良いお年を~
たったいま、紅白がスタート。
みのもんたヤメテ~。
なんだかばたばたしてしまい、まだ事務所で仕事をしている。9時くらいには引き上げるかな。
でも、帰れば部屋の掃除が待っている。
年末更新が滞りましたが、今年1年、ご愛読?ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を~。
たったいま、紅白がスタート。
みのもんたヤメテ~。
なんだかばたばたしてしまい、まだ事務所で仕事をしている。9時くらいには引き上げるかな。
でも、帰れば部屋の掃除が待っている。
年末更新が滞りましたが、今年1年、ご愛読?ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を~。
モブログのほうで、ちらーりと書いたことがある、大久保駅近くの韓国料理店。
通勤路の途中にあるので、1年ほど前の開店当時から、折に触れて寄っていた。
この店は、はっきり言ってすごい。
韓国に3年住んだ僕が食べても、現地にかなり近いと思える料理の味。
店の前では、しょっちゅうおばちゃんたちがキムチを漬け込んでいる。自家製なのだ。
そして、驚異的とも言える、その安さ。
人には教えたくない、間違っても雑誌には載せたくない、とっておきの店だ。
たとえば、生ビール。この店では、中ジョッキやサワー類が、どれでも1杯200円なのだ。最初の1杯とか、夜7時までなら、とかではない。いつ頼んでも、いくら飲んでも1杯200円。ちょっとあり得ない。料理も、新大久保の相場から考えるとかなり安く、3~4人で行けば、死ぬほど飲み食いしても、1人3000円以下で済むだろう。
今のところ、1人でしか行ったことがないので、注文した料理はいずれもチゲ類。キムチチゲは豚肉をたっぷり使い、テンジャンチゲには野菜がどっさり入ってる。味も、僕にとっては若干辛さが物足りないが、変に日本人向けにアレンジすることがない。
ブログにも書くまいと思っていたのだが、最近グル番からこの店の名前を出されて驚いた。知っている人はいるもので、ネットで評判になっているらしい。ううむ、なんだか悔しい。
そう言うわけで、店の詳しい情報はまだ書かない。興味がある人は、ぜひこの大久保という土地に来て探してほしい。
突然ですが、モブログだけライブドアブログに移行しました。
他のふたつは、従来通りです。
もし、モブログも見てくださっている方がいらっしゃったら、恐れ入りますがブックマークの変更をお願いします。
今後ともよろしくお願いいたします。
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また、モブログは携帯からのアップロードがかんたんなlivedoor blogに移行することにします。
どうぞよろしく。
今年のクリスマスはも何にもなかったが、自分へのプレゼントは用意した。
ニコンFE2だ。中野のフジヤカメラで、なかなか状態のいい中古が、2万円台半ばで出ていた。相変わらず、フジヤは安い。
この前PHSを買ったばかりなのに、なんとも羽振りのよいことだ。実は、支払いをどうするかは全く考えていない。ちょっと、記憶を失った。たいした額ではないけれど。
先月、ゼミの同窓会に行ったときのことだ。先輩からフィルム一眼レフのEOS1を渡されて、「ちょっと撮ってよ」と頼まれた。ところが、そのカメラを手にして、僕は慌ててしまったのだ。
フィルムの一眼レフなんて、2003年7月の麗水での取材を最後に、2年半も使っていなかった。撮ったその場で確認でき、後から調整の効くデジタルにすっかり慣れてしまい、フィルムカメラを満足に扱えなくなっていたのだ。これはまずい。
そういうわけで、もう一度カメラを基礎から勉強しなおし、これまで勘を便りに何となく撮っていた姿勢を改めようと思い至ったと言うわけだ。なんだか、今年の初めにもこんなことを言っていたが、やはりあれは一時の物欲ではなかった(と思いたい)。さすがにFM3Aに10万円は出せないので、フジヤの中古ショーケースを眺めていたのだが、そこにあったFE2にふいに呼ばれてしまい、そういえば、予定外の仕事で今度少し収入あるな、と頭をかすめた次の瞬間カードを出していた。レンズは、標準のAi-s Nikkor 50mm F1.4。僕もついにニコ爺…… もといニコンユーザーの仲間入りというわけだ。
心地よい巻き上げレバー、広く明るいファインダー、メカニカル感あふれるシャッターと、 FE2はこれぞカメラと言うべき感触を備えた一眼レフだ。基本はマニュアルだが、絞り(レンズに入る光の量)だけ決めれば、最適な明るさになるようシャッタースピードをカメラが自動的に設定してくれる絞り優先AE機能も備えており、スナップ撮影に最適だ。
メーカーサポートはだいぶ前に終了しているので、電子制御関係の回路が壊れたらそれまでだが、とにかく使い倒して、 カメラの挙動というものを身体で覚えよう。
某高級ホテルの広報さんに教えてもらった焼肉店、「チャンドッテ」。
今回高級店の取材が多く、一度くらいはサムギョプサル食べようよ、ということで、ご案内した。
先に結論を言うと、これが久しぶりのヒット。肉質よし、パンチャンよし、値段よし。とくに、 サービスで出てきたスンドゥブが旨かった。
130gで4万W近くするような高級店を取材した後で、200g7000Wの店に来ると、ひときわその値頃感が際だつ。 3人でサムギョプサル5人前、ついでにトゥンシム(牛ロース)を1人前だけ味見して、合計6万7000Wだった。 トゥンシムを注文しなければ4万7000Wで、高級店なら牛カルビ1人前ほどしか食べられない。やっぱり、 韓国ではこういう店に来ないとねえ。
ちなみに、この店がどこにあるかは秘密。ヒントは、ゲッコーズガーデンの隣……。
さて、今から日本へ向けて出発します。
日曜日。取材チームの要望で、南大門市場のポジャンマチャ(屋台)に入った。
南大門市場の屋台。10年前、僕が初めて韓国を訪れたとき、ぼったくられた場所だ。
ハングルの洪水にも慣れ、気が緩んできたころだった。よく値段を確認せず、4人でちょこちょこと飲み食いしたところ、 何十万Wという代金を請求されたのだ。急に日本語が通じなくなり、40万Wくらいの金額を示されたときの、血が逆流する感覚は、 今でも忘れない。彼らは電卓を示して、料金の内訳をまくしたてる。金額を隣の韓国人グループに見せると、ちょっと驚き、 そして哀れむような表情を見せた。一般の人も、助けてくれないのか……。
今、同じものを食べたら、適正価格は4万Wくらいだろう。ハングルのハの字も読めず、観光公社の存在すら知らなかった当時、 屋台のおっさんたちに対抗する術は僕にはなかった。
必死で交渉はしたものの、結局20万Wくらい払わされたはずである。
そして、10年後。あのときと全く同じ場所で、再び屋台に入った。そこそこ愛想のいいおばちゃんに、 いちいち値段を確認しながら注文する。 10年前と今では全く状況が違い、そう簡単にぼられる訳がないのだが、なんだかやけにドキドキする。 ホンハプタン(ムール貝のスープ)をどっさり盛りつけるのを見て、ひと皿ではなく1人3000Wと言い出すんじゃあるまいか。 ジャンオボックン(鰻炒め)1万Wはぼられてないか。いつもならさほど疑問に思わないことが、やたらと気になり、不安になる。やっぱり、 トラウマになっているようだ。
ホンハプタン、ジャンオボックン、チャプチェ、焼酎1本を注文して、締めて2万1000W。安くはない。でも、適正価格だ。 屋台の飲み屋は、一般の居酒屋よりもむしろ割高なのだ。激安を期待して屋台に入ると、良心的な店でもがっかりする羽目になる。
月曜日、今度は東大門市場の屋台にも入った。最近は南大門より悪い噂の多い東大門の屋台だ。またまた緊張していたのか、 大皿と小皿を間違えて、「コプチャンの値段、ごまかしてるでしょう?」と言ってしまった。実は、 ごまかすどころか量をサービスしてくれていたのだ。ごめんなさい。こちらは、マッコルリ3本、スンデボックン、コプチャンボックン、砂肝、 パジョンを注文して、3人で3万9000Wだった。コプチャンボックンは、大皿1万W、小皿5000Wだ。参考にしてほしい。
ぼられることなく、愛想もまずまずだった屋台だが、やっぱり僕は、どこか気分が落ち着かない。
ここ数日、コーディの仕事が忙しくて、ニュース見てなかった。ごめん。
スキージャンプの宮平秀治が、先週の土日に北海道・名寄ピヤシリシャンツェで行われた大会で2連勝し、月末のジャンプ週間から、ワールドカップ遠征組に復帰することが(ほぼ)決まった。
・名寄からトリノへ!宮平復活V (スポーツニッポン/12月18日)
・宮平が連勝、原田は7位 吉田杯ジャンプ(北海道新聞/12月19日)
・船木W杯外れた!五輪ほぼ消滅(スポーツニッポン/12月20日)
↑最後の記事は、宮平のW杯昇格が決定事項として書かれています
めちゃめちゃ遅ればせながら、おめでとうさん。本来は勝って当然の国内大会とはいえ、2日とも最長不倒とは、なかなかいいね。
宮平は、今年の夏にドイツ・ヒンターツァルテンで転倒し、その後不振に陥っていた。 9月に観戦したサマーグランプリ白馬戦でもいいところがなく、ほぼ10年ぶりに海外遠征メンバーから漏れていた。しかし、そのことで逆に国内で調整に専念でき、良い結果につながったようだ。ジャンプファン以外から見れば相変わらず地味な選手だが、実は安定度ではナンバーワン。トリノ五輪代表目指して、頑張ってほしい。
正直に言って、9月に白馬で見たときは、厳しいな、と思っていたんだけど、ここへ来てまとめてくるとは、さすが。疑って悪かった。
こちらとしても、ファンの初心に戻って応援に勤しみたい。
いや、ファンなんですよ。
日本から、某雑誌の取材チームが訪韓。僕はそのコーディネーターを頼まれた。
二人くらいを経由して来た急な依頼で、面識のある人はひとりもいない。メールを通じてやりとりしたが、「まだ知られていない高級店を、くりはらさんの豊富な知識で教えてください」と言われて大あわて。最近の高級な店なんて、ほとんど知らないのだ。しょうがないので、スケジューリングとアポ入れは経験豊富な知人に頼み、僕は案内役に徹することにした。
初日の今日は日曜日。込み合うお店の取材は避けるのが常道で、まずは市場や街の風景を押さえてまわる。自分で取材・撮影するなら気が楽だが、今回のように初対面の人たちを案内するのは、かなり緊張する。とくに市場は、いちいちその場にいる人に断って撮影しなければならず、写真を嫌う人が多い韓国では面倒な作業だ。たてつづけに撮影拒否を食らえば取材が進まないわけで、とにかく満面の笑みでフレンドリーに交渉を試みた。たぶん、端から見たらかなりヤバイ笑顔だったと思うが、幸か不幸か思ったほど拒否されず、スムーズに進んだ。
詳しい取材内容は、発表前の記事なので省略。
感心したのは、1日チャーターしたジャンボタクシーの運転手。道をよく知っている、気が利く、フレンドリーと三拍子揃ったプロの運転手で、零下13度の凍てつく気温の中、目的地に着けば必ず先に降りて 笑顔でドアを空けてくれるのだ。こちらがいちいち指示しなくても、「○○ロータリーで降りていただいて、 私は反対側の交差点に車を停めて待っております」といった具合に、いちばん効率のよい段取りを考えてくれるし、取材が終わって電話で呼べば、 伝えた場所にきちんと時間通りにやってくる。一方通行の細い抜け道もよく知っていて渋滞知らずだし、こちらが遅くなっても嫌な顔ひとつせず、 8時間たったから自分はここで帰るとも言い出さない。これだけの運転手は、日本にもなかなかいないのではないかな。 久しぶりに、気持ちのいい運転手に会った気がした。
取材は7時すぎに終わり、参鶏湯を食べてホテルに戻った。グランドハイアットに記者たちを送り、僕は3畳の考試院に帰宅。やっぱり我が家は落ち着くねえ。
教大駅の近くにある、時空社に行ってきた。
時空社は、韓国の大手出版社のひとつだ。この会社からは、「Just go」という旅行ガイドブックのシリーズが刊行されている。実はこれ、実業之日本社の海外ガイド「わがまま歩き」と、日本国内ガイド「てくてく歩き」の正式な韓国語版だ。
「Just go」は、韓国のガイドブック市場に新風を送り込んだシリーズだ。画期的だったのは、韓国から見れば海外旅行ガイドであるにもかかわらず、「東京・箱根・伊豆・日光」といったように、日本の地域別ガイドを出したこと。デザインも、日本の最新のデザインワークを取り入れ、大型書店の教保文庫では、「Just go」東京編が約2年にわたり実用書の売れ行き1位を占めた。単に日本のガイドを翻訳するのではなく、韓国人の旅行形態に合わせ、東京、箱根、伊豆、日光という4冊の本を1冊にまとめるなど、独自の編集をしている点も興味深い。
時空社の編集部は、日本の出版社にそっくりな、雑然としたオフィスだった。デスクには資料や本が山積みになり、その中にPCが埋もれている。わがまま歩きなどの見慣れた本が、書棚にずらりと並んでいる様は、なんだか不思議な感じだ。部員の中にスーツを着ている人はおらず、30代後半くらいのクォン氏も、カジュアルなセーター姿。出版社の社会的位置がやや低い韓国だが、この辺りの雰囲気は変わらない。
今日は、ある雑誌の取材で、僕がクォン氏に話を聞きに行ったのだが、いざ会ってみると、逆に僕のほうが多く質問された。日本のガイドブックがどのようなシステムで作られているのかに、強い関心を持っているようだ。取材者の数は……。写真は……。期間は……。
元が日本人向けに作られたガイドだけに、高級ホテル中心の宿泊情報など、韓国人には合わない情報もたくさんある。興味深かったのは、 日本人向けに余りにも詳しい地図が、逆に外国人である韓国人には見づらいという話。詳しければいいというわけではないというわけだ。 2002年の発売以来、時空社の編集部では、そうした点を細かく調査し、この秋に出た改訂版では、独自のページを大幅に増やしたという。改訂を重ねるうちに、全く別のガイドになってしまう気もするが、韓国人に使いやすいガイドブックに成長してくれればと思う。
もちろん、フリーライターとして、何かできることがあればという売り込みもしてきた。先方は大歓迎の様子だったが、原稿料の相場には、きっと大きな差があるはず。さて。
前オリックス監督の仰木彬氏が死去
プロ野球の近鉄とオリックスで監督を務めた仰木彬(おおぎ・あきら)さんが15日、福岡県内の病院で死去した。70歳だった。
今年は、惜しい人が次々と亡くなってしまう。
ついこの前、元気な姿をテレビで見たばかりだったんだけどな。
1988年10月19日、ロッテvs近鉄最終戦ダブルヘッダー。
この試合は、一生忘れない。
正直に言えば、その年僕はパリーグでは西武を応援していた。
第一試合、土壇場で近鉄が逆転した時は、内心悔しかった。
でも、第二試合では、いつのまにか近鉄を応援していた。
有藤、早く抗議やめろ!
後にも先にも、あれほど興奮した試合はない。
翌日の中間試験で、赤点取ったなあ。
「仰木彬監督の1856試合DVD-BOX」が出たら、買いたい。
ご冥福をお祈りします。
アニメ専門チャンネル、「Tooniverse」が今一番プッシュしている作品、「カエル軍曹 ケロロ」。最初「중사」を「中佐」と訳してしまい、いつのまに昇進したのかと思っていたら、「中士」が正しく、軍曹のことだそうです。翻訳ソフトの辞書が間違ってましたorz。
ただいま、48話放送中。
おでこの★マークは、思いっきり帝国陸軍のマークじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。いいんでしょうかね、この国で。
なんか、「ただ今ソウル上空!」とか言って戦闘機が出てくるんですけど、どう見ても日の丸マークが描かれてます(撮り損ねた)。作品の内容はよくわかりませんが、日帝による、韓国再侵略が描かれているのかもしれません。
「冬樹 ダメダメハザード救出作戦 であります」
日向冬樹?は、「ウジュ」という名前になっているようです。
なんか、女の子が「말하자면~」って台詞を繰り返してるんだけど、原作だとなんて言っているのでしょうか。「言うなれば~」というかんじでしょうか。
なかなか面白いものですね。
こちらのサイトから、なんとVODで本編を見られます。Tooniverseのコマーシャルも。
江南で、二人の女性とデート。ではなくて、 建国大学時代の、韓国語の先生だ。向かって左がソン・ジェウン先生、右がホン・ウンシル先生。ボケ担当のソン先生と、ツッコミ担当のホン先生は、相変わらずいいコンビ。ホン先生は、去年飲み会に来られず、今年5月に約束したときも僕の仕事の都合で流れてしまい、実に2年ぶり?くらいの再会だ。なんだか痩せたようだが、体調は良いそうだ。
建国大学の5級は、高麗大学の2級と並んで、もっとも楽しかったクラスだった。日本、台湾、中国の留学生がバランス良く混ざり、このブログでもおなじみのきよみんくんを始め、個性派が揃っていた。とくに、修了式で上演した演劇、「外伝・金の斧銀の斧」は、今でも建大語学堂関係者の語りぐさになっているらしい。ネットでド×フの効果音を拾い集め、身体を張って「健忘症の仙人」を演じた甲斐があったというものだ。
しゃぶしゃぶを食べてから、近くのカフェでティータイム。ていうか、こんなに真剣な表情の二人を、僕は見たことがない。
お金使いたくないんで、ヨンチョルバーガーで昼ご飯、と思ったら、店がなくなっていた。
一時休業とも移転とも書かれておらず、工事のおっちゃんは「なくなったよ」と言うばかり。真相は不明。
その辺の高大生を捕まえて訊くほどの勇気はさすがになく、その辺に仮店舗があるのではないかとうろうろしたが、わからない。
冷静に考えれば、隣の食堂も含めて工事に入るようなので、経営とは関係のない、建て替え工事のようだ。とすると、 半年後くらいにはガラス張りの地震に弱そうでカッコイイビルに、堂々とヨンチョルバーガー本店が入るのだろうか。
まさか出版記念のサイン会から2週間足らずで夜逃げということはないだろう。近い将来の復活を信じたい。今や大田や大邱、 木浦にまで支店があるヨンチョルストリートバーガーだが、やはり「高大店」がそのシンボルなのだから。
「さらに厳しい冷え込みとなるでしょう」。
最低気温-11度、 最高気温-5度だってさ。
12月の寒さとしては、かなり異例の気温じゃないですかね。日本もそうだけど、12月中旬くらいまでは秋を引きずり、 年末ぎりぎりくらいからどーんと冷え込むというのがパターンだったのに。
1日部屋に籠もってようかな……。
僕の、もっとも古くからの韓国人の友人、キム・ガンシクが結婚。大阪弁を駆使する”丁稚くん”も、とうとう年貢の納め時だ。
彼のお嫁さんに会うのは今日が初めてだが、彼女はあまり外国人慣れしていないようだ。新婚旅行から帰ってきて、 落ち着いたら遊びに行くとしよう。
韓国の結婚式については、以前こちらに書いたので繰り返さないが、 今日の式は、韓国にしては凝っていた。式自体は例によって20分ほどで終わり、最上階のラウンジで各々ビュフェ方式の食事となったのだが、 ここに新郎新婦や両親が登場し、ケーキ入刀などが行われたのだ。ラウンジには、複数の結婚式の参席者が入り交じっていると思っていたのだが、 そうではなかった。明らかに式よりも人数が増えており、式には出ずにご祝儀と食事だけ、という人が相当数いたようだ。 この辺りは韓国らしい適当さと言うこともできるし、気軽にお祝いに来られるぶん理にかなっているとも言える。
一般向けの式が終わった後は、親戚だけで幣帛(ペベク)と呼ばれる儀式が行われる。これは、 新郎新婦が韓国の伝統服に着替え、親戚に伝統的なしきたりにのっとって挨拶をするというもので、本来友人は出席することはできない。なぜか僕はガンシク本人から携帯電話で呼び出され、見せてもらえることになった。
上座に両親や親戚が順繰りに座り、新郎新婦の礼を受ける。新郎新婦より年下の親戚は、 立ったまま礼を受ける。新郎新婦は共同でお酒を注いでふるまい、親戚はお祝い金を渡す。最後に、新郎が新婦をおぶって、 場を一周するというのがならわしだ。いろいろと形式が難しい韓国のしきたりだが、詳しい手順を知っている韓国人はほとんどいない。そこで、 介添人のおばさんが付き、逐一手順を説明するのは、日本と同じである。
冒頭の写真は、最後に新婦を負ぶったときのもの。明らかにガンシクのほうが重いはずだが、 なんだか苦しそうだった。でも、いいね。
新婚旅行は、明日からアジアのほうに行くそうだ。お幸せに。
そんなわけで、水刺間に行ってきた。なんのことかって? MBC楊州スタジオにある、「宮廷女官チャングムの誓い」のオープンセット、「大長今テーマパーク」だ。
大長今テーマパークは、ソウルの北、楊州市郊外にあるのだが、ここにたどり着くまでが一苦労だった。
パンフレットによれば、地下鉄(国鉄)1号線の終着駅・議政府北部駅前から30番バスに乗るとのことだったが、やってきた30番バスの運転手は、「このバスは行かない。30分後に来る30番バスに乗れ」と訳の分からないことを言う。 MBCに電話をして訊ねると、30番バスにはMBCを経由する便とそうでない便の2種類があるらしい。1時間に1本だけ来る、車体の前に大きな赤い文字で「ゴルフ場골프장」と書かれているバスが、MBC経由だそうだ。
バスに20分ほど揺られて到着したの は、カルグッスの店が一軒あるだけの、 何もないところ。とても「テーマパーク」があるようには思えなかったが、路地をずんずん歩いていったらMBCが現れた。 入場料は5000W。
さっさと結論を言ってしまえば、同じオープンセットを公開しているソウル総合撮影所よりはずっと面白かった。王宮のセットは、景福宮、昌徳宮、昌慶宮をベースになかなかよく作り込んであり、時々自分が昌徳宮にいるような錯覚にとらわれた。各建物には、その建物に関係した小道具や大画面テレビが置かれ、そこがどのシーンに登場した場所なのかすぐわかる。ただし、ビデオはすべて韓国語の「大長今」なので、居合わせた日本人観光客は、「韓国語だとイメージ違うなあ」と漏らしていた。
セット全体の規模は、思っていたよりもかなり小さい。撮影する角度を細かく変えることで、同じ空間をさまざまなシーンに使い回している。そのため、少し広めのスペースには登場シーンを説明するプレートが何枚も林立している。どの辺にカメラを置いて、どうやって撮っていたのかを考えるのはなかなか興味深い。拷問の道具をつけて牢屋に入ってみたり、女官や武官の衣装を自由に着られるスペースなど、楽しめる要素も地味ながらそれなりにたくさんある。
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▲二人が、お互いの素性に気づくきっかけとなった……。左のあずまやは、あれを隠した場所であり、幼いチャングムが松の実に枝を刺す練習をしていた場所でもある
王宮の横には、町のセットもあり、グミョンが金鶏を逃がした鶏小屋や、チャングムが王宮を抜け出した壊れた格子、そしてカン・ドックの家などを見ることができる。こちらには、無料でマッコルリやパジョン(チヂミ)を食べられるテントがあった。日曜なら、地元楊州に伝わる民俗芸能公演なども見られるそうだ。
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▲右手前の民家が、カン・ドックの家。トンドン酒を無料で飲める
かなーり田舎にあるスタジオなので、ここにたどり着くまでも楽しめる。「チャングムの誓い」を見ている人なら、行ってみても損はしないだろう。ただし、今総合テレビで見ている人は、ネタバレを覚悟して行くこと。
そういうわけで、オチはなし。
1年半ほど前、高麗大近くのヨンチョル・ストリートバーガーを紹介したことがある。
その後もヨンチョルバーガーは成長を続け、なんと、このたび社長のイ・ヨンチョルさんが本を出した。
タイトルは、「私が焼くのは希望であり、売るのは幸せです」(ヘネム出版社)。まだ実物は見ていないが、仕事を転々とし、事業に失敗して所持金2万2000Wから始めたヨンチョルバーガーが、 40の支店を持つ人気チェーンに成長するまでの成功譚らしい。
紹介記事が中央日報に出ているが、 ヨンチョルバーガーの創業が2000年とは知らなかった。僕がソウルに留学し、通い始めるわずか1年ちょっと前ではないか。最初、韓国人のともだちに連れて行ってもらったときは、数ある屋台のひとつに過ぎなかったが、僕を含めて学生の間での評判はとても高かった。知らないうちに、あの店の成長をずっと見てきていたのだな。
びっくりしたのは、店内に飾られていた出版記念のポスター。
「出版記念著者サイン会」って書いてある……。しかも、コエックスの書店と、永豊文庫江南店だ。11月19日と20日ということで、もう終わってしまっていた。それは、行きたかったなあ。
↓ヨンチョル・ストリートバーガーの変遷
▲屋台時代。2003年8月。
▲30mし移転、店舗に。2004年5月。
ジョンウォンスンドゥブから、Yes!AvaTarの前に出てくる途中の、 中国屋台に住みついているネコ。それがドラだ。名前は、もちろん僕が勝手につけた。なかなか迫力ある体格の、例によってかわいくないオス猫なのだが、なんだか人なつっこい。 韓国のどら猫にはあり得ないことだ。
ここが、ミニ中華街ということで、華僑の人たちに可愛がられているのかもしれない。
最近ともだちになり、声をかけると寄ってくる。たまたまヒマだったので、10分くらい相手をしてやった。不思議なことに、こんなにかわいくない奴でも、甘えてくる姿を見ているとかわいく見えてくる。他人から見てもそれは同じのようで、家族連れや女の子が、つぎつぎと覗き込んでいった。
甘え中。
夕食は、明洞のジョンウォンスンドゥブで。スンドゥブ(純豆腐鍋)の有名店だ。
普通の店と異なり、ここのスンドゥブは、釜で炊かれたご飯とスンドゥブを、海苔や野菜の入ったどんぶりに移して、 ピビンパプのように混ぜて食べる。チゲ系の料理としては、意外なほどに淡泊でまろやかな味わいだ。
明洞店は、サムギョプサルなども出しているせいか、かなり混雑していた。
豚肉スンドゥブを半分ほど食べたところで、隣のテーブルに日本人女性の二人組が座った。ガイドブックを持っており、旅行者のようだ。
やがてスンドゥブが運ばれてきた。彼女たちは食べ方がわからないらしく、3つの器を前に戸惑っている。 いつもなら店員が日本語で教えてくれるのだが、今日は忙しいのか、手が回らない。
「どうする?」
「この海苔を、鍋にかけるのかな?」
僕の心に、ある感情がわき上がった。いけない、我慢しろ、俺。そんなことをしたら、きっとひんしゅくを買うぞ。とくに、 日本人相手では、たいへんなことになる。
だが、僕は自分の感情を抑えることができなかった。
「すみません、それ、この器にご飯と鍋の中身を移して、ピビンパプみたいにして食べるんですよ。スンドゥブには、 お好みで生卵を落とすと、おいしいですよ。卵は無料ですから。」
彼女たちは、ああそうだったのか、と感謝の笑顔を浮かべ……ることは全くなく、なにやらびっくりしてこちらを見ている。 この人はいったい何人なのか。なんでいきなり話しかけてきたのか。なんでこっちの様子を観察しているのか。 この後完ぺきなニセモノを売りつけられないか。感謝すべきなのか。いっぺんにいろいろなことを考えているらしい。5秒くらい、固まっていた。
「あ、あ、どうも……」
そう答えるのが、精一杯だったようだ。
帰るときも、警戒心ありありな表情で会釈された。悪気はなかったんです。ごめんなさい。
わずか半年離れていただけだが、ソウルの地下鉄は刻々と変わっていく。
1号線東大門-新設洞駅間に、東廟アプ駅が間もなく開業の模様。 すでに施設の工事はほぼ終わっており、いつでも開業できそうだ。この駅が開業すると、6号線と1号線の乗り換えがようやく実現し、 安岩から鍾路への交通が格段に便利になる。6月の時点では、まだ天井がふさがれておらず、 時々日の光が差していた状態だったのだが、あっという間に完成していた。この分だと、今月中にも開業ではないだろうか。ちなみに、 駅番号は現在の新設洞駅と同じ127。新設洞が126になり、起点の議政府北部が、現在の110から109になるようだ。 観光地のないエリアなのでガイドブックへの影響は小さいが、頭の痛いことだ。また、「間違ってました!」 みたいなハガキがくるのかな……。
2号線などの各駅ホームに、ホームドアの設置工事が進んでいる。 すでに宣陵駅や江南駅では運用を開始しており、三成駅や教大駅も工事中だ。2号線新設洞支線に新設された龍頭駅や、 1号線東廟アプ駅には、最初から設置されている。龍頭駅では、ホームドアと電車のドアがうまく連動せず、 30回くら開け閉めを繰り返していた。詰めの甘さは韓国らしいが、設置工事は一気に進むようで、 おそらく1~2年のうちに大半の駅にホームドアが設置されるのではないか。ちゃんと動くならいいことだ。
2号線には、新型車両が導入されていた。なかなかかっこいい。
そういえば、1号線にも、年末から新型車両導入の計画があるらしい。この前新型が登場したばかりなのに、なんとも景気のいいはなしだ。
騒音と火災対策はいいんだけど、いったい何がウェルビーイング(well being)なんだか、理解に苦しむ記事ではある。
日本から、出版社に勤めていた頃の先輩、「グルメ番長」がやってきた。
年末で失効するJALのマイレージを消化するべく、羽田-金浦便の日帰りだ。
この夏の増便で、ソウル日帰りが現実的になったことは知っていたが、実際に日帰りでソウルを旅する人は、初めて見た。
グル番さまの日程は、こんな感じだ。
朝10:15に金浦到着。ロッテデパートをうろうろしてから参鶏湯を食し、江南・新沙で僕と待ち合わせ。有名なプロカンジャンケジャンでケジャンをたらふく食べた後、再び明洞散策。17時すぎに空港へ向かい、Eマートでお土産を買ったりしたのち、19:15の飛行機で帰国したそうだ。ううむ、さすが「グル番」。パワフルだ。
同じ日程で、僕ならどうするだろう。
朝10:15に金浦到着。さくっと入国審査をすませ、10:50には地下鉄へ。11:40に安岩に着き、安岩洞と高大界隈をぶらぶらしてから、学生会館の食堂でランチ。午後は観光公社でパンフレットを山ほど仕入れたあと、教保文庫で本を、そして明洞のともだちの店で韓国映画のDVD&VideoCDを買い込む。16:00に梨大へ移ってBabでおばちゃんの家庭料理を味わい、行きつけのカフェ、J&Jでまったりする。17:40くらいに地下鉄に乗り、江南区庁経由で金浦に到着するのは18:20。ちゃっちゃと出国手続きをして、19:15の飛行機で帰国する。なんだか、神保町の本屋をまわるのと変わらない感覚だったりする。
羽田-金浦の往復チケットが、2万円くらいになってくれれば面白いのになあ。まあ、それでも2泊くらいはするだろうけど。
会社にいたときの先輩である「グルメ番長」が来韓。
半年ぶりに、新沙洞のプロ・カンジャンケジャンに行ってきた。
行くたびに値上げしているこの店。とうとう、1人前(2匹)5万Wになっていた。
が、悔しいけどカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油ダレ漬け)はンまい。
20年間、つぎたしつぎたししてきたタレは、これだけでご飯5杯イケるほど。
幸せな1時間でした。
日韓友情年記念イベントの最後を飾るイベントで、韓国からSE7EN、フィソン、ピ、東方神起、キムジョングク、BoA、日本からV6、中島美嘉、平原綾香が出演。MCは「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンと、ユミン(笛木優子)と、なかなか豪華な顔ぶれだ。
ジャニーズタレントであるV6が出るということは、カメラのチェックも厳重に行われるんだろうと思い、一眼レフは置いてきたのだが、甘かった。
「ご来場の皆さま、写真を撮る時は、フラッシュはご遠慮ください。出演者がびっくりします!」
フラッシュ焚かなければOKらしい。300mm望遠レンズを持ってくるんだった……。
韓国でのイベントということで、相当な不手際を覚悟していたが、 17時開場のところを18時半まで氷点下の外で待たされただけで、混乱はほとんどなし。いちばんの不手際は、平山郁夫大先生の挨拶が長いことだった。寝ちゃったよ……。
ネットなどで応募した一般観客は2、3階席に案内され、座席のない1階フロアは、各グループのファンクラブが占めていた。それぞれ独自のライトやグッズを持っていて、グリーンのライトはSE7EN、赤は東方神起、白はピ(RAIN)、黄色はBoA、そしてブルーの風船はV6。V6ファンがかなり多いのに、ちょっと驚いた。各グループは、自分が応援している歌手の番になるとステージの前へ移動し、終わると次の歌手のファンに場所を譲る。こうした譲り合いが整然と行われる様子を上から見ていると、まるで韓国じゃないみたいだ。
めんどうなので、各アーティストの印象をひとことずつ書いてお茶をにごしておく。
SE7EN。歌はよくわからん。しかし、日本語めちゃくちゃ上手い。通訳ができるレベル。
平原綾香。開演前、前説のお兄ちゃんに「日本の人気演歌歌手」と紹介されていたのはご愛敬。でも、「Jupiter」はみんな知っていた。
キム・ジョングク。ごめん、覚えてない。
フィソン。デビュー曲の「アンデナヨ(駄目なのかい)」懐かしい。僕が留学生だった2002年当時に大ヒットした曲だ。
中島美嘉。ものすごい歓声にびっくり。「雪の華」はパク・ヒョシンがカバーして大ヒットし、本家の中島美嘉もブレイクしていたのだった。しかし、銀紙の雪が明らかにやりすぎで、ステージが見えなかった。韓国のステージは初めてで、大歓声に本人が驚いていた感あり。
銀紙を片付ける間に、サプライズゲストが登場! って、誰? キム・ボンスだったらしい。テレビ局のディレクターが出てきたのかと思った。
BoA。(;´Д`)ハァハァ、じゃなくて。天は二物を与えますなあ。
V6。この日、いちばん歓声が大きかったのが、このV6。ソウルのステージに、ジャニーズ丸出しなV6がいるのは、なんだか不思議な気分ではあった。とにかくすごい人気で、東方神起ファンも、ピのファンも、みんなで盛り上がっていた。ウインタースポーツファンの僕としては、「輪になって踊ろう」を聞きたかったけど、まあ、やるわけないな。
ピ。彼は今日のコンサートの趣旨を理解していなかったようだ。「ひさしぶり! 最近ドラマ撮ってました!」とか「今度アルバム出します!」とか、自分の宣伝だけして終了。
東方神起。マイクがおかしくなっていたのか、声がほとんど聞こえなかった。残念。
最後は、出演者一同で、日韓友情年のテーマ曲「ダンス・ウィズ・ミー」を大合唱したのだが、ここにもピの姿はなかった。どうしちゃったんだろう、ピ。いやなことでもあったんだろうか。
ここのところ、日韓の冷たいニュースが多かっただけに、なんだかほっとしたコンサートだった。
放送予定
NHK
12 月 11 日(日) 13:00~ BS2
12 月 24 日(土) 19:30~ Bsh
12 月 25 日(日) 23:15~ 総合
今回は仕事もそんなに入ってないし、ひさしぶりにのんびりしようと思ってたのに。
なんか、こちらに来て以来ぽこぽこ仕事が入ってくる。
昨日、今日だけで問い合わせが3件。いずれも細かい仕事なんだけど。
やっぱり、韓国で暮らした方が、仕事多いのかしらねえ。
まあ、冷静に考えれば、細かい仕事はいろいろ来るけど、不利な面も多いので、やっぱり年に数回、1~3カ月単位で滞在するのが、 いちばん都合が良いんだろうなあ。
ユニクロ・ダイソー・ヨドバシカメラ。
僕が、ソウルに欲しい三大チェーンだ。
ダイソーはずいぶん前からあったが、この秋、明洞のロッテデパートヤングプラザに、めでたくユニクロが進出した。
一昨年に登場した、明洞ロッテデパート本店のヤングプラザ。当初6階にはラーメン屋や寿司屋が入っていたように記憶しているが、 予想通りすぐに撤退。代わって入店したのが、ユニクロ明洞店である。このヤングプラザ、1階には以前から無印良品があり、 ほとんど国籍不明になりつつある。
早速、様子を見に行ってきた。
さすがにデパートの中なので、勝手に写真を撮ることはできなかったが、まがうかたなきユニクロだ。
6階の約半分がユニクロになっており、日本の中規模店舗とほぼ同じくらいの床面積だ。品揃えも日本とほぼ同じ。 女性向けのアイテムが、やや派手&かわいい系にふられている気がしたが、メンズ・ユニセックスは、全く同じと言って良い。
感心したのは、その値段。日本の値段に、ゼロをひとつプラスしただけと言って良く、オックスフォードシャツ(1,980円) は19,900W、起毛タートルネックシャツ(1,000円)は10,000W。カラーソックスも、4点で10,000Wだ。
レートが下がった分、今は韓国のほうが高いが、以前の100円=1000W水準にもどれば、日本と全く同じ価格ということになる。
韓国でカジュアルブランドといえば、香港のジョルダーノと国産のアイゲンポスト、BASIC HOUSE、 Who.A.Uあたりが有名だが、見たところ品質、値段ともにユニクロの勝ちだ。今のところ、さほど混雑はしていないが、 知名度の低さを克服すれば、きっと韓国でもブレイクするに違いない。
明洞のメインストリートを歩くと、相変わらずめまいがするほどの変わり様だ。PUMAが斜め向かいに移転して、 元の場所にはCONVERSEが入店、Who.A.Uは北側に再び移転して、アディダスが裏通りから移転……と、君たちは縁日の屋台ですか? というくらいにコロコロ移っている。
このストリートの一角に、ユニクロが路面店を出店すれば、かなり行けると思うんだけどなあ。少なくとも、 数年は動かずに頑張ってくれるだろう。
時刻表を買いに永豊文庫に寄ったら、こんな本を見つけてしまった。
ジョンチャナム。
へえ、韓国語版も出てるんだ。すごいなあ、と通り過ぎようとしたとき、ひらめいた。
書籍版「電車男」は、2ちゃんねるのログを忠実に再現していることで話題になった本だ。
2ちゃんねるのログ。それが、韓国語版として出版。ということは……。
これは見るしかない!と思って本を開こうとしたら、ビニールでパッキングされてて立ち読みできない。
なんか、もう一冊ガイドブックがついてる。まさか、抱き合わせ商法?
しょうがないので、店員を呼んで訊いてみた。
すみません、これ、ジョンチャナムだけ買えないんですか?
「あー、このガイドブックはおまけなんです。無料でさしあげてるんですよ」
すごい、さすが韓国。おまけ度がハンパじゃない。っていうか、よく見るとジャパンのガイドブックは表紙が黄ばんでる。5、6年前の 「ディッキー海外ガイド」だし、どうやら絶版本の在庫処分ということらしい。9000Wの本を買うと、 1万5000Wのガイドブックがおまけで付いてくる。うーむ。
部屋に戻って、ワクテカしながら、本を開いてみた。
「デートオメ」
데이트 추카추카
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
2ちゃんのAAそのままに、文章の部分だけハングルになっている。みごとなコラボレーションだ。
「激しくキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」は、こうなる。
엄청난게 왔다-!!!
おもしろい。
冷静に読むと、これ、韓国に翻訳するのに、相当苦労したことがわかる。あの独特の空気を韓国語に訳すのは、 ちょっと無理があったようだ。
有名な「めしどこかたのむ」。これが、韓国語版では「밥 먹을데, 어떻게 좀 부탁해요(ごはん食べるところ、 どこかちょっとお願いします)」。うーん、これでは、あの臨場感は出ないよねえ。せめて、「밥 어디 부탁해(めし どこか たのむ)」 くらいにしてほしかった。「おk」は、そのまま「OK」で、なんか自信たっぷりに見えるし。さらに、AAのエルメスのセリフ、 「電車男さん ふふ、呼んでみただけ♪」は、「전차남님 후후, 그냥 한번 불러봤어요」だ。「전차남님(ジョンチャナムニム: 電車男さま)」って、ニュアンス絶対おかしくね?
ま、そんなわけで韓国語版「電車男」は、韓国語を理解できる人はもちろん、いわゆる2ちゃんねらーな方にもかなり楽しめる。 国内では、職安通りのコリアプラザで買えるほか、 ネットのインターネット教保文庫でも立ち読みできるようだ。 お暇な方はどうぞ。
5カ月ぶりのソウルだ。
やっぱり、寒いね。0度だって。
今日は、とりあえず梨大に向かう。いつもの考試院は明日行く約束なので、今日は行きつけのモテルでゆっくり休もうというわけだ。
とりあえず両替したら、1万円が8万3000Wだった。_| ̄|○ ありえない。初めて韓国を訪れた、 95年並みのレートではないか。しかも空港バスは1000W上がって8000W。だんだん、韓国も住みにくくなってきた。
驚いたのは、空港から市内へ向かう高速道路。併走する鉄道がかなりできてきている。 夏は鉄道工事か道路工事かわからないレベルだったのに、今はレールや架線柱まで設置されているのだ。
本土と永宗島を結ぶ橋も二層構造に生まれ変わり、車道に中央をレールが走っていた。夏までは、 2007年の開業は絶対無理と思っていたのだが、このぶんなら来年にも試験列車が走りそう。恐るべし。
短期滞在のときいつも泊まっているパークモテルにチェックイン。
「おー、お久しぶり。また来たのかい」
なじみの主人が迎えてくれた。ここは地下にルームサロンがあり、ラブホ的色彩の強いモテルだが、 経営しているのはなんだかアットホームな一家である。
めでたく、客室でネットに接続。
え、明日雪降るの?
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