第30回伊藤杯宮の森ナイタージャンプ大会
宮平秀治の引退試合を見るために、やってきました、札幌宮の森ジャンプ競技場。
ノーマルヒル(70m級)のジャンプ台である宮の森シャンツェは、大倉山ジャンプ競技場の奥にある。博物館やクラブハウスなどの施設が充実した大倉山と違い、山道のつきあたりにある宮の森は、とても小さい。観客席らしいスペースもほとんどなく、選手と観客が同じエリアを行き交う。大倉山が東京ドームなら、宮の森は神宮の第二球場といった趣だ。今日は原田雅彦のノーマルヒル引退試合ということで、いつもより多くのファンが集まっていたが、ほとんどの人が大会本部の軒先で「雪やどり」をしていた。ほかに身を置く場所がないのだ。
駐車場を兼ねたクラブハウス前にいるしかない。超ローカルな雰囲気
草野球感覚でジャンプを見られる宮の森シャンツェは、お気に入りのひとつだ。しかし、最近はノーマルヒルの大会が少なく、観戦に訪れる機会はほとんどなかった。冬に来るのは、意外なことに初めてだ。
宮平は、もともと大きい台のほうが得意な選手だったが、今シーズンはノーマルヒルでも安定した結果を残していた。実力が落ちて引退というわけではないだけに、この日もはっきり「優勝」を期待していたのだが……。
悪天候のため、中止。
まあ、雪も強く降っていたし、強い風が巻いていたから、中止はやむを得ない。気象条件に影響されやすいのも、ジャンプという競技の特徴だ。
明日は、いよいよ宮平秀治選手の最終ゲーム、「伊藤杯シーズンファイナルナイタージャンプ大会」だ。いつも、この大会はワールドカップ終了後のお祭り的イベントだったが、明日は違う。宮平の、有終の美を祈る。
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Comments
いやいや、お褒めいただき恐縮です。
Posted by: かんりにん | 2006.03.27 01:17
マジ札幌だよ。この人は…
初大久保一人で楽しみますわ。
Posted by: 書記長 | 2006.03.25 22:04