本田美奈子.追悼展
久しぶりに、1日オフとしたので、渋谷の東急本店に、本田美奈子.の追悼展を見に来た。
東急Bunkamuraでやっているのかと思ったら、本店7階の、普通の催事場が会場だったのでちょっとびっくり。お金をかけた演出は特になく、全体に手作り感覚にあふれていた。
会場の係員も、おばさんばかりで、まるで朝霞のご近所さんが集まってやっているような雰囲気だ。後で考えると、受付でフィルムコンサートについて教えてくれた方は、美奈子さんのお母さんだったようである。
来場者は、実に多彩。
いかにもオタクっぽいお兄さんもいれば、カップルや女性グループもいる。中には一人で見て回っているおじいちゃんもいた。
会場内は当然撮影禁止。上の写真は、会場の外に設けられた、LIVE FOR LIFEのコーナー。壁に貼られた無数のカードは、来場者からのメッセージだ。
展示内容は、本田美奈子.の歩みと、生前本人が使っていた道具、衣装など。展示物自体よりも、会場の雰囲気のほうが印象的だった。芸能人のイベントというより、町で評判だった女の子の追悼展に、地元の人がこぞって見に来ている、そんな感じ。
追悼展の受付で、ラフォーレ原宿でフィルムコンサートをやっていることを知り、こちらも行ってみた。突然の大雨と落雷で山手線が止まってしまい、地下鉄で表参道を経由して原宿へ。
山手線が止まっているせいか、客席は3割ほどしか埋まっていなかったが、こちらもオタクさんから年配の夫婦まで、いろいろな人が来ていた。
50分ほどのフィルムコンサートは、本田美奈子.が出演したCM集で始まった。カルビーポテトチップス、ポッキーなど、どれも見覚えのあるものばかり。彼女がアイドルをやっていたのは、僕が、最もテレビをよく見ていた時代なのだ。
最初は、みな黙って画面を見ていたが、曲が進むごとに、少しずつ拍手をする人が増えていった。「アメイジング・グレース」のライブ映像のころには、鼻をすすったり、目頭を押さえる人も。
彼女の舞台を見ないまま終わってしまったのが、つくづく残念だ。
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