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2008.02.27

特急「こだま」高速度試験

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 鉄道カメラマンの南正時さんから、貴重な映像を見せていただいた。

 昭和34年7月27~31日に東海道本線金谷-焼津間上り線で行われた、151系(後の181系)特急型電車による高速度走行試験の記録映画だ。

 国鉄と電通映画社が制作した作品で、ある場所で人知れず保存されていたという。50年前の制作とは思えない、極めてクリアな映像に驚いた。

 昭和34年といえば、日本国有鉄道の黄金時代。巨額の赤字や労使紛争とも無縁で、国鉄に誇りが満ちていた時代だ。この年の4月、東海道新幹線が着工。新鋭特急車両による高速度試験は、新幹線の実用化に向けたデータ収集の意味もあった。

 上映時間は24分。その内容は、カッコイイの一言だ。特急「こだま」号登場の紹介に始まり、高速度運転への技術的障壁とその克服、最高速度記録達成に向けた車両と軌道の整備。そして、クライマックスの「160-1試験走行」へ。

「発車。時刻16時4分、出発地点、ふたひゃくじゅっキロ415、ノッチオン、電圧1600V」
「速度159、159、160、ただいま速度160! 第一閉塞信号機通過!」

 まるで実況中継しているかのようなナレーションに、痺れた。

 この試験で、国鉄は当時の狭軌鉄道の世界記録、時速163kmを達成した。敗戦からわずか14年後の快挙である。

 さて、この映画、実は3月18日夜に都内で上映会が行われる。今日はその打ち合わせだった。

 日経新聞が主催するSNS「日経WagaMagaラウンジ」に、「旅と鉄道」をテーマとするコミュニティが誕生。それを記念しての上映会だ。当日は南正時氏と種村直樹氏が登場し、恐ろしいことに僕が司会を担当するらしい。

日経WagaMaga
 日経新聞グループが運営する、ライフスタイルにこだわりを持つ「ワガママ」な大人を応援するサービス。「アタマとカラダを刺激する、大人のためのコミュニティー」をキャッチフレーズに、資産運用や旅行、エンタメ、車、趣味など様々な分野の情報を提供している。特にB級グルメの情報に強い。「日経WagaMagaラウンジ」は、日経WagaMagaのサービスのひとつで、ユーザーが感想や意見を書き込んだり、日記を書いて情報発信を行うことができる会員制のコミュニティ(SNS)。会員になるには、既存会員の紹介を受けるか、事務局のアンケートに答える必要がある。

 日経WagaMagaラウンジの会員のみを対象としたイベントだが、会員になれば誰でも参加できる(希望者が50人を超える場合は抽選とのこと)。イベント後も、僕はライターとして記事を書くことになっているので、鉄分に興味のある方はこれを機会にぜひどうぞ。問い合わせは、左のメールフォームからお願いします。

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2008.02.26

豊岡真澄おめでた&芸能界引退へ

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 鉄道好きのアイドルとしておなじみ、豊岡真澄さんが、妊娠5カ月目であることを公表。同時に3月いっぱいで芸能界から引退することも発表した。

 おめでとうございます。

 引退してしまうのは残念だけれど、子育てに専念ということなら、それはむしろ良いニュースだ。

 ブログは、引退後も続けていくとのこと。渡瀬マキと同じようなポジションになるのかな。

 惜しいのは、オタクっぽくないスタンスで、鉄道の魅力を一般の人に向けて語れる貴重な人材が失われてしまうこと。ブログは続けていくというし、ゆくゆくは"親子で乗り鉄"エッセイストみたいな感じになってくれると嬉しいなあ。

 さて、そうなると気になるのが、南田裕介氏の今後だ。次の鉄道アイドルを育てても、どうしても二番煎じになってしまうから、いよいよ南田氏正式鉄道タレント化、だろうか……?

 豊岡さん、末永く、お幸せに。

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てるてる家族・聖地巡礼

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 そういうわけで、日曜は大阪府池田市に行ってきた。

 あからさまにネタっぽく書いたせいか、さすがにどなたも釣られなかった。僕の負けだ(笑)。

「てるてる家族」の舞台を散策してきたのである。

 4人の主人公とはもちろん、春子、夏子、秋子、冬子の4姉妹のことだ。感情移入してしまう父親とは春男さんだし、「あの神社」とは、16話の初詣シーンで出てきた伊居太神社である。

 アニメや特撮のパロディもあった。インスタントラーメンが大好きなチリチリ頭の小池さんなる人物が出てきたし、お年寄りと暮らす、胸に星マークの付いた服を着た外国帰りの少年もいた。そういえば、主人公は唇がやけに分厚かったな……。杉浦太陽を「宇宙から来た孫」などと言いだしたウルトラマンネタもあったっけ。

 あれほど入れ込んだドラマだったが、池田を訪れるのは初めてだった。今も、サカエマチ商店街には岩田家の……つまり、いしだあゆみの実家がある。

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 阪急電鉄池田駅前にあるサカエマチ商店街。昔からあるアーケード街といった趣だが、店の半分近くはシャッターを閉めている。日曜定休の店もあるが、多くは営業していないらしい。駅の反対側にダイエーなどの大型店舗が集まり、その影響なのだろう。全国いたる都市で見られる、「シャッター街」になってしまっている。「てるてる家族」放映時には賑わったらしいが、今はほとんどその面影は見られない。かろうじて、ポイントカードの幟に「teruteru」の文字が見られただけだった。

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 一通り歩いたが、"ベーカリーてるてる家族"の所在がはっきりしない。ちょうど昼時なので、目に付いた食堂に入り、食事がてら尋ねてみた。

「すみません、いしだあゆみさんのご実家は」
「お向かいですよ。シャッター閉まってますけどね」

 間髪入れず答えが返ってきた。なるほど、向かいのシャッターの閉まった店に、話に聞いていた店の屋号が掲げられている。ついに来た。ここが、てるてる家族の聖地だ。パン屋はずっと昔に廃業し、別の店を営んでいると聞いていたが、それもしばらく前にやめられたらしい。国民的大スターとオリンピック代表の実家にもかかわらず、そのたたずまいは質素そのもの。"照子さん"と"岩田家"の人々の人柄が見えるようだった。いしだあゆみは、「北の国から」のお母さんのイメージが強く、子供心にあまり良いイメージを持っていなかったのだが、"てるてる家族"とドラマ"ナニワ金融道"の活躍で、すっかり親しみが湧いた。

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 寂しげなサカエマチ商店街を離れた後は、「佐藤のおじさまとローリー」が住んでいた五月山を登って、軽いハイキング気分を楽しむ。山道に入ったとたん大雪が降り出して、真っ白になって麓に降りるとぴたりとやむのは、毎度おなじみおいらマジック。前述の伊居太神社に参拝してから池田城跡公園をまわり、インスタントラーメン発明記念館を見学して聖地巡礼は終了した。ドラマで見た風景とは全く違うが、城山、本町などの地名を聞いていると、ずっと昔からこの町を知っていたような気がする。

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伊居太神社
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てるてる記念碑

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インスタントラーメン発明記念館

 また、テレビの画面で150話見たいなあ。

 さて、次は埼玉の鷲宮神社にでも行くかな。

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2008.02.25

本日の富士山

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「ぷらっとこだま」で帰京中。いやあ、今日の富士山はきれいでした。

新富士付近で、防音壁のない区間があるのは、乗客に富士山を見せようという配慮なんだろうか。

こだまは、時間はかかるけど、駅ごとにのぞみやひかりに追い抜かれるので、ホームを散策できるのがいい。

現代の、鈍行列車の気分を味わえる。

こだま向けに、駅弁の立ち売りとかしたら、話題になりませんかね。話題にはなっても、儲からないか……。

昨日のエントリ、アクセスはかなり増えたけど、釣られてしまう方はいらっしゃいませんでしたね。僕の負けです(笑)。

まもなく、品川です。

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2008.02.24

聖地巡礼中

 さて、今日は念願の聖地巡礼。今はまっている、あの作品の舞台を訪ねる旅だ。

 4人の女子が主人公のあの作品。そう、ひらがな4文字の略称でおなじみのあれだ。初めて見るまでは、一連のシリーズの流れから、どうせいつも通りのお約束ストーリーなんだろうとたかをくくっていたが、気が付いたらどっぷりはまっていた。アニメや特撮もののパロディが、あれほどツボにはまるとは予想外だった。

 主人公の4人だけでなく、その周囲のキャラクターたちも良かった。特に、主人公の両親のエピソードは、笑わされつつも、最後は泣かされてしまった。僕は、どうしてもあの父親に感情移入してしまう。主人公の親戚であるというお姉さんの、結婚に絡んだストーリーも良かったなあ。

 聖地巡礼であるからには、もちろん、あの神社にも行ってきた。予想に反して人気の少ない、閑静な神社であった。

 まだまだ、この後はキャラクターグッズのようなものを漁りに行かなくてはならない。詳細は、また今夜にでも。

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2008.02.22

銀河の旅

銀河の旅

 そういうわけで、大阪行き寝台急行「銀河」で東海道を下っている。

 東海道本線を半世紀にわたって走り続けた急行「銀河」も、3月14日を以てその歴史に終止符を打つ。いや、理解のない経営者によって、無理矢理辞めさせられると言うべきか。

 開放型A寝台1両、B寝台7両の8両編成。清く、正しい寝台列車だ。

 銀河に乗るのは、昭和58年以来25年ぶり。いったい何歳の時乗ったんだという感じだが、あの時のことは今もよく覚えている。僕にとって、最初で最後の20系寝台車だった。ちっこかった子供の僕にも、寝台幅52cmはあり得ないほど狭かった。

 それに比べたら、24系25型の2段70cm幅の寝台は、実に快適だ。大阪には何度も行っていたのに、ずっと乗っていなくて悪かった。罪滅ぼし、というわけではないが、こいつには廃止までにあと一回、乗ってやることになりそうだ。

 誰かに会うんじゃないかな、と思っていたら、TKSYに遭遇。A寝台にご乗車とのこと。やはり、考えることは似ているなあ笑。

 大阪には、明日の7時18分に到着の予定。

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行ってきます

行ってきます

行ってきます。

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仁義無き闘い

仁義無き闘い

熾烈を極める、ソフトバンクvsウィルコムの闘い。

正直に言って、ソフトバンクが圧倒的に優位だが、ここでは互角?らしい。

ウィルコムも、2年前はオンリーワンで良かったけど、今ではその優位はすっかり色あせてしまった。「俺たちの商品は良いものだからこのままでいいんだ」という意識を感じるなあ。

いくら24時間通話定額でも、今や基本料2900円は割高だ。

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2008.02.20

竹の塚で打ち合わせ

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 某社の担当者さんらと、師匠であるレイルウェイ・ライター種村直樹氏の事務所で打ち合わせ。なんだかんだ言って、竹の塚に行くのは1年ぶりだ。事務所の向かいにあった旧京樽が、紳士服の青山になっていて驚いた。竹ノ塚駅からの道を眺めても、また個人商店が減った気がする。竹の塚も、刻々と変わっていく。

 師匠に会うのは、鉄道の日以来。お元気そうでほっとした。

 この事務所に足を踏み入れると、自動的に「バイトくん」の振る舞いになってしまう。今日も、自然に流し台に足が向き、いつの間にかお茶を入れていた。

 師匠は、僕が来ることを聞いていなかったようで、「まさかお茶を入れに来たんじゃあるまいね」。さすがに、僕もそんなに暇ではありません。

 そう、今回は仕事の話。

 春から、久しぶりに師匠と旅することができそうだ。

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ヨドバシカメラの公衆無線LANサービス

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 なんか、通信系のエントリが続いているな……。

 ヨドバシカメラの公衆無線LANサービス、「WirelessGateヨドバシオリジナルプラン」を契約した。

 これは、トリプレット社の公衆無線LAN「WirelessGate」を利用するもので、月額380円。WirelessGateは、ひとつのIDでYahooのBBモバイルポイントlivedoor Wirelessみあこネット、成田空港Airportという4つの公衆無線LANサービスが使い放題になるサービスだ。

 僕は今まで、BBモバイルポイントを利用してきた。Yahooプレミアムを利用していれば月額210円と格安で、マクドナルドに入ればネットにつながるというのはそれなりに便利だったが、接続を手動で設定したり、いちいちBBモバイルのサイトに行ってIDとパスワードを入力するのが煩わしかった。

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 その点、WirelessGateはWindowsとWindowsMobile用に接続ソフト「ワイヤレスゲートコネクション」を用意しており、インストールしておけばエリアに入った時に自動的に認識、接続を促してくれる。IDやパスワードをいちいち入力する必要はない。BBモバイルポイントのほかlivedoor Wirelessも利用できるので、都心であればかなり多くの場所で接続できる。

 公衆無線LANは、設定が面倒な割にホットスポットが少なく、正直あまり実用性がないと感じていたのだが、これはなかなか使えそうである。

 ためしに、市ケ谷のマクドナルドで接続を試みた。窓際の席でワイヤレスゲートコネクションを起動すると、BBモバイルポイントとlivedoor Wireless双方の電波を捉えた。ライブドアのほうが電波が強いので、そちらを選択。ログインに15秒ほどかかったが、無事接続に成功し、だいたい2Mbpsのスピードが出た。公衆無線LANとしては上出来だ。

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 できれば、もう少し使えるスポットが増えてほしいところだが、月額380円でこれなら、お値打ちのプランと言えそうだ。

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2008.02.19

WILLCOM「新つなぎ放題」

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 WILLCOMが、データ通信向けの新料金プランを発表

 月額3880円で、最大512Kbps(8x)のデータ通信が使い放題となる、「新つなぎ放題」だ。

 これまで、「つなぎ放題[PRO]」(最大512Kbpsのデータ通信プラン)は月額1万2001円、イーモバイル対抗のキャンペーンプランで月額6001円だった。それを考えると、かなりの値下げ、ということになる……はずだが。

 うーん、ちょっと微妙。

 問題は、「音声通話が原則不可」ということだ。Advanced/W-ZERO3[es]に適用した場合、通話機能の使えない普通のPDAになってしまう。

 WILLCOMのデータ通信向けプランは、かつて音声端末がほとんどなかった時代に通話料を引き下げたため、使い方によっては現在の音声端末向けプランよりも割安という逆転現象が起きていた。

 WILLCOMとしては、そのねじれ現象を解消したかったのだろう。また、現在「通話定額+データ定額」で6700円払っているデータ通信重視のユーザーが、ごっそり移るという事態も避けたかったのかもしれない。

 しかし、今や4980円で、実効速度1~3Mbpsのモバイルブロードバンドを享受できる時代である。いくらエリアが広いといっても、実効速度300~400Kbpsの通信費が3880円というのは、特にインパクトがあるとは思えない。

 せっかく、スマートフォンのWILLCOMというイメージがあるのだから、基本料3880円でデータ通信使い放題+音声通話一律30秒15円、といったプランを出してほしかった。

 まあ、でも最近は音声通話はソフトバンクに移行させているので、個人的にはけっこう魅力的だったりするのだが。

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2008.02.17

WILLCOMの新端末 HONEY BEE

HONEY BEE

 ヨドバシカメラに寄ったら、WILLCOMの新製品、HONEY BEEが展示されていた。

 ちょっと触ってきたけど、これ、なかなか楽しそう。

 シンプルなストレート端末で、質感も上々。板チョコを思わせる薄さで、角の処理もきれいで持ちやすい。キーが、僕のごつい手には少々小さいが、発信ボタンが「電話からはずした受話器」をイメージしたデザインだったり、数字キーがプリントではなく刻印?だったりと、個性的である。動作も、いじった限りではサクサクだ。

 僕にとってWILLCOMは、W-ZERO3などスマートフォンのキャリアという認識だが、一般には24時間通話無料のイメージが強い。とくに若い人の間では、「コム友」という言葉もあるほどだ。そういう人たちに向けて、この端末は悪くない。

 WILLCOMの通話向けシンプル端末というと、nicoとnineが主力だったが、前者は質感があまりにもおもちゃっぽく、後者は角が尖っていて痛く、故障率もやや高いと聞いていた。それ以外の端末は、どうも2年くらい前の携帯電話を追いかけたようなものが多く、正直あまり心を動かされなかった。

 やっと、WILLCOMらしさを持った音声端末が出てきたという印象だ。

 フラットな端末にこだわった結果、カメラは非搭載。これが顧客にどう映るかがポイントかもしれない。せっかくメール無料だというのに、今どき写メができないのはどうなのか。

 まあ、通話定額を使っている人でも、 WILLCOMのメール機能は使っていなかったりするので、案外問題になららないかもしれない。WILLCOMは、メールの送受信が携帯よりだいぶ遅いのだ。一般的なPCのシステムを流用しているために、ほんの100文字程度のメールでも、いちいち「電話して」「サーバにつないで」「ユーザー名とパスワードを認証して」「メールサーバーにアクセスして」という手順をやっているからだ。だから、今も通話はWILLCOMを使いつつ、メールはケータイという人は多い。なんとか改善してほしい。

 写メが使えない割に、デコメにはWILLCOMとして初めて対応していたり、いまひとつ中途半端感もある。

 でも、持っていると電話をしたくなる。そんな音声端末は久しぶりだ。残念ながら、ソフトバンクを併用している僕は買わないと思うけど。

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さよなら、HD-DVD

 HD-DVDが、最後の時を迎えようとしている。

 次世代DVDの企画争いでは、松下、ソニーなどが推すブルーレイと、東芝が推すHD-DVDのふたつの規格が対立していた。

 以前から、大手メーカーが結集したブルーレイが有利といわれていたが、東芝も巧みな商品開発力と政治力で、一時は対等に近いところまで粘っていた。

 しかし、今年に入って1月8日にワーナーブラザーズがHD-DVDへのコンテンツ供給中止を表明。これでHD-DVD陣営が動揺し、一度はHD-DVD陣営への独占供給を決めていたパラマウントのブルーレイ転向が報道されると、趨勢は一気にブルーレイへ傾いた。

 今週に入り、アメリカ流通大手のウォルマートやベストバイがブルーレイへの一本化を決定。大手レンタルチェーンもブルーレイのみ取り扱うことを発表し、これで次世代DVD競争は、一気に決着がつく形となった。

 東芝は週明けにもHD-DVDからの撤退を発表するようだ。

 東芝ファンとしては、複雑な気分である。

 規格の統一は、まあ望ましいことなのだろう。今までの流れを見ていても、最終的にHD-DVDが勝つと思っている人はほとんどいなかった。

 ブルーレイが「新技術の投入による大容量/光ディスクの最終形態」を謳うのに対し、HD-DVDが「既存DVDの技術を流用による低コスト/必要充分な容量」を謳っていたからだ。

 規格争いでは、「新技術」を採用したほうが勝つ。消費者は、製造工程の互換性などどうでもよいのである。コストは、競争によって下げてくれ、ということだ。

 アナログレコードの技術を応用し、低コストで高画質を実現したVHDは、新技術てんこもり(というイメージ)のレーザーディスクの前に敗れ、カセットテープの上位互換を謳ったデジタルカセットテープ(DCC)は、新技術を宣伝したミニディスク(MD)に完敗した。

 メディアの容量も、多い方が勝つ。これも、VHS対ベータの戦いで証明されてきたはずだ。

 それでも、判官贔屓なのか、僕自身はずっとHD-DVDのほうにシンパシーを感じていた。東芝のDVDレコーダーを愛用していて、そのマニアックな機能に惚れ込んでいたということもある。

 東芝にとっては辛い結末となったが、2規格競合のおかげで、ブルーレイの大容量化が進んだという面もある。

 東芝には、ぜひ他社がマネのできないRD-Blu-rayを市場にぶつけていただきたい。

 あ、でも、これからは次世代DVDよりもネットストレージかもね。

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2008.02.13

息抜きに見始めたアニメ

 ブログ用に書きあげて、最後の最後で守りに入ってmixiに移したこのネタですが、やっぱり初志貫徹で、ブログにも書くことにします↓ そんなに声高に話すネタか?これ。
 
 
 さて、アホみたいに忙しいわけだが、こういう時に限って、「息抜き」の時間がほしくなる。
 そういえば、最近「墓場鬼太郎」、「ヤッターマン」とアニメづいていることを思い出した。深夜、根を詰めて頭がへろへろしてきたところに、何かアニメでも見たら、いい気分転換になるかもしれない。これはいいアイディアだ。

 問題は、何を見るかである。

 あれこれ迷って、調達してきたのは、これ。



        らき☆すた



 えええええええええ


 言い訳しておくと、萌え系のアニメははっきり言って苦手だ。「らきすた」も、某サイトでオープニングだけ見て、ダメだと思っていた。セーラー服イラネ、妹・ツンデレイラネ、目ぇでかすぎ!と。

 それが、一度見てみる気になったのは、漫喫でちらっと単行本を手にとった時、ちょっと印象が違ったからだ。思ったほど萌えっぽくなく、マターリ、もといまったりしていて悪くなかった。

 で、最初のほう見てみたわけですが。













……おもしろいじゃん(お約束)。

 まあ、いわゆる萌え要素は山ほどあるわけだが、基本は日常の「あるある」をネタにしたアニメみたい。女子高生の日常なんて知るかよと思っていたが、試験勉強のネタが、締め切り直前の自分の仕事っぷりに重なって、「あー、あるある」と。

 キャラクターは、いかにもそっち系!という感じでやっぱりちょっと見ていられない。特にオープニングはかなりきつい。

 だが。

 二話を見終わったら、いつの間にか目が慣れて、ちょっとキャラクターに愛着を感じている自分に気づいた。恐ろしい。僕はどこへ行ってしまうのだろう。

 どのキャラが気に入っているかは、内緒であります。

 それにしてもなあ……。僕、こなたのお父さんと同世代なんだよなあ……。

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2008.02.11

【南大門火災】お約束っぽい話

 南大門全焼事件について、お約束っぽい話が出てきている。

 まず、韓国の一部メディアが伝えたという、「放火犯人は日本人の可能性」という情報。

「タクシー運転手が "50代前後の男性が日の丸が入ったショッピング・バッグを持って南大門の階段に上がっていくのを見た"」

 というもの。2ちゃんねるはもちろん、mixiや中央日報のコメント欄でも、この「情報」に言及して、「何でも日本のせいにするな」と韓国を批判する書き込みが見られた。

 しかし、このソース記事が全然見つからない。「ショッピングバッグを持った男性が南大門の階段を上っていくのを見た」という記事はあるが、「日の丸の入った」とはどこにも書かれていない。

 そもそもこの情報、ソースはすべてenjoykoreaの掲示板であり、そこに記された媒体名も「ナッキニュース」とか「CBC」とか、聞いたことのない媒体ばかり。

 どうやら、韓国人ネチズンの「釣り」である線が濃厚だ。2ちゃんねるでも該当の速報スレッドは、早々にデータ落ちした。

 それでも、個人ブログやmixiの日記で「韓国メディアが放火犯は日本人と報道」とした記事は、その多くが残ってしまう。それを読んだ人は、「そういうこともあったのか」と思ってしまうだろう。結果、「韓国で日本人を犯人扱いする記事があった」という話だけが一人歩きする。

 元は、韓国人ネチズンの「釣り」が発端だ。それが、一部の日本人の嫌韓意識を増幅させる。そういえば、日本の一部2ちゃんねらーにも、何か事件が起きるたびに「犯人は在日」だの「チョ×の仕業」だの書き立てる輩がいる。本当に、一部ネチズンと一部2ちゃんねらーは仲がよい。

 もうひとつ、韓国で「南大門が崩れ落ちた日は、日本の建国記念日だったことに、韓国民はさらなる衝撃を受けている」という報道があったという件。

 こちらは、そういう記事があったのは事実である。媒体は、一般的な報道メディアではなく、仏教徒向けのニュースサイト「仏陀ニュース」。

 日本の建国記念日が、南大門炎上とどういう関係があるのかはよくわからないが、日本が国家の誕生を祝する日に、韓国の国を代表する文化財が全焼したことを対比させて、民族感情を刺激しようというものであろう。

 だが、韓国人はこの記事に同意していない。

 記事にはコメント欄があるが、同記事のコメントは、内容に対する批判ばかりである。

「反日に燃える記者のようですね。レベルが低い」
「どういう関係があるのかも書かず、"さらに大きな衝撃"とは、どういうこと?」
「国宝一号が焼失したことも信じられないが、日本の建国記念日と関連づけた記事を作成する記者のセンスには、もっと気がおかしくなりそう」

 まあ、それが普通の反応だよな、と思っていたら、元記事から問題の部分が削除された。

 やれやれ。

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追悼・南大門

 崇礼門(南大門)は、美しい門だった。新しいカメラを購入してから、僕はソウルを訪れていない。今度行ったら、一新した機材でまたきれいに撮ってあげようと思っていたのだが……。

 2005年5~6月に撮影した写真を載せて、崇礼門に哀悼の意を表したい。下関駅の時も同じことをやったが、これっきりにしたいものだ。

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2005年5月30日

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2005年6月3日

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2005年5月30日

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2005年5月30日

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南大門全焼

 言葉を失った。

 10日20時50分ごろ、ソウル市内にある、韓国の国宝第1号「崇礼門」(通称南大門)から出火。消防車39台と消防士88人が消火にあたったが、深夜になって火勢が拡大。11日未明3時までに木造二階建ての建築部分が全焼・倒壊して鎮火した。

 火災は、当初目撃情報から放火の疑いが濃いとされたが、11日9時現在では、防犯カメラに人影が確認されず、断定できないという。

 ここ数年、門の周囲が公園になり、昼間は門の下に入れるようになり……と、だんだん市民に開放されてきた南大門。監視カメラと無人警備システムが設置されているだけで、防災設備は皆無だったらしい。公園が公開された頃、門脇の芝生に入ろうとして注意されている観光客を見たことがあり、これほど無防備とは思わなかった。

 もともと火の気配があるはずもない場所だが、仮に火でないとすれば、考えられるのはライトアップ設備の漏電だろうか。

 壬辰倭乱でも、朝鮮戦争でも被災を免れた朝鮮王朝最古の木造建築である。日本で言えば、清水寺か奈良の大仏が焼失したようなものだ。

 ソウルの顔とも言える国宝、それも「第1号」が、これほど簡単に焼失してしまうとは信じられない。出火直後に通報があったにもかかわらず、初期消火に失敗した。朝鮮日報によれば、22時半頃、いったん鎮火したとして残り火の消火にあたったが、扁額の内部で再び出火し全体に燃え広がったという。スプリンクラーがなく、内部が防水構造になっていたため、放水も届かなかった。

「消火活動は困難を極め」たらしいが、万一の際の消火態勢が、全く準備されていなかったたことに腹立たしさを感じる。韓国の、こうした安全不感症・態勢不備は本当に残念でならない。

 事故によって、リスクコントロールは発達するというが、南大門がその犠牲になるとは思わなかった。

お詫びと訂正:初出時、無人警備システムの企業名を記載しましたが、その企業は昨年10月に契約を終了し、現在は別の会社のシステムを使用していたとのご指摘をいただきました。お詫びして訂正いたします。

南大門
正式名を「崇礼門(スンネムン)」という。首都漢城(ハンソン:ソウルのこと)の正門として、朝鮮王朝初期の1398年に完成した。国宝第1号に指定されており、今回焼失したのは、1447年に改築されたもの。現存する朝鮮王朝最古の建築物だった。

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2008.02.10

旅するネコ

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「また会うたな」

 関西本線に乗っている。

 朝の、下り加茂行き。単行で込み合う車内でふと見回すと、落ち着き払ったネコの姿が目に入った。

 列車の揺れやざわめきを怖がることもなく、乗客の一人として旅するネコ。

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「乗車券もあるで」

 お供の人に聞くと、三重県の某駅から京都に住む家族に会いに行くのだとか。普段は車だが、今日は路面が凍結しているというので列車にしたそうだ。そこで、東京から来た僕と出会った。これも何かの縁だろう。

 齢10歳になる彼……ニャンゴくんと柘植駅で別れ、僕は月ヶ瀬口に向かった。

 そして、その帰り道。亀山行き列車の中で、また彼と再会したのである。一期一会と言うけれど、縁というのは不思議なものだ。

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「汽車旅はええなあ… ロングシートでなけりゃなあ…」

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2008.02.08

旧正月の悪影響

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韓国は、ただいま旧正月。

そのせいなのか、なんなのか。

済州特別自治道、韓国観光公社、ともに日本語サイトが落ちてます……。

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特に済州島は、もうまる2日落ちっぱなし。勘弁してください。仕事に差し支えます。

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2008.02.04

鼠キャッシュ到着

鼠キャッシュ到着

 ソフトバンクから5000円の郵便小為替が来た。
 去年、西日本に住むAさんに送ったやつだろう。

 ありがたく、通信費に使わせていただきます。

 それにしても、ソフトバンクのなりふり構わぬバラマキっぷりはすごい。まあ、たった5000円のインセンティブで、人件費も払わずに一般人が顧客を獲得してくれるのだから、ソフトバンクにしてみたら安いものなのだろう。

 その効果か、僕の周りでもソフトバンクを使う人は着実に増えている。

 鼠券こと友達紹介券は、あと4枚残っている。これからソフトバンクに加入しようと思っている方、左のメールフォームからご連絡ください笑。

 あ、これ代理店に持って行って、「お客さんに使ってください」って言ったらダメなのかな。だめなんだろうな。

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2008.02.03

Cyworldの登録方法2008

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ずいぶん前に、韓国の大手メッセンジャーサービス「Nateon」に登録した、と書いた。

今、韓国のメッセンジャー市場は、Nate.comが提供するNateonの寡占状態だ。韓国に友だちがいる人、韓国人の友だちを作りたい人は、Nateonに登録するとよい。

Nateonに登録するには、いくつか方法があるが、外国人にとって手っ取り早いのは、Nate傘下にあるCyworldに登録することだ。住民登録番号が存在する韓国では、一般に外国人がこの手のウェブサービスを利用するのは非常に難しいが、Cyworldは、外国人にも門戸を開いている。

Cyworldはなんぞや、と言う方は、こちらをどうぞ。懐かしい。このエントリを書いた当時はmixiもまだスタートしたばかりで、SMSという言葉はまだ一般的ではなかった。「日本では、ブログというとどうも難しそうなイメージが先行しているが」という記述に、時代を感じる。

話がそれた。Cyworldは、要するに韓国版mixiのようなものだ。

で、今日はそのCyworldの登録方法を紹介してみる。

実は、アルクのサイトでも紹介されているのだが、あちらで紹介されているのは、韓国語ページでの登録方法。ここでは、より日本人向けに英語での登録方法を超適当に紹介する。

ちなみに、僕自身、大昔にCyworldの登録方法を超適当に紹介したことがある。当時とは大きく変わっているので、比べてみるのも面白いかもしれない。

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COSMO GOLD CARD

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 近未来通信亡き後、韓国への国際電話は、キャリアのサービスをそのまま利用していた。

 WILLCOMで30秒25円、メタルプラス(固定電話)で1分30円。

 ここのところ韓国に電話をする機会も減っていたので、このくらいの料金でも充分だった。

 しかし、今後またちょっと電話をかける機会が増えそうだ。そこで、久しぶりに国際電話コーリングカードを使うことにした。

 この手の格安電話カードでは、BRASTELVIVA PLUSが有名だが、こと韓国宛の場合、かなり割安なのが、コスモブリッジCOSMO GOLD CARDだ。

 日本の固定電話からフリーダイヤル経由でかけると、韓国の固定電話へは1分7.2円、携帯宛だと9.5円。携帯電話から発信すると、同じく1分22.5円と24.5円。これは、近未来通信の「グローバルカードリローテッドKJ」とほぼ同水準の料金だ。

 それに加えて、COSMO GOLD CARDは、ソフトバンク系通信回線からの発信が安い。YahooBBフォンから発信すれば、韓国の固定電話宛が1分4円。3分12円だから、ほとんど市内通話並みだ。ソフトバンク携帯からも、韓国の固定宛18円、携帯宛20.5円と、Wホワイトの通話料金とほぼ同レベルである。

 リアルタイム国際ローミングも僕にとってありがたい機能だ。これは、予め登録しておくと、日本の携帯電話にかかってきた電話を自動的に海外の電話に転送してくれるサービス。韓国で借りた携帯電話に転送させれば、ソフトバンクのローミングよりも遙かに安く電話を受けられる。

  韓国からの発信も、フリーダイヤル経由で利用できる。日本の固定宛で6.2円、韓国の携帯宛は10.4円。レンタル携帯で普通にかけると、韓国内の通話が1分600w(約75円)、日本宛が990W(約120円)と割高になる。いくらIP電話といっても、20倍も単価が異なるとは、普通の電話を使うのがばかばかしくなる。

 マルチまがいの商売もしていないようで、結構ずくめに書いてしまったCOSMO GOLD CARDだが、最大の懸念は、やはり音質。近未来通信程度の音質を確保してくれているといいのだが、特に携帯電話からの発信時の音質が心配だ。実際に使ったら、またレポートしよう。

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コンパクトデジカメの革命? DP1

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 シグマのコンパクトデジタルカメラ、DP1の発売が、いよいよこの春に決定した。

 これは…… やばいですよ。

 DP1は、コンパクトデジタルカメラの革命ともいえる存在だ。

 普通、コンパクトデジタルカメラは、デジタル一眼レフカメラよりも遥かに小さな撮像素子を搭載している。一眼レフの撮像素子を従来のフィルムに例えるなら、コンパクトデジカメの撮像素子は、小指の爪ほどの大きさということになる。

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このくらい大きさが違う

 撮像素子が小さいと、レンズを含めてカメラを小型化できる一方、画質的には不利だ。携帯電話のカメラは、チリチリしたノイズがたくさん入って、普通のデジカメより相当画質が悪いことは誰でも知っていると思う。あれは、携帯電話の撮像素子が、コンパクトデジカメよりずっと小さいからである。

 さて、DP1。こいつは、コンパクトデジカメでありながら、デジタル一眼レフと同じ大型の撮像素子を搭載している。しかも、レンズは28mmF4単焦点。ズームはなし。利便性よりも、画質に極限までこだわったコンパクトデジカメなのだ。

 シグマの撮像素子は、世界的にも極めて珍しい、FOVIEN X3というものを使っている。難しい話で省くが、普通のデジカメが、1画素につき1つの「点」を表現しているのに対し、FOVIEN X3は光の3原色それぞれに画素を割り当て、3画素で1つの「点」を作る。だから、1400万画素とはいえ、できあがる画像は、2640*1760pixel。通常のデジカメの、465万画素相当のサイズしかない。

 しかし、色に対して贅沢に回路を使うので、とても豊かで自然な色が出せる。

 今回、そのDP1で撮影した画像がはじめてネットで公開された。エチケット違反を承知で、1日だけ直リンする。この写真を見てほしい(元の記事はこちら)。

 ……とんでもない画像である。偽色が全く存在しない。レンズが高性能なので、歪みもない。とてもコンパクトデジタルカメラとは思えない高画質だ。手軽なスナップ写真で、これだけの画像を撮影できるなら、ぜひともほしい。

 ただ、弱点もある。まず内部処理に時間がかかるので、動作が全体に遅い(らしい)。また、FOVEONの特性上暗いところの撮影に弱い。シンプルなレンズを搭載したため、接写もできない。そして、コンパクトとしてはかなり値段が高い。

 まあ、高いと言っても10万円である。10万円でこの次元の画質を手に入れられるのなら、決して高くはない。むしろ安い……はずだ。発売は、春とのこと。

 問題は、財源だ。

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2008.02.02

一眼レフ新製品ラッシュ

もはようございます。

ばたばたと仕事をしていたら、世の中では春の新製品ラッシュですね。

特に、デジタル一眼レフは、ほぼ全社から魅力的な新製品が発表されました。

選択肢としては

子供やペット、鉄道を撮るなら、オートフォーカスが速くて信頼性のあるEOS Kiss X2

お散歩や旅に持って行って、気軽にスナップするなら、ボディ内手ぶれ補正が付いて単3電池を使えるK200D

カメラとして、レンズの味わいを楽しむのなら、互換性と機能が高くバランスに優れたK20D

風景をしっかり撮るなら、高画素でライブビューが充実したα350

こんなとこかな。僕は何も買いませんが(笑)、一台選ぶとしたら……K20Dでしょう。

このラインナップを見ていると、正直キヤノンが心配になる。「商売上手」と褒めそやされ、余裕の戦いをしているうちに、機能ではずいぶん置いて行かれてしまった。信頼性と、これまでレンズを揃えてしまった事情から、仕事ではまだまだキヤノンだが、機械としてはあまり魅力を感じない。

これから一眼レフの購入を考えているライター&編集者には、こだわりがないのならソニーかペンタックスを勧めたい。忙しい取材中の撮影にはボディ内手ぶれ補正が必須だし、ブツ撮りをするならライブビューが有効だ。弱点だったオートフォーカスの精度も、特にソニーはキヤノンに追いつきつつある。年末の、2400万画素のフルサイズボディが楽しみだ。

ま、僕自身は、それよりは、今はEeePCに心を奪われているわけだが。

イーモバイルとセットで19800円は安いなあ……。

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