賑わったことだろう。なんだ、もっと早く知っていれば、駆けつけたのに。久しぶりに、ヨンチョルおじさんに会いたかったなあ。

 ヨンチョルバーガーは、志を忘れてはいなかったようだ。また、ソウルに来るたびに、遊びに来よう。これからは、もう少し高いバーガーも試してみようかな。

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2010.10.06

車両基地に宿泊中。

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 レイルクルーズ「ヘラン」のツアーに同行中。

 気がついたら、ヘランが乗客を乗せたまま伽イ耶の車両基地に入っていた。

 「ヘラン」は、夜中に走り続けるほどの距離を走らないこと、夜中に走ると眠れない人が多いことなどから、深夜は駅などに留置されることが多い。

 しかし、まさか車両基地にそのまま入れてしまうとは。

 3時50分ごろまで、滞泊するらしい。

 これ、鉄道ファン向けの目玉にならないかな。

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2010.10.04

韓国へ出発します。

いよいよ、黒田福美さんとのヘランツアー出発日。

高額なツアーだけに、どれだけの方が来てくださるか心配でしたが、旅行会社によれば、部屋は満室に近いとのこと。

無事催行となり、ほっとしていると同時に、軽く緊張?しています。

今回から、iPhoneが定額で使えるようになったので、列車からも更新します。

それでは、行って来ます!


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