スキージャンプ雑誌「Jumper」
しばらく前に買ってあった、スキージャンプの専門誌、「Jumper」特別号。
最近注目の、スキージャンプペアの歴史を追うドキュメンタリー映画の公開を記念した、永久保存版だそうだ。
ペアジャンプのネタは、あちこちで話題になっているのでどうでもいいのだけど、この雑誌、ソロ・ジャンプの記事がなかなか充実している。
ジャンプ競技のイロハから各種大会の概要、主要選手名鑑といった基本をきっちり押さえ、ジャンプに興味を持った人に最適なガイドになっているのだ。
なにより気に入ったのが、ガチャピンがジャンプする写真が収められていること。
さらに、カルガリーオリンピックで話題になったイギリス唯一のジャンパー、マイケル・エドワーズや、コワイネコの写真集「BAD CAT」まで登場する。実に僕好みのムックだ。
昔、「スキージャンプの雑誌を作れないか」と相談されたことがあるが、まさかこういう形で実現するとは思わなかった。ジャンプに興味があるなら、立ち読みぐらいしてみる価値はありそうだ。
ただ、初心者の方にはどこまでがネタでどこまでが本当かわからない。「助走路のレールがチャイナと呼ばれているのは、陶器でできているから」というのはいかにもネタっぽい話だが、本当だ。ひとつひとつの記事を、「これはネタかなー」と想像しながら、斜めに読むのが正解だろう。
ジャンプ選手名鑑に、長野以後の日本ジャンプチームを人知れず引っぱってきたかもしれない宮平秀治が載っていないのは実にイカン。と思ったら、あとがきの協力してくれた関係者の中に名前があった。一体何をしたのだろう……? ちょっと気になる。
ところで、ガチャピンの中に入っていたのは、結構有名な某選手と聞いたことがある。本当かなあ。ちなみに、ガチャピンのジャンプはここで一瞬見られる。興味のある方はどうぞ。重いけど。ちゃんと見たい人はこちら。
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