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2010.05.31

30冊以上の雑誌・新聞を閲覧できるビューン

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 ソフトバンクモバイルが、月額315~450円で30以上の新聞・雑誌・テレビニュースを携帯やスマートフォンで閲覧できるサービス「ビューン」を発表した。

 コンテンツは、"かき集めた感"があるけど、ニュース報道系・総合情報系だけでも価値がありそうだ。

 実業之日本社ブルーガイドが、ガイドブックとしては他社に先駆けて参画しているとは、知らなかった。今後の展開が楽しみだ。地球の歩き方は、「アメリカ西海岸」と「スペイン」の2冊という謎のラインナップ。とりあえず、権利関係をクリアしたところから提供、ということなのだろうか。

 ソフトバンクモバイルからの提供だが、回線契約のないiPad Wi-Fi版でも、アプリ内課金という形で利用できる模様だ。

 スタートは明日6月1日から。早速、登録してみよう。

画像は、ソフトバンクのリリースよりお借りしました。

追記:iPhoneは月額350円、iPadは同450円だそうです。

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仕事場にiPad導入。

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 想定通りのお仕事環境、完成。

 iPadで、自炊(自分でスキャンした)資料を閲覧し、PCで原稿を作成するスタイル。

 鉄道ファンなどの雑誌を見開きにすると、文字が読み取れなくなるけど、縦置きにして1ページ表示ならまずまず快適。今後スキャンする資料は、iPadの画面に合わせて品質を調整すれば、もっと見やすくなるだろう。

 こうやってみると、PCのモニターが17インチというのは、ちょっと時代遅れで狭い。いずれ、23インチくらいのフルHDモニターを導入しよう。まあ、少し先の話だけど。

 iPadのスタンドは、ダイソーで買った「スチールまな板スタンドB」。

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 純正ケースを付けた状態でジャストフィット。ホームボタンも操作できる。左右のパイプが、ちょっとだけ画面にかかるけど。

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 うむ。満足。仕事仕事。


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2010.05.30

変貌する江古田

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 定食屋は健在だが、江古田の街自体はずいぶん変わった。

 江古田駅は、今年1月から橋上駅舎化の工事に入っており、あの懐かしい木造駅舎は今は昔だ。ここで、何度となく飲み会の待ち合わせをしたものだ。

 日本大学学部江古田校舎も、2006年から続けられてきた全面改築工事がほぼ終了し、すっかり様子が変わってしまった。

 写真は、江古田駅北口交差点。江古田校舎の正門は、この道の奥にある。

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 僕が在校していた頃は、こちらは「裏門」で、ここから放送学科生のたまり場だった「ロッカールーム」に直接入ることができて便利だった。そのまま、教室に一度 も行かずに飲みに行ったこともよくあった。懐かしい、まなびやの記憶である。

 ちなみに、奥の街路灯の下付近が、僕がテキーラをストレートで3杯イッキ飲みして、意識を失った現場である。次に目を覚ましたのは、病院の処置室であった。思い出は美しい。

 日芸の校舎と江古田駅は変わったが、幸いなことに北口通りは、僕の在校時代の雰囲気を良く残していた。

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 勉強しなくてすみませんでした。

 

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伝説の定食屋/江古田「ランチハウス」

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 我が母校、日本大学芸術学部がある江古田に寄ってきた。

 目的地?は、ここ、伝説の定食屋「ランチハウス」。

 600円台の低価格で、通常の2倍くらいのボリュームがある焼肉&チキンを食べられる定食屋だ。学生時代は、僕の脳内で「洋包丁」、「大盛軒」と並ぶ「江古田三大定食店」の一角を占めていた。

 そんな「ランチハウス」を久しぶりに訪れているのは、最近お世話になっているアニメ監督、わたなべひろし氏から、意外な話を聞いたからだ。

 ランチハウスのシンボルである、謎のコックさんマーク。

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 これをデザインしたのが、実は若き日のわたなべ監督なのである。

 わたなべ氏によれば、これを制作したのは、1978年ごろ。当時の店主に頼まれて作ったもので、ギャランティは掃除機と"一カ月分食べ放題権"だったそう。

 Wikipediaの記述を参照すると、1978年といえば、わたなべ氏がアニメーション業界で活動を始めた時期にあたる。氏の代表作「魔法のプリンセス ミンキーモモ」が生まれる、約4年前のことだ。

 ミンキーモモ閻魔あいまいんちゃんの原点がここにある(のか?)と思うと、実に感慨深い。そんなにすごい店とは、知らなかった。

 ただし、今のご主人は当時のいきさつはご存じでないそうだ。

 さて、約15年ぶりに味わうランチハウスの「Bセット」650円。

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 無茶なボリュームは健在だった。チキンカツ2人前+ポーク焼肉1人前&大盛りドレッシング入りサラダ。 この店で、カロリーのことを考えるのは禁物だ。一方で、決してボリュームだけの店ではなく、味も確かである。カラッ、さくっとしたチキンカツは、今食べてもおいしかった。

 いつまでも、江古田の星として頑張ってほしいな。

 次回は、「元祖ワンコイン定食(当時)!居酒屋ランチの巨匠、お志ど里」を紹介しよう。いつになるかわからんけど。

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2010.05.29

iPad購入、まずはPDFリーダーを比較。

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 iPad、買ってきた。

 購入の時刻を指定されていたけれど、通信会社との契約が必要なWi-Fiモデルの場合、時刻は目安に過ぎなかったようだ。少し早めに着いたものの、すぐに受け付けてもらえた。

 早速、事務所に戻って初期設定。

 昨日も書いたように、iPad導入の第一の目的は、書籍や雑誌からスキャンしたPDFファイルを見ること。まずは、PDFやeBookを表示するアプリケーションとして、「GoodReaderHD」、「i文庫HD」、「CloudReaders」の3製品を試してみた。

GoodReaderHD

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↑見開き表示ができない?

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↑縮小してページ全体を表示しても、非常に高画質

 iPhone用PDFリーダーとして、非常に有名なアプリケーション。100MBを超える巨大なファイルもストレスなく開くことができ、高速。PDFに止まらず、文書や動画など、非常に多くのファイルを再生できる、iPhone用総合リーダーとなっている。

 iPad専用版のGoodReaderHDも、表示は大変高速で安定しており、高品質だ。ページ全体を縮小して表示しても文字がつぶれず、拡大しなくても気持ちよく読める。しかし、横画面にしても、2ページを同時に表示する「見開きモード」が見当たらず、1ページずつしか見られない。

i文庫HD

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↑ページをめくるだけで楽しい。

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↑文字がつぶれてしまう

 青空文庫など、主に著作権フリーのeBookを読むためのアプリケーション。eBookのためのアプリであるため、「書籍」を意識した作りになっている。

 ページをめくる時は、ちゃんとページがめくられるアニメーションが見られるし、もちろん見開き表示にも対応している。右開き(縦書き)、左開き(横書き)、1ページ目を表紙とするといった、本のための設定が用意されている。

 使っていて大変気持ちのよいアプリケーションだが、欠点は表示品質。僕が扱うファイルが巨大すぎるせいかもしれないが、大きな画像を縮小して見開き全体を表示すると、文字がつぶれてしまう。一度拡大してから戻すときれいになるが、これはちょっと使いづらい。また、150MBくらいの大きなファイルを開くと、時々落ちることもあった。

CloudReaders

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iPad専用として登場した無料のeBookリーダー。「ページをめくる」という概念がなく、右方向または左方向にずりずりと連続してページを表示していく。

 横画面では、2ページが収まる設計なので、「見開き表示」にも対応していると言える。動作は速くて安定しており、縮小表示も「GoodReaderHD」ほどではないがまずまずきれいだ。

 閲覧自体には特に欠点らしい欠点もなく、現時点では、スキャンした雑誌・書籍を見るなら、CloudReadersが一番よくできているようだ。

 ただ、大量のファイルを持ち歩く場合は、ジャンル毎にファイルをフォルダ分けしたくなる。その辺りがわかりやすくサポートされれば、僕の仕事に欠かせないツールになるだろう。

 画像ファイルは、「鉄道ファン7月号」の広告ページをお借りしました。

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2010.05.28

浜松町、会社員の街。

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 向後さんとタクさんに呼ばれて、ちょっこし浜松町に行ってきました。

 昭和4年創業の、秋田屋。

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 やっぱり、大久保や江古田界わいとは雰囲気が違うね。

 会社員時代を思い出した。

 無職になって、もう9年か。

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iPad、本日発売。

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↑「発売開始」は日本語としておかしいと思うw

 いよいよ、今日はiPadの発売日。

 もちろん?予約してある。

 64GB、Wi-Fi版だ。

 僕の場合、eBookや、自分でスキャンした資料の閲覧が第一の目的。そして、さほど山奥に行かない取材時のネット閲覧用というのが第二の目的だ。

 外出時は、イー・モバイルのPocketWi-Fiがあるし、屋外で取り出してうろうろすることも考えていないので、GPS非搭載も問題ない。

 発表された当初は、iPhoneもノートPCも持っているので、しばらく見送るつもりだった。しかし、ライターとして今後の仕事を考えると、こうしたeBook端末は一刻も早く所有し、新しい時代の扉を叩くべきだ。

 日本では少々時間がかかりそうだが、いずれは、出版の世界もeBookが主流になっていくことは間違いない。紙の手軽さや質感も良いけれど、eBookにも積極的に対応していかないと、10年後には仕事がないかもしれない。

 そんな言い訳読みのもと、5月10日の夕方、ヨドバシカメラで予約したのである。

 5月10日のヨドバシカメラ。新宿西口本店を訪れると、「iPad予約受付中」の看板が見えた。思ったほどは、並んでいない。やはり、こうした大きな端末は日本では一般的ではないのかな、と思いながら係員に声をかけると、

「それでは、予約受付のお時間を承ります。最も早いので17時30分からになりますが、何時からがよろしいですか」

 ……予約の予約が必要だった!

 ヨドバシカメラで予約する人は、大部分が携帯電話通信機能を搭載した3Gモデルが目当てらしい。自分の番が来て、「Wi-Fiモデル」と告げると、「後から変更はできませんが、Wi-Fiモデルでよろしいですか」と何度も念を押された。

 それから2週間あまり。

 いよいよ、その時が来た。すでに銀座のアップルストアは大変なことになっている

 楽しみだ。

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2010.05.27

「家で、やろう」

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送られてきました。_| ̄|○

友人の素晴らしい提案によりタイトル変えました。

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2010.05.25

2001年パキスタン北部、フンザにて

 

帰省先での夏祭りの風景……ではありません。

昔の画像を探していたら出てきました。カメラは、サンヨーSX550。

2001年8月24日、パキスタン北部、フンザの町で撮影したものです。

この2日後に、町で音楽祭があるということで、村の青年たちが練習をしています。

2001年7月31日~9月8日、東京→カラチ 東アジア横断40日間の旅。

この旅は、かなり詳細なメモが残っているので、そろそろブログにきちんとアップしようかな。

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2010.05.24

smallナントカもどき

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第5大川橋梁

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大内宿

iPhoneで遊んでみました。なかなかそれっぽくできます。

TiltShiftGeneratorというアプリケーションを使いました。

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さよなら、会津鉄道キハ8500

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 この週末は、会津地方を訪れてきた。一応、旅関係の仕事だ。

 会津といえば会津鉄道。この地で、約10年にわたり活躍してきた「AIZUマウントエクスプレス」キハ8500が、5月30日をもって引退する。仕事は、この車両とは全く無関係だったのだが、せっかくなので何枚か写真を撮ってみた。

 キハ8500は、元々名古屋鉄道の特急用ディーゼルカーだ。1991年から、名鉄名古屋駅から美濃太田を経由して国鉄/JR高山本線に乗り入れ、高山までを結ぶ特急「北アルプス」として活躍していた。

 しかし、「北アルプス」は2001年9月限りで廃止。車両は会津鉄道に譲渡され、2002年から料金不要の快速列車「AIZUマウントエクスプレス」として第二の人生を歩んでいた。

 製造から19年と聞くと、鉄道車両としてはまだまだ古くないように感じるが、実際に乗ってみると、窓ガラスは傷だらけで、外装も汚れやハゲが目立つ。それでも、大型のリクライニングシートはふかふかで、乗車券だけで乗れる車両とは思えない豪華さだ。

 歴史あるキハ8500の引退は残念だが、「AIZUマウントエクスプレス」には、31日から新型車両AT700・750形が充当される。こちらは、どこかのお下がりではない完全な新造車で、「東武の特急スペーシアにも見劣りしない」(会津鉄道)、豪華なリクライニングシートを備えるとのこと。

 安くて贅沢な列車の旅を楽しめる会津鉄道。頑張ってるなあ。

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2010.05.21

有楽町イトシア トレインビュー

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有楽町マルイ3階、「ブラッスリーカフェ スキュー」。

ここから眺める東海道新幹線は素晴らしい。このフロアのすぐ下にあるのが、タモリ倶楽部でも話題にした、「新幹線がぴったり映り込むミラー」だ。

知人3人で来たのだけれど、全員、必死で一眼レフを構えていた。

だが、ここは銀座、おされなイトシア。

店員に怒られ……はしなかったけれど、

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 無言の圧力が。

 

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初代デジタルカメラ

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 これが、僕の初代デジカメ、サンヨー「SX150」。150万画素、38mm相当単焦点、乾電池駆動というスペック。当時は200万画素が各社から続々と発売されていた時期だったが、サンヨーは色乗りの良さや高速動作、動画性能で他社をリードしていた。スライド式のレンズカバーが電源スイッチを兼ねていたのだが、1秒弱で起動する超高速起動は、その後のいかなるデジカメも実現できていない。

 さて、実はこの写真に写っているカメラは、厳密に言えば「初代」ではない。

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 2代目だ。

 最初に、SX150を購入したのは、1999年の年末。年が明けてすぐに、このデジカメを持ってタイへ遊びに出かけたのだが、バンコクに到着するなり、バスの中で盗まれてしまったのだ。

 帰国してから海外旅行傷害保険を申請し、降りた保険金で同じカメラをもう一台購入した。盗難にあったのが購入直後だったため、全額保障された一方、改めて買いに行くと販売価格が1万円も下がっていた。貴重な体験をしたうえに1万円得したような気もしたし、タイ旅行を写真に残せず損したような気にもなった。

 保険金で購入した2代目だったが、3カ月後にはヤフオクで売却し、電池性能が飛躍的に向上したSX550を購入することになる。

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2010.05.20

10年前のさよなら乗車

 最近、また忙しい……というか、気持ちに余裕がなくなってきている感じ。ブログでは、ネタ切れ対策?として、むかしのデジカメ画像をいくつか蔵出ししていこうかと思います。

 第一弾は、これ。

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 んー、画質わるっ。

 2000年3月5日、東京駅。

 生まれて初めて購入したデジカメ、サンヨーSX150で撮影した「グランドひかり」。

 この日は、神の導きがあったらしく、後ろを振り返ると……

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 おおおっ、今は亡き実験車両、955形電車(通称300X)が!

 現在の、700系の原形となった車両で、写真に写っている先頭車はラウンドエッジ型955-6。反対側の先頭車はカスプ型と呼ばれ、、700系に近いカモノハシのような形をしていたそうだ。

 しかし、この日のお目当ては、300Xではなかった。

 これだ。

Continue reading "10年前のさよなら乗車"

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2010.05.18

カラー版 鉄道の旅手帖

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 明後日の20日、実業之日本社より『カラー版 鉄道の旅手帖』が出ます。

 これは、3年前に刊行され、人気が出たらしい↓『鉄道の旅手帖』の全面改訂版。

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 大部分のページがカラー化され、各路線の車窓・見どころガイドが掲載されたほか、大正時代の車窓ガイド『鉄道沿線遊覧地案内』及び『汽車の窓から』の本文を抜粋して掲載し、今の車窓と比較するという試みをしています。

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 この手の本のカラー化というのはなかなか難しく、単純にカラフルにしてしまうと、乗車した路線を塗りつぶした時に見づらくなってしまうという危険性を抱えています。その辺りは、編集の磯部さんが上手に工夫してくださいました。

 東日本編西日本編の2冊に分かれてしまいましたが、乗車記録の手帖としてだけでなく、またガイドブック、読み物としても使えるようになったと思います。旅のお伴に、ぜひどうぞ。

 僕は、西日本を中心とした、車窓ガイドを担当しています。東日本でも、銚子電鉄などよく知っているところは僕が執筆しています……が、銚子電鉄の車両更新が完了したような書き方になっているのは、お許しを……。



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2010.05.14

水木しげる戦記選集「ああ太平洋」

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 Amazonで、水木しげるの戦記漫画選集「ああ太平洋」上下巻(宙出版)を購入した。

 水木しげるの、貸本漫画家時代の戦記漫画のアンソロジー。「ゲゲゲの女房」を見ている人なら、『少年戦記』に収録された漫画の本だと言えばわかるだろう。

 水木しげるの貸本時代の漫画は、怪奇ものは「墓場鬼太郎」をはじめ数冊持っていたが、戦記物は初めてだ。そもそも、水木サンの戦記漫画自体、かの名作『総員玉砕せよ!』と『昭和史』しか読んだことがなかった。

 上下2冊に分かれた大判の単行本には、太平洋戦争の海軍の闘いが、時系列で掲載されている。上巻は、主に太平洋戦争前期で、「山本元帥と連合艦隊」、「印度洋作戦」「珊瑚海海戦」「ミッドウェー海戦」、そして「ツラギ夜戦」などが収録されている。下巻は、日本が敗北への道を歩む大戦後期の物語で、「マリアナ沖海戦」と「レイテ沖海戦」が中心だ。

 ちょうど、今朝ドラで放映しているような、極貧時代に描かれた作品だが、どの作品も、今読んでも素晴らしい。

 この漫画には、「0戦はやと」のようなヒーローは登場しない。下巻におけるマリアナ沖海戦やレイテ海戦などでは、これ以上ないくらいに悲惨な闘いが描かれている。

 しかし、「戦争はいけないことです」といった、説教くさい文言も見られない。南雲忠一中将や栗田健男中将といった実在の提督に対しては、安易な批判をせず、「人間味あふれる名将」として描いている。いきなり、見開きで軍艦マーチの歌詞が掲載されていることすらある。

 にも関わらず、作品全体からは強い反戦のメッセージが貫かれている。ヒーロー系戦記漫画とも、左翼系反戦漫画とも異なる、水木漫画独特の味わいだ。

 鬼太郎でおなじみの「水木絵」とは全く違う、サインペンでスケッチしたかのような絵柄も新鮮だ。重 い絵なのに、擬音語は「どかん」だの「どぶん」だの、妙に軽いのも興味深い。

 「ゲゲゲの女房」を見ている人には、ぜひ読んでもらいたい作品だ。

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2010.05.13

世界最小・最軽量ボディ SONY NEX-3/5

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 遅ればせながら、11日に発表された、ソニーのミラーレス・レンズ交換式デジタルカメラ「NEXシリーズ」について。

 最初に見た時の感想は、

「"世界最小"必死だな」

 レンズマウントが本体からはみ出してしまうほど小型化してどうするんだ、レンズばかり重くなるんじゃないのかという気がした。僕の感覚では、ちょっとかっこわるい。

 一方、スペックは、文句なしに魅力的。

 オリンパスのPenシリーズと競うことになる製品だが、APS-Cサイズ+フランジバック18mmでこのサイズ、しかもフルハイビジョン動画のAVCHD搭載はたいしたものだ。撮像素子の小さいマイクロフォーサーズ規格に比べて、ノイズの少なさ、ボケ味、動画など、多くの点で勝る要素を備えている。

 下手をすれば、コンパクトデジカメの中・上位機種、デジタルビデオカメラの下位機種をすべて淘汰してしまいかねない。

 フランジバック18mmということで、マウントアダプタも多数出てくるに違いない。M42スクリューマウントをはじめ、さまざまな古いレンズで遊べる超小型APS-Cカメラ。うーむ、面白そう。

 オートフォーカスの性能が未知数だが、とんでもなく魅力的なカメラであることは間違いない。

 ただ、残念な点もある。

 最も残念なのが、αシリーズであるにもかかわらず、手ぶれ補正をレンズシフト方式に変更したことだ。アダプタを利用して、従来のαレンズをはじめ数多くのレンズを使えるはずなのに、昔のレンズでは手ぶれ補正が効かない。それに、同じ「αシリーズ」なのに、「本体内手ぶれ補正」と「レンズ内手ぶれ補正」という2つの方式が混在するのはどうなんだろう。もしかして、近い将来ソニーは従来のαを辞める気なんじゃないかとさえ思えてくる。

 せっかく、一般的なデジタル一眼レフと同じAPS-Cを採用したのに、標準域の大口径レンズが用意されていないのも残念。35mmF1.8あたりのレンズを用意して、「こんなにボケを生かせますよ」とアピールしてほしかった。16mmF2.8というのは、スナップレンズとしては確かに最適だけど、あまりぼかせない。50mm相当もやっぱりほしい。

 さて、こんなカメラを出されて、僕はどうするのか、というと、実は今のところあんまり食指が動かない。

 僕はやっぱり古い人間なのか、カメラはなるべく光学ファインダーを覗いて撮りたいと思うからだ。ソニーのαは、700に限る。

 まあでも、万が一「E 35mm F1.8 OSS」なんてレンズを出されたら、たぶん一瞬気を失って、気がついたら手に握っていたりするんだろうな。

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2010.05.11

プロポリス配合

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 親から、母の日のお返しをいただいた。

デンタルポリスDX」。

 ……これ、平沢家が使ってる歯磨きだ。この前、憂が使ってたの見たよ。

 いや、なんの話をしているんだろうね。まあいいや。

 1500円の歯磨きか。プロポリス配合で、歯肉炎とかを防ぐそうです。心して使わないとなあ。

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本当は恐ろしい猫

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もはや、僕の手は限界だ。

猫ネタが続いてすみません。

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2010.05.08

相席希望

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           「入れます?」     「ダメ」

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                         「……」

 

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2010.05.07

「おしゃべりクイズ 疑問の館」に再び出演

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放送終了直後のスタジオ。左から佐藤正宏さん、瀬戸カトリーヌさん、古谷敏郎アナウンサー、田村彰子記者、わたくし。「有名な横浜のシウマイ」を試食しています。

 月曜日、NHKラジオ第一放送「おしゃべりクイズ疑問の館」に出演してきた。昨年9月29日以来、2回目の出演だ。

 テーマは前回と同様「新幹線」だが、今回は東海道新幹線の清掃スタッフ「キャスト」が主なテーマ。少し前に密着取材をしたという、大手新聞社の田村記者がメインゲストだ。実は、当初僕の出演予定はなかったのだが、鉄道の専門家ではない田村さんの希望で、数日前にオファーをいただいた。

 おしゃべりパートナーは、女優の瀬戸カトリーヌさんと、ワハハ本舗の佐藤正宏さん。全くの偶然だが、佐藤さんは昨年の出演の際にもご一緒した。今度、ワハハの公演にも行ってみよう。

 オンエアは20時05分からで、19時前に渋谷のNHK放送センターに到着した。この半年ほどで、入館のセキュリティがずいぶん厳しくなったようだ。

 まずは、会議室でディレクターや司会の古谷敏郎アナウンサーと打ち合わせを行う。だいたいの構成をまとめた台本をもとに、全体の進行を確認する。僕や田村さんが話す内容も、おおまかに確認するだけで、詳しい話をしようとすると、「じゃあ、そこからはオンエアでお願いします(笑)」とストップがかかる。話題の鮮度を、本番まで保とうというわけだ。

 打ち合わせはスムーズに終わり、あとは本番まで、瀬戸さんや佐藤さんも交えてコーヒーを飲みながら談笑して過ごす。今期の朝ドラ『ゲゲゲの女房』がいかに良作かという話で盛り上がった。

 10分ほど前にスタジオに入り、そのまま雑談をするうちに本番スタート。今回も、前回同様リラックスした雰囲気だ。

 さて、今回のテーマは、前述の通り新幹線の清掃スタッフ。話題の冒頭、古谷アナウンサーが、パートナーのお二人に写真が提示し、「こういう方を見たことがありますか?」と尋ねた。東京駅で、ピンクの制服を着たキャストの人々が新幹線を迎えている写真なのだが、写っている車両が、なんと100系。「いったいいつの写真ですか」と突っ込みを入れたくなったが、頑張って我慢した。すくなくとも、2003年夏より前の写真ということになるが、その頃からキャストの人々が今と同じ制服を着ていたというのは、ちょっと意外だ。

 メインゲストが田村記者ということで、僕が話す機会はあまり多くなかったが、風邪をひいているわりにはなんとか役割を果たすことができたように思う。最後、女性運転士の話題は、クイズになると勘違いしていてちょっと焦ってしまったけど。

 ラジオ出演は楽しい。また、次の機会がありますように。

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2010.05.04

ムルン渓谷のイヌvs海東竜宮寺のネコ

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 先月、江原道の某渓谷で出合ったノラ氏。きたないけど、穏やかな性格でした。

 あちらの国は、イヌに関してはノラでも可愛がられているよなあ。

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ちなみに、こちらは釜山近くの機張で見かけたノラ兄弟。

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かわいくない。

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2010.05.03

吉原の富士山in『けいおん!!』

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 だいぶ時間がたってしまいましたが、先週オンエアされた『けいおん!!』に、東海道新幹線の車窓「吉原の富士山」が登場しました。新幹線の車窓のプロとしての義務感から、ちょろっと比較してみます。

 一見してわかるように、三島-新富士間、岳南鉄道の岳南江尾駅を通過したあたりの景色が再現されています。自分、よくこんな写真確保していたもんです(笑)。

 愛鷹連峰がきれいに描かれている一方、第二東名はナシ。

 下の建物も、なんとなく実際の景色を参考にしているように思えます。

 修学旅行で乗った「のぞみ」から、富士山がきれいに見えて登場人物たちが喜ぶというシーンでしたが、富士川橋りょう付近ではなく、東京方から乗って最初に全景が姿を見せる吉原付近の風景が再現されたというあたり、京都アニメーションの丁寧な仕事ぶりがわかります。

 もっとも、肝心の新幹線車両のほうは、700系をモデルにしているものの、ところどころで窓の縦横比がN700系になっていました。ラストシーンの外観も。いやあ、こんなことをわざわざ指摘するとは、困った鉄道ファンですね。

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2010.05.02

オオゼキタク『ほのかたび』

 2010年5月1日、中井精也氏写真展「ほのかたび」会場で、テーマソング『ほのかたび』を歌うオオゼキタクさん

 iPhoneで撮影・編集してみました。

 画面左に座って見ているのが、中井さんです。

 楽しそうでしょう?

中井精也写真展「ほのかたび」

5月10日まで、新宿PENTAX FORUMにて開催中です。

※著作権者の許諾を得てアップしています。Youtubeの範囲内での共有は自由ですが、ダウンロードしての転載はご遠慮ください。

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中井精也さん写真展「ほのかたび」

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 新宿センタービルのPENTAX SQUAREで、中井精也さんの写真展「ほのかたび」に行ってきた。

 ペンタックスのデジタル一眼レフカメラが搭載するカスタムイメージ機能の、「ほのか」仕上げを使用した、柔らかいイメージの鉄道写真展だ。

 "鉄道写真"というよりは、「鉄道と共にある風景」をやさしく切り取ってみた、中井さんらしい写真の数々。

 僕も、カメラを持って出かけたくなった。

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 この写真展のもうひとつの特徴は、シンガーソングライター・オオゼキタクさんによる、テーマソングがあること。タイトルは、もちろん「ほのかたび」だ。

 この日は、センタービルの51階で中井さんのトークライブが行われたこともあり、夕方には中井さんとオオゼキタクさんが揃って会場に来てくれた。タクさんが、愛用のギターを取り出し、作品の前に座って歌い出す。こんな写真展、見たことない。

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 タクさんのめちゃめちゃ楽しそうな様子が印象的。

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 熱唱するタクさんを温かく見守る中井さん。

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 写真展なのに会場での写真撮影が自由というのも珍しい。会場には、本当に多くのファンの方が集まっていた。

 僕もがんばらないとなあ。

 ちょっと、刺激になった。

 ペンタックスのカメラ、ほしくなっちゃったよ(笑)。

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