山陰本線岡見駅
6月12日。時間に余裕があったので、ふらりと降りてみた。
山陰本線岡見駅。
特に、何か目的があったわけではないけれど、なんとなく、聞いたことがあるような気がしてこの駅を選んだ。
駅は築堤の上にあり、駅舎は下。うん、いい駅だ。
無人駅だけれど、なかなか素敵な木造駅舎。瓦がいい、これが石州瓦というやつなのかな。
清く正しい、駅前通り。コンビニなどはなく、商店といえば、駅前旅館を兼ねた酒屋が一軒あるだけ。人通りはないが、民家はどこもドアが開いていて、生活の気配が漂っていた。民家から出てきたおばあさんが、僕の顔を見て、にっこりとお辞儀した。こちらもお辞儀を返す。地方の町を歩くと、見知らぬ人が普通に挨拶してくれるのが嬉しい。
駅前通りを5分ほど歩き、線路をくぐったら、小さな漁港に出た。向こうに、発電所が見える。中国電力の三隅発電所だ。
これで思い出した。岡見駅を知っているような気がしていたのだが、美祢線の美祢駅から岡見駅まで、炭酸カルシウムを輸送する貨物列車が1日1本走っているんだった。こんなひなびた小駅が、貨物列車の終着駅とは思わなかった。厳密には、岡見駅までではなく、そこから分岐する貨物線を通って、三隅発電所まで入るらしい。
民家の軒先でひなたぼっこをしていたおばあさんと目が合い、お辞儀した。都会でやったら、不審に思われかねないことだけど、とても自然だ。
丘の向こうに見える三隅発電所。意識していなかったけど、右下の線路は発電所に入る引き込み線のようだ。
別に、特別なことは何も起きなかったけど、なかなかいい途中下車だった。
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