2010.02.26
2010.02.20
カーリング
今回の五輪も、カーリングが盛り上がっている。
すっかりルールを忘れていたが、小林宏さんのわかりやすくも熱い解説のおかげで、ずいぶん思い出した。
最近は、自国の応援に終始するのはもちろん、対戦相手を馬鹿にするような中継も増えたと感じていたので、カーリングのフェア精神あふれる中継・解説はとても清々しかった。
それにしても、今日のイギリス戦はすごかった。結果的には日本の大勝ということになったけど、非常に緊迫した展開で、びっくりするくらい正確なショットの応酬だった。
またしばらく、「チーム青森ブーム」が続くに違いない。
パワーだけでなく重要なのは正確さ、繊細な技術、戦略性と、カーリングという競技は非常に日本人に向いていると思う。トリノの時も同じことを思ったけど、僕もやってみたくなった。
もっとも、カーリングは、一般の人がやるにはちょっとハードルが高い。
競技場が必要なこともそうだが、ゲーム時間が2時間40分と極めて長く、1チーム4人必要というのも、足かせになっているのではないか。
1チーム2人、1ゲーム1時間くらいのレジャー向けルールとかできたら、けっこう人気が出るような気がする。
ボーリングくらいの手軽さで楽しめるように、ならないだろうか。
宇都宮&佐野食べ過ぎツアー
一週間も前の話だけど、13日の土曜日、友人5人で、宇都宮へ餃子を食べに行ってきた。
根っからの餃子党を称しているわりには、宇都宮の餃子を食べに来るのは2回目だ。前回は、餃子祭りに乗じて一人で盛り上がっていたが、今回はグループ。僕にしては珍しく、クルマでのお出かけとなった。
僕以上の餃子好きでならすnagaさん夫妻の案内で、最初に訪れたのは、「びっくり餃子 中華トントン」。なんの予備知識も持たずに来たが、ここはアルコール禁止らしい。職人の店だ。
正午からの営業で、僕らが到着したときはちょうど店が開いたところ。すでに席は埋まっており、しばらく待つことになった。
30分後にありついた「びっくり餃子」は、とてもでかい! 銀座「天龍」を思い出した。天龍は肉汁たっぷり系だが、ここは野菜もたくさん入っていて、中の肉汁はスープに近い感じ。つい、定食にしてしまったが、皮もしっかりした味わいで、餃子だけで十分。いやあ、食べた食べた。
「次は、市内の正嗣(まさし)に行きます」。
nagaさんの案内で、次の店へ。ていうか、「トントン」を出てから30分しかたっていないんですが……。
おなかはかなりいっぱいだったが、こちらの餃子は小ぶりらしい。「2人前は十分食べられます」と書いてある。メニューは、焼き餃子と水餃子の2つだけ。ビールどころか、ライスすらない。すごいな、宇都宮は、職人の町なのか。
1人前はわずか210円。5人で5人前1050円というのも悪いので、焼き4、水3の7人前を注文した。
……けっこう大きいじゃないですか。
まあ、それでも一口サイズだ。みごとなハネが、香ばしい。カウンターの中で、不機嫌そうな主人がこちらをジロジロ見ながら餃子を焼いているのが気になったが、実は気さくな人だそうだ。
1時間で、餃子15個をおなかに収め、餃子トレーニングは終了。こうなれば、もはや宇都宮に用はない。
腹ごなしを兼ねて、佐野プレミアムアウトレットへ。中に入るなり、待ち合わせ場所と時間を決めて解散となった。
「待ち合わせ場所に直行しちゃダメですよ、栗原さん」
「1時間コーヒーを飲んでいるとかナシですからね」
「カメラとかはないけど、スピーカーのBOSEはありますよ」
心優しい友人たちが、口々にアドバイスをくれた。僕は、そんなに服に感心がないように見えるのだろうか。
コートがほしいと思ったけれど、いいなと思うものは「7万6800円のところを55%引きで3万4500円」とか、そんなのばかり。寂しくなったので、結局待ち合わせ場所でドトールコーヒーを楽しむことにした。
最後は、佐野ラーメンの名店「宝来軒」のラーメンで締め。こういうシンプルな醤油ラーメンが美味しいと感じるのは、歳を取った証拠だろうか。
そんなわけで、楽しく食べ過ぎた休日であった。
2010.02.19
ウィルコムが会社更生法を申請
ウィルコム、会社更生法を申請 社長ら取締役全員辞表
経営再建中のPHS最大手ウィルコムは18日、会社更生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は2060億円で、通信会社では過去最大。ウィルコムは 企業再生支援機構とソフトバンク、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)の支援を前提に、従来通りPHSサービスを継続する。
-NIKKEI NET 2010.02.18
国内唯一のPHS通信業者WILLCOMが、会社更生法を申請、事実上倒産した。
すでに報道されていた通りとはいえ、1995年以来のウィルコムユーザーであるだけに、残念だ。
ウィルコムのPHSは、低価格、高音質で「持ち運べるコードレス電話」としては大変優れた製品だ。今は、ドコモなどの3G携帯をメインで使っているが、通話はやはりPHSのほうが使いやすかった。
今後は、ソフトバンクが軸となって支援し、再生を図るというのが有力だ。
しかし、僕は今のところ、ちょっと懐疑的だ。
PHSは、基本的に15年前の技術。今さら、これを大きくのばすのは難しいし、ソフトバンクとまともに競合する媒体をのばすとは思えない。
結局、420万の加入者と2.5G帯の免許がほしいんじゃないかな。グループ企業の、「ソフトバンクウィルコム」として、WiMAXを推進するとか。遅すぎるか。それでも構わない……というか、悪くない話のように思うけど、PHSならではの良さも、なんとか生かしてほしい。
すっかりPHSを使わなくなっていたが、一応、回線は1本残してある。もっと活用するか。
どなたか、コムともいらっしゃいませんか?
2010.02.16
2010.02.15
2010.02.09
NHKオンデマンド
NHKオンデマンドに登録してみた。
韓国に留学していた頃から、僕はNHK派だ。別にたいそうな理由はなく、韓国ではNHKしか見られなかったからだ。当時勢いのあった、「夜ドラ」が好きだったこともある。
しかし、最近はテレビを見ることも少なくなった。
それでも、ニュースやドキュメントを見たいと思うことはけっこうある。ニュースは、ネットでだいたいチェックできるとは言え、まだまだテレビも捨てがたい。ネットでは、最初から興味があるニュースしか見ないが、テレビは、自分が気づかなかった情報を届けてくれるのがありがたい。
そんなこともあって、NHKの有料ネット配信サービス、NHKオンデマンドの「見逃し番組見放題パック」を契約してみた。
主なニュース番組、朝ドラ、大河ドラマをはじめ、数十の人気番組を、放送から7~10日間、好きな時に見られるサービスだ。
公共放送である以上、本来こうしたサービスは、受信料を支払っている視聴者を対象に無償で提供するべきだと思う。
今月から値下げされたとは言え、月額945円はいかにも割高だが、深夜でも、その日のニュースをまとめてみられるのは、僕にとっては結構魅力的だ。1カ月単位の自動更新なので、いらないと思えばいつでもやめられる。
「おはよう日本」、「正午のニュース」「BS列島ニュース」「ニュース7」「ニュースウォッチ9」。これだけあれば、その日の全国の動きはだいたいつかめる。項目ごとのインデックスになっており、なかなか使いやすいが、ニュースのくせに更新が遅いはマイナスポイント。ニュースである以上、放送終了から1時間以内に配信してほしい。
しばらく使って、また感想をアップしよう。おっと、ブラタモリもみなきゃ。時間あるかな。
2010.02.08
消えゆく玉川上水の廃線跡
玉川上水に残る、鉄道橋の跡。
中央本線三鷹駅から、北に延びていた武蔵野競技場支線の跡だ。元々は、武蔵境駅から中島製作所への引き込み線跡を戦後再利用したもので、その跡地に開設された、武蔵野グリーンパーク球場へのアクセス路線として、昭和26年に旅客営業を開始した。この球場では、国鉄スワローズの主催試合が19試合行われ、東京駅からの直通電車も走っていたらしい。
しかし、当時の武蔵野市は、東京から遙か離れた地方の町という認識で集客に苦しみ、国鉄スワローズの主催試合はこの年1年限りで終了した。武蔵野競技場支線も、事実上の休止状態となり、昭和34年に正式に廃止されている。
この支線の跡は、70年代まで放置された後、三鷹市と武蔵野市によって遊歩道に整備された。市境にあたる玉川上水には、長年橋台が残り、歩道も、ここだけ盛り上がって鉄道があったことを伝えていた。
しかし、この地点に道路が建設されることになり、線路跡の位置にも、新たに歩道橋が設置されることになった。
すでに、橋台の半分は破壊されており、残りが撤去されるのも時間の問題である。
↑南側の橋台。西側半分が破壊されている
また1つ、近代鉄道遺跡が消えていく。残念だ。
2010.02.06
武蔵境駅今昔対比h
久しぶりに訪れた、武蔵境駅。僕は、1997年から2001年までの4年間、この町に暮らしていた。
以前も一度紹介したが、韓国への留学が迫った、2001年6月3日の写真がこちら。上の写真と、ほぼ同一地点だ。
中央線の高架化事業のためとは言え、右端のバス停以外、一変してしまった。駅前商店街は、今も僕が住んでいた頃の趣を残しているのだけれど、チェーン店が増えたように思う。
こちらが、かつて駅舎があった、駅前横断歩道の風景。2010年2月6日。
2001年は、武蔵境駅はすでに橋上駅になっていたが、瓦屋根が美しいかつての駅舎には、当時流行り始めていた1000円理容店が入っていた。
背景に写っている、南口のイトーヨーカドーやホテルMETSは今もそのままだが、やはり駅の風景は一変してしまった。
追伸:この最後の2枚、よく見れば横断歩道の傷がまったく同じ。10年間、全く塗り替えていないようだ。
ブログ、mixiに続き、大ブーム?となっているTwitter。
僕も、昨年夏にアカウントをとっていたが、ここへ来て更新する(つぶやく)頻度が多くなってきた。。
Twitterは、「ミニブログ」と言われるサービスだ。1回の書き込みは140文字限定で、自分の発言と、自分がフォローした(フォローボタンを押した)ユーザーの発言が、時間順に並ぶ。
いつでも好きな時に記事を書きこむブログと、ユーザー同士でおしゃべりを楽しむチャットが合体したようなサービスだ。
正直、今までその面白さがなかなかわからなかったが、いろいろな人をフォローするにつれて、だんだん便利なような気がしてきた。
いつでも発言できて、有名人でも学生でも、立場に関係なく話題を共有できるのは、確かに面白い。
ブログは、じっくり一つの話題を書くにはいいけれど、書き手と読者の区別が明確だ。読者は、記事に対して意見があればコメントを付けるが、あくまでもそのブログ内で完結しており、不特定多数の人に広めるのが難しい。芸能人のブログなら、あくまでも芸能人が発信し、ファンがそれを読むという構図だった。
一方、Twitterなら、発言はすべて同列だ。芸能人も政治家も会社員も、情報発信も返信も、すべて140文字以内の「つぶやき」として扱われる。チャットのように、特定の場所にアクセスして「入室・退室」する煩わしさもない。mixiほどの面倒臭さもない。名前ではなく、アルファベットのアカウント名が表示されるため、使っていると次第に有名人と友人の区別が曖昧になってくる。なるほど、いままでありそうでなかった媒体だ。
ただ、現状のTwitterは、まだまだ多くの人には敷居が高い。ツイート、ハッシュタグなどの専門用語が多すぎるし、仕組みを理解しないと使いこなせない"勝手機能"も多い。他人の発言を転載して広める「RT」も、使い方によってはスパム化してしまう。
誰もが直感的に、「つぶやく」以上の機能を使いこなせるツールが出ないと、バブル的な人気で終わってしまう可能性もあるだろう。
いずれにしても、今年のヒット商品番付、流行語大賞に入ってくるのは確実だ(と思う)。
僕のTwitterアカウントは、そのまんまの「kuriharakageri」です。お気軽にフォローしてください。
2010.02.05
USTREAM始めました。
アカウント登録は少し前からだったんだけど、
USTREAM始めました。
iPhoneなどを使って、誰でも簡単に映像+音声の生中継ができてしまうサービスです。
まあ、具体的に何をやるかは決めてないけど。
銚子に行って、銚子電鉄の実況中継とか、今度やってみますかね。
左にある、USTREAMの埋め込み画面に、何か映っていたら、画面左下の更新ボタン(矢印が丸くからまってるやつ)をクリックしてみてください。
←これ
画面をクリックすると、USTREAMのサイトに飛びます。大画面で見たい人(いるのか)は、そちらでどうぞ。
2010.02.03
廃道ナイト!!!2010早春
ずいぶん前の話になってしまったけど、先日の土曜日、東京カルチャーカルチャーで開催された「廃道ナイト!!!2010早春」に参加してきた。今回は、お客としての参加だ。
「廃道ナイト」は、文字通り今は人の往来がなくなった、「廃道」を愛するトークイベント。廃道めぐりという趣味は、いわゆる廃墟・廃線跡といったジャンルに近い。極めて真面目な近代産業遺産研究と、背筋が冷たくなるほどに危険極まりない探検譚という二つの顔があり、なんとも言えない味わいを出している。
出演は、ヨッキれんこと平沼義之氏と、nagajisこと永冨謙氏。二人は、「山さ行がねか」(ヨッキれん氏)、「日本の廃道」(nagajis氏)という、一部では大変な人気を誇る廃道の探検・研究サイトの運営者。廃道のほかに、廃線跡も扱っていることもあり、僕も3年くらい前から、時々レポートを読んでいた。そのたびに、「この人はよく無事で生きていられるなあ」と思ったものだ。どれほど過激な探索をしているかは、直接サイトを見てみてほしい。
そのヨッキれん氏が、2008年暮れに、nagajis氏と共にリリースしたムック本が、「廃道本」(実業之日本社)だ。この本を企画した編集者は、僕の会社員時代の先輩、磯部さん。世の中、狭いのだ。
さて、イベントは19時にスタート。「伊豆の明治隧道」、「道路の残念な話」「個別トーク」の三部構成だ。サブタイトルがだんだん適当になっていくのは、たぶん気のせいだろう。
会場は、完全に満席。当日券も出ないほどの盛況だ。
僕は、会場の隅っこのほうで、限定カクテル「水没隧道」をいただきながら、楽しむことにする。
「伊豆の明治隧道」は、伊豆半島に多数現存する明治時代に建設された隧道(トンネル)を考察・探検するパート。隧道の意匠の変遷など、思いのほか真面目な考察が行われており、興味深かった。もっとも、現地調査のレポートは、相変わらずのヨッキれん氏だったが……。
廃隧道の入口が土嚢で封鎖されていたら、普通は「中の状態がわからず残念」で終わるよなあ。
「道路の残念な話」は、文字通り道路を探索していて「残念」に思う話題を集めたライトトーク。「個別トーク」の前半は、「山行が」の重要キャラクター?である、ミランダ氏の歩み。秋田弁を話すミランダ氏はとても魅力的な方だったが、ぼくとつとした口調で語られるエピソードは、やはり大変過激だった。
高波がしぶきをあげる岩場で、目的の道が水没していたら、普通はあきらめるよね。
さて、今回のイベントで大変素晴らしかったのは、最後にnagajis氏が披露した、「土木技師・村田鶴」についての研究レポートだ。
滋賀県の近代化遺産に登録された、琵琶湖周辺に残る数々の旧隧道群。これらの多くは、村田鶴という一人の土木技師が設計されたと言われる。しかし、村田がどのような経歴を持つ人物なのかは、明らかになっていない。そこで、nagajis氏は、遺された資料を元に、この人物の実像を解き明かそうとした。
↑村田鶴の研究。大正時代の、埼玉県と滋賀県を舞台にした土木技手の移籍を追うnagajis氏。「奇妙なことに、健康上の理由で埼玉県を退職し、翌日には滋賀県に採用されている技手がこの時期複数存在することがわかったんです」
大正時代の人事録や工手学校(現在の工学院大学)の卒業者名簿など、極めて限られた資料を読み解き、根気と想像力を最大限に活用して、一人の公務員に過ぎない100年前の人物に迫る。その過程が、すでにドラマになっていた。
全体としては、廃道ナイトというより隧道ナイトだった気がするが、世の中には、極端かつ優れた趣味の研究者がいることを知った。僕の「新幹線の車窓ナイト」とは全く違う、過激で真面目なトークイベント。やはり、カルカルは面白い。
ヨッキれんこと、平沼義之氏。このように一見さわやかで、たいへん礼儀正しい青年だが、その行動力はとてつもない。
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