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2007.12.31

2007年おいらの十大ニュース

 このブログにとって、5回目の大晦日。

 今年もいろいろなことがありました。いろいろな人に迷惑をかけながらも、今年もライターとして一年を終えることができたことに感謝です。

 今年のブログは…… 韓国ネタが少なかった……。

 これは、反省だなあ。鉄ネタが増えた、というのもあるけど、それよりも韓国ネタを出し惜しみしているというのが大きい。あちこちの媒体で書くようになった一方で、韓国に行く機会が減っているからだ。

 来年は、最低5回、のべ60日韓国を取材することを目標としよう。

 さて、自分の2007年十大ニュースなんてものを書いてみる。

10位 膝の状態悪化、MRIを体験

9位 Softbank再導入、ダブルホルダーが定着

 以前にも一度買ったことがあったSoftbank(Vodafone)。国内の地方取材が増えてきたので、ホワイトプランの登場を機に契約した。前回はコストの高さからあきらめたが、ホワイトプランはいいプランだと思う。

8位 急性腰痛症発症、初めての救急搬送

 通称ぎっくり腰。おっさんのようにビキッと来るのではなく、徐々に炎症が強くなっていき、結局3日間動けなかった。要するにねんざなので、年齢はあまり関係ないとか。

7位 3年ぶりにPCを一新、Core2Quadを導入

 デジタル一眼レフの現像処理は、飛躍的にラクになった。これがなかったら、「本気の韓国料理店」は間に合わなかっただろう。しかし、自作した方が安定性は高かった気がする。

6位 「秋葉に行ったら、アイドル来たよ」。初めて芸能人を取材

 鉄道、あるいは鉄子に関するトピックが多かったこの一年。豊岡真澄さんを飛び入り取材させてもらった結果、自分が知っている「鉄道趣味」に地殻変動が起きていることに気づいた。ある意味、人生を変えた?偶然だった。

5位から1位は、こちら↓をどうぞ。

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2007.12.30

時刻表検定・結果発表

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きたー。

11月18日に受験?した、「時刻表検定」の結果が届いた。

まあ、今回受けたのは簡単な第二種だけだが……。

さて、結果は如何に。

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 200点満点中190点。

 なんとか、面目は保てたようである。逆に、10点も落としたことや、順位が3桁であることが悔しい気もする。

 そして、一緒に送られてきたのが、認定証だ。

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 N700系。

 ……なんか、微妙に嬉しくありませんな。

 来年は、第一種を受けるとしよう。時間があれば、ね。

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銚子電鉄「鉄子号」完成披露ツアー

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外川駅での記念撮影。前列左から南田マネージャー、江上英樹月刊IKKI編集長、後列左から豊岡真澄さん、横見浩彦さん、村井美樹さん、スーパーベルズ"車掌DJ"野月さん、スーパーベルズ"保線DJ"土屋さん

※12月30日20時追記:菊池さんのコメントを更新、横見さんへの追伸を追加しました。
※画像の無断転載、画像への直リンクはご遠慮ください。

 さて、水曜日に行われた、銚子電鉄の「鉄子号完成披露ツアー」。10時に、都内の駐車場に集合し、出演者、スタッフ、プレスの合計約40人がバスに乗って銚子を目指した。集まったプレスに緊張感はほとんどなく、みんな楽しそうである。そういえば、取材案内のリリースには、太字でこんなことが書かれていた。

「ほとんどのメディア内に「鉄道好き」の報道関係者がいらっしゃるかと思います。各メディアの方の担当ご部署にかかわらず、ぜひぜひその方にも、このリリースを転送いただけますでしょうか」

 サブタイトルは、「プレス鉄ちゃん大集合!」。つまり、「鉄道好きで集まって、銚子電鉄を盛り上げよう!」というわけだ。

  鉄子号についての記事はこちら
  ツアーの趣旨等についての記事はこちら

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2007.12.29

年末恒例?行徳「鳥造」

年末恒例?

 行徳「鳥造」。 ちょうど1年ぶりだ。

 今日は空いている……という話だったが、来てみたら満席。

 去年と同様、デザイナーの岡本くんを待っているが、校了が遅れている由。作業は終わっているものの、編集からのOKが出るのを待たなくてはならないそうだ。もう年内は印刷所動かないのに、大変だなあ。

 というわけで、一人で始めている。 1年ぶりの再会となる、大学同期のレイコさん。去年は、学生時代と全く変わらない雰囲気に驚いたものだが、今ではお母さんだ。

 相変わらず、安くてボリュームのある鶏料理。「匠鶏と地卵のユッケ」や「せせり身の炭火炙り焼き」は、やみつきになりそう。

 今年も大詰めですなあ。

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2007.12.28

だらだらと忙しい1日

だらだらと忙しい1日
渋谷クラブエイジアP。「P」の入口が分からず、遅刻しかけた

次のエントリで銚子電鉄のレポをといいつつ、モバイルから投稿。

多くの会社は、今日で仕事納めと思うが、なんだかだらだら忙しい。

年明け一番で必要な原稿の素案をまとめ、遅れてしまっている企画の最後の1ページに苦闘。ブログの記事をとりあえず一本書いて、今日金曜の打ち合わせ用レジュメを作ったら、もう朝だ。事務所で仮眠を取り、自宅に戻ったのは11時過ぎだった。

シャワーを浴びるなどして1時間ほど休憩し、13時に再び出発。

14時前に都内で編集者に会い、企画の方針を確認してから、某出版社に移動して責任者を交えての打ち合わせを行った。

16時前にやっと終え、渋谷のクラブエイジアにまわって、今度はスーパーベルズのライブを見る。この前お世話になった方々の多くと再会し、ライブも大いに楽しんだが、さすがに疲れが回ってきた。顔見知りの編集者と話していても、どこかぼーっとしていた。せっかく話しかけてくださったのに申し訳なし。

ライブは18時半に終了。恵比寿に移動して、この後は20時から多くの友人ガ集まっての忘年会だ。

さすがに、酒の量は控えている。寝ぼけたことを言わないといいんだけど。

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銚子電鉄「鉄子電車」

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鮮やかで落ち着いた配色の「鉄子電車」

 銚子電鉄の車両が、「鉄子カラー」にペイントされると聞いた時は、落ち着かなかった。 「今日もいっぱい銚子電鉄に乗れるぞ!」と叫ぶ横見氏が、車体にデカデカと描かれた電車が思い浮かんだからだ。

 だが、それは無用の心配だった。銚子駅に姿を現した「鉄子電車」は、銚子の風景になじむ、落ち着きあるデザインだった。

 鉄子のイラストなど、どこにもない。鮮やかなオレンジとネイビーブルーのツートンカラー。銚子の初日の出と海をイメージし、中央の白いラインは波しぶきを表現。ドアには白い斜線が描かれ、ドアの開閉によって波が寄せて返る感じを表現している。

 すべては、『鉄子の旅』の作者である菊池直恵さんがデザインしたものだ。

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撮り鉄の女の子も登場!って、豊岡真澄さんです

 さすがである。鉄ヲタの鉄道の美学というものを、よくわかっている。

 菊池さんによれば、デザインをする上で踏まえたことは、銚子電鉄の持つローカル線の雰囲気から浮かないシンプルなデザインにすることと、「銚子」から連想する色を使うということだった。

 そこで選ばれたのが、「海の青」と「初日の出のオレンジ」。

 海の青に現代的なアクアブルーなどを使わず、戦前の国鉄標準色(青3号)や、20系寝台車をイメージさせる"群青色"を選択したことに、センスを感じる。鮮やかなオレンジも、国鉄湘南色としてなじみ深い黄かん色を思い起こさせ、「その筋」の人間が見ても安らぎを覚える配色だ。

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ドアには鉄子イラストのステッカー。タイトルをよく見ると……

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左)車内には、『鉄子の旅銚子電鉄応援冊子』に収録された「銚子電鉄再訪編」が掲示されている 右)営団地下鉄時代の名残であるランプが残る。見上げているのは村井美樹さん

 確かにこの車両、どの角度から見ても、群青の海と日の出直前の赤く染まった空に見える。唯一残念なのが、ドアが両開きであることで、寄せて返す波を表現するなら、昔ながらの片開きドアの方がよかった。もちろん、これは車両の都合であって、デザインとは直接関係ない。

 「鉄子電車」は、銚子電鉄を始め、経営難に苦しむ全国の中小私鉄を応援しようという、小学館の「銚子電鉄応援企画」の一環だ。100万円以上という塗装費用は、全額小学館が負担した。どうせなら、「特別塗装」などと言わず、従来の赤と焦げ茶の渋い配色と併せ、銚子電鉄の新標準色としてほしいものだ。

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旧塗装時代のデハ1002(2007年6月9日)

 さて、この日の「鉄子車両完成披露ツアー」の模様は、次のエントリで。

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2007.12.26

銚子電鉄へ向け出発

銚子電鉄へ向け出発
 都内某所に、そうそうたる顔ぶれが集結中。これから、今年最後の取材に行ってくる。

 目指すは、銚子電鉄。

 今年さんざんお世話?になった、『鉄子の旅』のイベントだ。

 エピソードを全国の地域別に収録した『鉄子の旅カラー特別版』と、『鉄子の旅・銚子電鉄応援BOX』が本日発売。それを記念して、銚子電鉄に作者の菊池直恵氏がカラーデザインした車両が営業運転することになった。今日は、その完成披露会というわけだ。

 披露会は、昨日になって『月刊IKKI』誌上と小学館のサイトでも告知され、一般の人でも参加できることになった。平日昼間開催、しかも前日の発表といえば、木村裕子さんの東海道本線全駅下車イベントを思い出す。あの時も、まさか70人ものファンが集まるとは思わなかった。さて、銚子にはどれくらいのファンが来てくれるのだろう。

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2007.12.22

中野駅北口の半ノラ

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 中野駅前で、1年ぶりにこいつに会った。おお、元気だったか。痩せたなあ。世知辛い世間にだいぶもまれたのか、顔つきがずいぶん厳しくなってきたようだ。

 以前の住み家は、猫があまり好きではないらしい人によって蓋がされてしまった。今は、どこにお住まいなのだろう。今度会ったら、訊いてみよう。

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江ノ島・七里ケ浜海岸

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 先週の、江ノ島の写真。鎌倉高校前で降り、七里ケ浜まで海岸を歩いた。写真だけ適当にアップしてみる。

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2007.12.21

年末年始の予定

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 年末年始の予定がほぼ確定。いやあ、こんなの買うのは、何年ぶりだろう。

 久しぶりに、そんな感じで。

 今度の正月は、フジヤカメラの福袋は買いに行けそうもない。

 元旦に、ヨドバシの福袋でも買うかな。あれ、美味しいめにあったことないしなあ。

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2007.12.19

被疑者確保

被疑者確保

こいつです。

いやー、いいね。クリスマスプレゼント。

「メリークリスマス。これで、ちょっと運動しなよ」

そんな、思いやりにあふれたメッセージを添えて。

無精髭にボサボサ頭、リュックという最先端のニートルックで、お母さんたちと並んだ甲斐があったというものだ。

それにしても、最近の小学生は10歳そこそこでフィットネスするらしい。
彼女の母親である鬼姉に報告したら、すぐに返事が来た。

「マリオ北京も買ったか?」

いまは、再び並んでいる。

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並んでます

並んでます
徹夜明けのむさ苦しい姿で、都内某所のイトーヨーカドーの開店を待っている。

彼女への、クリスマスの贈り物を買うために……。

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2007.12.18

また徹夜

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 昨日も徹夜してしまった。忙しいというより、今やっている仕事が思うように進まず、一晩悩んでいるという感じ。

 以前は、徹夜すると無限の時間を手に入れた気分になったものだが、最近はあっという間に「Oha4」が始まり、気がつけば電車が動く時間になってしまう。

 ならば終電で帰って、朝早く来た方が身体にはいいのだが、考えごとをしているうちに終電の時間が過ぎている。よくない傾向だ、とは思う。

 今年の仕事は、一応26日で終了予定だ。

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2007.12.17

中井精也写真展 「1日1鉄!」

中井精也写真展 「1日1鉄!」

 新宿センタービルのペンタックスフォーラムで行われていた、中井精也カメラマンの写真展を見てきた。

 行こう行こうと思っていたのだが、事務所のすぐ近所であるせいか却って行けず、結局最終日になってしまった。

 中井さんの写真はCAPAなどで見ていた。鉄道車両!編成写真!といったマニアックなにおいが薄く、鉄道のある日常や旅の風景を切り取った写真が多い印象だった。つまりは僕好みということ。いつかお会いしたいと思っていた。

 電車を追いかける子供、線路にすわるアオガエル、列車に乗りこむ外人さんと、やっぱり好みの写真が多い。そう思っていたら、僕がこの前小湊鉄道で撮った写真とよく似た構図を見つけた。もちろん、作品としての完成度は僕よりも遙かに上だ。勉強になる。

 また、写真を撮りに行きたくなった。

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アドエスで江ノ島の夜景

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 そういうわけで、昨日は江ノ電に乗ってきた。

 最初は藤沢から鎌倉まで、全駅乗下車みたいなことをしようと思っていたのだが、やはりヤツらに挨拶しておこうと、江ノ島へ。

 昨日から、江ノ島展望台はライトアップがスタート。

 いやあ、カップルの多いこと多いこと。しょうがないので、展望台下のカフェに顔を出したシロをナンパした。

 それにしても、WILLCOMのスマートフォン、Advanced/W-ZERO3[es]のカメラは侮れない。日没直後のゴールデンタイムとはいえ、見事な夜景が撮れた(クリックすると元データ)。

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2007.12.16

ナンパしたよ

ナンパしたよ
カフェに誘い出すことに成功した。ヤッター

巧みな話術で興味をひこうとしたが、むずかしい……。

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夕暮れ

夕暮れ
 本当に日が短くなった。
 そろそろ冬至だ。

 日没とライトアップを見たら、しらすでも食べに行くかな。

 せっかく会いに来てやったのに、誰も挨拶に来ない。最近の若いもんには困ったものだ。

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2007.12.15

NATEON

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 韓国では、メッセンジャーといえば、NATEON。ひところ勢いがあったMSNはすっかり廃れてしまい、最近では韓国の友人はほとんどMSNには入ってこない。

「カゲリさんも、NATEONにおいでよ」

 何度も誘われたが、僕には住民登録番号がないので、NATEONのアカウントを取ることができない。残念だけど、NATEONには行けないんだ。

「あれ、cyworldのアカウントをそのまま使えるはずですよ? 前、ミニホムピ持ってましたよね?」

 そう言われて、cyworldのidを試したが、結局どうしてもログインできなかった。

 ところが、mixiでNATEONコミュニティを見つけ、覗いてみたら、日本人もみんなNATEONをやっている。

 おかしいな……?と思って、1年ぶりくらいでインストールしてみたら……。

 ログインできた。

 cyworldでは、パスワードをいつも大文字で入力していたのだが、全部小文字で入力したら、あっさり通ってしまった。

 どうして、今まで気づかなかったんだろう。

 今頃、NATEONデビューです。チング募集。

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『猟奇的な彼女』日本でドラマ化

草なぎ剛&田中麗奈で韓流映画「猟奇的な彼女」が連ドラ化

 SMAPの草なぎ剛(33)が来年4月スタートのTBS系「猟奇的な彼女」(放送枠未定)に主演することが13日、分かった。平成15年に公開された韓国の同名ヒット恋愛映画の連ドラ化。お人よしな主人公と破天荒なヒロインが繰り広げるコメディータッチのラブストーリーだ。草なぎは主人公、眞崎三朗役。ヒロインは本格的な連続ドラマ初出演となる田中麗奈(27)が扮する。(サンケイスポーツ)

 僕が最も好きな韓国映画のひとつ、『猟奇的な彼女』が、2008年4月からTBS系列でドラマ化される。

 主演は、草なぎ 剛と田中麗奈。

 大学生をやらせるには無理あるだろ……と思ったら、草なぎは大学の理学部海洋生物学科講師、田中は小説家志望の女性に置き換えられるらしい。連続10回ということで、ストーリーも大幅に変わるようだ。リメイクというよりは、翻案に近いのだろう。

 『猟奇的な彼女』は、僕が韓国に留学する直前に封切られ、僕はレンタルビデオ屋で借りて下宿の部屋で見た。講義で代返したり、親切がアダとなって酷い目に遭う主人公・キョヌの姿に、自分を重ね合わせて感動したものである。

 それだけに、今度のリメイクはちょっと複雑だ。こういうリメイクもので、大成功した話はあまり聞かない。脚本が、『東京ラブストーリー』の坂元裕二と聞いて、ますます不安。

 でも、田中麗奈は好きな女優の一人だし、たぶん見る。

 オリジナル版のDVDは、コメンタリーまで聞き倒したことだし、ドラマを見ながら楽しく突っ込みを入れられればいいのだけど。

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2007.12.14

鉄道ブームもここまで

鉄道ブームもここまで
日本全・国鉄人化計画
 ……日本人をすべて「国鉄色キタ!」とか叫び出すその筋の人にしてしまおうという、恐るべき計画。

 お姉さんに不審に思われました。ごめんなさい。

追記。検索してみたら、同じように思っている人はやっぱり山ほどいました。しかも、6月頃に(笑)。流行に後れてますな……。

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LOMO LC-A+

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 手を出してしまった。小さなフィルムカメラ、LOMO LC-A+

 元は、ソ連製のベストセラーコンパクトカメラだ。写真の周囲が暗くなる周辺減光が大きく、ピントは目測で判断してレバーで4段階から選ぶだけ。調光も極めていい加減で、日本やドイツの水準から見たら、おもちゃのようなカメラである。とてもとても、普通の仕事には使えない。

 しかし、その絵画のような描写が何とも言えない「味」となって、ヨーロッパをはじめ世界中の人々を魅了している。日本では特に女性に人気があり、「カメラ日和」や「PHaT PHOTO」といった雑誌ではよく取り上げられている。何度か静かなブームを呼んだが、今はたぶん3回目くらいの超静かなブームだ。

 カメラ好きのオッサンは、たいていニコンだライカだと、高級クラシック路線にはまっていくものだが、僕はどういうわけか安いトイカメラのほうに転んでいる。写実主義の仕事に疲れて、印象派に凝っている感じ。一台50万円といったレンズやカメラに食指が動かないのは、幸いと言わねばならない。

 趣味と言えば趣味だが、いずれ企画に生かすつもり。

 まずはその前に、何も考えずにパチパチ撮ることだ。まだまだ、僕は写真が下手である。

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LOMOで撮ると、横見氏も詩人に……見えない。書泉グランデの控え室でサイン会の準備中。これはISO1600のフィルムを+2EVで撮ったので、あまりロモっぽくはない。fujiのNATURAに近い雰囲気だ。

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ISO1600 +2EV

自宅近くの早稲田通り。空の色が独特になるのが、トイカメ、特にLOMOの特徴だ。

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ISO100

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ISO800 +2EV

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ISO800 +2EV 

 修行します。

 このほかにも、いくつか安いトイカメに手を出しているのだが、それはまたいずれ。

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韓国魚市場で魚を食う

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 かごしぽ氏と久しぶりの再会。会社の同僚の方々と、新大久保の韓国魚市場に行ってきた。

 かごしぽ氏は、会社をやめた頃、いわゆる2ちゃんねるで知り合った韓国通の方だ。僕も長く2ちゃんねるを「見て」いるが、ここで知り合ってリアルに会うようになった人は、かごしぽ氏だけである。明洞のスタバで初めて会い、実はとても偉い?方だとわかった時は、かなりびっくりしたものだ。

 前回は、新村のコバウにご案内したが、今回は店選びはお任せし、「本気の韓国料理店」の中から韓国魚市場を選んでいただいた。

 韓国の刺身専門店は、注文の仕方が独特だ。料理を注文するのではなく、「養殖もののヒラメを」とか、「天然ものの石鯛を」などと、魚を一尾まるまる注文するのだ。

 今日注文したのは、養殖もののヒラメ。

 メインの魚は、姿造りでどどどんと出てくるのだが、その前に20種類以上の「突き出し」なる料理群が並ぶ。メインとは別に刺身盛り合わせが出たり、タイの兜煮、鯖の塩焼き、天ぷら、イカの炒めもの、握り寿司と、どういうセレクトなのかよくわからない海鮮料理がこれでもか!と並ぶあたり、サービス精神旺盛な韓国らしい。

 韓国の刺身を食べるといつも思うことだが、白身魚に一番合う調味料は、日本の醤油と韓国のサムジャンだ。

 生わさびをくるんで、醤油にちょっとつけていただく白身魚。

 サムジャンを載せて、エゴマの葉にくるんでいただく白身魚。

 ううむ、甲乙付けがたし。

 サムジャンは、韓国広場などで普通に売っているので、ぜひ試してみてほしい。

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2007.12.13

小湊鉄道3 上総鶴舞

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 さて、小湊鉄道意味なし写真シリーズも最終回。最後は、関東の駅100選にも選ばれている、上総鶴舞駅の写真をアップしてみる。大正14年築、小湊鉄道第一期開業当時の駅舎がそのまま残る貴重な駅だ。

上総鶴舞

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 やっぱり、フィルムはいいねえ。全然使いこなせていないので、もっとあれこれ試してみよう。汽車旅には、ロモやNATURA、あるいはハーフサイズなどのフィルムカメラがよく似合う。

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2007.12.11

小湊鉄道2 高滝駅の猫ども

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デジカメの写真復活した。

File Scavenger 3.2はすごい。

ということで、小湊鐵道高滝駅のやつらをアップしてみる。いや、ホントにガラが悪い。

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人が近づくと、何かもらえると思うらしい。ギラギラした目つきで、メンチを切ってくる。手を出したら、手加減なしで指先を噛まれた。攻撃や愛情表現ではなく、明らかに僕の指を食いちぎろうとしていた。

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この2枚はLOMO。こいつらヤバすぎる

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ちょっとLOMOっぽくしてみたが、うまくいかない

1時間くらい説教して、やっとポーズをとってもらったのがこの写真。

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早く撮れよ

おまけ。養老渓谷駅の「ミケ」。
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この鐵道、実は沿線にネコどもが多い。だから駅にこんな看板があるわけだ。

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2007.12.10

小湊鉄道1 上総三又/馬立

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土曜日の小湊鉄道の写真。αSweetDigitalを持っていったが、最後の最後でメモリーカードがエラー。せっかくの写真を読み出せなくなった。

幸い、もうひとつフィルムカメラを持っていたので、その写真を紹介します。

たまには、コメントなしで。

上総三又駅

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馬立駅

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明後日に続く。

                   使用カメラは、LOMO LC-A+

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2007.12.09

横見浩彦・牛山隆信『すごい駅!』刊行記念サイン会

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 そういうわけで、今日は書泉グランデで横見さんと牛山隆信さん(写真左)のサイン会を手伝ってきた。お二人による対談集、『すごい駅!』の発刊記念のイベントだ。

すごい駅!
横見浩彦、牛山隆信著
メディアファクトリー刊 税込945円

駅めぐりの達人、横見浩彦と牛山隆信が選んだ「絶対に行くべき100駅」。

『鉄子の旅』でおなじみ、日本全線全駅下車を達成した横見浩彦氏と、『秘境駅へ行こう!』で鉄道ファンの間に秘境駅ブームを巻き起こした牛山隆信氏による対談、「すごい駅100選」。全国約9500の鉄道駅から、「木造駅舎の駅」「一風変わった駅」「オイシイ駅」「終着駅」などのジャンル別に、「グレードの高い駅」を独断と偏見で決定。実体験を元に、時に和気あいあい、時に意見を対立させながら?とことん語り合った対談集。

 13時過ぎに、神保町駅近くの喫茶店で合流し、開始15分ほど前に書泉グランデへ。牛山さんは普段は会社員であり、こうした表舞台に出るのは初めてだそうだ。いったん、7階の控え室に入って、サインの打ち合わせを行う。牛山さんは、かなり緊張されているようだ。

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控え室でサインの打ち合わせをする二人。横見さんは手慣れたものだ。牛山さんも、照れながら考えてきたというサインを披露する

 14時になった。7階の控え室から階段を下りて、サイン会開始。すでに、階段に数十人の読者が列を作っていた。

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それでは、これよりサイン会を始めます!

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一人目の方と握手を交わす

 今回のサイン会は、事前にレジで整理券を購入しておき、順番が来たら整理券を渡し、用意された書籍にサインをしてもらうシステム。横見氏、牛山氏の順でサインを入れ、片方がサインをしている間に雑談をする。緊張してか何も言えない人もいて、横から担当編集の方が「せっかくですから何か質問を」と促すこともしばしば。お客さんの年齢層はさまざまで、男性の鉄道ファンだけでなく、お父さんと一緒の子供さんも多く見かけた。一時は絶滅寸前かと思われた鉄道少年だが、近年また少しずつ増えているようだ。

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サイン会会場はこんなかんじ

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真剣な表情でサインを書く

 昨今の鉄子ブーム?を反映してか、女性も大勢来てくれた。中には、広末涼子を彷彿させるきれいな方もいて、横見氏はお約束どおり「レールクイーン!」と大騒ぎ。握手するときの氏の鼻の伸ばしようは、とても見ていられなかった。

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わかりやすすぎる横見氏。いったい、どっちが握手してもらっているのかわからない

 開始から1時間半経過し、書店の人が「あと20名様くらいですね」。写真撮影も一段落したので、あとどのくらいか確認しようと、列の最後尾を見に行った。すると……。

 なんか、へんなひとがいますよ。

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 木村裕子、登場。

 ふつーに、整理券を左手に握りしめ、列の最後尾に並んでいた。テレビだか雑誌だかの仕事を終えてから、飛んできたそうである。「木村裕子が来ましたー」などとアピールすることもなく、さりげなーく自腹を切って並んでいるあたりが彼女らしい。

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 長いサイン会のトリを務める?木村裕子ちゃん。横見さんは苦笑しウケまくり、初対面の牛山さんはびっくりしている。

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 後ろの、鉄道ファンの皆さまのスルーっぷりが面白い。

横見「じゃあ、握手しとく?」
木村「結構です(笑)」

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 そういうわけで、サイン会は16時すぎに盛況のうちに終了。横見さんは、「もっと大勢来ると思った!」とやや残念そうだったが、40代の男性2名という超地味なサイン会(失礼)にもかかわらず、女性を含め100人近くが来てくれたのだから、大成功だ。本の売れ行きも、なかなか好調らしい。まあ、僕には関係のないことだが……。

 そういえば、1階で『東京 本気の韓国料理店』も売っていたんだっけ。しまった、横見さんに押し売りするんだった。これだけ写真を撮ったのだから、それくらいしてもバチは当たらなかったはず。どうも、鉄関係のつきあいには商売っ気が入らない。

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2007.12.08

高滝駅

高滝駅
4匹の猫がいた。こいつら、多くの人間から施しを受けているだろうに、きわめて礼儀知らずでヤクザな一家であった。危うく、喰われるところだった。

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小湊鉄道乗り鉄中

小湊鉄道乗り鉄中
地味な路線だけど、駅はきれい。
けっこう乗ってます。

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9日(日曜)は書泉グランデ

 明日、9日は、午後から神保町の書泉グランデに行ってくる。

 横見浩彦氏(鉄子の旅)と牛山隆信氏(秘境駅へ行こう!)のサイン会のお手伝いだ。一応、オフィシャルカメラマンということになっている。

 メディアファクトリーから刊行された、横見氏と牛山氏の対談本、「すごい駅!」の刊行記念とのこと。

■日時:12月9日14時~お客さんがいなくなるまで
■場所:神保町書泉グランデ6階特設会場
■店頭整理券の配布:当日10時30分~
■対象商品:「すごい駅!」(メディアファクトリー刊)945円
■写真撮影:可(ツーショットは不可)

 詳細は、こちら

 僕の予想では、整理券を事前に受け取らなくても、おそらく参加可能だと思う。

 「その筋」に興味のある方、「その筋」を外野から見物してみたい方、お時間があればぜひいらしてください。

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麻布で「東京 本気の韓国料理店」打ち上げ

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 水曜、麻布十番の「KOSARI」で、「東京 本気の韓国料理店」の打ち上げ。

 KOSARIは、取材を特に喜んでくれた店のひとつ。元は札幌で人気の店で、今年の3月に東京進出を果たした店だ。どちらかと言うと、韓国料理店というよりは焼肉店だが、鹿児島県産の黒毛和牛だけを使うという肉は、その辺の焼肉屋とは一線を画す味わいだ。

 とにかくいろいろな料理を取材させてもらったが、誌面の都合上すべてを掲載できなかったのが申し訳なし。

 麻布! 高級焼肉!とくると、どうも芸能人御用達の敷居の高い店、というイメージがあったのだが、ここは店長を始め、たいへんフレンドリーなのも気に入っている。

 特に何も言わずに予約をしたのだが、行ってみたら、店頭にどうどうと「本気~」が張り出してあった。

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 聞いたところでは、この本を持ってやってきたお客さんはまだ少ないようだ。せっかく喜んでいただいたのに、まだ影響力が小さく申し訳なし。麻布の店は、ここに限らず大変レベルが高いので、本書をうっかり買ってしまったという方がいたら、ぜひ行ってみてほしい。ソフトクリームだけでも歓迎だ(笑)。

 「本気~」が校了してから、もう一月あまり。あの修羅場が、今では夢のようである。いったい何日徹夜したのか、もはや覚えていないが、1週間の睡眠時間が一桁だったことは確かだ。人間、その気になればいくらでも徹夜できるものだなあと思った記憶はあるが、今振り返るとかなり危ない状況だった。

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 挽いていない、肉片のままなのに口先でとろけるユッケとか、フルーツシャーベットと間違えそうなフローズンマッコルリとか、蜂蜜と高麗人参酒をかけるソフトクリームとか、まあとにかく美味しく頂きましたとさ。

 えーと、来年も新版を作れるよう、どうか皆さまよろしくお願いします。

Amazone「東京 本気の韓国料理店」(毎度のことですがアフィリエイトではありません) 

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2007.12.07

WILLCOMの凋落

 WILLCOMに元気がない。

 今年の7月に、過去最高の465万9100契約を記録した後純減に転じ、11月末現在の契約数は460万800契約。ここ3カ月、月2万のペースで減り続けている。

 反対に、ソフトバンクは絶好調だ。11月の契約者数は、前月比19万1600契約の純増。KDDI(au,tuka)の6万5400契約増に対し3倍もの大差を付けた。MNP(ナンバーポータビリティ)でも3万3000契約増とトップを記録。市場はすっかりソフトバンクの独壇場となった。

 1年前、MNPが始まった時は、auの一人勝ちと言われていたのが信じられない思いだ。auやDoCoMoは、「通話定額」を甘く見過ぎていたのではないだろうか。

 それにしても、WILLCOMの凋落は寂しい。いいサービスを提供しているのだが、ソフトバンクの露骨な攻勢の前に、その魅力が霞んでいる。通話・メールとも24時間無料で2900円というのは本当は相当魅力的なサービスなのだが、ソフトバンクの「980円」のインパクトの前には、割高であるように錯覚する。

 企業規模が小さいので、携帯各社ほど高機能な端末を豊富に供給できず、料金でも魅力をアピールできていない。

 僕ですら、次はイーモバイルも悪くない、と思っているほどだ。通話とメールはソフトバンク、データ通信はイーモバイル。自宅もイーモバイルによるモバイル接続にして、ADSLと固定電話をやめてしまえば、今月1万4000円くらい払っている通信費が、1万円くらいに圧縮できるはずである。

 WILLCOMには愛着があるので、なんとか頑張ってほしいのだが……。

 

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2007.12.06

4周年

そうそう、昨日、このブログは満4周年を迎えました。

まあ、よく続いたもんです。

去年の12月8日にも、「そういう訳で3周年」なるエントリを書いている。

それによれば、2006年12月8日までに書いたエントリは、以下の通り。

1100日間で828本、使用しているディスクサイズは111MB余り

では、今日2007年12月6日の時点ではどうかというと、

1463日間で1082本、使用しているディスクサイズは146MB余り

となる。

年間平均270本、1年で35MB写真や文章をアップし続けてきたわけだ。

よくやるねえ。

そういうわけで、今後ともよろしくお願いします。

あ、ちなみに左に「最初から読む」のリンクがありますが、ココログにバグがあるらしく、初回のエントリにどうしても飛んでくれません。2003年12月へのリンクに変更するので、暇で暇でしょうがない人はどうぞ。

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済州島アルトゥル飛行場

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モスルポの畑に残る日本軍の掩体壕と、山房山、そして漢拏山

 まさか、わずか半年で再訪することになるとは思わなかった。

 済州島南西部に位置する摸瑟浦(モスルポ)の、海岸にほど近い大静洞の農村地帯。

 キャベツ畑の中に、亀の甲羅のような低いコンクリートドームが約20基、ぽつんぽつんと点在している。

 これは、約60年前に日本海軍が建設した掩体壕(えんたいごう)である。掩体壕とは、飛行場で、航空機を空爆から護るための格納庫の一種。ここには、帝国海軍のアルトゥル飛行場があったのだ。

 モスルポに旧軍の飛行場跡がある、という話を初めて聞いたのは、3年ほど前のことだった。2005年5月に訪れた時に探したものの発見に至らず、今年の3月にようやく探し当てた。その時の話は、アルクの「まろん紀行(苦笑)」に書いた。

 しかし、その時はレンタカー返却の時間が迫っており、掩体壕を数基と指揮台らしき構造物を遠くから眺めただけで引き返した。いずれ、また訪れることがあればゆっくり歩いてみようと思っていたのだが、ある仕事で思いの外早く再訪することになったのだ。

 アルトゥル飛行場(当時は摸瑟浦飛行場)は、日中戦争が始まる2年前の1935年に建設された飛行場だ。済州島の戦略拠点として海軍が使用し、日中戦争当時にはここから上海爆撃も行われたという。

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 前回訪れた時は、申し訳程度に舗装された農道を10分ほど歩いたが、今回は立派な舗装道路ができていた。済州特別自治道から文化財地域に指定され、地元では観光地化を目指しているらしい。山房山を背景にしたのどかな畑に、軍事施設跡が点在する独特の景色が失われるかもしれず、心配だ。

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 車を降り、農道からもっとも近いところにある掩体壕を訪れた。前回、3月に来た時も見たところだ。ここも、あぜ道が拡幅され、農道から容易に中に入ることができるようになっていた。

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 掩体壕の内部。ここに、戦闘機などの航空機が置かれていた。敷地を農地にした際、一度は重機で撤去を試みたが、極めて強度が高く断念したという。周囲はキャベツなどの畑が広がるが、基本的には国防部の所有地で、今も農家の人々は国から土地を借りて耕作しているとのことである。

 3月に訪れたときは、ここで時間切れとなったが、この日はさらに歩いて、滑走路の「跡」を見に行った。

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 20分ほどあぜ道を歩いて足が痛くなりはじめた頃、突然道ばたに姿を現したのが、この門。見れば、「空軍非常滑走路につき民間人と車両の出入り禁止」とある。 実は、ここは飛行場の「跡」ではなく、今も現役の軍用滑走路だったのだ。

 しかし、そうは言われても原野に門があるだけで、どれが滑走路なのかよくわからない。

 やっと目の前に姿を現した旧管制塔の構造物に上り、全景を眺めてみることにした。

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 これが、管制塔からの風景。奥の、黄色いベルト状の地域が滑走路だ。現代のアスファルト舗装された滑走路ではなく、単に原野を整地しただけで、第二次世界大戦当時の軍用滑走路の雰囲気をよく残している。手前の、人影が見えるコンクリート整地された一帯も、軍事施設の跡だろう。よくぞ残ってくれていたものだ。

 軍事遺跡としてだけでなく、ここモスルポ大静洞に広がる果てしない原野と畑の風景は、とても印象的だ。

 いつまでも、このままの姿で残っていてほしい。おそらくは、無理な相談だとは思うけど。

 

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文庫本自動販売機

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中野駅5・6番線ホームに、文庫本の自動販売機なんてもんがあった。

お菓子とか、乳製品とかを売っているオープンタイプ(中の商品が見えるタイプ)の自販機で、文庫本を売っているのだ。

面白い試みとは思うけど、どうなんだろう。

そもそも、商品のラインナップが微妙。

水木しげる「総員玉砕せよ!」
吉田戦車「吉田電車」
鴨志田穣・西原理恵子「カモちゃんの今日も煮え煮え」
安野モヨコ「美人画報」
秋庭 俊「新説東京地下要塞」

これらの商品を見て、「お、便利だな、よし、1冊買って電車の中で読むか。じゃあ俺はこの"総員玉砕せよ!"を」と思う人がどれだけいるのだろう。

こういうところにこそ、気軽に読めるケータイ小説とか、書店では手に入らないミシュランレッドガイドなどを並べるべきではないだろうか。

 まあでも、僕好みのタイトルも多いので、一度は買ってあげよう。

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2007.12.05

徹夜明け

徹夜明け
 またまた徹夜してしまった。

 今朝は寒かった。暖房をガンガンに入れたのだが、8時をすぎると今度は猛烈に暑くなってくる。

 事務所の部屋が真東を向いており、朝は強烈な「東日」が差し込むためだ。だから、朝は画像処理の作業はできない。

 暖房を入れたり、窓を開けたり忙しい。

 昼過ぎまでに、約20頁入稿したら少し休んで、夜は麻布十番で「東京本気の韓国料理店」の打ち上げだ。

 やけに評判のいいあの本だが、それが売り上げに結びついているかは不明だ。

 軽く休んだら、明日はまた全力疾走である。
 

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2007.12.03

2007年ユーキャン新語・流行語大賞結果発表

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 発表されました。ユーキャン新語・流行語大賞

 「鉄子」は落ちましたな。よかったよかった……のか? 地道に、細くながあいブーム(笑)にしていきたいものです。でないと、僕の稼ぎにならないので。

 大賞は、「(宮崎を)どげんかせんといかん」。舌噛みそう。「ゲンセンカン主人」に似ている気がしました。「ハニカミ王子」は、「ハンカチ王子」のパロディのような気がしていたんですが、すごいですね。

 って、まあ、要するに興味がない。

 そこで、このブログで過去に書いたエントリをほじくり出してみたい。

 このエントリだ。

 今から3年前の2004年11月、日本に完全帰国しようとしていた僕が、2004年度の流行語大賞候補を聞いて、何が流行ったのかわからない言葉をピックアップしてみた。その数は、候補60個中、25個。

アカゴジラ
人格の否定
ハッスル!ハッスル!
あと二十年かけて金だね
人生いろいろ
栄光への架け橋
栄養費
駅ナカ
暴君ハバネロ
OK牧場
空弁
骨なし魚
真逆
マグロ一筋
気合いだー!
中二階
マツケンサンバ
○○斬り!
中年の星
メイド・コスプレ
蹴りたい○○○
って言うじゃない
さぁー!
よーく考えよーお金は大事だよー
ニート

 うーむ、あの時は大まじめに書いたものだが、今見ると、自分がいかに外国人化していたかわかる。まさか、今やニートの代表のようになった僕がニートを知らなかったとは、信じられない思いだ。

 この25単語中、未だに何が流行っていたのかピンと来ない言葉はどれくらいあるのだろうか。

アカゴジラ
人格の否定
人生いろいろ
栄養費
OK牧場
骨なし魚
真逆
マグロ一筋
中二階
蹴りたい○○○

 ……まだ10個もあった。まあ、所詮は流行語だし、普通の人でも「これなんだっけ」状態の言葉も、あるだろうな。では、今年の候補語60のうち、ピンと来ない言葉はいくつあったのだろうか。言葉の意味はわかるが流行したというのがわからない、というものだ。

マダム・スシ
身体検査
オグシオ
デトックス
もてぷよ
大人かわいい

 というわけで6個。僕も、確実に日本人に戻りつつあるようだ。

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2007.12.02

白菜キムチは飲み物です。

 済州島からの帰り、某新聞社の記者さんが、ロッテマートで買った白菜キムチを機内に持ち込もうとした。

 手荷物検査場に入った、その時である。

 係官から、衝撃の発言が発せられた。

「キムチは液体物に該当するので、機内には持ち込めません」

 記者さんは、チェックインカウンターに舞い戻り、キムチを受託手荷物にする羽目になった。

 白菜キムチは、飲み物だったらしい。

 まあ、僕は係官の発言を直接聞いた訳じゃないんで、爆発防止のビニールぐるぐる巻きがやばかったのかもしれない。

 ということは、白菜キムチは爆発物か。

 侮れない。

 たかとう矯正歯科さんのところに、書かれていましたね。

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2007.12.01

韓国でソフトバンク携帯

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 そういうわけで、済州新羅に滞在中。明日には帰るんだけど。

 今回、はじめてソフトバンクの携帯を持ってきた。しばらく前に、「スパボ一括」で入手した、サムスン製707SCIIだ。

 普段使っている携帯電話端末を、そのまま海外で使えるサービス。それが、海外ローミングだ。しかし、ソフトバンクのサイトを見ると条件がいろいろと書いてあってわかりにくい。韓国についてのページには、こんなことが書いてある。

ソウル市内および周辺地域、釜山市内、および済州島の一部においてのみ提供。それ以外の地域で国際ローミングをご利用の場合は、専用電話機のレンタルが必要です。

 韓国では、日本の3G携帯が採用しているW-CDMA方式はまだ一般的でないので、大都市とその周辺でしか利用できない……というのが、僕の認識だった。

 だが、実際に日本の携帯を済州島に持ってきてみると、ソフトバンクの海外ローミングは意外なほどよく通じる。

 空港、済州市内、中文リゾート周辺はもちろん、城山日出峰、サングンプリ、アルトゥル飛行場など、人里からかなり離れた観光地でも、完ぺきに電波を掴んでいた。

 使い方も、日本にいるときと変わらない。メールはそのまま送れば普段と同様送信できるし、着信も、先頭の128文字までは無料で自動的に着信してくれる。

 日本からの電話も、普段通りにかけてもらえればそのまま着信する。唯一普段と異なるのはこちらから発信する場合で、国番号(日本は81)からプッシュすることになる。

 ほとんど日本にいるときと同じように使えるローミング。これは便利……と思いたいところだが、やはり、そこには落とし穴がある。

 料金が、めちゃくちゃ高いことだ。

 日本との音声通話は、1分間120円。着信時にも同様の料金がかかる。さらに、メールが高い。一通につき、10KBまで100円!だ。「明日帰ります」とだけ送っただけでも、100円かかってしまう。

 逆に利点もあって、メールの着信は先頭の128文字まで無料。PCに届いたメールの先頭128文字だけ転送させる設定にしておけば、現地でもメールの着信をリアルタイムで確認できる。韓国の国内宛通話も1分25円で、これは現地の通常回線の料金(1分120W/約15円)やレンタル携帯料金(1分600w/約75円)と比べて高くない。

 韓国で使う携帯電話には、このほか2つの選択肢がある。

 ひとつが、現地でレンタル携帯電話。これは、日本宛の通話は海外ローミングとほぼ同程度の料金がかかるが、着信は無料だ。しかし、こちらはメールが一切使えない。

 もうひとつの選択肢が、留学時代から持っている携帯をそのまま使うこと。通話料は圧倒的に安いが、バッテリー、端末とも故障寸前。今は友人に毎月約1万W強を払ってもらっている。年間約14万W払い、友人に迷惑をかけてまで持ち続ける意味があるかは疑わしい。

 ソフトバンクの海外ローミングが受信無料、あるいはせめて1分30円くらいだったら、とても使いやすくなるのだが。あ、メールも、できれば1通30円くらいにまで下げて欲しい。

 韓国に出かける人はビジネスマンばかりでないのだから、もう少し個人でも利用できる料金にしてほしいものだ。

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