「墓場鬼太郎」第一回

墓場鬼太郎、第一回。
いやあ、良かった。水木しげるの原点の雰囲気が良く出ている。
さすがに、「幽霊族が売血した結果、輸血を受けた患者が幽霊化する」という設定は、アニメではできなかった。そりゃ仕方ない。
しかし、親父の腕がポロリ、とか、ネコの目玉の贈り物、とか、鬼太郎が本来持っていた怖さ、恐ろしさが良く出ていた。絵柄は、ちょっとスピード感がありすぎな気もしたが、荒い初期の水木タッチをよく再現していた。水彩画のような色遣いもいい。
かなりこだわって作ってる。
僕がよく知っている「墓場鬼太郎」は、鬼太郎は最初から片眼で生まれて来る。その後育ての親である「水木」を地獄に落とし、復讐しようとした水木の母親は、発狂させられるのだ。
アニメ版も、基本的にこれを踏襲している。しかし、最初鬼太郎は両目を持った赤ん坊として生まれる。気味悪がった水木にぶん投げられた結果、顔を打ち付けて左目を失うのだ。これは確か別バージョンとして描かれたもの(たぶん佐藤プロ版、と呼ばれるもの)。おそらく、水木が地獄へ落とされる理由付けが必要だったのだろう。
本編はすばらしいが、OPとEDはいただけない。中川翔子は頑張っていると思うが、ふつーの、イマドキなアニメーションになってしまっている。
やはりここは、「ゲゲゲの鬼太郎」と「カランコロンのうた」にしてほしかった。歌詞が「墓場鬼太郎」に合わないというのではあれば、インスト版でもいい。「カラーンコローン」だけ声が入ってたら、もっと怖くなってたはず。
それにしても、野沢雅子演じる「鬼太郎の産声」は、鳥肌が立つほど恐ろしかった。
やはり、プロは違いますね。
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