中日ドラゴンズ、韓国SKに惨敗
最後のバッター、立浪
「いやあ、お約束どおり中日がSKワイバーンズに敗退。ジンクスは生きていた。僕のせいですスミマセン」
と、書こうと思ったのだが、やめやめ。僕のジンクス云々以前に、中日の戦いぶりは本当にひどかった。
いったい、いくつミスをしたのだろう。エラーを重ね、パスボールで失点。特に7回表の3失点は、とても「日本代表」と言える内容ではなかった。
いくら、日本シリーズから日が空いたといっても、勝手知ったる東京ドーム、いいわけはできないはずだ。
中日は、いや、日本の球団は、アジアシリーズをなめすぎではないだろうか。
逆に、SKの戦いぶりは見事だった。いくら調子がいまひとつとはいえ、中田からそう簡単にヒットを何本も打てるものではない。一人ランナーが出ると、足でかき回し、ワンチャンスをものにする。以前、韓国で僕が見たパワー頼みの大味な韓国野球とは全く別ものの、緻密な野球をやっていた。
SKのキム・ソングン監督は、去年までロッテマリーンズのコーチを務めていた日本通ということだ。勝利監督インタビューでは、国際試合の慣習にのっとって、母国語で話し通訳をつけていたが、実際には日本語もペラペラ。一昨年はロッテのコーチとしてアジアシリーズでの戦い方も経験していたわけで、向こうのほうが一枚も二枚も上手だったというわけだ。
キム・ソングン監督の人柄か、試合終了後も、WBCで見られたような国際大会として失礼な振る舞いは全くなく、とても後味がよかった。できれば、決勝でもう一度、ベストな状態になったドラゴンズと対戦してほしいものだ。今年は、僕は決勝には行けないけれど。
見事な戦いぶりだったSKワイバーンズ
今日も、中日は台湾の統一ライオンズに大苦戦を強いられた。この分では、明日中国に勝っても得失点差で決勝進出を逃しかねない。
いよいよ、本当の意味でのアジアシリーズが開幕したのだと思う。
まだまだ日本ではオマケ的なイメージしか持たれていない大会だが、来年からは、日本シリーズを「アジアシリーズ進出チームの決定戦」とするくらい、気合いを入れてほしい。
それにしても、15年ぶりのドラゴンズスタンド。応援歌がすべて入れ替わってしまったので、知っている曲が落合監督以外ひとつもなかった。やっぱり、球団としての思い入れはファイターズ、応援していて楽しいのはマリーンズだなあ。僕は根っからのパリーグっ子ということか。
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