2009.04.30
J-WAVEに出演してきました
コーナーが終わり、曲~CMの短い時間に記念写真&挨拶
J-WAVE「RENDEZ-VOUS」に、生出演してきました。カフェのような雰囲気のサテライトスタジオで、思ったほど緊張することもなく、楽しく話すことができました。
マイクに向かってしゃべるのは、都立豊多摩高校放送部以来のこと。スタジオ入りの時は緊張しましたが、マイクの前に座ると、不思議と気持ちが落ち着きました。もっとも、先週ひいた風邪が治りきっておらず、ちょっとマイクを避けるようなしゃべり方になってしまったのが心残りです。
内容は、事前にある程度話題の順序は打ち合わせてありましたが、どう答えるかは僕の自由。週刊文春のインタビューを受けたときは、マニアック度を少し高めて「車窓道とは」などと演説しましたが、今日は若干おとなしく、まじめな感じでしゃべったつもりです。
スタジオはとてもアットホームな雰囲気で、レイチェルさんが上手に話を引き出してくださることもあり、あっという間に20分が過ぎました。曲を流している間にも、調整室にいるディレクターさんから、「米原のトトロってどうやってみつけたんですか?」という質問が飛ぶなど、スタッフ全体で盛り上げてくださいました。
いやあ、ラジオって、楽しいですね。
また、いつか、こうした機会があったら出演してみたいと思います。
そうなるよう、また頑張っていい本を作らなくてはなりません。
お忙しいなか、聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
2009.04.29
「みんなの鉄道」 写真展
今日から、東京ミッドタウン、フジフイルム スクエア1階の ギャラリー「PHOTO IS」で、「『みんなの鉄道』写真展~おいでよ!レールエンターテインメント」が開催されます。故真島満秀さん、中井精也さん、山﨑友也さん、持田昭俊さん、矢野直美さんといった、日本を代表する鉄道写真家の方々が出展されているのですが、その中で、僕と牛山隆信さんも、秘境駅の写真を提供させていただきました。
昨日は、その内覧会。全体の展示内容は初めて見ましたが、列車あり、駅あり、花あり、ネコありと、実にバラエティ豊かな、楽しい写真展になっていました。僕の写真は……、作品性という点では他の写真家の方々とは比べようもありませんが、列車だけではない、多様な鉄道の魅力を知ってもらえたら、と思います。
開催期間:4月29日~5月27日10:00~19:00
料金 :無料
開催場所:フジフイルムスクエア
写真を鑑賞するだけでなく、プチ鉄道テーマパークとしても楽しめそうな、親しみやすい写真展。
山﨑友也氏。「ちず鉄」の著者としてもお馴染みです。何やらヘンなサインをもらって、ウケている模様。
出展写真は、120点。写真以外にも、ご覧のようにブルートレインのヘッドマークや、鉄道博物館からお借りした鉄道模型なども展示されます。ちなみに写真に写っているのは、レイルマン中井精也氏。
僕は連休中のどこかの日に遊びに行こうと思っています。
お時間のある方、ぜひお立ち寄りください。
2009.04.27
新品交換
他のSIMカードは読み込むのに、僕のsimだけダメ、sim再発行しても同様という、非常に謎の症状。
他に破損、水濡れなどは認められないということで、新品交換に。
まあ、あれだ。
破壊神様ご降臨、ってやつだね。
2009.04.26
携帯到着、だが。
東京に帰ってきた。
携帯も帰ってきていた。
電源コードをつないでオンにすると、「おまかせロック中です」の表示。早速、PCでドコモのサイトから解除の手続きを行う。
ところが。
「解除に失敗しました 電源が入っていないか、電波の届かないところにある可能性があります」
あれ?
端末をもう一度見ると、
壁紙が違う……
まさか、別の人の端末?
慌てて、MicroSDカードと端末製造番号を確認すると、
あれ、やっぱり僕のだ。
よく見れば、「圏外 Select NW(Network)」と出ている。
Usimカードを挿し直してもダメ。
もちろん、ロックがかかっているから、一切のキー入力は受け付けない。
うーむ。明日、ドコモショップに持って行くしかないかな。
いずれにしても、携帯電話、戻ってきました。
2009.04.25
好天の下、かぶりつき。
もうそろそろ天気ネタやめようってば。
というわけで、今日はこんな場所を取材?してきました。鉄道ファンの方なら、どこだかすぐにわかることでしょう。画面がやけに不安定なのは、車窓のメモということで、完全にノーファインダーで撮っているからです。お許しを。
さて、この動画で到着した駅には、この日から変わったスイッチが設置されました。それは、スイッチを押すと、三波春男が歌う「○○音頭」が15分間(!)流れるというもの。発車チャイムなどではなく、いつでも押してよいというのが斬新です。
明日は天候が回復……いや、雨があがる方向らしいので、もう少しあちこちを歩くつもりです。
もう一個追加。要するに、動画のテストアップです。
2009.04.24
発見。
携帯、出てきたようです。心配してくださった皆さん、どうもありがとうございました。
出てきた場所は、JR沼津駅。って、昨日のエントリ書き始めた場所だよ_| ̄|○
御殿場線の中に忘れたらしい。
ほとんど立ちっぱなしだったのに、どうやって忘れたんだろう?
いきなりガチャッと落として、そのまま気づかずに降りてしまった?
そんな漫画みたいなことがあるんだろうか。
携帯は、着払いで送り返してもらえるそうだ。最寄りの駅へ行って、申請しなくてはならないとのこと。なんだか、昔のチッキみたい。
よかったよかった。
これで8000円浮いたな。よし、これで飲みに行くか(笑)。
2009.04.23
携帯紛失
ドコモの携帯、購入からわずか2カ月でなくしました。
携帯がないことに気づいたのは、JR御殿場線裾野駅近くを歩いていた時。iPhoneから、電話をしてみると3コールで留守電に転送されてしまう。電波が届いていないのだろうか。リモートロックは成功したが、GPSでのサーチは失敗し、どこにあるのかはわからない。
自分の行動を思い返してみた。
この日は、朝9時に小田急線の急行で出発し、新松田で立ち食い蕎麦を食べてから御殿場線に乗り換えた。小田急線の車内で、携帯のメールを確認したのは覚えているので、なくしたのはその後だ。
まず考えられるのは、御殿場市の 某日帰り温泉施設だ。ロッカーに荷物を詰め込んだので、そのとき奥に落ちてしまった可能性は考えられる。
「申し訳ございません、探してみたのですが……」
温泉施設の係員は、丁寧に対応してくれたが、見つからなかった。申し訳ないもなにも、こちらが全面的に悪い。なかなか、ちゃんとした施設のようだ。
新松田の立ち食い蕎麦に電話してみたが、ないらしい。御殿場線ではずっと立っていたし、そうなると、やはり怪しいのは小田急の車内だ。そもそも、小田急を降りてからは、全くドコモに手を触れていないし、込んでいたので、体をひねって携帯を出し入れした記憶がある。このとき、ポケットにねじ込んだつもりが入っておらず、シートの隅に置き去り……。うん、いかにもありそうだ。
しかし、小田急に二度問い合わせたが、残念ながら僕の携帯は届いていなかった。それにしても、「待ち受け画面はどうなっていますか」と聞かれるとは思わなかった。こんな時、萌え系の壁紙を使っている人は、困るだろうな。
「え、えーと、柊かがみの初音ミクバージョンで……」
「はぁ?」
ぶるぶる。
あ、そんな妄想している場合じゃなかった。
さて、僕の携帯は、購入からわずか2カ月で幽界への旅人となってしまうのであろうか。
ていうか、買い直しとしたら、5~6万だよね……。ドコモプレミアクラブの有料サービス、入ったつもりだったのに入ってなかったみたい。
白ロム買うか……。保証ないしなあ……。Willcomなら端末を長期貸し出ししてくれるんだけど。
追記:ドコモに電話して確認したら、「ケータイ補償 お届けサービス」、ちゃんと加入していたみたい。まだ月額料無料期間中だったので、契約一覧に出なかっただけだった。ということで、同一機種のリフレッシュ品に8000円ほどで替えられるということが判明した。さて、どうしよう。
WILLCOM CORE XGP 試験サービススタートへ
WILLCOMが、次世代PHSとして開発を続けてきた、「WILLCOM CORE XGP」のエリア限定試験サービスの概要を発表。27日から、都内の限定したエリア(上図参照)で、法人を対象に試験サービスを開始する。
ようやく始まるのか、もうちょっとスピードアップしてくれると嬉しいなあ、というのが、正直なところだ。
WILLCOM CORE XGPは、既存のPHSと同様、出力が小さく安価な基地局を大量に配置する「マイクロセル方式」の通信サービスだ。携帯電話と比べて、混雑しても通信速度が低下しにくく、低コストできめ細かいエリア展開が可能だ。ただし、基地局の整備に時間がかかる、地方でのエリア整備に不利といった弱点もある。
通信速度は、当面理論値で20Mbps。現時点での実効速度は、ダウンロード18Mbps、アップロード11Mbps程度という。8Mbps程度の速度があれば、フルハイビジョンの映像をリアルタイムにダウンロード再生することができるので、いつでもどこでもハイビジョンを見られる時代が、すぐそこまで来ているというわけだ。
世界共通規格であるWiMAXに近い技術のため通信チップを流用できたり、通信バックボーンがすべてIP化されている、すでに16万ものPHS基地局があり、その設備を流用できるといった、数々の利点があるWILLCOM CORE XGP。非常に楽しみな通信サービスだが、WILLCOM自体が小さな会社であるため、資金面や展開スピードの点で不安が残る。今の時点でも、ライバルであるUQコミュニケーションズに半年以上差をつけられているのが心配だ。
対馬や会津の取材でも、イー・モバイルが圏外の中、余裕でバリ5だったWILLCOMのPHS。頑張って、なるべく早く全国の基地局がXGPに対応してくれるといいな。
とりあえず、正式にサービスがスタートしたら、イー・モバイルから移行しようかと思っている。
2009.04.22
スーパー雨男、完敗。
横見「どお!これ!この天気!俺も晴れるとまでは思わなかった!俺スゲ-!」
中嶋「私たちが勝ちました!」
と言うわけで、月曜火曜と、野岩鉄道・会津鉄道の取材に行ってきた。横見浩彦氏のレールクイーン企画で、この前の「斉藤雪乃さんin大井川鐵道」に続く、2回目の取材だ。今回の旅人は、やはり鉄道が好きな中嶋春香(なかしま・はるか)さん。
今回の取材は、先週の打ち合わせの時点から、天候が心配されていた。火曜日の降水確率は、週間予報の段階からずっと70~80%。いかに晴れ男の横見氏といえど、スーパー雨男に2度も勝つのは、やはり不可能と思われた。しかし、皆それぞれに忙しく、予定をずらすことはできない。不安の中、浅草から出発した。
雨雲の動きが鈍く、月曜日はなんとか曇りときどき晴れでクリア。
そして、運命の火曜日を迎えた。
4時に目覚めると、予想通りのしとしと雨。露天風呂で夜明けを迎えた頃には、雨脚はだいぶ強くなっていた。
いくぶん、小雨になったかなと思う程度のなか、湯野上温泉の旅館を出発。
湯野上温泉駅から会津鉄道の列車に乗った、その時である。
雨が、やんだ。
えー、話作ってません。本当です。
いくつか取材をこなし、会津下郷駅に降りると、青空まで見えてきたのである。どうしちゃったんだ降水確率70%。
「実は、私も晴れ女なんですよ」
と、打ち明けたのは、中嶋さんだ。どうやら、横見&中嶋というハレハレコンビを前にしては、スーパー雨男も敵わなかったようである。
それにしても、そんなに本気で勝ち誇らなくてもいいでしょうに、横見さん(&中嶋さん)……。
天候回復のおかげで、取材は順調に進行。芦ノ牧温泉駅で、ご高齢の名誉駅長氏と懇談し、16時半の列車で、帰路についた。
その瞬間。
雨が、降り出した。
いや、だから話作ってないから。本当だから。
その後の土砂降りは、関東にお住まいの皆さんならご存じの通り。
「本当の奇跡」を見た思いの、2日間だった。
2009.04.21
2009.04.20
J-WAVEに出演します。
どういうわけか、東京のFMラジオ局、J-WAVEに出演させていただくことになりました。
日 時:4月30日14時20分ごろから20分ほど
放送局:J-WAVE(81.3Mhz)
番 組:RENDEZ-VOUS(ランデブー)(Navigator:レイチェル・チャン)
14時から16時半までの音楽番組ですが、その中の、「COLOR YOUR DAYS」というコーナーの木曜日が、ゲストデイとのこと。『新幹線の車窓から』の著者ということで、新幹線の車窓と鉄道旅行の魅力を語らせていただきます。
さてさて。
先週六本木ヒルズへ行ったのは、その事前の打ち合わせだった。テレビやラジオのゲスト出演で、わざわざ事前に打ち合わせをさせてもらえるというのは珍しい。たまたまこの日は外出が多かったので、六本木まで出かけたが、最初はディレクターの方が僕の仕事場のほうまで来てくれるという話だった。「ランデブー」は、僕も事務所にいるときは毎日聴いているが、とても丁寧に作られている番組のようだ。
打ち合わせは、六本木ヒルズのカフェで行った。なんというか、すでに全力でアウェーである。物腰柔らかな女性ディレクターと、カフェラテをいただきながら、番組内容やコーナーの構成について、説明を受けた。
「午後の、おやつの前の時間帯という感じで、女性の方もよく聴いてくださっています」
「おしゃれ感のあるイメージを出していただいて」
……それむり☆(かも)。と、心の中でつぶやいた。
なにしろこちらは、最初にオファーをいただいたとき、「RENDEZ-VOUS」という番組名を「レンデズ・ボース?」と読んだ輩である。ご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払わなくてはなるまい。
平日の午後ということで、難しい方も多いかもしれませんが、もし良かったら聴いてみてください。
2009.04.19
N700系の無線LANサービス
平塚の、日向岡住宅を通過。小田原少年院の建物は、やはり取り壊されてしまったようだ。
というわけで、小田原を通過。ここからしばらくは、車窓は見えない。
せっかくN700系に乗っているということで、3月からサービスが始まった無線LANでの接続にチャレンジ。無事接続できたが、やはり列車内からのサービスということで、あまり速くない。だいたい、300~380Kbpsといったところだ。トンネル内でも接続できたので、なかなか安定はしているようだ。
僕は、ワイヤレスゲートを契約しているので、普通にBBモバイルとして接続できたが、普段から公衆無線LANを使っている人でないと、なかなか敷居が高いように思う。急にネット接続が必要になるケースもあるはずで、もっと手軽に、思いたった時に利用できるサービスになるといいな。
といっているうちに、三島を通過。うーん、ちょっとガスってますな。でも、富士山はなかなかよく見える。
2009.04.18
横見さん夢の旅再び?
横見さん……。
最近、個人的な野望で仕事やりすぎじゃないですか(笑)。
人文社で、鉄道好きのタレント、中嶋春香さんと打ち合わせ。中嶋さんとお会いするのは初めてだが、明るくさわやかな感じの女の子だ。横見さんとは、この春からAM&ネットラジオで、「横見とはるるのラジオ鉄道」をやっている。
「景くんさ、三脚使う? あれ、重いんだよね」
横見さん…… 三脚使うのは、僕なんですけど(笑)。
さてさて、どうなりますことやら。
楽天のPHSサービス
15日から、ひっそりと?始まった、楽天のPHSサービス「楽天モバイル」。
当面は法人向けとのことだが、かなり魅力的なプランだ。
基本は、WILLCOMのPHS回線を借り受ける方式、いわゆるMVNOだが、興味深いのは、楽天傘下であるフュージョンコミュニケーションズのIP電話ネットワークと接続したサービスであること。
楽天モバイルの回線を契約すると、PHSの070と同時に、IP電話の050で始まる電話番号がもらえる。
楽天モバイルとWILLCOMのPHSあての通話は、070で始まるPHS回線での接続となり、24時間無料。
さらに、固定回線や他社携帯宛の通話は、050で始まるIP回線での接続となり、固定宛3分8.4円、携帯宛1分16.695円と、固定電話並の通話料金となる。
メールは、WILLCOMのアドレスを使えばすべて無料。ネットは、PC接続も含めて、上限2800円で使い放題だ。
基本料金は、2310円。都会に住んでいて、電話をたくさん使う人にはかなり魅力的なプランだ。
実は、同様のサービスは、すでにNTTコミュニケーションズが「.phoneユビキタス」のブランドで提供している。こちらは、基本料が2950円と若干高い代わりに、通話料が無料となる提携IP電話サービスが多いのが利点だ。
しかしながら、残念なことにどちらのサービスも、現時点では法人向け限定のサービス。個人で契約するのは、難しい。
個人で契約できれば、固定電話の安さと携帯電話の柔軟性を兼ね備えた、非常に魅力的な商品になるだろう。まあ、こんなサービスが個人で利用できるようになったら、通常のWILLCOM回線を契約する人が激減してしまうかもしれないけど。
XGP(次世代PHS)が実用化され、収益が見込めるようになったら、既存のPHSのインフラはこうした方法で活用してほしいものだ。通話はPHS+IP電話、データ通信はXGPという、デュアル端末(トリプル端末?)が出たら、イーモバイルを解約して、またPHSに戻るかもしれない。
2009.04.17
2009.04.16
電源換装
今のPCは、2007年8月に、マウスコンピューターから購入したものだ。5年間は、買い換えずに使えるきちんとしたデスクトップをということで、当時ようやく値段が下がってきたばかりの、Core2Quad Q6600を搭載したミドルタワーを購入した。
その判断に間違いはなく、購入から1年8カ月が経過した今でも、スペック的には一線級を確保している。
しかし、40D、5Dと、デジタル一眼レフカメラを使うようになって、画像を保存するディスクスペースが急激に増大。昨年6月に、1TBのHドライブを増設したが、なんとわずか10カ月で残りが怪しくなってきた。しょうがない……ということで、Kドライブとして、1.5TBを増設することを決定。
しかし、ここでひとつ問題が出た。購入時に付いてきた、電源ユニットの容量が、限界に近づいてきたのだ。
Core2QuadというCPUは、最大消費電力が95Wと、CPUとしては電気食いだ。ビデオカードこそ省エネで知られるHD4670だが、DVDドライブにHDD3台が付くと、トータルの推定消費電力は300W前後。電源ユニットの容量は400wだが、最大消費電力は電源容量の70%程度に抑えるのが、故障を防ぐ鉄則だ。
100Wの余裕があるので、まだ行けるような気もしたが、最近、電源ファンの作動音も大きくなっている。思い切って、国産部品を使った600Wのユニットに換装した。
ついでに、遅くて使い物にならなかった内蔵SDカードリーダーを撤去し、空いたベイにハードディスクを増設。これでまた、しばらくは安定して動いてくれるだろう。
次に換装するのは…… DVDドライブのブルーレイ化だろうな。1日30GBとか撮影するのに、バックアップメディアのDVD容量が4~8GBというのは、いくらなんでも少なすぎる。今2万円台後半の8倍速ドライブが1万円前半くらいまで安くなってくれば、買い時だ。
買い換えこそする気にならないが、なんだかんだでお金がかかる、仕事用のPCである。
2009.04.15
食の異文化講座
土曜日は、新大久保の豚焼き肉専門店、てじまうる主催による「第4回食の異文化講座」に参加してきた。
韓国の食文化に精通し、八田靖史くんの師匠でもある佐野良一先生による、韓国の食文化についての講演会だ。佐野センセが韓国料理について語り、その内容にそった料理を、てじまうるが用意してみんなで味わうという趣向。講演会といっても大げさなイベントではなく、会場は職安通り沿いのマンションだ。20人ほど集まって、参鶏湯やらソルロンタンやらをいただいてきた。もともと、てじまうるは「安くはないけど、最高の素材をそろえる」タイプの店。この日の料理も、ちょっとその辺の家庭料理店では味わえないクオリティだった。
もちろん、佐野センセのお話も、たとえばソルロンタンの語源についてなど、とても興味深い内容だ。久しぶりに、韓国文化を謙虚に勉強することができたように思う。
願わくば、打ち上げなどでの、てじまうる社長や佐野センセによる情け容赦のない攻撃がもう少しマイルドならば、言うことないのだけれど(笑)。
あっと、写真を事務所に置いてきてしまった。写真については、後ほど。
2009.04.12
電車で隣り合ったおじいさん
秋葉原駅から、総武線の各駅停車に乗車。車内は比較的空いており、車両の隅のほうの座席に座った。
「いいカメラですね。そういうカメラで撮ると、やはり違いますか」
隣に座っていた、60~70歳くらいの男性が話しかけてきた。僕が手にしていた、EOS5Dに興味を持ったらしい。
「そうですね、最近は小さなカメラもきれいに写りますが、こういうカメラだと、背景をぼかすような表現ができるんです」
「ほう、そうですか。私のカメラは、2万円もしなかったんですが、けっこうきれいに写るんですよ」
「小さなカメラも、とてもよく写りますよね」
カメラが好きな方なのかな。それでも、今どき通勤電車の中で話しかけてくるのは珍しい。
「私は、こういう周遊券で旅をしているんです」
周遊券。ずいぶん久しぶりに聞く単語だなあと思って、男性が手にしたきっぷを見た。
JAPAN RAIL PASS。
びっくりした。ジャパンレールパスは、外国人や、海外に永住している日本人のためのフリーきっぷだ。「のぞみ」を除く、JRグループの全線・全列車に乗車できる。見た目は、谷中あたりを散歩していそうな普通の日本のおじいちゃん。あるいは、移民をされた方なのだろうか。
「海外にお住まいなんですか」
「そうなんです。アメリカの、メリーランド州に住んでおりまして。久しぶりに日本に来たんですが、飛行機がなかなか空かなかったんですよ」
「今円高で、日本人の海外旅行が人気ですからね。では、成田から?」
「いえいえ、先月20日にハワイから嘉手納に入りまして。しばらく空きが出るのを待ってから、横田に飛んだんです」
……えーと、なんだって?
「もう退役しましたが、私は米軍のほうにおったんですよ。軍の飛行機は、現役の人が優先なので」
まじまじと、おじいさんの顔を見てしまった。
「元は、日本の○○市にいたんですけどね。大学に行けなくて、それが大変に悔しくて、アメリカに渡ったんです。いろいろな仕事をしました。結局、軍の仕事に落ち着いて、大学も後になって向こうで卒業しました。いや、昔のことです」
電車がトンネルに入った。四ッ谷駅を発車したらしい。
「まあ、若いころはcomplexが強かったんですなあ。向こうで結婚もしまして、いろいろあってこの歳になりました。今は、軍の飛行機で世界中に行けるようになりましたし、家族も元気です。そう考えると、この人生も悪くなかったな、と最近思えるようになりました」
独り言なのか、僕に語っているのか、おじいさんは淡々と話しているる。この方が、「大学に行けなかった」のは、半世紀くらい昔のことのはずだ。「アメリカに渡ったんです」という一言の裏には、どれだけの物語があるのだろう。どう答えるべきか、困った。
「……すてきなお話ですね」
「すてき、どうでしょうね。軍にいましたから、戦争にも行きましたよ。湾岸戦争です。前線に到着すると、もうその日から、Missileが飛んでくるんです。それを、ペィトリッで迎撃したんですよ……ペィトリッご存じですか」
「パトリオットミサイルのことですか」
「そうそう」
10年くらい前までは、死んだじいちゃんからよくこんな話を聞いたものだ。大湊港で、太陽を背に突っ込んでくる米軍機に機銃を掃射したって話。しかし、このおじいさんから語られる戦争は、湾岸戦争だ。語っている場所が総武線の電車の中だけに、奇妙なリアリティがあった。
もっと話を聞きたかったが、まもなく電車は代々木駅に到着した。
「これから恵比寿に行くんです。それでは、お気を付けて」
大きな物語を秘めたおじいさんは、ほんの一瞬だけ僕の目の前に現れて、また東京の雑踏の中に消えていった。
2009.04.04
横見さん夢の?旅
横見さん、幸せそうですね……。
「鉄子の旅」でおなじみ横見浩彦氏、鉄道好きのアイドルタレント斉藤雪乃さんとともに、大井川鐵道へ行ってきた。横見プロデュースの書籍企画で、僕はなぜか?写真撮影担当。僕ら3人のほか、版元である人文社の編集さんと、斉藤さんのマネージャーを含めた5人での旅だ。
今回の取材で注目すべきは、とりあえずこれ。
「横見マジック vs スーパー雨男」
これまで、横見さんを取材することはあっても、共同で企画を進めたことはない。果たして天気がどうなるのか、非常に気になるところだった。
東京駅出発時点では、どんよりとした曇り。天気予報では、その日は晴れるはずだったが、新丹那トンネルを抜けても、青空は一向に見えない。スーパー雨男、ついに横見マジックを超えたかと思われたが……
日本平トンネルを通過したとたん、いきなり快晴。
結局、強烈な日差しの中、撮影を行うことになった。スーパー雨男、横見マジックの前に完全敗北である。
斉藤雪乃さんは、とても素直な女の子で、演技抜きで列車の旅を楽しんでいる姿が印象的だった。大井川鐵道を訪れるのは初めてで、桜が満開の大井川本線、トロッコのような井川線と、その魅力を存分に楽しんでいるようだった。今回は、取材ということでかなり慌ただしくなってしまったが、またプライベートでも訪れてくれるとうれしいな。
この企画は、人文社から7月頃に刊行の予定。
2009.04.02
『新幹線の車窓から』の紹介記事
今日発売の週刊文春に、『新幹線の車窓から』の紹介記事が出ている。しばらく前にインタビューを受けたのだが、どういう形で記事になるのかは、実際に見てみるまでわからなかった。
……なるほど、誌面をちょっと試食という感じ。
『新幹線の車窓から』。この本は、東海道新幹線の車窓から見える様々な風景を紹介しているのだが、掲載されている写真は、すべて新幹線の中から個人的に撮影したものだ。
撮影には、連射性能に優れ、望遠に強いEOS40Dを使用した。最初は、空いている「こだま」の座席から撮ろうと思ったのだが、乗車してすぐ、「これは、ほかのお客さんの迷惑になる」と直感。いちばん端の車両のデッキに立って、乗降扉の窓から撮影した。その枚数、実に2万3000カット。まだ自分が気づいていない、意外なものを見つけるために、東京-新大阪間でひたすらシャッターを切り続けた。もちろん、すべて手持ち。9時間かけて、新大阪まで日帰りで往復した時は、さすがに疲れた。でも、その分発見も多く、思っていたよりもずっと楽しい取材になった。
ほかに例のない企画だけに、売れてほしい。いつもは、「立ち読みして、気に入ったら買ってください」と言っているが。この本はぜひご購入いただきたい。1000円札一枚で、新大阪往復5時間分の楽しみが手に入る。どうぞよろしくお願いします。
2009.04.01
新刊:3日でできる初級ネコ語掻き取りノート
マノレクから新刊を出しました。久しぶりに、語学のテキストです。
今回は、とにかく頭よりも手で覚える、ネコ語の入門ドリルです。
ネコ語の初心者が陥りやすい誤りの一つが「ニャン語」です。語尾に「ニャン」を付ければネコ語になると思っている人の、なんと多いことか。ネコは決してニャン語を使いません。
本書では、日本人が陥りやすい「ニャン語」「ネコ耳」を徹底して排除。ネコの言葉を基本に忠実に網羅し、ひたすら掻いて覚える教材を目指しました。
第3章では、「吾輩は猫である」と2ちゃんねるの「ギコ猫」を比較し、現代ネコ語と明治期のネコ語についての考察や、ネコの食生活の変遷に関する考察にも挑戦しています。
なお、初版限定特典として、かつお節フレーバー入り消しゴムと、栗原家歴代のネコどもを網羅したカードゲーム、ヴァイスツュバルシのキャラクターカード1点封入。「ツンデレジャネット」、「おめかしチンケ」などレアカードをゲットしよう。
定価100000円、全国のネコ集会所で直売しております。どうぞよろしく。
センスなくてスミマセン。
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