フィルムがない。
そう言うわけで、最近はフィルムカメラを持ち歩いているわけだが。
……フィルムがない。
気がついたら、35mmフィルムの種類が、激減していた。
アグファは破産して消え去り、コニカ(ミノルタ)は完全撤退して在庫処分中。コダックはコダクロームの生産を終了するなど製品の構成を見直しており、頼みの富士フイルムも昨年秋からほとんどのフィルムの価格を値上げした。
コニカミノルタの撤退により、ISO1600の超高感度フィルムを現在も販売しているのは、富士フイルムだけだ。
1年ほど前までは、年配の人を中心に、それなりに賑わっていたヨドバシカメラのフィルム売り場も、最近ではいつ行っても閑散としている。
ヨドバシで扱っているコンパクトフィルムカメラも、富士フイルムのNATURA、KRASSE、Silviと、オリンパスのμ(ミュー)だけになってしまった。
こんなことで、いいのかな。
もちろん、「フィルムにあらずば写真にあらず」なんて言う気はないけど、余りにも極端にデジタルに走りすぎてはいないだろうか。
フィルムじゃないと撮れない空気がある。「水戸黄門」がフィルム撮影からビデオ撮影に変わったとき、趣が無いと落胆した人は多いはずだ。
今年は、なるべくフィルムの写真をたくさん撮るつもりだ。
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