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2009.09.30

「おしゃべりクイズ 疑問の館」に出演

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放送後の記念撮影。左から、WAHAHA本舗の佐藤正宏さん、スポーツコメンテーターの田中雅美さん、森下和哉アナウンサー、自分   

 昨日、29日の20時5分から、NHKラジオ第一放送(AM)のトーク番組、「おしゃべりクイズ 疑問の館」に、ゲストとして出演させていただいた。

  「おしゃべりクイズ 疑問の館」は、タイトルに「クイズ」とあるものの、正解を競う企画ではなく、ひとつのテーマにそっておしゃべりしながら、時々クイズ形式の問答で楽しむという番組だ。今回のテーマは、「新幹線」。

 

放送の1時間ほど前に渋谷のNHK放送センターに入り、まずはディレクターやアナウンサーの森下さんと打ち合わせ。NHKの番組ということもあり、内容については事前にある程度やりとりをしてあった。特に数字などのデータは、かなり慎重さが求められ、データにすこしでも不安があれば、それは触れない方向で行きましょう、となった。この辺りは、さすがNHKといった印象だ。

 コメンテーターのお二人は別室に控えており、出題内容などの事前打ち合わせは一切なし。放送開始15分前に顔合わせを行ったが、番組の構成とは無関係に、新幹線や鉄道の雑談をしばらく楽しんで、そのままスタジオに入った。

 

本番も、顔合わせの時からの雑談の雰囲気そのままで、実にリラックスした雰囲気。リハーサルもないので、最初、僕がどこまで喋っていいのか一瞬考えたりもしたが、ほぼ、予定通りに楽しく話すことができた。

  印象的だったのは、

  「駅弁などを買ったら、列車が動き出すまで開けてはいけない気がする」 

という話題。出演者全員で「そうそう!」と盛り上がった。これ、鉄道ファンだけの心理じゃなかったんですね。それから、新幹線に乗るときに何を買うか、という話で、田中雅美さんが嬉しそうに「私はチューハイ!」と語ったのも、楽しかった。佐藤さんが「こだま」派というのも、本番で初めて聞いて心強かったし、やっぱり、みんな鉄道に乗るのが好きなんだなあ。

 

番組は、正味45分ほどで終了。正直に言えば、語り足りないくらいだった。第二弾があるといいなあ。もしその機会があれば、今度は東北・上越新幹線などの話題も、たくさん用意できるよう、頑張ろう。

 やっぱりラジオは楽しい、と思った、ゲスト出演だった。

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新幹線の車窓ナイト2

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 27日夜、3カ月ぶりに開催された、「新幹線の車窓ナイト2」。貴重な週末の夕方、約70人ほどの方が足を運んでくださいました。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

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 前回、後先を考えずにありったけのネタを投入してしまっただけに、果たして同レベルのコンテンツを用意できるか心配だった。しかし、蓋を開けてみれば、ネタが多すぎて収まりきらないほど。編集時間が足りなかったこともあり、一部のネタは紹介を見送ってしまった。

 特に力を入れたのは、「車窓で見た風景を実際に訪れる」動画企画。前回やってみて、思いのほか面白かったからだ。観光地でもないところを、写真と記憶を頼りに場所を特定し、公共交通で訪れる。予備知識や事前情報がないだけに、発見の魅力があふれる旅となった。この流れは、今後も力を入れていこう。

 たとえば、これは平塚の酪農家。

「相模川を渡った直後」、「国道らしき大通りの手前」といった、写真の情報を手がかりに、GoogleMapでだいたいの場所を特定して訪れたスポットだ。不審に思われるかと心配したが、農家の方に本をプレゼントしたところ、大変喜んでいただけた。

 また、清洲城は、安っぽい外観からは想像もつかない、すばらしい眺望が楽しめ、現地を訪れてこそわかる魅力を知ることができた。

 さて、イベント自体は、今回も3部構成。前回よりも30分時間が延びたうえに、同じネタを同じ切り口やるわけにはいかないので、初めて「車窓」から離れたネタを取り入れた。

・自己紹介トーク&これまでのあらすじ
1)ベストスライド2 8カ所
   プチプチ
   塗装のイシカワよ!
   奈良の柿
   富士バス販売
   ニチバン安城工場
   ヨド物置
   有楽町丸井
   富士山
2)新幹線の楽しみ方
3)現地に行っちゃいました動画 5カ所
   平塚の乳牛
   掛川市役所
   清洲城
   鳥飼車両基地
   米原のトトロ2

 前回と大きく異なったのは、ゲストにご登場いただいたことだ。

 まず、ベストスライドコーナーで登場したのが、スライドネタのひとつである「富士バス販売」の社員の方。トーク用に電話取材を実施したところ、直接会場に遊びに来てくださることになり、急遽ゲストとして登壇いただいた。お客さんに乗り物好きが多いということもあり、想像以上に好評だった。

 もう一方のゲストが、SUPER BELL"Zの野月貴弘さんと、トラベルライターの横見浩彦さん。お二人には、良かったら遊びに来てくださいとダイレクトメールを送っていたのだが、やりとりをするうちに、ゲストとしてご登場いただくことになった。決まったのが直前だったので、ゲストの方向けのコンテンツを用意できなかったのが残念。ここが、今回の反省点だろうか。

 今回も、暴走気味の僕に、編集の江守氏と店長の横山氏がツッコミを入れるというパターンで、だいたいオンタイムに終わることができた。さすがに、二人とも上手に突っ込んでコントロールしてくれる。直前数日の、怒濤の編集作業さえ乗り切れば、僕は自由にボケていればいいのだから(笑)楽しい。

 終了後は、渋谷に場所を移して、寿司屋で打ち上げ。今回も、2時半まで飲んでしまった。車窓のイベントは続けて2回やってしまったので、しばらくは企画練り込みのためお休みだ。でも、こうしたイベントは今後もやって行きたい。

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 近いうちに、また次のイベントをご案内できると思います。有料イベントばかりで本当に申し訳ありませんが、もしよかったら、ご参加ください。

 ありがとうございました。

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2009.09.28

「おしゃべりクイズ疑問の館」に出演します。

昨日の、「新幹線の車窓ナイト2」にご来場くださった皆さん、ありがとうございました。

イベント報告の前に、明日の告知を。

明日、9月29日の20時5分から、NHKラジオ第一放送(AM)に出演します。

おしゃべりクイズ疑問の館
テーマ:新幹線
司会:森下和哉アナウンサー
おしゃべりパートナー:佐藤正宏、田中雅美
ゲスト:栗原景

今回は、東海道新幹線に限らず、全国の新幹線を取り上げます。50分もの生出演は初めてですが、肩肘の貼らない気軽なトーク番組ということで、楽しんで喋ってこようと思います。

NHKラジオを聞けるかた、よかったら聞いてみてください。

番組ホームページから、お便りも募集しています。テーマは、「新幹線に乗るときのお楽しみ。必ず持っていくものは? 」。皆さんお気軽にお寄せください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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2009.09.27

「新幹線の車窓から」スポットリスト

「新幹線の車窓から」ロケーションリストをダウンロード

単行本『新幹線の車窓から』で紹介した、100のスポットの位置情報リストです。これを参考にして、実際に「車窓を訪ねる」旅をしてみてください。

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2009.09.26

明日、「新幹線の車窓ナイト2」開催

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 すみません、バタバタしているうちに、「新幹線の車窓ナイト2」が明日に迫ってしまいました。現在、涙目で準備中です。

 まだまだお席には余裕がございます(汗)。鉄道ファンに限らず(というか、鉄道ネタはほとんどありません)、旅好きな人、お酒が好きな人など、どなたでも楽しめるイベントにしようと頑張っています。

 明日の18時から、お時間のある方は、ぜひお台場の「TOKYO CULTURE CULTURE」へお越しください! どうぞよろしくお願い致します。

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『新幹線の車窓ナイト2』
9月27日(Sun) Open 17:00 Start 18:00 End 20:30 (予定)
前売券\1,800/当日券\2,300(共に飲食代別途必要。ドリンク\390~)

新幹線に乗ると誰もが気になっていた、東海道新幹線の車窓から見える珍車窓・ 迷車窓を、本当に新幹線の車内から撮った写真とレポートでまとめた迷作「新幹線の車窓から~東海道新幹線編」。

その出版を記念した、トークイベントの第二弾が、何かの間違いでここに実現。

「東京~新大阪間を100倍楽しくしたこの本の、制作マル秘ウラ話、"タモリ倶楽部"出演時のエピソードや、新作ビデオ映像なども大公開!」

前売りチケットは、イープラスで発売中です。セブンイレブンでの受け取り限定で、手数料は無料です。どうぞよろしくお願いいたします。

前回のライブレポートはこちらです(TOKYOU CULTURE CULTUREのサイトに移ります)。

 明日の午後まで、涙目で頑張ります。・゚・(つД`)・゚・。

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2009.09.24

WILLCOM CORE XGP発表……

「WILLCOM CORE XGP」のサービス開始について

株式会社 ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保田 幸雄)は、高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」のサービスを10月1日(木)から提供開始いたします。

次世代モバイル通信サービスで、UQ Wimaxに対向するWILLCOMの新サービス、「WILLCOM CORE XGP」の、「正式サービス」概要が発表された

WILLCOM CORE XGPは、すこし前まで「次世代PHS」と呼ばれていた通信サービスだ。現在のPHS基地局をリプレースし、ダウンロード・アップロード共に20Mbpsの高速モバイル通信を提供する。PHSと同様、電波の届く範囲の小さい基地局をきめ細かく設置する方式のため、人口の少ない地方での展開は不利だが、通信負荷が分散され、速度が落ちにくいことが利点とされている。

UQ Wimaxから遅れること半年。ようやく、正式サービスが発表されたXGPだが、その内容は期待はずれを通り越して、PHSの現状を物語る極めて寂しいものだった。

何しろ、「正式サービス」というのに第一次募集数はわずか400人。しかも、現時点では、すでにWILLCOMの通信サービスに契約している人限定だ。エリアは、東京の山手線内……の、さらに南半分、通信端末は、過去の規格となりつつあるPCカードタイプのみ。

通信料は、月額5325円(プロバイダ料金含む)で、当面限定的なサービスとなるため、来年3月まではすべて無料。契約期間は2年で、期間中の解約には9975円が請求される。

うーん……

これ、UQ Wimaxと比べて、どこに魅力があるんだろう。

UQ Wimaxなら、月額通信料は4480円。契約は1カ月から可能で、エリアも、先行しているから当然とはいえ、東名阪から全国に主要都市に広がろうとしている。端末も、USB、PCカード、PC Expressと、一通りの規格を選ぶことが可能だ。実効速度ではXGPが上回るとも期待されているが、現時点ではほとんどの点で、UQのほうがずっと魅力的だ。

さらに、心配なのが、WILLCOMが、主要取引銀行に、債務返済の猶予を求める事業再生ADR手続きの申請を発表したこと。返済猶予を求める債務額は、報道によれば1000億円にのぼると言われる。

現行サービスは、正規利用額が3880円のところ、2年間は980円で使えるといった、契約数確保のためと思われる叩き売りが乱発されている。

小さな会社で、他社にはない技術とサービスを提供してきたWILLCOMには、なんとか、頑張ってほしいのだけれど……。

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2009.09.23

浜松駅改札内のショウルーム

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 連休最終日。新幹線は、さすがに混んでいた。臨時の「のぞみ」もめいっぱい増発されており、名古屋駅の案内板には、「のぞみ」の名前がずらり。それでも、自由席には全く空席がなかった。

 一方、僕が乗ったのは「こだま」。13~15号車のような、東京寄りの自由席車は「こだま」にしかないこともあり、14号車はガラガラだった。

 浜松駅でいったん「こだま」を降りて、待合室のほうへ行ってみると……

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 新幹線改札内のショウルームが、ヤマハ(とスズキ)に変わっていた。春までは、河合楽器のピアノが展示されていたのだが。

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今年2月の浜松駅

 ヤマハも、1台だけながらもピアノを展示し、自由に弾けるようになっていたが、音量がぎりぎりまで絞られていた。河合楽器のように、「列車待ち合わせの間に一曲演奏」という遊び方が難しくなってしまったのは、残念。


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2009.09.22

キャッチセールスのお店

現在位置新大阪。東三国駅前の、餃子店に入ってみた。

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……なにここ、キャッチ?

ていうか、  こいつ雄ですか……。生後4カ月の、ミン。春に、半ノラの子として生まれたが、産後の肥立ちが悪く、母猫が死んでしまったそうだ。今は、この店で引き取られて育てられているのだそう。

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か、帰れないんですが……。

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2009.09.21

ブルーレイ導入

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バックアップ用のDVDメディアを買いに行ったつもりが、気がついたらブルーレイドライブ一式を買っていた。

久し振りにやってしまった?が、後悔はしていない。最近の、一日の撮影量は、20G前後。一枚4.7GBの
DVDでは、到底対応できなくなっていた。

実は、時間がなくてバックアップしていないデータも、かなり溜まっていたのである。いいかげん、バックアップメディアとしてのブルーレイは、導入しておくべきだった。

1枚50GB!の片面二層メディアを買ったので、しばらくは大丈夫なはずだ。

しかし、仕事場のディスプレイは、HDに対応していない。いずれ、こちらも買い換えることになるのだろうか。

それにしても、このブログを始めた頃は、CDでバックアップしていたうえに、「一日1Gも写真とってる」といっていたものなんだがなあ。

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今週末に向けて……

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 1日、某所を取材していた。列車から見えた風景を、地図を頼りに実際に訪れる旅は、思いのほか楽しい。

 今日訪れたこのスポット。駅から比較的近そうだったので、簡単に見つかるかと思ったが、思ったよりも手こずった。日没前に見つかって、良かった。


↑ブレブレですみません

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 ちょっとあちこち取材しすぎで、尺に収まるか、というより、準備が終わるかけっこう心配だ。今週は、もろもろ頑張ろう。

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 取材終了後は、ちょっとしたローカル線の旅。終着駅に着く頃には、すっかり日が暮れていた。 

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2009.09.20

硬券

硬券
新幹線経由東京山手線内行きの硬券乗車券。あるところにはあるんですな。

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個室寝台列車「ヘラン」ツアー登場

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発表されたのは少し前の話だけれど、韓国の個室寝台列車「ヘラン」を利用するツアーが、JTBから登場した。

チャーター用の2号編成を使用し、韓国の西南部を、2泊3日でほぼ一周するプラン。写真は関西発のパンフレットだが、成田、中部、福岡発も設定されている。

ツアーは3泊4日、韓国に入国したその日の午後にソウルを「ヘラン」で出発し、木浦、順天、釜山、慶州、安東、丹陽とまわる。わずか3日で、王仁博士遺跡地、楽安邑城民俗村、海雲台、仏国寺、河回村を一気にまわるというからすごい。個室寝台の旅でなければ、まず実現不可能なコースだ。

車中2泊は、それぞれ木浦駅、慶州駅に留置された状態での宿泊。残念ながら、レールの音を聞きながら、揺れる車内で就寝とはいかない。木浦から順天、安東から丹陽といった観光地の移動も、観光バス利用となる。列車に揺られる時間は、車中泊の時間を除くと、16時間ほどだ。

3日目の晩にソウルに到着したら、焼肉の夕食をいただいてホテルに宿泊。最終日は、景福宮や明洞を散策して、夜の便で帰国となる。

ツアー代金は、シャワー・トイレ無し、2段ベッドのスタンダードルームが、1人15万9000円。ダブルベッド利用のデラックスルームが20万9000円だ。やむをえないとはいえ、いいお値段である。

価格や、乗車時間など、まだまだ課題は多い「ヘラン」ツアーだが、外国人に対応したホテルが不足している地方の観光地にとっては、画期的なことかもしれない。現地に観光ホテルがなくても、日本語対応の高級ホテルが、自ら来てくれるのだから。

個人的には、未見のスタンダードルームに興味がある。個人的に、今のところ韓国のツアーに15万は出せないが、機会があれば、利用してみたいツアーだ。

ちなみに、年内の出発日は、10月11・27日、11月8・25日、12月6・23日とのこと。

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金泉駅で見かけた、「ヘラン」2号編成。金泉駅は、ヘランの車両改造を担当したロウィン社のお膝元だ。ツアーに向けての整備・検査ではないかと思われる。

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2009.09.19

世界旅行博2009

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東京ビックサイトで、「世界旅行博2009」。建物の外には人影が少なく、「連休初日だからみんなリアル海外に行っているのでは」と心配したが、会場は、例年通り大勢の来場者でごった返していた。

今年の会場は、東館。入り口を、空港の出国ゲートに見立てる演出も、すっかりおなじみになった。そこにあった、各国語の挨拶をあしらったデザイン。

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……なぜ、韓国語だけ「もしもし(여보세요)」なんでしょうか。

毎年、持ちきれないほどの観光パンフレットをもらってきて後悔するので、今回は韓国ブースに絞って、見てまわることにした。

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かつての韓国ブースは、各自治体が観光パンフレットを配り、ステージで時々ショーを行うといった感じで、あまり面白いとは言えなかったのだが、今年はかなり頑張っているようだ。スタンプラリーのほか、体験イベントを数多く開催していた。

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絵付け体験

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伝統衣装体験

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皮膚管理体験  

さて、ブログでもおなじみの、キムガンシクに会いに京畿道ブースへ行くと、ガンシクの代わりにうらかわひろこさんが立っていた。ソウル・梨大前で、韓方エステ「梨花」を営む日本人で、コーディネーターや広告代理業なども幅広く手がけている。京畿道ブースのお手伝いをしているらしい。やがて、ガンシクも戻ってきた。

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京畿道は、6~7年前から、日本人向けの雑誌的な観光パンフレットの制作に力を入れているのだが、今、目の前に並んでいる最新のパンフレットを見ると、ずいぶんレベルがあがった。日本の、市販の旅行雑誌やガイドブックと比べても、遜色のないレベルだ。市販のガイドブックでは、京畿道のような地方については、ここまできめ細かくガイドするのは難しい。

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ガンシクらと少し喋っていたら、男性のお客さんが話しかけてきた。韓国について、相当詳しい方のようだ。

「すみません、都羅山のほうへ電車で行きたいんですが、最近変わったとかで」 
ガンシク「くりはらさん、お願いします」  
くりはら「えーと、7月に広域電鉄線が開業しまして、ソウル駅の乗り場はですね、駅の西側に出まして……」

来年は、京畿道ブースでアルバイトさせてもらいますかね。江原道や済州島もできそうだ。

世界旅行博2009は、明日日曜まで。連休中、海外へ行く予定のない方は、ぜひどうぞ。

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2009.09.15

「高速道路の車窓ナイト」に行ってきた

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日曜日。

お台場のTOKYO CULTURE CULTUREで開催された、「高速道路の車窓ナイト」に参加してきた。

これは、メディアファクトリーの書籍「高速道路車窓鑑賞ガイド」の刊行を記念したイベント。「高速道路車窓鑑賞ガイド」は、「新幹線の車窓から」の編集担当でもある江守敦史氏が手がけた、東名・名神高速道路の車窓をめいっぱい楽しむ本だ。

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お城や太陽の塔、富士山が見えるスポットなどの名所から、巨大マグロ、自由の女神、ジャンクションのような珍風景まで、東京-大阪間の風景140カ所を徹底紹介している。

著者は、自動車ライターの高橋満氏と、カメラマンの阿部昌也氏。

「新幹線の車窓から」では、取材・撮影・執筆などを僕が一人で担当したが、車の場合は、運転しながら撮影はできない。そこで、ネタだし・執筆・運転を高橋氏が、撮影を阿部氏が担当したそうだ。

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お客さんは、60~70人くらい。車関係では、こういった「サブカル」的なイベントが少ないせいか、人数自体は「新幹線~」よりも少なめだったが、実におしゃれな雰囲気に包まれていることに驚いた。

出演者からして、テンガロンハットにおでこサングラスだ。「新幹線の車窓ナイト」のユニクロチェックシャツとは全然違う。

うーむ、見習わなくては。

そんなおされな方々なので、「ベストスライド」「ボツネタ」など、「新幹線~」とよく似た企画をやっても、印象はかなり異なる。誰かさんのように、そこにいるだけでボケな人がいない代わりに、知的好奇心と旅ゴコロを刺激する、「旅に出たくなる」イベントになっていた。

なにしろ、道路脇のタンクに描かれたアートの作者を突き止めて、インタビューまでしてるんだもん。

すごいなあ。

おおいに勉強になり、また楽しく笑った、いい夜だった。

さて、来週末は、恐怖の「新幹線の車窓ナイト2」だ。

どうか皆さん、よろしくお願いいたします。

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サインをする姿も様になっている、高橋氏

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2009.09.12

店村駅の名誉駅長

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 慶北線店村(ジョムチョン)駅。平日は1日3往復しか旅客列車が通らない、静かな駅だ。 

 この駅には、今話題の、名誉駅長がいる。

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旧聞慶線のホームに、駅長室がある。後ろは、静態保存されている蒸気機関車

 イヌ駅長のアロンイと、副駅長のタロンイだ。

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名誉駅長アロンイ(2代目)

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名誉副駅長タロンイ

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駅の安全を見守るアロンイ駅長

 店村駅名誉駅長は、彼らが2代目。初代名誉駅長は、彼らの母親である先代のアロンイだ。2匹は、今年3月25日に4匹の兄弟と共に生まれ、「最も健康で可愛い2匹」として、第二代名誉駅長・副駅長に選ばれた。6月11日には、コレイルの支社長などを招いて正式な任命式が行われたというから、本格的だ。

  生後6カ月が経過し、だいぶ大きくなってしまったが、子犬の頃は専用の制帽や制服も作ってもらったそうだ。それらは、正式な任命証と共に、駅に保管してある。 

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  鉄道庁が韓国鉄道公社に変わって以来、鉄道旅行の付加価値を高めるさまざまな試みが実施されている。ここ店村駅も、そうした試みのひとつ。ただイヌがいるだけでなく、旧聞慶線の線路に風車付き電動トロッコを走らせたり、名誉駅長の絵はがきを売って、聞慶線ホーム前にあるポストから投函してもらったりと、手作りの魅力がいっぱいだ。 

 残念ながら、ちょっと時間に追われていまい、二人の駅長に会ったほかは、今ひとつ取材しきれなかった。早い時期に、ここはもう一度訪れなくてはならないだろう。次回は、週末に泊まりがけで来るのが良さそうだ。

  韓国の鉄道も、頑張っている。

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2009.09.11

秘境駅・両元臨時乗降場

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渓谷沿いに延びる線路脇に、ちょこんとたたずむ駅名標。よく目をこらさないと、そこにホームがあることもわからない。

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駅名標の後ろに見えるのは待合室

韓国鉄道公社嶺東線、両元(ヤンウォン)臨時乗降場。

時刻表にはおろか、地図にも載っていない、幻の駅だ。周囲には数軒の農家と、廃校跡があるだけ。ホームから直接線路を渡ったところにある砂利道が、外界に通じる唯一の道だ。

ここは、韓国を代表する「秘境駅」だ。ついに、やってきた。

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誰が利用するのか……

この駅が開業したのは、1988年のこと。公共交通が全くないにも関わらず、この地域の数少ない住民は高齢者が多い。そこで、住民が当時の鉄道庁に嘆願し、朝夕上下各1本の列車が停車する、臨時乗降場が設けられた。ホームや待合室は、地元の人々が自ら作ったものだという。


大きな地図で見る

駅の推定場所。ご覧の通り、GoogleMap Koreaにも駅が記載されていない。

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線路際の畑にぽつんと建つ待合室。手書きのハングルで、「両元駅待合室」と書かれている

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待合室の内部。ヤブ蚊などの虫は多いが、よく掃除されており、きれいだ。

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列車は、上下各2本ずつ。きれいな額に納められている。僕は、榮州(ヨンジュ)駅から朝6時の下り列車で7時16分に到着。1時間17分滞在し、8時34分の列車で再び榮州に戻った。

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駅前通り。農家のトラックが一台止まっていた。

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対岸に渡った丘の上に、これも住民が自ら作った小さな公園があり、両元駅を見晴らすことができる。どこか、飯田線の金野駅を思わせるたたずまいだ。

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僕以外にも、利用者がいた。左の二人は、僕と同じ列車から降りて、同じ列車に乗った夫婦。駅近くの知り合いを訪ねてきたそうだ。滞在時間、わずか1時間。右のおじさんは、地元の人らしい。

小さな駅での、わずかな滞在だったが、そこでもちょっとした出合いがあった。その話は、いずれどこかの雑誌に書くことにしよう。

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2009.09.10

江原道の新名所?

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さーて、これは、なんでしょうねぇ……?

最近、この国にすごく増えているようですよ。

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ソウルジャパンクラブ座談会

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話は前後するけど、日曜日、ソウル市内で、ソウルジャパンクラブ(SJC)の方々とお会いしてきた。

ソウルに在住している日本人駐在員の方にも、鉄道好きの人は多い。そこで、SJCの会報に、鉄道趣味をテーマとした記事を座談会することになった。僕は、SJCの会報の会員というわけではないが、いわばゲストという形だ。

司会役の大使館の方以外は全員初対面のはずだったが、偶然にも、かつてレイルウェイ・ライター友の会で一緒だったSくんが参加者の中にいた。17年ぶりの再会だ。趣味の世界は、広いようで狭い。

座談会は、日本、韓国とりまぜて、さまざまな話題で盛り上がった。ほとんどの人が初対面だというのに、すぐに打ち解けて楽しめるのは、趣味を同じくする人の集まりならではだ。それにしても、乗りつぶしから写真、コレクション、プラレール、模型と、鉄道趣味の幅は広い。2時間ほどでは、とても語り尽くすことができなかった。

2次会は、鍾路の日本式居酒屋で。今や、スーパードライの生ビールがソウルで簡単に飲める時代になった。韓国のCassも好きだけど、生はやっぱり日本のビールに限る。

解散は22時ごろ。さすがは、日本人の集まりだ。この前の、アルペンシアでのハードな飲み会が、嘘のようだった。

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2009.09.08

カフェカーでゲラを受信

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さて、清凉里駅12時発「ムグンファ」で、江陵まで 6時間44分の旅。

その途中で、日本の出版社からゲラ出校の連絡が来てしまった。あちゃー、このタイミングか。

今日は江陵泊まり。江陵市街、特に駅周辺は旧市街で、今ふうの宿泊施設はあまり見かけなかった。駅前には、今どき珍しい旅人宿(ヨインスク)の長屋があり、ディープなアジアっぽい空気を醸し出している。

もしかしたら、部屋でネットにつなげるモテルがない可能性もある。さて、困った。

そこで、とりあえずpdfで送ってくれたという、ゲラを受け取ることにした。向かったのは、4号車のカフェカー。昨年9月に食堂車が全廃された後、主要列車に連結された多目的車だ。

ここには、500Wで15分動かせる、PC端末がある。携帯電話網を使ったネット利用が可能で、WindowsXPなので、日本語サイトの表示も可能だ。ただし、コントロールパネルが制限されているので、入力はできない。

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嬉しいことに、USB端子もふたつ付いているので、ウェブメールから添付ファイルをダウンロードし、USBメモリにコピーという作業が簡単にできた。しかも、太白山脈の山の中というのに、3Mbpsちかい速度が出ており、約1MBのファイルを、4秒ほどでダウンロードできた。

自席に戻ってノートPCの電源を入れると、ばっちりファイルを開くことができた。

このカフェカー。カラオケルームなどは意味不明だけれど、なかなか便利だ。ちゃんと、ここで軽い食事や飲み物をいただけるのもいい。

もっとも、江陵に着いてみると、駅から少し歩いたところに新しめのモテルがあり、きっちり部屋でネットを使うことができたのだけれど。

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では、これから仕事します。

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貸し切り!

貸し切り!

ただいま太白駅。特室の乗客はここですべて降り、貸し切り状態になりました。
これから、今年3回めのスイッチバックに入ります。
終着まで、あと2時間。

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再び江原道へ

再び江原道へ

現在、清凉里駅。正午発の、江陵行きムグンファに乗ります。

バスで3時間20分のところ、列車だと6時間44分かかります。今日は移動のみ。

なんと、特室(グリーン車)を奮発してしまいました。

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9月13日高速道路の車窓ナイト

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ソウルは、再び秋晴れとなりました。

僕は金曜日に帰国しますが、今度の日曜、お台場の「TOKYO CULTURE CULTURE」で、「高速道路の車窓ナイト」が開催されます。

これは、メディアファクトリーから刊行された、「新幹線の車窓から」の姉妹本、『高速道路車窓鑑賞ガイド』の発売記念イベント。巨大マグロや自由の女神、太陽の塔、燃える少女、謎の定食屋などなど、東名&名神高速道路からさまざまなスポットを、スライドでつぎつぎに見せてくれるそうです。

東海道新幹線と、ある程度平行して走っている東名・名神高速道路ということで、新幹線から見えた景色の、別角度からの風景なんかも見られるとか。もちろん、「新幹線の車窓ナイト」の時と同様、マル秘制作エピソードやボツネタもあります。

車の車窓というのは、これまであまりなかったジャンルだけに、どんな風に料理されるのか、楽しみです。

興味のある方、ぜひご参加ください。僕も、お客として遊びに行く予定です。

詳細はこちら

あ、「新幹線の車窓ナイト2」も、よろしくお願いいたします。

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『高速道路車窓鑑賞ガイド』発売記念!!高速道路の車窓ナイト!!

【日時】2009年9月13日(日)Open 17:00 Start 18:00 End 20:30 (予定)
※前売券\1,800・当日券\2,300(共に飲食代別途必要・ドリンク¥390~)

場所】TOKYO CULTURE CULTURE 東京カルチャーカルチャー
住所:東京都江東区青海1丁目パレットタウン Zepp Tokyo2F

【出演】高橋満(『高速道路車窓鑑賞ガイド』著者)、
阿部昌也(『高速道路車窓鑑賞ガイド』カメラマン)
    江守敦史(メディアファクトリー編集)ほか

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2009.09.05

ラージヒル、キムヒョンギ優勝!

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僕しか興味がないと思いますが!

アルペンシアジャンプ競技場で開催中の、FISコンチネンタルカップ2009平昌大会、ラージヒル(HS=140)で、韓国代表のキム・ヒョンギが130m越えを2本揃えて、パーフェクトな優勝でした!

おめでとう!

彼らの歩みを10年近く見てきたので、かなーり感激しました。

今夜は、飲みますよ! 爆弾酒でもOKです。

それにしても、プレスルームでブログを更新する私っていったい……。

あ、ちなみに、いつのまにか、FIS公式サイトのカメラマンという立場をいただきました。いくつか、FISのほうに載るはずです。名前はでないけどね。来て良かったです。

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コメントへのお返事

おはようございます。韓国からはコメントができないので、遅ればせなお返事を書きます。帰国したら、コメントに替えます。

猫池さん
タモリ倶楽部の非公開部分、イベントでお話できればいいなと思います。
何も記録をとっていないので、記憶をたどるしかないのですが……。

TKCくん
なんか、ひたすら喋っていたんで、どうかなあ。面白いネタがあるかどうか?はともかく、いくつかは話せると思うんで、考えてみます。

日向岡の住民さん
お返事が遅くなりました。ありがとうございます! 閑静な住宅地でカメラを振り回すのは恥ずかしかったのですが、本当にいいところでした。
また、秋晴れで海が見える頃に、訪れたいと思います。

準特急さん
いやー、素敵なお土産、ありがとうございました。美味しくいただきました!
サマージャンプ、プライオリティは冬よりも少し低いんですが、グランプリシリーズもありますよ。白馬なら、ひぐらしの声を聞きながらのんびり観戦できるのでお勧めです。

ゆ~たんさん
そうか、デジタル化したんですね。僕も、そろそろロケフリ考えますかねー。ワールドプレミアムならではの魅力もあるんですけどね。

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競技が終わって

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ノーマルヒルの競技が終わった後は、山上のホリデイ・インに移り、ウェルカム・パーティーが開催された。当初の予定では、パーティーにもゲストとして参席させていただくはずだったが、ムンさんの欠席があまりにも急だったので、おとなしく一般プレスとして参加。乾杯後に、韓国チームをお祝いして、早々に立ち去った。

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8年前に比べ、すっかり貫禄がついたチェ・フンチョル(右)。チェ・ヨンジク(左)は怪我が完治しておらず、調子は今ひとつとのこと。

ちなみに、今日はちょっと影の薄かった日本チーム。リーダーは、須田健二さんだった。懐かしい。

総合案内所であるウェルカムセンター前で、タクシーを読んでフェンゲの町へ。若い運転手は、今日の競技結果をすでに知っていた。話題は、自然に平昌オリンピック誘致の件になる。

「3度目の正直ですから、今度は大丈夫なんじゃないですか」
「どうでしょうねえ、熱意はあるんですけど、やはり冬季オリンピックを開催できるほどの環境があるかは、難しいところです。多くの設備を作らなくてはなりませんが、日本みたいな先進国ほどの経済力はありませんし……」

運転手は、思いの外冷静なことを言った。

実は、泊まるところを決めていなかったので、運転手に適当な場所に連れて行ってもらえるよう頼んだ。

「部屋でインターネットが使えるところなんて、ないですかね?」
「一軒ありますよ。では、そこへご案内しましょう」

山間の小さな町というのに、さすがは韓国である。

で、泊まったのは、こんな部屋だった。

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2009.09.04

平昌COCノーマルヒルの結果

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韓国代表、キム・ヒョンギのジャンプ

ノーマルヒルHS=109の結果。

  選手名 1回目 2回目 ポイント
1 HULA Stefan POL 100.0 100.5 242.5
2 キム・ヒョンギ KOR 97.0 98.5 230.5
3 TEPES Jurij SLO 99.5 94.5 226.0
4 HAYBOECK Michael AUT 98.0 92.0 217.0
5 チェ・フンチョル KOR 94.0 96.0 215.0
6 ELVERUM SORSELL Kim Rene NOR 94.0 95.5 214.0
15 カン・チルグ KOR 92.5 91.0 200.5
22 高柳太郎 JPN 88.0 84.0 173.0
24 チェ・ヨンジク KOR 87.5 81.0 163.0
25 遠藤晃太 JPN 79.5 87.5 162.5
33 鈴木翔 JPN 78.5 - 47.0

というわけで、キム・ヒョンギがみごとに表彰台を獲得した。8年前の茂朱でも、ヒョンギは韓国勢でただ一人、ファイナルラウンドに進出したし(その後強風によりキャンセル)、ここ一番に強い。フンチョルも、5位入賞を果たした。

今さら、韓国代表がコンチネンタルカップクラスで表彰台をとったところで驚きもしないが、ヒョンギのジャンプは、明らかに他の選手よりも良かった。トライアルの時から、身体ひとつ分以上高いところを飛んでくる。飛び出し速度79km台で、K点付近を2本揃えた技術は素直に評価できるはずだ。

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競技終了後、インタビュー責めにあうキム・ヒョンギ

一方、エースのチェ・フンチョルも、2本ともK点近くまで持ってきて、5位入賞を果たした。

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観客席やプレスも大変盛り上がった競技だったが、ひとつ惜しかったのはリザルトを表示する電光掲示板がなかったこと。これから設置するようだが、その時点の順位・得点がリアルタイムに見られないと、誰が何位で、どれだけ飛べば何位に入るのかがわからない。掲示板があれば、ヒョンギの2本目は一層盛り上がったはずだ。プレッシャーになったかもしれないけど。

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夜のニュースでも  この日の競技はずいぶん大きく取り上げられていた。

映画「国家代表」も、観客動員600万人の大ヒットだと言うし、これをきっかけに、韓国にも「スキージャンプをやってみよう」と思う若い人が出てくるといいな。

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FISコンチネンタルカップ2009平昌大会~ノーマルヒル

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韓国江原道、平昌にオープンした、アルペンシアジャンプ競技場。

全羅北道の、茂朱ジャンプ競技場に続く、韓国二番目のジャンプ競技場である。大小5つのジャンプ台を備え、2018年に3度目の正直で誘致を目指す、平昌冬季五輪の 主要開催予定地でもある。

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そのアルペンシアジャンプ競技場で、韓国で8年ぶり二度目となるスキージャンプの国際大会が開幕した。

FISコンチネンタルカップ2009平昌大会だ。

(8年前の、茂朱サマーグランプリの模様はこちら

今回も、8年前と同様、韓国代表チーム飛型審判員のムン・チョンソン氏に招待していただいたのだが、大会直前になって、ムンさんが来られない事情が発生した。まずは平昌へ行ってみるが、今回は韓国代表のゲストではなく、一観客として観戦することになるかもしれない。

江原道横渓(フェンゲ)のバスターミナルから、タクシーでアルペンシアジャンプ競技場へ。運転手が、僕のカメラを見て「取材の方ですか?」と訊かれたので、ダメもとで大会受付へ行ってみることにした。

「すみません、ムン・チョンソンさんの紹介で、日本から取材に来たのですが」
「ムン・チョンソンさん……ああ、審判の方ですか。今回は欠席になっています」
「そうなんです。それで、こちらでご相談させていただこうと思いまして」
「わかりました。では、こちらに記名して、お名刺を一枚いただけますか」

あっさり、プレスパスのゲットに成功した。

今日9月3日は、ノーマルヒル(K=98/HS=109)の開催日だ。出場選手は、11カ国35名。韓国の出場選手は、8年前と全く同じ、チェ・フンチョル、チェ・ヨンジク、キム・ヒョンギ、カン・チルグの4人。日本からは、遠藤晃太(アインス)、高柳太郎(日本空調)、鈴木翔(旭川大学)の3人が出場した。

スタンドには、大型バスで続々と観客が集まってきた。公式発表では、約3000人とのことだ。平日というのに、これだけの人が集まるとはすごい。ハ・ジョンウら映画「国家代表」の出演者が来たり、ノートPCなどが当たる抽選会が行われたりと、8年前とは明らかに大会の充実度が違う。太極旗をはじめ、各国の応援国旗が無料で配られ、日の丸も、何の抵抗もなく受け入れられていた。

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韓国の兵士が日の丸を持って歩いてる!
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賑わうスタンド。8年前とは隔世の感がある。

競技は、15時スタート……のはずが、カンテ付近の向かい風が強すぎて、ディレイ。

ウォームアップしていたチルグと旧交を温めていたら、僕のほうが報道陣に囲まれた。

「日本の方ですか?」
「韓国の代表選手とお知り合いなんですか?」
「ちょっとインタビューよろしいですか?」

三大放送局を始め、この日は韓国の主要メディアがすべて集まった。しかし、多くの記者は、スキージャンプを直接見るのは今日が初めて。選手の名前も、かろうじて覚えたようで、誰かがヨンジクのことを「ヒョンギ選手!」と間違えて呼ぶと、記者全員が「ヒョンギ選手」と呼ぶ有様だった。そこに、日本人らしい男が、選手と親しげに話しているということで、格好のネタになってしまった。ちなみに、記者たちからもっともよく訊かれた質問は、これ。

「えーと、今日の大会に出場している外国人選手は、国家代表クラスなんですか? 今日は、どういったクラスの大会なんでしょうか」

……そこからか!

トライアルラウンドが、20分遅れで始まった。最初に飛んだ日本人選手に、感想を聞いてみた。

「今日は風が強いんですが、施設は、すごくいいですね! 自分は、もう少しアプローチを安定させないと……。ところで、これってトライアルなんですか?」

トライアルかファーストラウンドかわからないまま飛んでいたらしい。さすがは、韓国だ。

長くなったので、競技については、次のエントリで。

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2009.09.03

アルペンシア!

アルペンシア!
到着!

すごい、スモールヒルからラージヒルまで、5つのシャンツェが並んでます。

招待してくれたムンさんは急用で欠席。でも、名前を出したらあっさりプレスパス出ました。

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スキージャンプ映画「国家代表」鑑賞

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というわけで、見てきました。

国家代表~Takeoff」。

先日も紹介した、スキージャンプの韓国代表チームをテーマにした、世界初のスキージャンプ映画なわけですが……。

感想。

お願いだから、スキージャンプのルールくらい守ってください_| ̄|○

 

ノリは、完全に「クール・ランニング」。

 

「クール・ランニング」における東ドイツチームの役所は、なぜかアメリカチームが担当。アメリカって、アラン・アルボーンしかいないだろ。2002年に、茂朱がソルトレイクシティと開催地を争っていたということにしたいらしい。

クライマックスは、やはり長野オリンピック。しかも団体戦(笑)。もちろん、原田も船木も出てきません。それどころかナイターです。

もっとも、予告編を見たときの嫌な予感は杞憂に終わり、ちゃんと日の丸は振られているし、そう無茶苦茶な結果になるわけでもない。そこは安心して大丈夫。開会式の映像は、一応実際の長野の映像に似せてあったけど、いかにも外国人が考えそうな力士が出てきたりする。

スタートゲートがやたらと高かったり、当時のバッケンレコード136.5mの白馬で、韓国選手が138m飛んじゃったりするのは、ご愛敬。「クール・ランニング」でもそんな感じだったし。

ただねえ、あのジャンプ台を、白馬ジャンプ競技場と思えっていうのは、けっこう無理があったなあ。

団体戦で韓国チームの出走順が11チーム中11番手って、ワールドカップポイント、トップだったんですかね。

1本目と2本目で選手が交代とか、団体戦なのに4人まとめて最後に飛ぶとか、競技中に「僕も国家代表だ!」とか言い出して本当に出場とか、もう何でもあり。

オチも、もちろん「クール・ランニング」そのまんまです。

スキージャンプのルールが浸透している日本では、これは公開できないなあ。

ジャンプファンが見ると、かなり笑えます。それが、残念。

それにしても、チェ・ジェファン演じるジェボクは、本物のカン・チルグにそっくりでした。

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本日のお宿

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本日のお宿は、こんな感じ。梨大と新村の間にある、ヒルズホテル(モテル)だ。これで、一部屋一泊4万ウォン。ラブホ兼ビジネスホテルだが、この界隈はラブホとしての利用が多い(苦笑)。まあ、でも部屋は清潔で快適だ。

2007年頃までは、CATVの基本チャンネルで見られたNHKワールドプレミアム。最近はすっかりプレミアムチャンネル化が進み、その辺のモテルでは見られないケースが増えてしまった。残念だ。

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2009.09.02

ソウルに進出した某ビジネスホテルチェーン

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8月に、ソウルに新規オープンした日系ビジネスホテルに宿泊。相変わらず、「日本そのまま」 のサービスだ。

午前中は、ロビーを借りて仕事を進めることにした。要領が悪く、充分な時間があったはずなのに、持ち出しになってしまった。

ロビーにやってくると、先にテーブルに座っていたおじさんに、見覚えがある気がした。歳は60くらい。日本人だ。俳優かなにかだったかな。時代劇の悪役とかにいそうな感じだ。うーん、思い出せない。まあいいや。

しばらく、ノートPCを開いて仕事をしていたると、突然背後で日本人の声が聞こえた。

「なんだこれは、ダメじゃないか」
「早く掃除しろ、なんで音楽流さないんだよ」

どうやら、ロビーのサービスにクレームをつけているらしい。

振り返ると、先ほどのおじさんだった。

8月にオープンしたばかりということで、確かに従業員の動きは少々ぎこちなかったが、ロビーのあり方にまで口を出すことはないだろう。困ったお客さんだな、と思ったそのとき。

ひらめいた。

このホテルの創業者で前社長の、あの人じゃないか。

違法改造をして、「制限速度60kmの所を65kmで走ったようなもの」と開き直ったり、一転して涙の謝罪会見をしたり、石膏ボードを地下に不法投棄して硫化水素を発生させたりした、あのオーナーだ。

なるほどなあ。

もうちょっと、言葉遣いが変われば、現場をしっかり見るいい(元)経営者ってことになると思うんだけどな。

お客さんもいるんだし、もう少し考えてほしいな、と。

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梨大前 梨花

image1521367319.jpgうらかわさんとお茶をしています。

本当は、今日江原道に行くつもりだったんだけど、1日順延。新村のモテルに入りました。

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機内食

Kinai

ユナイテッド航空ソウル行きの機内食。

……さすがは、ユナイテッドだ。感動した。

ちなみに、左のサンドイッチに挟まっているのは、ハンバーグではない。

「麦芽入りパン」である。

あ、チーズは入ってるけどね。

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