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2004.06.30

地下鉄全線無料実施中

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「無賃」22:10 2号線宣陵駅

ソウル市の公共交通大改革&値上げを明日に控え、ソウル市内の地下鉄は、本日22時から終電まで、全線無料サービスを実施している。

いやもう、全線無料。国鉄区間も、ぜんぶ。議政府から水原まで行っても、タダらしい。
22時から3時間だけというあたりがなんともケチくさいが、この辺の無理やりなサービスは、日本の鉄道も見習ってほしいものだ。東京メトロ発足記念全線無料とか。

さて、明日7月1日は、市内バスが全路線1日無料。これは、一生に一度のチャンスではあるまいか。明日、僕は何も予定がない。ふっふっふ。

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「ご案内
乗客の皆さまにご案内申し上げます。
地下鉄公社では、新しい交通カードシステムへの転換工事のため、本日22:00から営業終了時まで(01:00)地下鉄および首都圏電鉄全区間で無料サービスを実施いたしますので、お間違いのなきようお願いいたします。
ありがとうございます。
ソウル特別市地下鉄公社社長」

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「本日22:00からは
無料サービスですので(交通)カードはタッチせずご乗車ください」
1・2号線新設洞駅22:44

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6月29日のソウル

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市内交通の全面改革を二日後に控え、市内のバスは新しい番号に切り替わり始めた。
日本なら、6月30日の運行終了後に一斉に番号を切り替えるところだが、韓国の場合、気の向いた?バスから順次切り替わりので、ここ数日は旧番号、新番号入り乱れている。81番のように、新番号の横に「旧81番」とはっきり表示してくれるのが一番わかりやすいかな。写真のような、両方併記のバスがいちばん多い。写真は、28番(新144番)。

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清渓川復元工事、乙支路3街付近。新設洞からこの辺りまでの約3kmの区間が、もっとも工事が進んでいる。だが、渋滞は凄まじい。

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明洞・新世界百貨店本店向かいの理髪店、ブルークラブ。
日本で言えば、QBにあたる存在で、ソウル市内のあちこちにある。散髪料は500円。
QBと同様シンプルなサービスが売りで、シャワーはセルフサービスだ。床に髪の毛が散乱しているなど、日本に比べると衛生管理が適当だが、この明洞店は比較的安心して利用できる。店によっては左右対称にカットできないような素人がいたりするのだが、ここは日本の専門学校で勉強した理容師先生がいるからだ。

さて、仕事に行ってきます。

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2004.06.29

コヨーテ「花火」盗作疑惑

 人気ダンスグループ"コヨーテ"の新曲、「花火(불꽃)」。
 発表された当時から、よく「これ、日本の歌だよね」と言っていた。荒木とよひさ作曲の「四季の歌」とメロディがほぼ同じなのだ。”春を愛する人は…”というあれである。

 サザンの「TSUNAMI」や尾崎豊の「I love you」が、J-POPのカバーと謳われ大ヒットする時代である。「四季の歌」はもともとロシア民謡のアレンジと聞いたことがあるし、権利関係の問題はないのだろうと思っていた。元の曲が古いので、もとが日本の曲と謳わないこともあり得る。

 ところが、昨日あたりからテレビのニュースやスポーツ新聞で、これが盗作疑惑としてニュースになっている。ネットではネチズンたちが大騒ぎだ。どうやら、権利関係はぜんぜんはっきりしていなかったようだ。

 「花火」を作曲したというイ・ヨンミン氏の談話が各紙に載っているが、その内容はメディアによって少しずつ異なる。

中央日報東亜日報によれば「幼いころよく聞き、真似て歌ったメロディからヒントをもらった」とあるが、一方スポーツトゥデイには「ロシアの口承民謡からヒントを得た」とある。いずれにしても、メロディがオリジナルでないことは事実上認めているようだ。

 もちろん、著作権を侵害したメロディの盗作は批判されて然るべき。コヨーテの曲自体は悪くないだけに、残念だ。

 ただ、それと同時に僕が注目したのが、韓国のネチズンの間に、日本からのパクリ・盗作を非難する雰囲気が醸成されてきたということ。韓国のコミュニティサイトを見ていると、韓国のネチズンの多くは、「花火」を間違いなく盗作だ、恥ずかしい、みっともないと非難している。

 僕が韓国に来た2001年当時は、まだこうした騒ぎはほとんどなかった。当時大ヒットしていたカンの「僕の人生に春の日を」は、声を含めて「ガラスのメモリーズ」の完ぺきなカバーだったが、その時は盗作ではないかといった話は全く聞かなかったのだ。日本通の韓国人の多くが、「ガラスのメモリーズ」を知っていたにもかかわらずだ。

 KBSを見学したときにも思ったが、韓国の著作権意識の低さは、一朝一夕に改まるものではない。だが、ポータルサイトのNaverで盗作を非難する大勢のネチズンを見ていると、少しずつ変わり始めているのかもしれない。

 まあ、厳密に言えば、僕もあまり人のことは言えないわけだけど。
 デザイン変えるかな……。

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勉強デー

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 1日、勉強デーに決定。夕方までマクドナルドで勉強した。

 安岩のマクドナルドはすっかり顔なじみになってしまい、正社員の女の子など「いらっしゃいませ」の後「あ、どーも」とか「お勉強ですか?」とか一言付け加えてくれる。それがとても自然な感じで、心地よい(おやじ趣味じゃないぞ)。韓国の美点のひとつとして、こうしたマニュアルっぽくない対応を挙げておきたい。もっとも、一見さんには木で鼻をくくったような対応をする人も多いのだが。

 最近の僕の勉強方法は、雑誌や新聞の読解・翻訳だ。コンビニで目に付いた適当な新聞を購入して目を通し、社説を1つ、記事を1~2つじっくり読む。社説は堅い表現が多いが、やはりしっかりした韓国語の表現を学ぶには最適の教材である。ただ、ここしばらくイラク人質殺害事件に関する社説ばかりで、変わりばえしないのが難点だ。

 電子辞書の導入以来、こうした読解がとても楽になった。とりあえずわからない単語をどんどん引いて読み進み、後から検索履歴から引いた単語を順に参照していくと、効率的に勉強できる。

 夕方、明洞に移動しようと34番バスに乗ったら大失敗。清渓川路の鬼のような渋滞に巻き込まれ、東大門までの2kmに1時間かかった。ようやく18時すぎに明洞に着き、散髪をすませる。その後20時までドトールコーヒーで勉強し、明洞餃子で夕食を取って帰宅した。よく勉強したが、なんだかダラダラしてしまったような1日であった。

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江華島・席毛島

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▲夕暮れのウェポリ港

 江華島(カンファド)に行ってきた。新村ロータリー南のバス停から、座席バスで1時間半。ソウルの北西、黄海に浮かぶ島で、本土とは2つの橋で結ばれている。ソウルから近いが、田園、山、干潟と田舎の風景が広がるのどかな島だ。

 江華島に着いたのは15時近く。日が長い夏の韓国とはいえ、あちこちへはもう行けない。そこで、できる限り島の奥まで行ってみることにした。

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▲ひなびたウェポリバス停

 15:10発のウェポリ行きで西を目指す。だんだん道が細くなり、いくつか丘を越えて農道のような趣になった頃、西の港、ウェポリに着いた。すぐ船が出るというので、後先考えずに飛び乗る。席毛島(ソンモド)へのフェリーで、往復1200W。渡し船といったほうが似合いそうな小さな船で、ヒッチコックな数のカモメたちと戯れるうちに、5分で席毛島到着。

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▲偉そうにセウカン(えびせん)を寄越せと攻撃してくる

 席毛島港は小さな船着場。観光地らしく、こぎれいな売店や刺身屋が並んでいる。小さな魚市場もあるようだ。食堂には目もくれず、16:10発のバスでさらに島の奥へ。一応舗装された、という程度の狭い道をガタガタ走り、中村メイコの「田舎のバス」を(心の中で)口ずさむうち、終点、普門寺に着いた。

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▲普門寺。上に磨崖石仏見えてるし。気づけよ…

 普門寺は、バス停からとんでもない急坂を登った山の中腹にあった。南の菩提庵と洛山寺の紅蓮庵とともに、韓国の三大観音道場の中のひとつだそうだ。境内に入ると、洞窟の中を掘った石窟法堂が目を引く。幅11.3m、長さ8m、高さ4mの巨大な洞窟には、漁師が海中で発見したという23の羅漢像が祀られている。

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▲石窟法堂

 この寺院最大の見どころは、ここからさらに425段の石段を上がったところにあると言う、磨崖石仏だ。石仏からは、遙かな黄海を望むことができ、夕日の美しさでも有名だ。旅先での発見を大事にする僕は、何の予備知識も持たず、ただバスを乗り継いだ末にこの素晴らしい寺院にやってきた。旅の神様に感謝したい。唯一残念なのは、予備知識がなさすぎて、この磨崖石仏を見ないまま帰ってしまったことである。さしずめ、東大寺を訪れて大仏を見るのを忘れたようなものか。さすが、詰めの甘さにかけては右に出る者はいない。

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▲仕事を終え家に帰る、露店のばあさんたち

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昨日のおこたえ

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えー、昨日の答えです。ご覧のとおり。って、わからない?
直訳してみましょう。

「トダコサでエチュードのメイクアップトータルソリューションを感じてみてください~!!」

と、いうわけで、こいつ↓の正解を発表します。

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「トダコサ で ETUDE の
カラーメイク を あじわう」

よめねーよ!

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2004.06.28

明洞のコスメ店をぶらぶら

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▲乙支路1街付近の清渓川復元工事の現況

 当初の予定がなくなり、友だちと安岩洞で昼食。

 そのまま、34番バスで明洞へ。このバスは、昨年7月以来高架道路を撤去し、川の復元工事が進む清渓川路を行く。2週間ぶりくらいで通ったが、いつのまにかコンクリート河岸が整備され、所々水も流れる川が出現していた。さらに、鍾路3街から世宗ホテル方面への三一路には、中央にバス専用レーンと島式停留所が。こちらも先週くらいまで影も形もなかったはずで、相変わらず韓国では新しいものが突然出現する。

 明洞に到着。しばらく前にできたフルーツヨーグルト店「RedMango」でヨーグルトピンスを試す。ヨーグルトは甘すぎず酸っぱすぎず、なかなか美味しかったが、4種類選べるフルーツが少々量的に寂しく、アイスベリーのパッピンスに比べると物足りなかった。

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▲2人用ヨーグルトピンス6500W

 RedMangoを出て、友だちのウインドウショッピングに付き合う。彼女は高麗大留学時代からの友人で、20代後半の日本人だ。韓国のことを嫌いだ嫌いだと言いつつ、すでに在韓2年になる。以前は絶対韓国の男の子とは付き合わないと豪語していたのが、いつの間にか韓国人の彼氏を作り、今では日本人の男の子とは付き合えないかもとか言っている。人間、変われば変わるものである。

 TODACOSA、MISSHAといった人気のコスメ店をまわる。仕事柄こうした店を取材することも多いのだが、僕自身は詳しくないので、こうした機会は貴重だ。今日は日曜日ということで特に人が多く、TODACOSAのマニキュア売場は戦場さながらの光景であった。

 韓国のコスメは、現在MISSHAブームに沸いている。minimallやTODACOSAがメーカー品のディスカウントショップなのに対し、MISSHAは自社ブランドで各種商品を開発、過剰包装やおまけなどの無駄を廃し、マニキュア1000W、クレンジング3300Wといったリーズナブルな価格を設定した。シンプルで清潔感ある商品デザインやインテリアも受け、この一年ものすごい勢いで店舗を増やしている。

 この店をじっくり見るのは初めてだったのだが、男性用スキンケア用品があることに気づいた。香りがきついものが多いという韓国産コスメだが、これはなかなか悪くない。今度、一度買ってみようかな。友人の説明を聞き、あれこれ見ているうちに結構楽しくなってしまった僕であった。

 それにしても、TODACOSAは日本語をがんばっていただきたい。
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 さ、みんなで解読してみましょう。答えは明日。

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2004.06.27

「シュレック2」を見た

夕方、江南・三成洞のコエックスモールへ。
友人のキム・ピョンソク、荒井玲奈と3人で、「シュレック2」を見てきた。

感想。面白い。
日本での公開は7月24日。みんな、見るように。
とくにネコ好きの人は、見ないと一生後悔するだろう。

アメリカでは珍しい、大人も楽しめるアニメーション。ていうか、個々のネタ的には子供はほとんど置き去りで、大人にしかわからないシニカルな笑いがてんこもり。いっぽう子供は、プロットのわかりやすさと映像の楽しさ、美しさに引き込まれる。日本のアニメとは違った意味で、大人と子供が揃って楽しめる作品というわけだ。

戦いの最中に××を×いてしまう「長ぐつをはいたネコ」。
一度でもネコを飼ったことのある人が見れば、「草食え!ネコ草!」と突っ込まずにはいられない。
ていうか、僕はほんとに声に出して突っ込んでたし。
個人的には、「長ぐつをはいたネコ」が、この映画の主人公だった。

韓国では、映画は映画館で見るに限る。
観客が、泣いたり笑ったりするのはもちろん、面白ければ拍手をし、アホっぽければ大声で突っ込みを入れる。恥じらいのない率直な反応に、みんなで映画を楽しんでいるという雰囲気が心地よい。

唯一の欠点は、ラストにスタッフロールが流れ始めると、余韻にひたる暇もなく全員退場してしまうことだが、この映画では最後にもう1シーンあり、字幕で予告が出たおかげで皆ちゃんと座っていた。

まあ、でもなんだ。一言言わせてもらえば、シュレック2日本語公式サイトは、とりあえず誤字を直しておくように。

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2004.06.26

地下鉄・バスの新しい運賃体系

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 まじめな話。7月1日から地下鉄・市内バスの運賃が全面的に改定される。面白くはないが、ちょっとここで説明してみたい。

韓国鉄道庁のお知らせ
ソウル市内バス公式サイト
(いずれも韓国語)

 地下鉄を含む首都圏通勤電車運賃は利用距離を基準とした運賃となり、12kmまでが基本運賃(交通カード800W、一回券900W)、12kmを超える場合は、42kmまでは6km毎に100W、それ以上は12kmごとに100Wが加算される。

 一般向けの定額券は、6月30日限りで販売を中止。すでに購入したものは使い切るまで利用できる。

 一方バスは、通常の市内バスの場合、距離にかかわらず一回800W(交通カード)。現金の場合は900Wだ。町内バスにあたるマウルバスは、交通カード500W、現金550W。つい3年ほど前まで、地下鉄・バスとも500Wだったのだが、マウルバスの運賃がそれを超えてしまった。

 さて、ややこしいのはバスと地下鉄を乗り換える場合だ。これまでは、1時間以内の乗り換えの場合、後に乗ったバス/電車の運賃が60W割引になった。それが、今後はどうなるか。ざっと説明すると、こうだ。

「乗車するバス・地下鉄双方の乗車距離の合計が10km以下の場合は、最初に徴収した基本運賃800Wのみ。乗車距離の合計が10kmを超える場合は、5kmごとに100Wがかかる。乗り換えは5回まで通算される」

 たとえば、バスに3km乗った後地下鉄に6km乗った場合は、併せて10km以下なので、最初にバスに乗ったときに払った800Wだけで良い。バスに5km、地下鉄に12km乗った場合は、合計17kmなので、800W+200W(超過5~10km分)の計1000W支払うことになる。ただし、別々に支払った場合の運賃を超えることはない。

 ……ほとんど、JRグループの運賃計算の世界。わけわからん。

 そういうわけで、7月からは公共交通を利用する場合は交通カードの利用が前提となる。そのため、これまで銀行などでしか買えなかった交通カードを、地下鉄駅でも販売するなど、旅客の便宜を図るのだそうだ。せいぜい、外国人旅行者にも簡単に購入できるよう、便宜を図ってもらいたい。

 交通カードはたしかに便利だが、こうなると、利用者の負担増をごまかす手段に見えてくる。JRのスイカやイコカもそうだと思うが、タッチ式プリペイドカードは、乗車のたびに運賃を負担しているという感覚に乏しい。そもそも、実質200Wの値上げなのに、突然交通カード利用を基準にして値上げ幅をごまかすなど、とんでもない話である。

 韓国の公共交通運賃は、これまで物価に比べてかなり安く抑えられ、赤字分は税金で補填されてきた。一見安く見えても、実は国民は税金という形で一定の利用料を徴収されていたわけだ。これは高度成長期なら、物流を活性化し経済を刺激するという効果があったが、現在のように経済が成熟すると、税金の負担ばかりが重くなる。かつての日本の国鉄もそうだった。韓国の交通も、利用者負担の原則が図られる時代が来たということだ。

 これらのルールには例外も山ほどあるが、とりあえず今日のところは割愛。今後、このエントリを徐々に充実させていきたい。間違いに気づいた方は、どんどん指摘してください。

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2004.06.25

高速鉄道KTX幻の始発駅

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 明洞ミリオレにあるオシャレな眼科で診察を受けてから、地下鉄3号線で高陽市花井(ファジョン)へ。ソウルの北にあるベッドタウンで、高層マンション(韓国語ではアパート)が建ち並んでいる。韓国人と結婚した友だちの何人かは、こうした郊外の住宅地に住んでいるそうだ。スーパー、コンビニ、ショッピングセンター、映画館と一通りのインフラが揃っていて、市内へも地下鉄で30分。悪くない。

 とりあえず来たマウルバス(町内バス)に乗って幸信洞をめざす。適当な交差点で下ろしてもらい、団地の中をてくてく歩いて到着したのは、国鉄幸信駅だ。

 町はずれにある小さな駅。団地の波がすぐ近くまで迫っているが、周囲は建設中のビルや畑が多い。人通りも少ないへんぴな小駅に、いったい何の用があるというのか。

 実はここ、韓国高速鉄道KTXの、隠れた始発駅なのである。

 盛り土に隠れて見えづらいが、駅の向こうには広大なKTXの車両基地がある。KTXの列車は、すべてここから15km南のソウルor竜山駅へ回送されるのだが、その内の4本が、旅客営業をしているのだ。将来的には立派な駅舎を作り、本格的なKTX発着駅に発展させようとしているようだが、今は、市販の時刻表はもちろん、ソウル駅などからも一切無視されている。いわば、幻の始発駅。

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 新駅舎建設を控えたプレハブの仮駅舎の前には、「高速鉄道乗車場入口」の表示がある。時刻表には、たった4本の列車が記されており、まるで国鉄の赤字ローカル線のような趣だが、それでもKTXのロゴが誇らしげに表示されている。もちろん、利用者は限りなくゼロに近い。京義線のホームから、KTX用発着ホーム、そして運行司令室へと続く長い跨線橋があるが、KTXの発着時以外は入れない。試しにソウル駅まで乗ってみようかと思ったら、基本料金の1万600W(約1000円)がかかるそうだ。今度、全線乗り放題のKRパスを持っているときに乗ってみよう。

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▲駅の向こうに見えるKTX運行司令室

幸信駅へは、ソウル駅から京義線の通勤列車で25分。1時間ごと、1200W。または、地下鉄3号線花井駅から16番マウルバスで10分。

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2004.06.24

金鮮一氏追悼キャンドルデモ

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 イラクでの、韓国人拉致・殺害事件
 光化門で、金鮮一(キム・ソニル)氏の追悼キャンドルデモを見てきた。

 教保文庫本店横のスペースにトレーラーが横付けされ、その上で民主労働党などの活動家たちが、政府・アメリカ糾弾のアジテーションを行っている。語気荒く、韓国語がわからない人間から見たらかなり強烈な演説に聞こえるが、言っていることは「イラク戦争に大儀はなく、金さんを殺したのは米国と盧政権。派兵は撤回せよ。全国から来たみんな頑張ろう」と50字で説明できる程度のものだ。

 一方、参加者たちはごく普通の市民で、怒りに燃えているような様子は全然ない。右手にソフトクリーム、左手にキャンドルといった風情の高校生も多く、今度一杯やりましょうなんて握手しているオッサンまでいる。とりあえず反権力のイベントに参加している、といった雰囲気なのだ。サッカーでも市民運動でも、日本では考えにくい規模で群衆が集まる韓国だが、実態はこんなもんである。

 怒りに燃えているのはネチズンたちで、ネット上では戦闘部隊を派遣してテロリストを根絶せよといった過激な主張もよく見られる。だが、一般市民にとって人質殺害事件は、「非日常を感じさせてくれる大きな出来事」のひとつに過ぎない。

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 いちばん熱心だったのは、署名運動を求めている大学生たちだ。女の子が、熱心かつ冷静に政府の誤りを説き、茶髪でロン毛のお兄さんも、多少にやけつつもけっこうちゃんと聞いていた。主張が正しいかどうかはともかく、韓国の若い人の政治や社会に対する関心は、総じて日本を上回ると思う。

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 今回の事件で、いちばん利益を得たのは誰だろう。それは、韓国の食品業界ではないだろうか。
 ほんの数日前まで、国全体が怒りに燃えていたゴミ餃子事件。21日に金鮮一氏の拉致が明らかになると、国民の関心は一斉にイラクへスライドした。もはやゴミ餃子事件は遠い昔の出来事であり、覚えている人はほとんどいない。イラク人質殺害事件が一段落するころには、食品業界への追究は忘れ去られていることだろう。何しろ、すでにこんなことが行われているのだから。
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2004.06.23

7月1日、ソウルのバスが変わります

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7月1日、ソウルのバスが変わる。

7月1日からバス体系が改編されます
--7月1日から施行されるバス体系の改編と関連して、支線バス(Green Bus)の292路線が確定しました。支線バス改編案によると、既存の運行路線をそのまま維持する場合が136路線、既存の路線を変更する場合が21路線、路線の短縮が68路線、路線延長が19路線です。
ソウル市公式サイトより

現在、数百の路線がある市内バス。そのすべての路線が見直され、維持される路線も含め、すべての路線番号が変わる。
この2年半、僕がこつこつと覚えてきた市内バス路線網。
その、すべてが水泡に帰するというわけだ。

笑わずにはいられない。はっはっは。

ついでに、地下鉄・バスの運賃が800Wに値上げされる。
そのことに一言も触れないソウル市。やるな。

ま…、詳しくはまた今度。僕が立ち直ってからということに。

今の気分↓
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協力は、明洞にある旅行者相談デスク、「旅の達人cafe」のにしださんと、ライター仲間?のにとさんでした。

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2004.06.22

KBS見学ホール

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▲ニュースキャスターの気分が味わえる?KBS見学ホール

 高麗大時代の同級生、もとこさんと汝矣島をぶらぶら。
 彼女は、9カ月間の留学中に、韓国人の男性とつきあい始め、先月、結婚準備のためにソウルに引っ越してきた。当時の友だちがほとんど帰国してしまった今、お互い数少ない同胞(笑)の友人と言える。

 さて、63ビルに登ったり、漢江遊覧船に乗ったりと言ったデートコースは彼氏にお任せするとして、なんとなくKBS(韓国放送)の見学コースへ行ってみた。韓国の放送の歴史や歴代の人気番組を展示したほか、実際のスタジオを外から覗くこともできる。この日、収録していたのは「クイズ探検 神秘の世界」。情報クイズバラエティのようだ。

「これは、動物をテーマにしたクイズでして……、日本のTBSが放送していた、動物クイズ番組とほとんど同じです。韓国でも人気があって、もう十年以上も続いているんですよ」

 ふらふらと近寄ってきたおじさんが、とつぜん韓国語で解説を始めた。「どうぶつ奇想天外!」のパクリ……※。このおじさん、韓国のテレビ番組の多くが日本の模倣であることを、みっともないとは思っていないらしい。展示されている歴代人気番組のパネルを指さしては、これは日本の何々、これは日本のどこそこの放送局の番組と同じ、と説明してくれた。韓国がパクリ社会から脱する日は、まだまだ遠いと言わざるを得ない。

※放送開始の時期から考えると、「わくわく動物ランド」のパクリといったほうが良いかも

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2004.06.21

佐藤琢磨おめでとう!

 遅ればせながら、アメリカGP佐藤琢磨3位表彰台おめでとう。

 すごいレースだった。

 レース序盤、琢磨はトップを走るフェラーリの2台に肉薄し、激しいバトルを展開した。フェラーリとトップ争いを演じる日本人ドライバー……。それだけでも、時代が変わったことを感じるには充分だ。しかし、チームの戦略ミスから、一時2位から11位まで後退。上位入賞は難しいかと思われたが、そこからが佐藤琢磨の本領発揮だった。

 ウェーバーをパス。クルサードをパス。フィジケラ、ハイドフェルド、パニス…… 数多くのドライバーを実力で追いつめオーバーテイク。気が付けば4位に。そして、3位を走るモナコGPのウイナー、ヤルノ・トゥルーリとの差を1周0.3秒ずつ詰め、ついに61周目、トゥルーリが、リタイアした車から漏れたオイルに気を取られた隙をつき、1コーナーで抜き去った。

 その後も琢磨はペースを落とさずトップの2台との差を縮め続け3位でフィニッシュ。

 韓国では中継放送がないので、今回もネットでライブタイミングによる数字だけの観戦。それでも、他の車より1周1秒近く速いペースで走り、ぐんぐん差を縮めていく様は見応えがあった。琢磨の走りを映像で見たい……。日本にいれば良かったと、珍しく思った瞬間だったかもしない。

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2004.06.20

佐藤琢磨予選3位

そういうわけで、琢磨がアメリカGPで予選3位獲得
琢磨より速かったのは、フェラーリの2台のみ。
チームメイトのジェイソン・バトンにもとりあえず勝った。まずは、良かった。

佐藤琢磨の速さ・技術は、すでに世界トップクラスだ。世界王者のミハエル・シューマッハとも、速さに関しては互角に渡り合っている。足りないのは安定性。
普段は穏やかにインタビューに答える琢磨が、レースになると「人が変わったような」攻撃的なドライビングで攻め続ける。
そのギャップは、見ていて面白い。しかし、ミスも多く、車にも負担がかかっているようだ。完走すれば表彰台なのに、ずっと途中リタイアが続いている。

最近のF1レースは、車の技術が進みすぎて、レース中、コースの上で追い抜くのが非常に困難になってしまった。そのため毎年ルールを変更し、燃料補給やタイヤ交換などの不確定要素を増やして、レースが面白くなるように工夫がされている。だが、抜きつ抜かれつという興奮はほとんどなくなった。

しかし、そんな中でも琢磨は果敢に追い抜きを試みる。
それが、琢磨の魅力だ。
明日の決勝、また朝まで眠れないが、PCの前で静かに応援したい。

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今日は早寝?

 外は雨だし、体調も良くないし、早寝しよう!と布団に入っていたが、ふと目が覚めた。

 時計を見ると、1時すぎ。

 おばぁの上京見逃したな~と思いながら、なんとなくテレビをつけたら、ぴったり「ちゅらさん」始まった。
 おお、えりぃは僕を待っていてくれたのか(涙)。

 ……というのは冗談として、巨人戦の中継が延びたらしい。国際放送でもそういうことあるんだ……。

 ちゅらさん見て、サタデースポーツ見て、よし、ブログ更新して寝よう!と思ったら、今日は琢磨デーだった。
 F1アメリカGP予選。佐藤琢磨は最後のフリー走行でシューマッハに次ぐ3位とのこと。もうこのくらいでは驚かない自分がコワい。

 というわけで、予選が始まったのでライブスコア見てきます。ああ、今日も眠れない……。

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2004.06.19

そばうどん。

 大雨。せっかく仕事が一段落したのに、カメラを持って出かけることができない。最近ブツ撮りネタが多いのは、そういう理由だったりする。

 セブンイレブンでコーヒーを買った。この前のカップ焼きそばは、数は減っていたが今日も並んでいた。よく売れて減ったのか、売れないから減らされたのか。

 で、その隣にあったのがこれ。

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 そばうどん。ストレートなネーミングに好感が持てる。日本人なら、一体そばなのかうどんなのかはっきりしろ!と言いたくなるところだが、よく考えるとインスタントそばの麺は、そば粉をブレンドしたうどんに他ならない。むしろこちらのほうが正解と言えるのではないか。

 値段は1000Wと普通の辛ラーメンより割高だが、焼きそばの半額なので高いとは感じない。フタとカップの接着面が少々はがれにくいので、韓国製と思って間違いないようだ。味の方は、韓国製のインスタントそばとして考えれば上出来。そばはもう少しそれっぽい香りがしてくれると良いのだが、デパートで売ってる寒天のような「イルボンモミルクッス(日本そば)」よりは旨い。スープもなかなか雰囲気が出ており、age、じゃなくて揚げが小さいのが残念。

 ま、そんなわけで、今日も1日とても有意義だったとさ。

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2004.06.18

韓国語電子辞書EW-K3000購入

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内的要因:ひさしぶりに、ちょっと入金があった
内的要因:仕事が一段落して、勉強意欲がわいてきた
外的要因:教保文庫で3万W引きセールをやっていた

 というわけで、これらの要因から導き出された結果として電子辞書を購入した。

 2月の発表時にも紹介したカシオ製EW-K3000は、現在韓国で販売されている電子辞書の中でも最高峰のスペックを誇る機種だ。搭載辞書・参考書はなんと16冊。そのうち9冊が英語関係で、日本語は5冊、韓国語が2冊となっている。僕たち韓国語学習者にとって嬉しいのは、収録された日韓・韓日辞典が、コンパクトタイプの東亜メトロ辞典ではなく、フルサイズの東亜プライム辞典ということ。朝鮮語辞典に比べるとかなり落ちるが、それでも普段外出先で韓国語を調べるには必要充分な性能だ。

 東亜プライム韓日・日韓辞典を搭載した電子辞書には、もうひとつ、シャープのSD-S80がある。こちらは、日本語学習をメインに考えられた電子辞書で、国語辞典が搭載されていないほか、英語関係のコンテンツもEW-K3000に比べると少ない。その代わり価格が5万W程度安く、片手で使えるコンパクトサイズな上、カシオより堅牢な印象だ。カシオは、230gと電子辞書にしては大ぶりで、片手で使うのは少々難しい。その割に薄くカバンに入れやすいが、強度の面で少々不安が残る。キーは大きく押しやすいが、大型電卓のようなタッチで安っぽさも感じる。シャープのキーはカッチリした感じで、指の大きな人には使いづらく感じるかもしれない。

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▲大きなキーは入力しやすい一方ややタッチが安っぽい。
ていうか、キーにゴミついてるし……

 収録されている日本語辞書自体はカシオもシャープも同じだが、表示方法は若干異なる。カシオが、紙の解説文と例文をそのままひとつの画面に表示しているのに対し、シャープは例文を別画面とし、日本語文と韓国語文の間に改行を入れるなど、すっきり見やすい画面にこだわっているようだ。例文中の項目単語を「~」で省略せず、きちんと文章全部を表示してくれるのも親切だ。ただ、いちいち例文キーを押さないと例文を見られないので、紙の韓日辞典に慣れた中・上級者には、カシオのほうが取っつきやすいかもしれない。

 さて、この二つのどちらを選ぶかで1時間も悩んだのだが、最後は韓韓辞典の有無が決めてになって、カシオに決めた。日韓・韓日辞典だけでは物足りなかった。ただ、一般的な韓国語学習者には、韓韓辞典はさほど必要ないので、安くてコンパクトなシャープのSD-S80が良いだろう。

 しばらく使ってみたら、EW-K3000の使用感もレポートしたい。

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ソウルはずっと雨。

さっきからずーっと、窓の外でネコ同士が因縁つけまくってる。
メスを巡って争っているようだ。ていうか、3時間もウャオウャオ言い続けるくらいなら、一気に勝負決めてほしいものだ。

昨日は、天気が良ければ郊外へ行こうと思ったのだが、ソウルは一昨日の晩からしとしと雨が降り続けている。
そんなわけで、韓国語の勉強を再開。

何げなくつけたNHKに、パク・ヨンハ(冬ソナのサンヒョク)が出てた。
相変わらず地味な人だが、日本語がなかなか上手い。
パク・ヨンハの言葉はほぼ100%聞き取れた。勉強を積み重ねれば、韓国語能力検定6級、通訳の国家資格も夢ではないだろう。僕も、勉強がんばらなくちゃ。

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2004.06.17

豚焼肉定食

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 仕事がひとだんらくし、ほっとした今日のランチ。
 お気に入りの食堂、「ヌナネサムチ」の「テジプルコギペッパン(豚焼肉定食)」3500W。
 この食堂は本来居酒屋で、定食類は周囲の食堂より500Wずつ割高なのだが、クオリティはとても高い。おかずも手抜きがないし、盛りつけを含めて全体に丁寧だ。とくに、ダットリタン(鶏辛味噌鍋)とこのテジプルコギがおすすめ。350円ながら、おかずが5品、サンチュも付く。昨年紹介したファンソ食堂の味が落ちた今、一押しの食堂だ。

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2004.06.14

韓国でカップ焼きそば

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韓国のセブンイレブンでカップ焼きそばを発見!

「日本風伝統ヤキソバ」
「甘いソースと豊かなかやくがよく合う、伝統ヤキソバ~」

……日本「風」かよ。
どこかに「ペヤソグ」とか書いてないか。
ざっとパッケージを見たが、カルビーポテトチップスのようにライセンスロゴが書いてあるわけでもない。

また真似か。
いったい、どんな味がするんだろう。
つい、興味をひかれて買ってしまった。2000Wって、たかい。

部屋に戻って、開けてみた。

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マルちゃんコクのウスターソース キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!

……いかん、最近、興奮すると2ちゃん言葉が出る。
僕、病気だろうか。

そういうわけで、これは正真正銘、東洋水産製「昔ながらのソース焼きそば」だった。
日本食?に飢えていたわけではなかったが、懐かしい。

セブンイレブンでは、これ以外も日本の製品を積極的に売っている。
SB食品のカレー粉(小)を5000Wで売っていたのはたまげたが。誰が買うんだろ。

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2004.06.12

レーガンよりちゅらさん

 たまにはブログっぽく、他愛のないこと書いてみたり。

 NHK(ワールドプレミアム)でレーガンの国葬見てたら、追悼演説の途中でいきなり「ちゅらさん」始まった。世界に散らばる同胞に、レーガンの国葬より「ちゅらさん」を見せたいというNHKの心意気、しかと受け止めましたっ。

 ああ、一風館みたいな下宿が日本にもあったらいいな~。

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2004.06.11

韓国のかき氷「パッピンス」

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▲J&Jのパッピンス。6000W也

 夏だ。
 日本は気の早い台風が暴れているようだが、ソウルは微妙に暑い毎日が続いている。

 梨大前のJ&Jで、ライターの先輩であるTさんに会う。パッピンス始めたというので、昨日も食べたような気がするがつい注文してしまった。

 パッピンスとは、直訳すると「氷あずき」。韓国式のかき氷で、氷にアイスクリームとあずき、そしてさまざまなフルーツがどっさり載っている。チェーン店のアイスベリーが有名だが、喫茶店でも食べられる。店ごとにけっこう内容が違い、ヨーグルトやカルピス(ではなく"クールピス"(笑))が入っていることも多い。

 パッピンスの特徴は、その食べ方にある。日本のように、デコレーションを壊さないよう少しずつ崩して食べるなどということはせず、最初に全体が渾然一体となるまで徹底的に混ぜるのだ。アイスベリーなどのチェーン店では、グループでひとつ、巨大なパッピンスを注文し、ぐちゃぐちゃにかき混ぜてみんなでつつく。「混ぜる」「みんなでつつく」。これが、韓国の食文化なのだ。

 アイスクリームと氷、そして小豆がまざり、適度に溶けたとき、至高の味が生まれる。
 パッピンスは、韓国が生んだ偉大なスイーツだ。

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2004.06.10

「僕の彼女を紹介します」

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「僕の彼女を紹介します」公式サイト(韓・英・中)

 少し時間ができたので、一人で映画「僕の彼女を紹介します(ヨチンソ)」を見てきた。
 「猟奇的な彼女」、「クラシック(邦題:ラブストーリー)」のカク・ジェヨン監督の最新作だ。
 日本では、「猟奇的な彼女の続編」などと言われているようだが、正しくない。「基本的には」、「猟奇的」とは別の世界の話と思われる。

 さて、感想。……うーん、たしかに、チョン・ジヒョンはきれい。キャラクター的には、「猟奇」とほぼ同じだ。今回は婦人警官役なのだが、僕にはバカボンの「ホンカン」に見えた。あるいはパトレイバーの太田。

 映画としてはのできは、かなり疑問というのが正直なところ。リアリティを排してでも登場人物への愛情を大切にし、テンポを悪くしてでも見せたいシーンをすべて盛り込むといったカク・ジェヨンの姿勢は "ほぼ" 変わらない。でも、今回はストーリーよりもセルフ・パロディを優先してしまったような感じで、残念ながら映画的なカタルシスは得られなかった。ストーリー自体、韓国ドラマの王道を行くような内容だったし。この前の、僕が考えたシノプシスを読んでから見ると、けっこう面白いはず。だが、何より、あのラストシーンはどうなんだろうか。感動させるところで笑わせてどうするよ。どうせなら、完全にあの作品とリンクさせちゃえば良かったのに。舞台も玉水駅でなく、新道林駅にして。

 これ以上はネタバレになってしまうのでやめておきます。

 劇中、かなり重要(と思われる)シーンでX-JAPANのtearsが日本語のままかかっていた。時代は変わったなあと実感した次第。公式サイトは英語もあってわかりやすいので、ぜひ訪れてみてほしい。

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2004.06.08

電車男読みました

しばらく前、仕事が待ち入ってたときに書いてあったエントリ。

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検索していてたまたま見つけたこのサイト。

電車男

アニメおたくの電車男が、秋葉原からの帰りの電車で、暴れる酔っぱらいに勇気を出した。それがきっかけとなって起きた、奇跡の物語。

仕事中だというのに一気に最後まで読んじゃった。
ギャラリーがちょっとうざいけど、暇な方はどうぞ。

こんなの書かれちゃうと、世の恋愛小説家はお手上げです。

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えー。僕は2ちゃんねらーではありません、が。
こんなのもあります。懐かしい。これ読んだ頃は慣れてなくて、専門語にけっこう引いたのですが、最後の展開にはじーんとしてしまいました。

「好きな子に告白しようと思うのだが・・・」
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8

このエピソードから早3年。どうなったかなあ……。

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新沙洞・烏山公園のネコ

えー、写真撮影で江南・新沙洞(いわゆる狎鴎亭)へ。

烏山公園で、お手洗いに行ったついでに花を撮ろうと芝生に身を乗り出した。すると…

「がばっ」
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ええ。そうです。言いましょう、あの一言。

可愛くない。

「まだいる?」
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いるよ。可愛くないな。笑えよ。

続いて現れたやつ。
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……うーん、ちょっと許すかな。

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2004.06.07

ボックンパプ(炒飯)

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あんまりおいしそうに写らなかったけど。
ひさしぶりに、高麗大後門横の中華屋でボックンパプ(炒飯)を食べた。

韓国の炒飯は、必ずチャジャンがつく。
チャジャンミョンのところで紹介した、黒い肉味噌のことだ。
この店は、このチャジャンがとくに旨い。チャジャンというよりは、デミグラスソースと言ったほうがよさそう。

韓国の食文化は、混ぜる文化だ。
ピビンパプは言うに及ばず、カレーライスも食べる前にご飯とルーが渾然一体となるまで混ぜる。
だが、ボックンパプだけは違う。見ている限り、日本人がカレーを食べるがごとく、食べる分だけ、少しずつチャジャンと混ぜて食べる人が多い気がする。チャジャンの量が多くないからかもしれないが、ちょっと不思議だ。

炒飯自体の味は、日本とほぼ同じ。これで3500W(350円)也。

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2004.06.05

橋田さんと小川さんの冥福を祈るとともに

 二人の遺体は、タイ・バンコクで荼毘に付されるそうだ。月並みだが、冥福をお祈りしたい。

 来日したモハマド・ハイサム・サレハくんは、おそらくイラクの中でも特別不幸な少年というわけでもないと思われるが、橋田さんらと出会ったという幸運を生かし、満足のいく人生を送ってほしい。

 橋田さんの妻、幸子さんの態度は、日本人として立派だった。

 取り乱さず、涙を見せず、むしろ笑顔で「覚悟はできていた」と述べるその姿。おそらく、日本にいたときはごく普通の感情として「立派な人だ」と思い、それ以上は深く考えなかったかもしれない。だが、韓国にいると、それがきわめて日本人特有の態度であることを感じる。

 韓国では、人が死んだら、その家族は激しく泣くのが礼儀とされる。人生をまっとうし、大往生と言えるような死を迎えた人の葬儀は、やはりどこか和やかな空気が流れると言うが、それでもまずは声をあげて泣くのが礼儀なのだそうだ。

 人前で涙を見せない。悲しむ姿を見せない。目に涙をいっぱいに浮かべ、その心の内は見る人にも十分想像がつくが、その感情を抑え、感謝の言葉を述べる。これって、武士道の名残ではないだろうか。

 そんな姿は、韓国人にはさぞかし奇異に映るだろうと思っていたが、そうでもなかった。何人かにこの話を聞かせたが、若い人はすんなり理解してくれる人が多く、ちょっと意外な気がした。

 橋田さんには、直接お会いする機会がなかったのが残念だ。重ねて、お二人のご冥福を祈る。

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2004.06.02

釜山・海雲台にて

 仕事で釜山に行ってきた。
 釜山東部のリゾートエリア、海雲台で写真撮影。 平日の夕方だったが、海岸には親子連れや高校生のグループなどが大勢来ていた。

 砂浜に、大きなハートマークがあった。なかなかきれいなので、カメラに収めていると、女の子が声をかけてきた。

「おじさん、それ、あたしたちが作ったんですよ~。きれいでしょ?」

 みんな一緒に撮ってあげるよというと、大喜び。韓国の人たちは、総じて写真に写るのが好きだ。風景を撮るつもりで、無断で人にレンズを向けると怒る人も多いが、基本的には一言断ればみな笑顔を向けてくれる。自分の写真を撮ってくれ、と頼まれることもあり、根の明るい人が多いんだな、と感じる。

 市場を歩いていたら、ネコがいた。珍しく、人から餌をもらって食べている。レンズを向けると、餌をやっていたおばちゃんがにっこり、いや、に~んまり笑った。

その写真。

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……。

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2004.06.01

韓国高速鉄道KTXに乗車

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 仕事で、釜山に来た。そんなわけで、開業2カ月にして、高速鉄道・KTXにやっと乗った。

 KTXの座席は、向きを変えることができない。そのため、車両の中央を境に、シートが向き合う形になっており、前半部のシートは進行方向と逆向きになる。僕も、進行方向と逆向きの席だった。

 どうなっているんだ、KTXは!と思いかけたが、この向きを変えられないシート、どっかで見たことがある。
 そうだ、東北・上越新幹線の200系の、3列シートだ。あれも、国鉄末期を象徴するような、融通の利かないシートだった。

 どちらも向きが変わらないのは同じだが、韓国は、車両中央を境に向き合うように配置され、日本は、背中合わせのように配置されていた。このあたり、両国の国民性の違いを表しているようで面白い。

 さて、自慢の時速300km走行。確かに速い。日本と違って防音壁がほとんどないので、近くの景色も見えて、スピード感をより実感できる。トンネル内では低周波の騒音がうるさいが、思ったより揺れも少なくまずまず快適だった。もっとも、300kmで走れる区間が短いので、あまり速さを実感するヒマはなかったのだが。

 釜山に着いたのは16時。2時間52分の旅は、以前に比べてそれほど速くなったという気はしなかった。シートが狭いので、その分疲労感が強いのかもしれない。

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