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2004.07.23

車内で買った、「マンガ千字文」

 やっと部屋に入れた。ああ、懐かしい我が家よ。

 地下鉄に乗っていると、ときどきカートをひいたおじさんが現れ、いきなりモノを売り出すことがある。商品は必ず一種類で、傘、針セット、軽石、洗濯ばさみセットなどバラエティ豊か。品質はいまいちだが、ひとつ1000~3000Wと安く、おじさんのセールストークも巧みなので、案外売れる。僕も、CDケースや名刺入れを売りに来るとよくお世話になっている。

 さて、今日の地下鉄1号線。最近では珍しくなくなったおばさんの売り子が、独り言のように口上を述べながら売っていたのはこれ。

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 なんとマンガだ。タイトルは、「マンガ千字文」。千字文とは、中国・後梁時代(907~923)の周興嗣が起草した、漢文版いろは歌。漢字1000字を250編の四言古詩で表した書で、韓国では漢字を学ぶ際の定番の書らしい。それをわかりやすいマンガで表したこの本が、定価4500Wのところなんと1000W。こんな立派な本が地下鉄で売られるとは、さすがは学問の国・韓国だ。

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 ネタにしようと一冊買ってみたが、「二つ以上の読みがある漢字一覧」とか、「位牌の書き方」、さらに「法事の礼儀」など、韓国の文化を知るのにけっこういい。この前買ったラジオは二日で壊れたが、こういう当たりはずれを楽しめるのも、地下鉄の物売りの楽しさだ。

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