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2005.05.31

ネットがダウン中

ソウルに戻ってきたはいいが、部屋のネット回線が死んでおり、仕事にならず。

症状から、DSLモデムに熱でダウンしていることが容易に想像できたので、管理人に伝えたが、週明けにサービスを呼ぶのでそれまで待てという。自分で直せると言っても聞いてもらえず、このあたりが、なじみの家かそうでないかの違いだ。

韓国のアパートでは、毎年夏になると決まってDSLモデムだかルータだかが熱でダウンする。そんなに熱を持つような機械とは思えないのだが、そのたびに電源を切り、クールダウンさせなくてはならない。普通に考えれば、換気のいい場所に置くとか、扇風機を当てるとか、熱を逃す工夫をするべきと思うのだが、なかなかそこまでしてもらえないのが不思議なところ。冷ましたところでそのまま電源を入れるので、翌日気温があがればまたダウンしてしまう。

部屋に音がなくさびしいので、黄鶴洞中古市場でテレビを買ってきた。
サムソンの13インチで、120チャンネルが入るやつだ。小さいので、日本にかえる時には事務所に預かってもらえることになっている。

部屋に戻ってスイッチオン。

NHKが入らない...。

ま、音は聞こえるのでいいんだけどさ。話が違うじゃない。

結局、ネットは火曜になっても直っていない。今日の午後、サービスが来るというのだが。

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2005.05.29

珍島でインタビューを受ける

珍島の海割れ祝祭で、KBC(光州放送:SBS系列)のインタビューを受けた。

僕が韓国語を話せるということで、観光公社から事前に頼まれていたものだ。

ところが、収録直前になって、全部日本語で答えるようにいわれた。

え、いいんですか、日本語で?

「はい、韓国語で話されますと、視聴者が、くりはらさんを見てどこの国の人かわからなくなってしまいますので」

...はっきり言ってくれるじゃんかよ。

「あ、いえ、韓国語がお上手なので、視聴者が韓国人と間違えてしまうかも、ということでして...」

まあ、いいや。

さて、収録。

記者「南海岸を視察されての感想はいかがでしょうか」(韓国語)
わし「イェー、あ、いえ、ちょぬん...あ、いえ、あの、すみません、もう一度やらせてください」

いかん、韓国語で聞かれると、どうしても韓国語が出てきてしまう。
ガイドさんに、通訳をしてもらうふりをしてもらうことにする。

記者が韓国語で質問し、それをガイドが日本語に訳し、そして僕が日本語で答える。

今度はうまくいった。

日本語が出てこない。なんだか、複雑な気分だった。

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2005.05.24

全羅南道珍島滞在中

今、韓国南西部の島、珍島に来ている。

韓国観光公社が主催している、プレスツアーに参加しているのだ。
先週も、木・金曜と済州島観光協会主催のツアーに参加していたので、頭が混乱しそう。

今回のプレスツアーが、今までのものと異なるのは、各国共同ツアーという点だ。
参加者は日本人だけではなく、中国、台湾、アメリカ、ドイツ、ロシア、タイなどさまざまな国の人が参加している。

そんなわけで、英語を話さなくてはならない場面にたびたび遭遇した。

「ミスタークリハラ、 What is this? Can I eat them?」
「イエス、クロムニョ。ディス イズ ダシマ エヨ」

英語が出てこない。言葉がわからない。
そんなもどかしさを、4年ぶりに味わっている。

今朝は4時おきだった。眠い。おやすみ。

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2005.05.18

闇と豪雨の漢拏山

宿のある西帰浦へ戻ろうと、済州市内を出たのは夜9時半。

5.16道路で、漢拏山麓に入ったとたん、雨が激しくなった。

雨の降る、夜の山道は危ない。
車線が全く見えない。
カーブの反射板も少なく、どっちに曲がっているのかわからない。

雨はどんどん激しくなり、ワイパーをHiにしても、前が見えない。
かろうじて見えた矢印に従ってハンドルを右に切ったら、駐車場らしき空間に入ってしまった。

道は、どこだ。

通過していく車のライトが見えたので、やっと道がわかった。

僕は、安全第一と時速30km程度で走っているつもりだったが、気がつくと50km以上で走っている。
スピード感も麻痺していた。

そんな中を、ほかの車は時速70kmで抜いていく。

どういう神経だ、と思ったら、対向車線では3台ほどひっくり返っていた。

結局、普段40分程度の距離を、1時間20分かけてなんとか到着。

部屋に入り、テレビをつけたら光浦靖子がニカッと笑っていた。

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2005.05.17

済州テディベア・ミュージアム

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 韓国屈指のリゾート地、中文観光団地。その中央にある人気施設が、「済州テディベア・ミュージアム」だ。日本でもおなじみの、イギリス生まれの熊のぬいぐるみ、テディベアの博物館である。

 正直、僕は甘く見ていた。

 要するに、テディベアのぬいぐるみが並んでるんだろ。
 まあ、マニア向けの施設だな。

 だが、この予想は、大きく裏切られた。

「ギャラリー1 The History」
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 普通、こう書いてあったら、98%の人は、テディベアが誕生してから現在までの歴史、ぬいぐるみの変遷を説明していると思うはずだ。

 たしかに、そういうパネルもある。

 だがここは、「世界と映画の歴史を、テディベアだけで表現しよう」という、画期的なコンセプトの展示室だったのだ。

 いくつか紹介しよう。

タイタニック号沈没
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中国、秦始皇帝陵発見
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白雪クマー
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スーパークマー
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そして、

ミッキークマー
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負けた。

とどめは、ギャラリー2「The Art」。

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考えるクマー

これは、テディベアじゃないだろ。

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2005.05.15

木浦港への貨物線

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 朝鮮半島南西の港町、木浦に来るのは3回目だ。
 KTXの乗り入れで、駅や周辺の線路がすっかりきれいになったが、駅から少し港のほうへ歩くと、こんな風景が残っている。

 廃線跡ではない。

 木浦駅と、木浦港を結ぶ貨物線だ。今も、ごくたまに貨物列車が通るらしい。
 線路脇の建物というのは、普通線路に背を向けているものだが、この通りはどの家も線路側が表である。

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 左側の建物は、すべて商店だ。雑貨屋、中古電化製品店、食堂、文具店...、なんでもある。

 なんて、アジアな風景だろう。

 タイやパキスタンでは、今でもこういう風景をよく見かけるが、韓国にも、まだ残っているのだ。

 線路は、子供たちの格好の遊び場だ。

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 かわいくない。

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2005.05.14

新旧南原駅

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 南原ネタはまだ続く。
 去年、2004年8月、国鉄南原駅が郊外に移転した。

 南原を通る国鉄全羅線には、高速鉄道が乗り入れる計画は今のところない。
その代わり、各地で大規模な路線の付け替え、高規格化が進められている。今まで、川に沿ってくねくねと走っていた線路を廃し、トンネルと高架線を多用して、時速140kmで走れる新線を作ったのだ。とくに、全州-南原-順天間は、ほとんど新しい鉄道を敷き直したと言っても良いほどの変わりようだ。

 その高規格化の一環として、南原駅も移転した。

 町中にあった立派な駅舎は、すっかり閉鎖され、今や駅の構内に足を踏み入れることはできない…

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 と思いきや、駅舎のすぐ横から、自由に入れるようになっていた。旧駅のホームは、地元の人の通路になっているようだ。いきなり自転車に乗ったおっさんが現れ、驚いた。

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 ホームは、若干雑草が増えているのを除くと現役時代のままで、駅名表も残っている。今にも列車が入ってきそうな雰囲気だが、線路の撤去作業は順調に進んでいるらしく、構内に無数のレールが並んでいた。立派な駅だが、特に文化的価値があるわけでもなく、やがて周囲の再開発が始まることだろう。風格ある駅だけに、ちょっと残念な気もする。

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 新しい駅は、市街からかなり離れた場所にあり、バスで10分くらいかかった。元は全くの山林だったところを切り開いたらしく、道路自体が真新しい。

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 駅の周囲には、一瞬ここは非武装地帯かと思うほど何もなかった。
 バスのほうが便利なせいか、列車が発着しても乗り降りする人は少ない。

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 ここも、2~3年たてば、にぎやかになることだろう。また来なくては。

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2005.05.13

南原で会った老婆

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「ハクセン、ミアナジマン、 サンベグォンマン チョヨ」

学生さん、すまないけど、300ウォンだけちょうだいよ。

南原のバスターミナル前で、小柄な老婆に声をかけられた。、韓国には、こうした積極的な物乞いが多い。本職でなくても、アルバイト程度?に小銭をねだる人もいるようだ。

こういう輩は、かわいそうだけれど相手にしていたらキリがない。

「あー、うぇーぐぎん。いるぼーん」

外国人、ニッポンという単語を、いかにも下手っぽく連呼する。たいていは、ああ、ガイジンか、とそれっきりになる。

「ウェグギン… ああ、日本の方でしたか」

いきなり流ちょうな日本語が出た。
見たところ、70代か80代か。日本統治時代に青春時代を送ったのだろう。

「おばあさん、日本語よく覚えていらっしゃいますね」

「話すのは何年ぶりかねえ。女学校にいたころは、日本の先生にたくさん習いましたよ。ハラ先生、サイトウ先生、ヨーシダ先生…」

ぐっときた。女学校で、日本人教師に習ったと言うことは、当時としては裕福な、インテリ階級の家庭に育ったということだ。その人が、いまここ南原で、物乞いのまねをしている。その間には、どんな苦労があったのだろう。

「大変な時代でしたけど、懐かしいねえ。先生はみんなきびしいかったけど親切で…」

 日本が、韓国を支配した「日帝時代」。個々の庶民レベルでは、こうした懐かしむべき交流も行われていたことは間違いない。だからと言って、日本の植民地支配を正当視するのはおかしいが、当時の生活の記憶を実際に持っている人たちが、時と共に少しずつ減っていくのは残念だ。こうした世代の人たちが健在なうちに、もっとたくさん、話を聞きたい。

「それでねえ、日本の方」

 僕はうなずき、おばあさんの次の言葉に耳を傾けた。

「すまないんだけど、300W、ちょっとくれないかねえ。恥ずかしいねえ、日本の方に、こんなこと…」

 …僕が、500W渡したことは言うまでもない。

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2005.05.12

広寒楼に住む話題の生物

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 全羅北道南原の広寒楼苑は、韓国人なら誰でも知ってる古典小説、「春香伝」の舞台となった場所だ。

 ここには、以前テレビでたいへんな話題になった生き物がいる。

 これだ。

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 人面魚。

 広寒楼前にある池を観察すると、たしかにいた。人面魚だ。

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 テレビで話題になったのは少し前のようだが、今でも人面魚は観光客に人気である。

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 まあ、どこにでもいると思うんだけどねえ、人面魚。
 どんな経緯で韓国で話題になったのか、ちょっと興味がある。

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韓国に来ていた斎藤昭彦氏

イラクで武装組織アンサール・スンナ軍」に拘束されたとみられる斎藤昭彦氏。

ずいぶん前に、外国の軍隊に所属する日本人兵士の特集記事を雑誌で見たが、もしかしたら斉藤氏の記事だったかもしれない。

救出はきわめて難しいと思われるが、やはり救出に全力を尽くしてほしい。

斉藤さんは、近年韓国語を習っていたそうだ。(ソース)

去年だか一昨年の夏には、韓国に来て語学学校で韓国語を勉強したらしい。
夏休みだけ、ということは、民間の語学学校でなければ、延世大か高麗大だ。
きっと、まわりには日本人留学生がたくさんいたことだろう。

家族との縁を切り、長年日本を離れて傭兵として命を削ってきた斉藤氏。

その目に、日本から来た若いクラスメイトたちは、どんなふうに映っただろう。

会ってみたかった。

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全州市庁前で会ったアニキ

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「おまえか、今度入った新入りってのは」

ハイ、よろしくお願いします。

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「これから、オレがおまえに男を見せてやる。よく見てろよ」

はい、わかりました。

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「いくぜっ」

…。

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「うりゃっ」

イカしてます、兄貴。

色合いが統一されてないですね(反省)

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2005.05.11

アニメ「まるこは9歳」

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 CATVのトゥーニバースで、ちびまるこちゃんをやっていた。台詞はもちろん韓国語だ。

 韓国のテレビでは、日本のアニメをたくさん放送している。かつては日本製であるということを隠し、あたかも韓国で制作されたかのように放送していたものだが、今では、こうしたアニメが日本製であることくらい誰でも知っている。

 それでも、昔の名残なのか、登場人物は韓国風の名前に変えられ、画面に映る看板もハングルに置き換えられるのが普通だ。韓国でも大人気の「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけはチャングという名前だし、のび太はチング、しずかちゃんはイスリだ。

 ところが、ちびまるこちゃん。この作品は、登場人物の名前も看板も、すべて原作通り。まるこはまるこだし、パパはひろし。たまちゃんも花輪くんも、そのまんまの名前で登場する。おじいちゃんが発する、「ガーン」といった効果音(の文字)もそのままだ。お姉ちゃんの理想の結婚相手まで「ヒデキカットゥン ナムジャ(西城秀樹みたいな男)」というのには、ちょっとびっくり。

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必要なときだけ、ハングルでテロップが出る。これは小山くんの名札。

 タイトルだけは、「ちびまるこちゃん」では意味がわからないので、「まるこは9歳」になっていた。

 CATVだから、日本の名前のままで放送できたということかもしれないが、全体に丁寧な作りで、なかなか嬉しい。まるこの声は、TARAKOはいつの間に韓国語を覚えたのだろうと思うくらいそっくりだし、たまちゃんやお姉ちゃんもいい線行ってる。ナレーションも、キートン山田の雰囲気をよく残している。

「こーはんにつづく」→「チャムシフ ケーソク」

 といった具合。

 ちびまるこちゃんは、昔からマンガファンだけでなく、日本語学習者に愛読されてきた。主人公が小学3年生なので比較的台詞がやさしく、中級学習者に最適なのだ。僕も、教材として使ったことがある。

 さて、日本語版が日本語学習に最適ということは、韓国語版も韓国語学習に最適ということだ。韓国語の文法をひと通り学んだ中級学習者なら、最高のヒアリング教材になるだろう。日本でも放送してくれないかな。

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2005.05.10

南原市外バスターミナル前のモテル

 5月9日。夜9時過ぎに、南原(ナムォン)に到着。バスターミナルの前にあったモテルに入った。扶余や全州は1泊3万Wだったが、ここは2万5000Wと少し安い。韓国のモテルはラブホテルを兼ねているものの、ビジネスホテル、駅前旅館としての役割も果たしている。

 この日、宿泊した部屋を紹介しよう。

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 6畳あまりと若干小ぶりだが、だいたい韓国の標準的なモテルの部屋だ。日本のビジネスホテルよりはずっと広い。小さなソファがあったり、冷房が新型なのはなかなかいい。

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 部屋の奥から見るとこんな感じ。最近は、30インチクラスの大型テレビを装備したモテルが増えている。ソウルなどには、ネットに接続されたPCや、DVDを設置しているモテルも多い。

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 テレビは、たいていNHKの国際放送、NHKワールドプレミアムが映る。日本の大衆文化が開放されて以来、韓国のほとんどのCATVが、NHKワールドプレミアムを基本チャンネルに含めているおかげだ。

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 そこそこ清潔なタオルと、整髪料。ドライヤーを置いていないのは珍しい。ひげそりと歯ブラシは、フロントというか、モテルの玄関でおばちゃんにもらったもの。

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 バスルームもまずまず清潔。最近はお湯が出ないということはまずないが、扶余の宿はお湯の出が悪かった。トイレは、紙を流すのは御法度で、備え付けのゴミ箱に捨てる約束だ。

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 もっとも韓国らしいのが、この備え付けのシャンプー、そして歯磨き。思いっきり使いかけで、さすがにこれは使う気にならない。

 これで一泊2万5000W。まあ、なかなかお得と言えるのではないだろうか。

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2005.05.09

南原に到着

 5年ぶりの南原。こんなに小さな町だったっけ。PC房をさがすのにこれほど苦労したのは初めてだ。

 「ソンインPC房 インターネット休憩室」というのがあった。入る勇気はなかった。

 ソンインって、普通に読めば「成人」。「休憩室」という言葉にも、なにやらいかがわしい雰囲気が漂う。
 となりにおねーちゃんが座って、一緒にネットゲームとかしてくれるんだろうか。

 やっと見つけた普通の?PC房。モテルの部屋でエントリを書いて、フロッピーに入れて持ってきたのだが、PCにフロッピードライブがついてなかった。3つも書いたのに。じゃあ、これは明日の晩更新しよう。

 去年までは、PC房のwindowsといえばWindows98だったのだが、今回、WindowsXPを導入しているPC房が増えていることを実感している。ライセンス認証が必要なXPがこれだけ普及するというのも、なんだか意外。これみんな、ライセンス料払っているのかなあ。

 XPは標準で多言語に対応しているので、ワンタッチで日本語IMEを使えるように設定できる。だが、コントロールパネルを開いて、言語と地域の設定を起動して...という手順が必要になったので、ガイドブックに載せるにはかえって面倒になった。以前は、このURLから日本語キットをダウンロードして実行してください、で済んだのだが。

 明日は1日南原を歩き回って、夕方光州に向かう予定。

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扶余から全州への旅で

今日8日の午後、全州に着いた。

ぜんぜん下調べしていなかったので、午前中、扶余のバスターミナルで時刻表をぼんやり眺め、とりあえず大田に出るのがよさそうだ、と5100W払って市外バスに乗った。

きれいに整備された地方道を30分ほど走り、割合大きな町に到着。線路が見え、電車が走る架線も見える。電化されているということは、高速鉄道KTXが走っているということだ、もう大田に着いたんか。

と思ったら、論山の文字が見えた。よく遊びに来てくださるよりこさんが住んでいる街で、大田なんかよりずっと全州に近い。

バスターミナルに入ったところで、ちょっと考えてバスを降りた。

きっぷ売り場で運賃を見ると、扶余までは1800W。3300Wも損した。日本円では350円くらいだが、一食分損した気分。

全州ゆきのバスまで30分あるので外に出ると、自転車に乗った小学生くらいの少年が、にこにこしながら近づいてきた。

「おじさん! カメラマン? 写真とって!」

前にも書いたが、韓国には被写体志望の子どもが多い。単純に、写真に写るというのが楽しいようだ。おう、いいとも。僕は、一眼レフを取り出し、一枚撮ってあげた。

「おじさん! じゃ、モデル料100W! なんだよ、カメラマンなんでしょ。ちゃんと払ってよ」

orz いや、払わなかったけど。

「なにいってんだ、家帰って勉強しろ、勉強!」

そういってから、なんだか自分がえらくセコイおっさんになった気がした。

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2005.05.08

韓国でF1中継始まる

今年から、韓国でもF1の中継が始まった。ケーブルテレビのMBC ESPNで、なんと予選を含めて生放送。

韓国のモータースポーツは、まだまだ環境も認知度もかなり低い。
国際規格のサーキットは、エバーランドの隣にある竜仁モーターウェイ1個所だけで、それも全長2kmほどの小さなコースだ。釜山の近くに公道コースを作り、F3を誘致したこともあったが、住民の理解を得られず、2003年を最後に撤去された。

だが、韓国はF1グランプリ開催をめざしている。F1中継の開始は、韓国内でのモータースポーツの認知度をあげる狙いがあるようだ。

スペイングランプリ決勝の放送前、「私たちもF1の夢を見よう!」という30分の特集番組が放送された。F1が、世界でいかに権威と人気のあるイベントか、韓国のモータースポーツがいかに立ち後れているかを紹介する番組だった。

それでも、国内にもモータースポーツに挑戦する人たちがいる、ということで、竜仁モーターウェイの様子が映された。なんと、最近は日本からモータースポーツファンの女性たちが大勢やってきているらしい。

「皆さん、モータースポーツは好きですか?」
「すきでーす!!」
「モータースポーツの、どんなところが好きですか?」
「リュシウォンさんが、モータースポーツを好きだからでーす!!」

orz

慶尚南道の埋め立て地に、F1用サーキットが完成するのは、いつの日だろうか。

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2005.05.06

扶余に到着

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 忠清南道扶余に来た。
 今から約1400年前に滅亡した、百済最後の都だった町だ。
 これまで、韓国のいろいろな町を訪れて来たが、扶余には来たことがなかった。いちおう、ガイドブックの地図確認が目的だが、僕自身の勉強のためという側面もある。

 百済の史跡自体は、百済が滅亡したときに新羅によって徹底的に破壊されていおり、今はほとんど残っていない。今はのどかな田舎町となっており、古い町並みが残っているので、町を歩くだけでもなんとなく楽しめる。

 今日は天気が悪すぎるので、明日、ゆっくり町をまわろうと思う。

 扶余で僕を迎えてくれたのは、やっぱり子犬。

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 韓国のイヌはかわいい。

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 おいらの手はゴツイ。

 ひとつ困ったことは、一人で入れる食堂がほとんどないこと。
 フライドチキンの店はいっぱいあるのに、チゲ類を食べられる食堂が見あたらない。しょうがないので、中華料理店でボックンパプ(チャーハン)を食べた。僕は今ではすっかり韓国式中華に慣れており、チャーハンにはこのチャジャン(黒みそ)がかかっていないと物足りない。

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 これで、4000W(約420円)なり。

 ホテルへ戻り、久しぶりにNHKをつけたら、なぜか副音声の英語しかでなかった。どうも、CATV局が設定を間違えているらしい。相変わらず、ここは韓国だ。

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2005.05.05

佐藤琢磨2戦出場停止…

 サンマリノから上り調子にあった、BARホンダの佐藤琢磨が、スペイングランプリとモナコグランプリに出場できなくなった模様。

 BAR lose Imola points and get two-race ban(YahooSportUK)

 サンマリノグランプリで、チームメイトのジェンソン・バトンの車に規則違反の疑いが見つかり、悪質であるとしてBARチームがFIA(国際自動車連盟)から提訴されていたのだ。

 F1の車は、ドライバー込み、燃料抜きで最低600kgの重さが必要で、レース終了後、残りの燃料を抜いて重量を測定する。

 ところが、BARの車にはもう一つの燃料タンクがあり、一見燃料を全部抜いたように見えても、もう一つの燃料タンクにガソリンが残っており、そのガソリンの分だけ重量をごまかしていたというのだ。

 次のスペイングランプリは、BARホンダがコースレコードを持っている超得意なグランプリ。モナコも、昨年琢磨があり得ないロケットスタートを決めるなど、いずれも期待が持てるグランプリだった。

 BARホンダの「不正」は故意ではなかったと判断されたようだが、本当に残念だ。

 F1のさまざまなニュースやリザルトを聞いて一喜一憂するのは、中嶋悟が現役だったころ以来のことだ。今年は、鈴鹿に行きたいなあ。

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絶えず変わりゆくソウル

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清渓川の復元工事も大詰めだ。
見ての通り、もう川の姿を現していると言っていい。
現在は造形工事の段階に入っており、9月までにひととおりの工事を終了する予定。

見たところ、さほど計画から遅れることもなく、整然と工事が進んでいるのが意外ですらある。

ソウル市長、李明博の政策は、最初こそ市民を大混乱に陥れたが、市民が新しい交通体系に慣れるに従い、逆に評価は高まっているようだ。確かにバスと地下鉄は便利になったし、清渓川は、確実にソウルの風景を美しくするだろう。来年の今頃には、ソウルはまた違う顔を見せているに違いない。

ソウルの町の移り変わりの速さには、いつもながら驚かされる。

明洞の、不動のランドマークと思われたスターバックスコーヒーがあっさりなくなった。

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厳密に言えば移転なのだが、その移転先は、この前まで明洞トンカツ本店があったところだ。ここも有名店だったのに、あっけなく消えてしまった。

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アイスベリー明洞店もいつのまにか移転したし、中央路の店もずいぶん変わった。
きわめつきはYes!AvaTarの名称変更。

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Kosneyってなんですか。
いくら地図を作っても追いつかない。もう、勘弁してくれないかなあ。
ま、それが楽しいんだけど。

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2005.05.04

明洞名物が復活

 ソウル・明洞といえば、この男だ。

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 別名、ダッカルビおじさん(たった今命名)。

 明洞の東側ファッションストリート、忠武キンパプ前に立つ、呼び込みのおっさんだ。

「サムギョプサル! ダッカルビ! サムギョプサル! ダッカルビ!」

 と、一度聞いたら頭から離れない歌を歌いながら、道行く人(おもに日本人)を呼び込んでいた。
 もちろん怪しさ120%なので、このおっさんの勧誘にのって店に連れ込まれる人は見たことがない。

 そんなおっさんだが、去年の秋から、しばらく姿を見なかった。

 死亡説も流れ、ミナミから食い倒れ人形がなくなったような寂しさを覚えていたところ、今日突然復活を遂げていた。

 しかし、何かが違う。「サムギョプサル!ダッカルビ!」の名フレーズは姿を潜め、なにやら名刺を配っている。
 よく見ると、僕も何度も取材し、世話にもなっている焼肉店「福清」ではないか。安くはないが、ボリュームがあり、明洞では良心的なほうの有名焼肉店だ。

 「あれ、おじさん、福清の人だったんですか?」
 「こんど、そうなったんよ。君は福清の社長を知ってるの? ああ、取材の人。じゃあ知ってるね。よく宣伝してくれな。頼みますよ」

 つまりは、移籍したということか。
 呼び込みとしての効果はゼロのような気がするが、やはり明洞名物。福清にダッカルビはないので、ぜひ新しい歌を作詞作曲してほしい。

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2005.05.03

ソウルモーターショー

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 ソウルモーターショーに行ってきた。

 京畿道高陽市にオープンした、韓国最大のコンベンションセンター「KINTEX」。そのこけら落としとなるイベントが、ソウルモーターショーである。国内自動車メーカー5社を中心に、韓国市場に参入している世界中のメーカーが最新の技術と商品をアピールする場だ。

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 ソウルでモーターショーが開催されるのは、今年で5回目。まだモーターショーの文化が浸透していないのか、日本のモーターショーでは考えられないような光景も見受けられた。

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 ちょっと、うらやましかったりして。

 さて、今年のモーターショーは、上海モーターショーと日程が重なってしまい、多くのメーカーは中国市場を優先したために、どうも盛り上がりに欠けているようだ。たしかに、海外メーカーはコンセプトカーをほとんど出しておらず、全体に地味だった。韓国メーカーのクルマも、どちらかというと実用性に重きを置いているようで、おっ、と思うようなクルマはほとんどなかった。逆に言えば、なかなか実用的なクルマが多く、これで日本車より10~20万円安ければ、けっこう魅力的かもしれない。

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 ホンダはきちんとBARホンダの実車を展示しており楽しめた。動いているASIMOを見るのもはじめてで、韓国ではじめて見るというのも僕らしい。ASIMOは子供たちにも大人気で、一緒に写真を撮る家族連れが絶えなかったが、最後に「もう一度大きな拍手をお願いします!」というアナウンスに応える人が少なかったのは、微妙な日韓関係故だろうか。

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 ところで、ここ韓国でも、最近はデジタル一眼レフカメラを持っている人が多い。彼らは、最新のカメラと高級レンズを駆使して、世界の最新の自動車を撮りまくる!ということはなく、その撮影対象は専らコンパニオンのおねーちゃんだ。

 日本でも同じだが、実にけしからんことである。ここは、世界の自動車技術が集う神聖な場所だ。コンパニオンのおねーちゃんを激写している場合ではない。車を、クルマを撮りなさい。

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 こんな写真を撮っている場合ではないのである。

 僕は、もちろん普段苦手なポートレート写真の練習として撮ったまでである。人物をきれいに撮るのは、きわめて難しいのだ。ああ難しい。

 最後に、この日もっとも感動した光景をひとつ。

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2005.05.02

PSP本日発売!

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 プレイステーションポータブル。今日5月2日、韓国で発売になるらしい。

 僕が韓国に来た2001年当時は、日本のゲーム機は表だって売ることができず、コンピューターゲームといえばPCゲームだった。それが、一昨年くらいからソニーコリアがプレイステーション2の販売をはじめ、今ではかなりの人気がある。

 ニンテンドーDSは一足先に発売されたようだが、PSPは今日5月2日が発売日。大学路のマロニエ公園でも、キャンペーンをやっていた。PSPはさほど認知度が高くないのか、

「これって、プレイステーション2のソフトが動くんですか」
「テレビにはつなげられるの?」

といった質問が飛び交っていた。

「いえ、これはプレイステーション2を小さくしたものですが、UMBというディスクを使うので、プレイステーション2のソフトを動かすことはできません」

というキャンペーンガールの答えは、どうもちょっと間違っているような気がしたが…。

韓国でも、持ち歩くゲームといえば携帯のアプリゲームだが、PSPは普及するだろうか。ちなみに、お値段はメモリーカードやケースなどがついたセットで、32万9800Wとのこと。

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宗廟祭礼

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 毎年、5月の第一日曜日は宗廟祭礼。五大王宮のひとつに数えられる宗廟で行われる祭礼で、朝鮮王朝(李氏朝鮮:1392-1910)の国王の子孫が一堂に会し、宗廟に眠る歴代国王の霊を祀る。ほかの多くの伝統行事が、時代考証に基づいた再現公演にすぎないのに対し、宗廟祭礼は、実際に王族の子孫たちが集まる、本物の祭礼だ。約100年前に滅亡した朝鮮王朝の息吹が、今もはっきりと残っているというわけ。かつては年三回行われていたが、現在では一回のみ。それだけに、この行事を見ることができた観光客は、ものすごくラッキーだ。

 去年に続いて、今年も見に行ってきた。

 去年は、午前中に行われる永寧殿の祭礼を見たが、そちらは正殿よりひとまわり小さな廟だった。すぐ近くで祭礼を見られるのは良いが、狭すぎて身動きがとれず、かえって見づらい。正殿は広々としており、人は永寧殿よりずっと多いが、余裕を持って見られた。はじめて行くなら、やはり正殿のほうが良いだろう。

 雅楽を思わせる祭礼音楽は、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。宗廟自体が世界文化遺産であり、ソウルでももっとも文化的価値のある伝統行事のひとつと言える。うるさい解説放送もなく、場内には厳かな雰囲気が漂う。

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 手前の、紫の衣装を着た人たちは、よく見ると若い女の子たちだ。みごとな演奏だったが、ひととおり終われば、その表情は現代の女子学生そのもの。聞けば、ソウル芸術大学の国楽科の学生たちだそうである。

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行事が終われば、今どきの学生の姿に

 祭礼が終わると、やがて王族の子孫たちがぞろぞろと正殿から出てきた。今日だけは王族の姿をしているが、もちろん、普段は韓国の一市民である。だから、こんな姿も当然あるわけだ。

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 携帯を使う王様は、なんとなく様にならない。

 宗廟祭礼は、毎年五月の第一日曜日、11:30から行われている。

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