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2006.10.31

フォトショップ遊び

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スモールプラネットが大ブーム。

フォトショップの練習をかねて、ちょっとそれっぽい写真を作ってみた。

 基本的には、上から俯瞰した風景写真の、前後を極端にぼかすことによって目の錯覚を引き起こすテクニックだ。実際には、建築写真の撮影などに使われるアオリレンズで、光軸をずらして被写界深度をコントロールしているらしい。上の写真は、5分ほどで作ったのでできは良くないが、作ってみるとなかなか楽しい。ぼけ具合だけでなく、色をもっとコントロールできると、本格的になりそうだ。これは、彩度とコントラストを上げただけなので、おもちゃっぽさが足りない。

 写っているのは、チベット・ラサ郊外にある、ガンデン寺から眺めた麓の集落。ちゃんと作れば、それこそ「神の視点」になるはずだ。

 単純に、「ねえねえ、みてみて」というだけのかっこ悪いエントリでした。

 元の写真↓
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あ、そうそう、11月28日くらいから、ソウルに行く予定。バンコクも流れたし、まだ確実じゃないけど。

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2006.10.30

プラネタリウムを見に、つくばへ

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 秋葉駅前でカレーを食べているうちに、急に思いついた。

「そうだ、つくばエキスプレス乗ろう」。

 2005年8月24日の開業以来、1年あまりがたったつくばエキスプレス。あれほど頻繁に秋葉原に来ているというのに、実は、一度も乗ったことがなかった。。

 13時半の電車で、つくばへ。各駅停車だけで58kmも旅したというのに、所要時間は1時間ほど。速い。最高時速125kmと、通勤電車としては日本トップクラスの速度を誇るだけのことはある。

 つくばに来るのは15年ぶりくらいだろうか。電車が速かったこともあり、都心から60km近くも遠出した気がしない。せいぜい、所沢(池袋から24km)あたりに来たくらいの感覚だ。

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 紅葉がきれいな中央公園を散策するうちに、つくばエキスポセンターに着いた。ちょうどプラネタリウムの上映が始まるというので、男一人だったが入ってみる。プラネタリウムも、20年ぶりくらい。周りは家族連れとカップルばかりだが、キニシナイ。

 上映が始まると、まもなく頭上に満点の星空が広がった。子供たちは大喜びだ。今日のテーマは、「宇宙からの贈り物」。流星の話だろうか。ロマンチックなタイトルに、期待が高まる。

"オーロラは、北極や南極の近くだけで見られる、美しい光の現象です"

 なるほど、オーロラの話だったか。宇宙が地球に贈る、光のショーというわけだ。

"オーロラって、どうしてできるんだい?"

上映は、男女二人のトークによって進んでいく。終始男性が質問し、女性が答えるというのが最近の世相を表していると言えるかもしれない。

"それはね、太陽から熱が放出されるときに発生する風のようなもの、太陽風が関係しているの。太陽風はね、地球の近くまで来たときでも、10万度もの温度を持っているのよ"

 さすがは筑波のプラネタリウムだ。一般の家族連れが対象とは言っても、ちゃんと科学的に説明してくれる。子供にはちょっと難しいが、元科学万博の会場としては、星座の話だけで終わるわけにはいかないのだろう。

"地球には、北極をN極、南極をS極とする磁場が発生しているんだけど、この磁場は、太陽風の反対、つまり夜の方向に流れるという性質を持っているのね"
"不思議だねえ"
"そのせいで、極点近くにあるさまざまな原子などの粒子が、本来あるべき場所から動いてしまい、元に戻ろうとする現象が起こるの"
"原子が落ち着きをなくしているわけだ!"

 さっきまで、ガヤガヤ楽しそうだった子供たちの声が、いつのまにか静かになっている。

"そうなの。その時、元に戻ろうとする原子が衝突して、光を発生するのね"
"なるほどね、それがオーロラというわけか!"

 上映終了。周りの観客は、皆ソフトバンクの新しい料金プランの説明を受けたよう顔をしていた。僕の頭も、だいぶ硬くなっているらしい。もうちょっと、ゆっくり星を見ていたかったなあ。

 アイス抹茶ラテをゆっくり飲んで、すっかり暗くなったつくばを後にした。

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※プラネタリウムの内容は、超うろ覚えです

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2006.10.29

kenさんのブログ

 僕のBlogListには、原則として面識のない芸能人のブログは載せていない。しょこたんブログとか、眞鍋かをりのココだけの話とかに嬉しそうにリンクしたら、終わりだと思っている。

 その唯一の?例外が、「Ken's Blog」だ。誰のブログか? まあ、一度読んでみてほしい。

 国民的スタアなkenちゃん。しかし、ブログの中のkenちゃんは、テレビでみる姿とは全く違う。なんだか、ものすごく、いい人だ。このブログを読んだら、もうテレビで見せるkenちゃんのバカッぷりを、そのまま受け取れなくなってしまうのではないかと思うほど。

 そして、文章が巧い。携帯で入力した文章を知人に送り、アップしてもらっているらしい。思ったことを、さっと書いているのだろうけど、飾らず、ふざけず、読みやすい。そして、共感できる。

 このくらいのモブログを、僕も書きたいなあ。

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2006.10.28

ショップは大騒ぎ

ショップは大騒ぎ

 ソフトバンクの話ばかりで本当にスミマセン。

 ソフトバンクショップを覗いてみたら、お客が殺到して大騒ぎになっていた。もともと狭い店だが、受付まで1時間以上待ち。購入の意思がありそうなお客も、何人も帰ってしまっていた。ボーダフォン時代には考えられなかったことだ。なんだかんだ言っても、ソフトバンクの発表はインパクトがあったということだろう。

 案内係の店員をつかまえて、質問してみた。

「(auのプランをコピーして安くした)オレンジプランは、auから移る人しか使えないんですか、それとも新規でも契約できますか?」

「ご新規でも可能です」

「では、その場合、自分割引(auのMY割:2年契約で基本料36%以上割引)と、スーパーボーナス(2年ローンの端末代をソフトバンクが肩代わり)は併用できますか?」

 カタログを見ると、併用できないように見える。自分割引の「併用可能な割引サービス」にスーパーボーナスの記載がなく、スーパーボーナスの案内にも、「スーパーボーナスにご契約の場合は、自分割引(略)の契約解除料を免除します」とあるからだ。

 しかし、これは大問題である。

 もし本当に併用できないのなら、「基本料割引」と「端末実質無料」のどちらかを選択しなくてはならないことになる。auなら、1円端末を買えば両方の利益を享受できるのだから、これではau対抗プランの意味をなさない。

「少々お待ちください…すみません、その件につきましては、現在確認中なんですが、電話が全くつながらないもので…恐れ入りますが、ご自身でサービスセンターへお問い合わせいただけますか」

 ショップがかけてつながらないのに、僕がかけてつながるのだろうか。

 スタッフは、本部に電話をかけ続けているらしい。店内には、『おかけになった電話は、現在かかりにくくなっております』という音が、ずっと漏れ聞こえていた。

 ソフトバンクショップは、半ばパニック状態である。まさに、YahooBBの再来という感じだ。

 なお、その後調べてみたら、どうやらスーパーボーナスと個人割引は両立可能ということが分かってきた。ということは、通話定額がいらなければ基本料金2540円で無料通話料2100円分が付いてきて、更に最初の2カ月は基本料・パケット代無料ということだ。通話料も15秒10円とゴールドプランより割安だし、もしかしてこちらの方がずっと得ではないだろうか。無料通話の繰り越しもできるし、あら、1台買ってみようかしら(きけんきけんw)。

 興味のない人にはややこしいばかりの話と思うが、なんだかパズルみたいで面白い。

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2006.10.26

日本ハム日本一おめでとう!

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おめでとう! 少年ファイターズ会から、25年待ちました!

新庄ありがとう!

手がごっついとか黒いとか言うなー

さあ、

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行くよ!

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準備完了。

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セギノールが逆転2ラン。
こちらは、準備万端。いつでもいいよ~。

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全機種頭金0円

> それでも、ソフトバンクの積極策には期待している。キャンペーン開始の26日には、
>もうひとつサプライズがあるそうだ。店頭で説明するサプライズ。僕は、「キャンペーン
>中、すべての端末の頭金(価格)を実質0円に」と踏んでいるのだが、どうだろうか。

と書いたら、当たってしまったみたい。僕はいつも予想を外しているのに、珍しい。

 しかし、この「全機種0円」は、かなり怪しい。端末を無料配布するのではなく、「頭金ナシ、全額月賦」という意味に過ぎず、取引上は「端末を定価で、ローンを組んで購入している」という形になるからだ。

 ソフトバンクと契約していれば、月々の支払いのほとんどをソフトバンクが肩代わりしてくれるが、解約すれば残金は自分で払わなくてはならない。しかも、解約した場合、カメラ機能を始め、電話回線に関係ない機能はほとんど使えなくなってしまう。そもそも、この前発表したばかりの、「スーパーボーナスに加入すれば、端末価格を1万500円引き」という話はどうなってしまったのだろう。

 まあ、いろいろ話題を提供してくれる会社ではある。すみません、この話題ばっかりで。

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2006.10.24

「韓流」で日本シリーズ観戦

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 大久保の韓国料理店「韓流」で、八田靖史くんらと打ち合わせを兼ねて飲み。「キムチカルビチム」と称する、どう見てもキムチチゲ(またはジョンゴル)としか思えない料理をいただく。トマトやチーズが入っているのか、やけにイタリアンっぽい味付けだったが、これはこれでかなり美味しい。ボッサムも、白菜がちょっと小さかったが、なかなか質のよい豚肉を使っていた。久しぶりにボッサムを食べられて、幸せだ。

 大久保の韓国料理店における八田くんの人脈はたいしたもので、たいていの店で「常連客」だ。せっかく大久保に事務所がある僕としても、もっといろいろな店に行かなくてはなるまい。

 テレビでずっとKNTVをやっていたのを、お願いして日本シリーズに替えてもらう。すると、すぐに稲葉のスリーランホームランが飛び出した。中日ファンのお客さんがいることも忘れて、思わず立ち上がってガッツポーズ。

 今年の日本シリーズは、これで日本ハムの流れとなりそうだ。マッコルリがとびきり美味しかった。

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SB「ゴールドプラン」 本当に値下げか

さて、落ち着いてソフトバンクの「ゴールドプラン」をもう一度よく眺めると、このプラン、なかなかくせ者だ。

1)無料をうたうソフトバンク同士の無料通話は、21~0時台については別料金(1カ月に200分を超えると30秒21円課金)

2)無料になるメールは、全角128文字以下でソフトバンク端末同士のショートメッセージ電話番号を使って直接メッセージをやりとりするSMS、MMSのみ。他社ユーザーあての、Eメールアドレスを使ったメールは有料。

3)他社携帯・PHS、固定電話への通話は、30秒15.75~30.45円と、各社の通話料が割高なプランと同程度

4)カタログ上の基本料金は9600円だが、割引パック(スーパーボーナス)の適用が必須。来年1月15日までに契約すれば、70%割引で2880円でOK

この3つのポイントを考えると、正直言ってゴールドプランは安くない。通話は、個人が最も利用すると思われる時間帯は別料金だし、メールも写メールは別料金。要するに、「焼肉食べ放題!(牛肉は別料金」というやつだ。

※パケット定額などは、無料期間終了後は外せるとのこと。訂正します。
※24日追記。ソフトバンク同士のショートメッセージだけでなく、電話番号を使った直送メールすべてを無料にすると追加で発表があった。ユーザーの声に即座に対応する姿勢は素晴らしいが、本当の意味での「Eメール」は有料なので、まだまだ誤解を招きやすいサービスだと思う。

 恋人や家族と頻繁に電話したいなら、従来のライトコールパックにLOVE定額/家族定額をつけた方がいい。特定の相手だけとはいえ、時間に関係なく通話無料で、写メールも定額になる(LOVE定額のみ)。料金は3753円(従来の割引パックであるハッピーボーナス適用)で1050円分の無料通話分が付く。家族割引なら、2191円(無料通話525円分)だ。しかも、ゴールドプランでは、初回の2カ月のみ基本料・パケット代無料だが、従来のプランなら毎年2カ月ずつ基本料が無料になる。つまり、従来のプランのほうが割安になるケースがあるのだ。

 他社回線への通話料の高さや無料通話の制限を考えると、この内容で基本料金を「9600円」に戻すとは考えにくい。そもそも、ゴールドプランは、加入すれば自動的に「継続割引1年目:37%引」が適用されて「6048円」になる。ということは、このプランの本来の基本価格は6048円であって、9600円というのは実体のない二重価格(いや、三重価格?)ではないだろうか。

 そういうわけで、あれこれ計算してみると、「数字のマジックで実際以上に安く見せる」カラクリが見えてくる。

 それでも、ソフトバンクの積極策には期待している。キャンペーン開始の26日には、もうひとつサプライズがあるそうだ。店頭で説明するサプライズ。僕は、「キャンペーン中、すべての端末の頭金(価格)を実質0円に」と踏んでいるのだが、どうだろうか。

 と思ったら、安売り店はすでにほとんどの商品が実質0円になっていた。ということは別に何かあるということだ。

 ウィルコムを便利に使っている僕だが、国内の地方に行く機会が増えた最近は、エリアに若干不満を持つようになってきた。待ち受け専用で、安く携帯を持てるに越したことはないのだが……。

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2006.10.23

ソフトバンクモバイルが新料金プランを発表

こいつはスゴイですね。

ソフトバンクの「予想外割」、通話料0円の新料金プラン発表
ソフトバンク同士の通話が無料となる「ゴールドプラン」

軽くまとめると

・ゴールドプラン
来年1月15日までに新スーパーボーナス(詳細不明)と共に契約すれば、月額2880円でソフトバンク(旧ボーダホン)同士の通話無料/ショートメール無料(1月16日以降契約の場合は6048円になる可能性あり)。また、新規契約の場合は、初回最大2カ月、基本料とパケット料完全無料。
 →新規獲得・自社ユーザー囲い込み・WILLCOM対抗

・オレンジプラン
auと同じ料金プランで、auより210円割安。キャンペーン期間中は、長期利用割引なども引き継ぐ。
 →auユーザーの乗り換えを誘導

・ブループラン
DoCoMoと同じ料金プランで、DoCoMoより210円割安。キャンペーン期間中は、長期利用割引なども引き継ぐ。
 →DoCoMoユーザーの乗り換えを誘導

 オレンジプランやブループランは、学割や繰り越しも含めてすべてコピーするそうだ。

 今、全部入りのワンセグケータイ905SHなどは、スーパーボーナスなら1円で買えるわけで、かなり思い切った施策と言えそう。

 しばらく前から、ボーダフォンの人気を回復させた「LOVE定額(特定のボーダフォン回線との通話が定額)」が新規受付を終了するという噂を聞いていて、ソフトバンクは大丈夫なのかと思っていたのだが、こういうことだったのか。

 ただし、通話定額は、21:00から0:59までの時間帯の通話が、1カ月に200分を超えた場合は、超えた分について30秒21円かかるらしい。一番負荷がかかる時間帯まで通話無料にしてしまうと、さすがに持たないということのようだ。これ、ものすごく小さく書いてあるだけなんだけど、大丈夫かな。よく説明を受けないままカップルや家族で契約して、気づいたら数万の通話料請求、ということになりやしないだろうか。

 いずれにしてもかなりインパクトのあるプランだ。僕も、ひとつ欲しくなってきた。

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2006.10.22

高麗神社

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 埼玉県日高市の高麗神社に行ってきた。

 高麗神社は、666年に高句麗から日本に派遣されたと言われる高麗王若光を祭る神社だ。若光が日本に来た2年後に高句麗は新羅・唐連合軍によって滅ぼされ、以来生涯を日本で過ごした。716年には、武蔵国高麗郡(現在の日高市高麗)の首長として赴任し、関東各地から集まった1799人の高句麗人と共に、この地を開拓した。

 高麗神社の宮司は、代々高麗王若光の子孫が務め、現在の宮司は59代目に当たる。

 神社の入口には、1992年に民団埼玉県本部から寄贈されたというジャンスンがある。ジャンスンは、「天下大将軍」と「地下女将軍」が一対となり、古くから韓国の道祖神の役割を果たしてきた守護神だ。ちょっと早めの七五三なのか、着物を着た親子連れが、ジャンスンの横を歩いていく。外国の文化をすんなり受け入れる、いかにも日本らしい風景だ。

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 本殿の門には、「高句麗神社」と書かれた扁額がかかっている。これは、1895年(明治28年)に、朝鮮王朝の外交参議、趙重応(チョ・ジュンウン/ちょう・じゅうおう)が書いたもの。高麗神社の「高麗」は高句麗の意味だが、韓国には高麗王朝(918~1392)という政権もあるので、それと区別するために小さく「句」の字を書き込んだのだという。

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 この扁額を書いた趙重応は朝鮮王朝末期の政治家だが、代表的な"親日派"の一人として、韓国では非常に厳しい評価を受けている。

 だが、高麗神社自体は、昔から日韓友好のひとつのシンボルだ。民団からはジャンスンを贈られ、境内には駐日韓国大使などの記念植樹がいくつもある。昨年には、日韓国交正常化40周年の記念式典も、大々的に行われた。考えてみれば、皮肉な話ではある。

 駐車場で、「直売」と称して何かを売っているおじいさんを見かけた。なんとなく目があって、会釈したこともあり、参拝を終えた後見に行ってみた。

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 おじいさんの名前は、高麗英治さん。ご自身で執筆され、新風舎から共同出版で刊行した絵本「ツバメとおじいちゃん」を、売っていたのである。毎年、自宅の軒先に巣を作るツバメ一家に起こった事件を描いた作品で、NHKでも紹介されたそうだ。高麗神社の話もいろいろ聞かせてもらったので、一冊購入した。

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 高麗さんも、やはり高麗王若光をはじめ韓国にゆかりある家系で、生まれは旧満州国奉天市だそうだ。心温まる絵本の向こうには、きっと大きな物語があるに違いない。

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2006.10.20

またもややる気なし。

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ったりー

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2006.10.17

いつもおそばに、「富士そば」

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 中野サンモールに富士そばが出来て以来、富士そばマニアになっている。

 僕はいつも終電で帰ってくるのだが、小腹がすいて夜食を食べたいと思っても、牛丼屋か餃子屋、あるいはハンバーガーくらいしかなかった。ちょっと飲みたい時は餃子屋に行くが、どうも寝る前に食べるには身体に悪そうな店ばかりだった。

「24時間営業の富士そばでも出来たらなあ」

 そう思っていたら、夢が叶ったというわけだ。

 それ以来、遅くに帰ってくるとたいていふらふら入って、もり蕎麦だの、たぬき蕎麦だのを食べている。

 首都圏で、立ち食い蕎麦といえば、今は小諸そばと富士そばの一騎打ちという状況だ。どちらも、生蕎麦を店で茹でる本格派を売りにしており、ちゃんと蕎麦湯を用意しているのがいい。数年前までは小諸そばのほうが本格的で、人気も高かったが、去年辺りから富士そばに勢いを感じる。特に、今年の6月に蕎麦の質を上げてからは、ずいぶん小諸そばに近づいた。社長も、「副業で」演歌の作詞家を務めたり、自伝を出版したりとパワフルだ。まだ茹で時間の管理が徹底していないのか、時々のびた蕎麦を出されることもあるが、ちょっとした夜食にはちょうど良い。

 もり蕎麦を食べて、蕎麦湯を入れてつゆを飲む。富士そばのつゆは関東風の濃い口で、蕎麦湯をなみなみ注いでもちょっとしょっぱい。少しずつ飲みながら、3回蕎麦湯をつぎ足したくらいがちょうど良い。きれいに平らげた食器を眺めると、ちょっとだけ日本人であることに誇りを感じる。

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2006.10.15

碓氷峠鉄道文化むら

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 僕は鉄ちゃんではないが、せっかくの鉄道の日ということで、横川の、「碓氷峠鉄道文化むら」に行ってきた。

 横川-軽井沢間の碓氷峠は、昔から国鉄最大の難所だった。鉄のレールと鉄の車輪で走る鉄道は、坂に弱い。通常の鉄道は、35‰(1000m進むごとに35m標高が変わる)以下の勾配が基本だ。ところが、信越本線横川-軽井沢間は、首都圏と長野を結ぶ大動脈にもかかわらず、最大勾配は66.7‰。列車に乗っていても、はっきり急坂であるとわかるほどだった。そのため、古くはレールの間に歯車を置くアプト式を用い、その後も特急を含むすべての列車に、碓氷峠専用の電気機関車EF63を2両連結するという特殊な区間だった。

 1997年の長野新幹線の開業によって、群馬・長野県境に位置する同区間は廃止された。

 碓氷峠鉄道文化むらは、横川駅近くにある横川機関区跡を利用した鉄道公園だ。機関車の整備を行った検修庫では、当時のままの姿で保存された機関車や設備を見られるほか、数種類のミニSL、国鉄を代表する数々の保存車両、HOゲージによる模型ジオラマなど、交通博物館にも負けない(というか、交通博物館を超える)充実した展示内容を誇る。

 中でも、碓氷峠鉄道文化むらの目玉となっているのが、実際の本線跡をそのまま利用したトロッコ列車と、本物の機関車を自分で運転できる、EF63体験運転だ。後者は、講習会を受ける必要があり、3万円以上のコストがかかるが、本物の機関車を運転できるのは全国でもここだけというだけあって、鉄道ファンに絶大な人気を誇る。

 なんだか説明がやたらと長くなったが、僕が特にこの施設に思い入れがあるというわけではない。ちょっと眠くなったので、とりあえず写真だけアップしておく。

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検修庫内に保存されている、EF63

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現役の作業場のような検修庫内。なぜかアプト式のラックレールが無造作に置かれている

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園内を一周するイギリス製SL。ボランティアスタッフが手を振ってくれる

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国鉄ローカル線と言えば、キハ20。車内には、懐かしい「特定地方交通線」の臭いが今も漂っていた

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トロッコ列車で、本線上を「峠の湯」まで行ける。右側の遊歩道は、旧上り線の路盤を利用したもの

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国鉄最急勾配区間、66.7‰はっきりと、その勾配がわかる

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明治時代に建てられ、重文に指定された丸山変電所跡。廃墟だったのがきれいに整備され、「まるやま駅」も設けられた。

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横川駅では、今もホームで峠の釜めしを売っている。あの、従業員が並んでの礼はなくなってしまったが……。

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2006.10.14

パリーグが面白い

 昨日は、日本ハムファイターズの優勝に、日本中のごく一部が沸いたわけだが、まあ、僕も第2ステージが始まるまで、こんなに盛り上がるとは思ってなかった。近いうち、日暮里の焼肉店「絵里花」行かなきゃ。

 それにしても、パリーグ。面白くなったね。

 プレーオフがどうのってことじゃなくて、各球団がそれぞれに地域密着を打ち出し、以前のような単なる親会社の広告塔ではなくなった。元々人気の低いリーグだっただけに、各球団とも工夫を凝らしてお客さんに楽しんでもらっているのがいい。特に、日本ハム、楽天、ロッテ、ソフトバンクは、世界に誇れると思う。

 いまだに各球団とも「人気の高い巨人戦を増やしたい」と思ってるみたいだけど、もうそんな時代ではないだろう。特にセリーグは、ちょっと僕の中で親父っぽいイメージができつつある。ドラゴンズやスワローズは好きなので、頑張ってほしいと思う。

 ていうか、両リーグの球団を固定する理由ってあるんだろうか。全くの素人考えで思いつくままに言うけど、例えば毎年、前年のセ1・3・5位&パ2・4・6位のリーグ=その年のセリーグ、パ1・3・5位&セ2・4・6位=その年のパリーグという風に分けたら面白そう。

 日本シリーズは行けないが、11月9日からのアジアシリーズは必ず行く。ドラゴンズも好きだけど、できればファイターズのほうがいいな。

 だらだら書いてみました。

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2006.10.12

日本ハムファイターズ優勝!

やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

泣いた。

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日本ハムファイターズ応援中

ただいま、yahooのストリーミングで観戦中。

緊迫した投手戦だけど、両チームとも良い守備してる。

こっちは、全く仕事になりません。

結構、昔の応援歌、今も使ってるんだね。すごく懐かしい。

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「まさにお隣さんです」

ひっそりと始まった、安部内閣メールマガジン

創刊号には、北朝鮮の核実験についての他、中国・韓国歴訪の話が載っていた。

その中の、安部総理のあいさつに、こんな言葉があった。

盧武鉉大統領夫妻には、お礼の弁を韓国語で挑戦しました。

 パロ イウッ サーチョニムニダ。隣人は従兄弟である。

 ソーリ! 意味がわかりません!

 ……じっと、カタカナを眺めているうちに、

바로 이웃사촌입니다.

 と言いたいことが分かってきた。直訳すれば、「まさに隣の従兄弟です」となるんだけど、普通に訳すなら、「まさにお隣さんです」といったところ。「사촌(サチョン)」は、「従兄弟」という意味だが、「이웃(イウッ):近所・隣家」と一緒に使うと、すぐ隣であることの比喩的表現になる。たとえば、

 먼 친척보다 이웃사촌이 낫다.(遠くの親戚より近くの他人)

 という諺があるが、この場合の「이웃사촌」は、従兄弟ではなく他人を指す。「사촌:従兄弟」をそのまま訳すと、「遠くの親戚より隣の従兄弟が良い」となってしまい、だからどうした、ということになってしまう。

 ついでに言うと、「まさにお隣さんです」というのは、事実を述べただけであって、「お礼の弁」ではないと思うのだが、どうだろう。

 今日は、「時の政権を批判」という、ジャーナリストらしいことをしてみました。

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山形の蕎麦屋「山形田」

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 宝町の某出版社に行くと、必ず立ち寄るのが、京橋の山形田。山形市商工会議所青年部の人たちが手作りで作った、山形蕎麦の専門店だ。

 昔から田舎蕎麦が好みで、顎が痛くなるほど太くてコシの強い、山形県村山市の「あらきそば」が好きだった。しかし、以前は東京には本格的な山形蕎麦を食べさせる店がほとんどなかった。

 そんな中、会社員だった99年に、たまたま見つけた店が、ちょうどその日にオープンした山形田だった。

 店内は、まるで立ち食いそば屋のように狭く、注文は食券制。とても落ち着いて食事を楽しめる店ではない。しかし、蕎麦はおいしい。機械打ちながら強烈なコシと香りで、ボリュームたっぷりだ。会社を辞める日まで、週に一度は通っていた。

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 欠点は、狭くてゆっくりできないことと、昼間のおばちゃんがお喋り好きで喧しいことかな? 地酒や郷土料理もあるので、どちらかというと夜のほうがお勧めだ。

 「日本の田舎蕎麦」を食べたければ、山形田へどうぞ。

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2006.10.10

翻訳ウォーカー第2回 韓日翻訳

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横画面でも使用できる

 先日来、時間を見つけてはいろいろといじっている、WindowsMobile用韓国語翻訳ソフト「翻訳ウォーカーj・seoulV2」。なかなか遊べるし、実用性もあるソフトだ。しかし、ここのところちょっと忙しく、パソコンの前にかじりついている時間がやたら長い。なかなか根を詰めていじる時間が取れないのが残念だ。

 今日は、このソフトの翻訳精度を簡単に試してみたい。時間があれば、さまざまな文例で詳細に検証するところだが、時間がないので、あくまで参考にしてほしい。

 まずは、韓日翻訳。ネットで無料で利用できる、Infoseek翻訳と比較してみよう。Infoseek翻訳は、「高麗」シリーズで有名なCROSS LANGUAGE社の翻訳エンジンを使用している。

무엇보다 이번 기회를 통해 핵을 포함한 북한 문제 해결의 실마리가 풀릴 수 있도록 국민적 지혜를 모아야 한다. 물론 쉬운 일은 아니다. 사무총장은 출신 국가의 국익에는 초연해야 하기 때문이다. (中央日報10月4日社説:「初の韓国人国連事務総長内定を歓迎する」より)

 この文章を、Infoseek翻訳で日本語にしてみる。

Infoseek翻訳
何より今度機会を通じて核を含んだ北朝鮮問題解決の糸口が解けるように国民的知恵を集めなければならない.もちろんたやすい事ではない.事務総長は出身国家の国益には気に止めなくなければならないからだ.

 次に、W-ZERO3esの「翻訳WK」で訳した結果。

翻訳ウォーカー
何より今回の機会を通し,核を含んだ北朝鮮問題解決の糸口が解けられるように国民的知恵を集めなければならない。もちろん容易なことではない。事務総長は出身国家の国益には超然としなければならないためだ。

 この例文で、翻訳精度に差が出たのは、最後の「초연해야 하기 때문이다」のくだり。Infoseekでは、「気に止めなくなければならないからだ」となり、「国益を気にする」という意味に取れてしまう。また、細かいことだが、句読点をきちんと変換しているのも好感が持てる。

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2006.10.09

猫パンチ

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君って、つおい?

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ドスッ

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ぐふぅ

中野6丁目付近にて。

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2006.10.03

芋たこなんきん

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 そんなわけで、月曜から始まった新しい朝ドラ、「芋たこなんきん」。

 宮﨑あおいの次に、藤山直美を持ってくるとは、BK(NHK大阪放送局)も面白い。

 藤山直美演じる花岡町子が、幼少時代から現在に至るまでを振り返る……というので、てっきり「おしん」における乙羽信子のような役所を想像していた。まさか、37歳独身の事務員で、結婚相手を見つけるところから始まるとは思わなかった。

「ちょっとアンター!! なにやってんのー!!やめなさいよー!!」

 第一話から、こんなふうに叫んでドスドス走る朝ドラヒロインが、かつていただろうか。

 前作の「純情きらり」も好評だったが、あまりにも対照的な、そして挑戦的なヒロインだ。

 このドラマは、作家の田辺聖子さんの半生を描いた人情喜劇。安易にきれいどころを使わず、演技力が確かな俳優を揃えているところに好感が持てる。やっぱり、藤山直美のコメディは面白い。

 来年の春までは、どうやら早起きできそうだ。

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2006.10.02

吉野家おたく

吉野家おたく

 また食べてきました。うーん、40点。タレが水っぽく、肉のうま味も足りない。
 味が薄いであろうことは予想していたので、12年ぶりにツユダクにしてみたが、それでも薄い。想像だけど、

・通常より短時間にたくさん売れる
・鍋の水位が下がるのが速い
・だから、どんどんタレを継ぎ足す
・しかし、入客数が読めないので、鍋の肉を切らしてしまう時間が長い
・どんどん売れるので、肉のうま味が鍋に溶け出さない
∴生ダレが温められているだけで、味が薄い

 こんな所じゃないだろうか?
 ま、どうでもいいんだけど。

 牛丼復活以来、各店舗には警備員が一人ずつついている。
 制服姿のおっさんに、「いらっしゃいませ」と言われるのは、妙な気分だ。

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