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2004.05.31

がんばれ佐藤琢磨

佐藤琢磨 「スターティンググリッドの一列目という最高の結果を出せ、とても興奮しています! 」

 韓国にいるおかげで「ちゅらさん」を見られるのは幸せだが、F1を見られないのは悔しい。

 佐藤琢磨はすごい。

 日本人初のグランプリウィナーになるだけの実力を持っている。今日決勝が行われたヨーロッパグランプリで、予選2位、決勝でも大部分を2位で走り、前へ前へと果敢に攻めた結果、エンジンが壊れてリタイアに終わった。予選の1回目では王者ミハエル・シューマッハに0.7秒近くの差をつけてトップに立ち、あまりの速さにシューマッハは予選2回目で琢磨に勝つための作戦を取った。

 これがどのくらいすごいかというと、サッカーのワールドカップで日本が決勝に進出し、ブラジルが日本対策を研究した、というようなものだ(と思う)。

 僕がF1を見始めたのは、1990年ブラジルグランプリ。中嶋悟と鈴木亜久里がはじめてF1でバトルを展開したレースだ。以来、例によってはまりにはまり、一時はレーシングカートまでやっていた。90年日本グランプリの鈴木亜久里3位表彰台には興奮したが、まさか優勝争いに本気で絡んでくる日本人ドライバーが現れるとは、想像もしていなかった。時代は変わるものだ。

 次戦、カナダグランプリもホンダが強いコース。
 がんばって、ネット中継で応援したい。

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2004.05.30

韓国の噴水

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 水道管が破裂し、気の毒な子供たちがずぶぬれになっている……のではない。
 ここは、内外から広くその名称を公募し、今月1日に大々的にオープンした、ソウル市庁前の芝生公園、「ソウル広場」。そこにある、噴水である。

 最近の韓国の噴水は、敷居がない。地面にいきなり穴?が開いていて、そこからドバドバと水が噴き出すようになっている。敷居がないということは、勝手に噴水の中に入れるということだ。つまり、ここは無料で楽しめる水遊びの場なのだ。

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 高麗大の中央広場にある噴水も、ユジンとチュンサンが別れた良才市民の森の噴水も、みなこのタイプ。タダで遊べて、なかなかほほえましい。周りで見守る親御さんに混じって、ずぶぬれになった小学生くらいの女の子ばかりを、しきりにデジカメで撮っている兄ちゃんはどうかと思ったが、そんなのは意に介さないのが韓国だ。とんでもない事態が発生しないことを祈りたい。ちなみに、その兄ちゃんは私ではないので念のため。

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▲やりすぎです

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ジュユソのトンカツ

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 久しぶりに、ジュユソのトンカツを食べたくなり、一人で行った。
 ジュユソは、高麗大の裏門近くの地下にあるバーで、日本を含む世界のビールを取りそろえている。だが、この店の人気メニューは、トンカツだ。ほぼパーフェクトに日本式のトンカツを、4000W(400円)で食べられる。

 今でこそ日本式のトンカツを食べさせる店はあちこちにあるが、僕が留学に来た2001年当時はまだかなり珍しかった。トンカツ(韓国語ではトンカス)屋はたくさんあったが、カツが薄くて、シナモンのような甘いソースがかかった韓国式トンカスばかりだったのだ。ジュユソのトンカツは、日本のトンカツソースが付き、ボリュームも、以前より小さくなった気がするが、日本のトンカツより多い。ハート型のマスタードもおしゃれで、ご飯にはふりかけまでかかっている。

 客の8割がトンカツを注文するので、店はいつも油のにおいが漂っている。そういえば、お酒を飲んでいる人を見たことがない。変わった店である。

 そうそうトンカツばかり食べるわけにはいかないが、今度は韓国式トンカスを紹介したい。

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2004.05.29

増えるレンズ

 デジタル一眼レフと、ハムスターは似ている。
 しばらく飼っていると、子供がどんどん増殖するのだ。その子供は、カメラの世界ではレンズと呼ばれる。

 最初は、カメラにセットで付いてきたレンズと、以前からフィルムカメラで使っていたタムロンのレンズ(28-200mm)の2本で使っていたのだが、今や所有するレンズは6本にのぼる。デジタルカメラは、フィルムと違ってモニターの画面上で簡単に大きく引き伸ばして見ることができるので、画質に対してとてもシビアになってしまうのだ。また、以前は出版社の社員としてひととおりおさえておけばOKだったのが、今や多くの仕事で、写真も含めて依頼されるので、カメラマンに準ずるくらいの実力と装備は身につけなくてはならない(それにしては、この適当な写真はなんだって?)。

 単なる趣味の物欲なら我慢のしようもあるが、僕の場合、「仕事で使うんだから」という悪魔の声がくせ者。仕事のため。この言葉には、誰も勝てないのだ。

 まあ、その分、撮影量もハンパでなく、ずいぶん腕も上がったとは思う。なにしろ、カメラを手にしてから5カ月弱で、各画像に割り振られる4桁の番号が、0001に戻ってしまったのだから。つまり、1万カットを超えた。下手な鉄砲も……というのは、ちょっと違うか。

おまけ。僕のレンズシステムを紹介しときます。チープだなあ。

Tamron SP17-35mm F2.8-4
Tamron SP24-135mm F3.5-5.6
Canon EF50mm F1.8
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6

引退
Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6
Tamron AF28-200 F3.8-5.6 AsphericalSuperⅡ

追伸・トップに載せた写真があまりにダメダメだったので、いったん消します(笑)

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2004.05.28

橋田信介さんたちの無事を祈る

ニュースで橋田信介さんの名前を聞き、驚いている。

イラクで日本人2人襲撃される 安否不明、死傷の情報も

 バグダッドの日本大使館に日本時間28日未明入った情報によると、バグダッド近郊で日本人2人が乗った車が走行中、武装グループに銃撃され、炎上した。外務省によると、イラクで取材しているフリージャーナリストの橋田信介さん(61)=バンコク在住=、小川功太郎さん(33)=鳥取市在住=で、2人の安否は不明という。


バグダッドで、甥の小川功太郎さんとともに移動中、武装グループに銃撃されたという。死傷者がでているという情報もあり、大変心配だ。

橋田氏とは、直接面識があるわけではない。
僕が以前務めていた出版社から著作を出されていたこと。
僕が制作に関わっている、タイのガイドブックの現地特派員を、橋田さん門下生の高橋氏にお願いしていたこと。

そんな関係で、橋田さんの話はよく聞いていたのだ。

僕は戦場取材はしないが、ジャーナリストの大先輩として、バンコクに取材に行った折りには、ぜひお会いしたいと思っていた。

とにかく無事を祈りながら、お気楽な雑誌の記事を書き続けている28日の朝である。

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ロッテリア安岩店クローズ

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 安岩洞のロッテリアがつぶれた模様。一応、「内部修理中です。ありがとうございます」などと書いてあるが、たぶんつぶれたのだろう。それくらい、客が入っていなかった。

 民族意識の高い韓国だから、ファストフードも、当然のごとくロッテリアが一番人気だろうと思いきや、実はロッテリアは存亡の危機に立つと言われるくらい人気がない。マクドナルドほどのブランドイメージがなく、バーガーキングほど味を売りにしているわけでもない。トレイのシートが真っ白い紙だったり、炭酸飲料がペプシとサイダーしかなかったり、微妙にやる気が感じられないのだ。

 僕がソウルに来て以来、ロッテリアやKFCはいくつもの店が閉店に追い込まれている。見ている限り、韓国ではマクドとバーガーキングの2強が勝ち組で、ロッテリア、KFC、パパイスは負け組らしい。

 これで、安岩に残るFFはマクドとKFC。見ていると、どうもKFCも先は長くなさそうだ。
 安岩にバーガーキングを、という僕の願いが叶う日は来るだろうか。

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2004.05.27

韓国映画「片想い」

韓国映画史上最高のラブストーリー、「片想い」。
原題は、「저 불고기가게의 모퉁이를 돌아서(あの焼肉屋の角を曲がって)」。

激しく見たい。

タイトルといい、ポスターに書かれた文字といい、微妙にサボイな感じが出てて見逃せません。

主演女優のアン・ジョンクン(たぶん안정근)。どう見ても、オッサンの名前にしか見えないのですが、韓国若手No1女優らしいです。過去の出演作、「ビビンパ・ダンス비빔밥댄스」も注目。

ストーリーは、間違いなくこんな感じ。

 焼肉屋で働く貧乏だけどけなげな女の子・ジョンクンは、常連客のポクスンと恋に落ちる。しかし、彼女は実は、生まれたときに取り違えられた金持ちの娘だった。突然現れた親によって、財閥御曹司との望まない結婚を強いられるジョンクン。ポクスンはストーカーのようにジョンクンにつきまとい、ついに二人の仲は、周囲から認められそうになる。ところが、ひょんなことからジョンクンとポクスンが異母兄妹であることが判明し、二人の仲は引き裂かれる。最後に一度だけ恋人としてデートをしようと、二人が出会った焼肉屋で待ち合わせるが、そこへ行く途中でポクスンは交通事故で死ぬ。しょうがないのでジョンクンはいきなりフランスに留学し、そこでポクスンとよく似た仕草をする少女に会う。ジョンクンはその子がポクスンの生まれ変わりと思いこむ。

 うーん、大ヒットの予感。

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岡田惠和マニア

 に、なりかかってます。最近。
 「ちゅらさん」「もっと恋セヨ乙女」。うーん、面白い。

 特に、「もっと~」の筧利夫、「ちゅら」の菅野美穂に、惚れてます(ちょっとウソ)。

 日本に帰るのが嫌になってきました。だって、BS2がないと、「ちゅらさん」見られないんだもん。NHKが見たいから、日本に帰らず韓国にいたいっていう人間、きっと、全世界で僕だけだろうなあ。

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2004.05.26

南怡島の動物たち

某冬のソナタの舞台になった、南怡島(ナミソム)。ここには、たくさんの動物が暮らしている。
売店で、猫がいることを聞いた。誰かが飼っているらしく、首輪をつけ、靴下をはいたような柄。人なつっこくて、とても可愛いらしい。

その猫に、偶然会った。

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可愛くない。

一方船着き場の近くで見かけた子犬。囲いの中で、母犬と一緒にわやわや暮らしていた。

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可愛い。

やっぱり、愛されている動物は、可愛くなるのであった。アホっぽいけど。

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2004.05.24

サボイホテルのシャトルバス

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深夜に小ネタで更新。ずーっと前から気になってる、サボイホテルのシャトルバス。
絶対に、てんてんは正しく書かないぞ、という意気込みが伝わってくる。

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サボイホテルは、このバスの行き先、世宗ホテルと提携関係にあるが、その世宗ホテル前から発着する空港バスにも、以前「セジョソホテル行き」などと2ちゃんねらーな表示がなされていた。

特2級ホテルである世宗ホテルは、その後この間違いを直したが、1級ホテルのサボイは、いつまでたっても直さない。この間違いが気にならないというあたり、サボイの日本語レベルを表していると言える。実際、サボイの内装の清潔さは1級ホテルの水準を超えているのだが、職員の親切さは特級ホテルに及ばない。ただ、ツアーで利用し、ホテルでは安心して眠れれば良いという人には十分お勧めできると思う。僕自身は、もう何年も泊まったことがないのだけれど。

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2004.05.23

春川ダッカルビ

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 いったんソウルに戻り、留学時代の友だちを引き連れて再び春川へ。別に一人でも良かったのだが、友だちを連れ出した理由はただひとつ。

 春川ダッカルビを食べるためだ。

 鶏肉を野菜とともに炒めたダッカルビは、安くて旨くてボリュームがあるということで、最近日本人の間にも人気の料理。春川はそのダッカルビの本場である。焼肉系の料理を一人で食べるのは何ともわびしく、友だちを誘ったというわけだ。

 先に取材を済ませ、春川市内中心にあるダッカルビ横丁に着いたのは夕方7時すぎ。小さな路地にずらりと並んだ店の中から、そこそこ込んで、そこそこ老舗っぽい店を選んだ。メニューはダッカルビしかなく、席に就くとまもなく運ばれてきた。

 ものすごいボリュームだ。
 とても2人分には見えず、ソウルで食べるダッカルビの倍くらいはある。山のようなキャベツ、餅、サツマイモの上には、ヤンニョム(タレ)に漬かった巨大な鶏肉が。おばちゃんが、はさみで肉をバチバチ切り、15分ほどかけてじっくり焼く。ヤンニョムが全体に行き渡り、キャベツが十分柔らかくなったころが食べ頃だ。

 うまい。ただ量が多いだけではない。ほどよく辛く、野菜だけ食べてもうま味十分。ヤンニョムには唐辛子だけでなく、果物なども入っているようだ。二人とも無口になり、ただ黙々と食べ進んだ。

 ダッカルビは、最後にご飯を入れてボックンパプ(炒飯)にする。そのために、最後まで食べきらず、ひとかたまり残した状態でご飯を注文するのがお約束だ。今日も3/4ほど食べたところで、ご飯を注文。おばちゃんが来て、鉄板にこびりついた焦げをきれいに削り取ってくれた。そのときである。信じられないことが、起きた。

 もうちょっと食べたいのを我慢して残しておいた、1/2人前ほどのダッカルビ。それを、おばちゃんは何の迷いもなく、お焦げと一緒に下げてしまったのだ。

 僕たちは、ただ呆然と座っていた。目の前で起きたことを、現実として受け入れることができなかったのだ。きっと、ご飯と一緒にまた持ってきてくれるよ。そんな願いは、まもなく無惨に打ち砕かれる。ご飯をヤンニョムで炒めただけのシンプルなボックンパプをつまみながら、言いようのない敗北感に包まれていた。まだ食べたかったのに……。まだ食べたかったのに……。まだ食べたかったのに……。

 教訓。春川では、ダッカルビは最後まで食え。

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2004.05.22

緩行市外バス

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▲春川行緩行バス運転手、オ・セム氏

 フェンゲから春川へは、東海岸の江陵から来る市外バスを利用する。江陵-春川間は多くのバスが走っているが、ほとんどが「直通」と呼ばれるノンストップ便だ。フェンゲのような小さな町に丁寧に停まる「緩行」は、1日数本しかない。高速道路ではなく、一般道路を走る区間が多いので、韓国の田舎の風景を満喫できるのがいい。

 例によってバスを写真に撮っていると、運転手が「どうして写真を撮るのか」と不機嫌そうに訊いてくる。時々、抜き打ちで役所か何かの実態調査があるらしく、韓国のバス運転手は総じてナーバスだ。いえ、単に旅行の記念に、と答えると、無言で、どうしてわざわざバスなんかを、という顔をした。

 バスは、農家の連なる細い旧街道をくねるように走る。牛が見えたり、ばあさまがひなたぼっこをしていたり。

 小さな町のターミナルに着いた。運転手に停車時間を尋ねると、「もしかして、日本の人?」。そうです、と答えると、彼は急に笑顔になってしゃべり始めた。

「学生さん? じゃあ、空いてるから前に座りなさいよ。その方が、勉強になるでしょう」

 どういう意味だ? と思いながら、いちばん前の座席に移ると、そこからは運転手のトークショーだった。最近、日本人の客をよく乗せる。自分も日本語を勉強したいが、機会がない。以前はトラックの運転手をしていたが、バスの運転手に憧れて転職した。でも、同じ路線ばかり往復するので、そろそろ飽きてきた。自分が日本に行ったら、日本のバス会社で勉強できるだろうか。……云々。

 まあ、バスの運転手が運転中に携帯で電話をするような国だから、運転しながら乗客に話しかけてくるくらいは良い。だが、文末ごとに、同意を求めるようにこっちを見るのはやめてほしい。外国人と話ができるのが、楽しくてしょうがないようだ。

「緩行バスはあちこち停まりながら行くから、イライラするでしょう」
「いえ、面白いですよ。普段は来られない小さな町を見られるし……。時間があったら、こういうところで降りて散歩したいですね」
「へえ、そんなもんですか。何が面白いのかねぇ……」

 韓国には、「各駅停車路線バスの旅」という番組はなかったのかな。韓国のローカルバスの旅なんて、なかなか魅力的だと思うのだが。結局、運転手のトークショーは2時間続き、やがて春川に到着した。いつも無愛想に見える見えるバスの運転手も、本当は陽気な韓国人なのだと気づいた次第。

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2004.05.21

韓国で旅行貯金

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▲立派なフェンゲ郵便局

 スキー場から春川に移動するため、麓の町フェンゲに降りた。少し時間があったので、隣の郵便局で、久しぶりに旅行貯金をしてみた。

 旅行貯金といっても、何も特別なものではない(笑)。日本の旅先で郵便局を見かけるたびに、少しずつ貯金をして、空欄になる支払い欄に局名のゴム印を押してもらうのだ。これだけのことだが、訪れた地名と日付を残すことができ、やってみるとなかなか良い旅の記念になる。もとはバスガイドなどがやっていたらしいが、種村直樹氏が著作で紹介して以来、鉄道ファンの間に広まった。かくいう僕も、種村氏の影響で始めた口だ。最近では、旅行貯金向けにイラスト入りのゴム印を用意している局もある。

 さて、ここ韓国も郵便局のシステムは日本とほぼ同じ。郵便のほかに貯金、簡易保険を扱っている。となれば、旅行貯金も可能なのでは……と挑戦したのが2年前。外国人でも、パスポートと印鑑さえあれば口座を開設でき、みごと旅行貯金もできた。日本と違うのは、説明するのが面倒なことと、きれいなゴム印が少ないことだ。すり減ったゴム印も多く、どうしても通帳が汚くなってしまう。そんなわけで、あまり熱心ではなかったのだが、この日久しぶりに貯金をしてみたら、システムが変わっていた。今まで郵便局固有の番号が印字されていた欄に、ハングルで郵便局の名前が印字されるようになっていたのだ。ちょっと味気ないけど、これは便利。これからは韓国の郵便局めぐりに力をいれてみようか。今から始めれば、韓国旅行貯金のチャンピオンになれるかもしれない。

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▲ゴム印は擦れてしまった。右端が、自動的に印字される局名。「フェンゲ」とある。

 こうして、僕の人生無駄遣いはまたひとつ増えるのであった。

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2004.05.19

ホテルのフロントにて。

やむなく、ホテルのフロントで6万5000W支払い、ここで一晩すごすことにしたわたくし。
チェックインを済ませてから、この後の撮影についていろいろと相談をしていた。
さっきからロビーが騒がしい。外国人の団体が続々と到着しているのだ。どうも、何かスポーツ大会があるらしい。そのため、ロビーの撮影は、深夜0時までNGとなった。今日は夜中に仕事か...。

と、僕の横にジャージを着た東洋人の女の子が来た。何かトラブルがあったらしく、英語でフロントに相談している。

10代だろう。とても可愛らしい。困った表情に、どこか見覚えがある気がした。またデジャヴか。じゃあ、有名な韓国の女優? どのドラマの、どのシーンだ? この団体は、韓国映画か何かのロケなのか? てことは、冬季オリンピック誘致の宣伝映画?

そこへオッサンが来て、その女の子に話し掛けた。

「福原、先に部屋に行ってるぞ」
「はい、コーチ」

!!! 卓球の、福原 愛選手であった。明日から、卓球の世界大会があるそうだ。
いやあ、可愛かった。え、犯罪ですか。そうですか。

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夏の嵐

引き続き、とあるドラマのロケ地取材で、某スキーリゾートに来ている。

ホテルのフロントで広報の方と挨拶し、まずはゴンドラに乗って山頂にあるレストランへ。広報の人は会議があるとかで、パスだけもらって、一人で行く。

閑散期の平日なので、目当てのレストランは休業中だった。勝手に撮っていいというので、電気をつけ、椅子の配置を変えたりしてたくさん写真を撮る。気がつくと、1時間以上たっていた。まだまだ撮るべき場所は多いので、そろそろ山を下りることにする。階段を降りて、1階のゴンドラ乗り場へ。

「強風のため運転中止」

無常な表示が目に入った。見回すと、山頂には職員を含め誰もいない。休業中のレストランに人がいるとは思わず、ゴンドラの運転を中止して全員下山してしまったらしい。

この状況... どこかで見たぞ...。
そのドラマでは、急に吹雪が激しくなり、ゴンドラが止まって、主人公の二人が下山できなくなってしまう。覚えている人も多いだろう。まさに、先週放送したばかりのあのシーンだ。

山頂に取り残された二人は暖炉で暖まりながら夜を過ごす。つい口論になってしまい、女性があなたにとやかく言われる筋合いはない、と突っぱねる。すると、ミニョ...男性は、ついに本音を漏らしてしまうのだ。
「それは、僕があなたを、愛しているから...」。

そう。まさに、それと同じ状況が、今僕に。
「あなたを、愛しているから...」。

って、相手いないっつーの。暖炉も消えてるし。

結局1時間半後に車で救助されたが、後の取材予定はめちゃくちゃ。6万5000Wも出して、ここに一晩泊まることになったとさ。...ビールのもっと。

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2004.05.18

江原道東海市へ

そういうわけで、江原道東海市に来ている。
朝6時にばっちり起きて、昼前にはさっそうと東海に到着、という目論見はもろくもくずれ、起きたらKBS「テレビ幼稚園123」が終わってた。つまり8時すぎ。

結局、東ソウルターミナル11:20発の一般高速バスで出発。

東海をはじめ東海岸へは、とんでもなく険しい山を真新しい高速道路で越える。気分はほとんど上信越自動車道。途中で立ち寄ったサービスエリアで、峠の釜飯&リンゴソフトクリームを食べたくなった。もちろん叶うはずもない。

東海高速バスターミナルには3時前に到着した。市内バスに乗り換え、目的地の某海水浴場へ。たまたま来たバスに乗ったら、1日7本しかない海水浴場行きバスで、運がいい。

バスの中でうとうとするうち、通りかかった集落で、突然、自分がここを知っているような気分におそわれた。デジャヴというやつか。向かいに見えるあの写真店。たしか、以前誰かと車で来て、この店に入ったような... 誰とだったっけ。ヨンス? いやちがう、そうだ、ユジンだ。なんで彼女と? えーと、別れる決心をしたんだっけ、それとも...。

そこまで考えて、はたと気づいた。その店は、某人気韓国ドラマ(笑)に登場した写真店だったのだ。これを取材しに来たわけでもないのに、僕ってすご。ていうか、やば。現実とドラマの区別がつかなくなってる。

その後のことは、守秘義務というか自主規制により省略され、あっという間に夜の市内へ。適当なホテルがなく、1時間あまり歩き回って結局バスターミナル横のモテルにチェックイン。NHKが入らない。ああ、今日のちゅらさんは見たかった。ビール飲もっと。

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韓国でのお店取材

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▲三成洞のバーにて。取材が終わったところで、「あのー、僕たちを撮ってくれません?」コンパクトデジカメを手にしていたので、じゃあもっと良いカメラで撮りましょう、と一眼レフを出すと大喜び。「ぜったい、また来てくださいね」。

 韓国で店やホテルの取材をするようになって2年。最初のうち、死ぬほど嫌だったのがアポ入れだった。

 日本なら、先輩からいろいろと教えてもらえるが、僕の場合、人脈も経験なかったので、全くの手探りだった。韓国語で電話し、アポを取る自信のなかった当時は、アポなし取材することも多かった。

 データチェックさえすれば良かったときはそれでも問題なかったが、新規取材ではそうもいかない。試行錯誤を繰り返し、最近、ようやくコツをつかんできた。

 アポ入れの電話で重要なのは、シンプルに話すこと。どうしても発音が悪いので、日本でのように「お忙しいところ恐れ入りますが」などと言っても、まず100%「は?」と言われてしまう。そこで、まず日本人であることを名乗る。

「あの、私は日本人なんですが……」

 こう切り出せば、相手もゆっくりしゃべってくれる。そこで、「日本の雑誌の記者なんですが、店長様(支配人様)はいらっしゃいますか」。不在の場合はそのまま話を続け、店長に代わった場合はもう一度最初から名乗る。

「今、ソウルでこれこれこういう取材をしているんですが、そちらのお店を、簡単に取材したいと思ってお電話しました。もしよろしければ、私が一人で伺って、簡単に撮影とインタビューをしたいのですが…」

 たいてい「いつですか」と訊かれるので、希望の日時を伝える。店長不在で、判断できないと言われたら店長のいる時間帯を尋ねる。

 日本だと、メディアに紹介されることをいやがる店が多いが、韓国ではほとんどない。ただ、電話を入れるタイミングは重要で、日本のように1週間も前にアポを入れると、かなりの確率で忘れられる。前日に電話するのが基本だ。当日でも問題ないが、店長が不在の場合に融通がきかない。例外は高級ホテルで、取材依頼書を送るよう求められる上、客室の状況によって日時を指定されることもあるので、数日前に電話する。

 韓国での店舗取材は、とてもフレンドリー。僕が韓国語を話すので、親近感を持ってくれるのかもしれない。「これも何かの縁ですから、近くに来たら寄ってくださいね」。こんな言葉を、社交辞令でなく言ってくれるのがいい。取材がきっかけで友人になったケースもある。先日は、ある高級ホテルのフロント係と友だちになった。今度、一緒に遊びにいく約束をしたので、また報告しよう。

 明日から、取材で江原道だ。

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2004.05.17

豚焼肉の価格破壊

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▲一切れが掌くらいある。これで1300円くらい。

 昼前から引き続き「ホテリアー」を鑑賞。部屋では息が詰まりそうになったので、PCを持って外に出た。昼食を食べてから、比較的空いているロッテリアへ。1000Wのアイスコーヒーを注文した。新入りらしい女の子が勝手にシロップを入れてしまい、甘すぎて飲めなくなったが、がまんして最終回まで一気に見る。19時前、ジャスト24時間で、全20話20時間分を完走した。主人公のラストの展開は全く納得できなかったが、全体としてはクオリティの高い作品だった。プロの職業意識を大切に描いてある点と、最終的な悪役がいない、暖かい演出がいい。言っておくけど、これも仕事だ。目が痛い。

 さて、19時に安岩駅で書記長と待ち合わせ。最近安岩洞で大人気の豚焼肉店へ行った。

 豚焼肉の相場は、1人前7000W前後。それが最近、学生街を中心に価格破壊が進み、1人前2500~4500Wの店が急増している。ここも、タレなしの「豚塩焼肉」は1人前2500W、横隔膜のカルメギサルが4000Wと格安だ。今日はカルメギサルがなかったので、おすすめという首筋の肉(名前失念)4300Wと豚塩焼肉を2人前ずつ注文、間もなく1kgくらいはありそうな肉が運ばれてきた。鉄板で焦げ目が付くまで焼き、はさみで切って、野菜や味噌、ごま油と一緒に食べる。首筋の肉は、どうやら日本でトントロと呼ばれているやつのようだ。脂がきれいに載っていて、柔らかくコクがある。大柄な書記長と二人でも食べきるのに時間がかかり、ボックンパプ(チャーハン)とテンジャンチゲ(みそ汁)で締め。瓶ビール2本と併せ、2万4600W(2400円)だった。
 やはり、韓国で焼肉を食べるなら、学生街で豚を食べるに限る。

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2004.05.16

ホテリアー鑑賞マラソン

えー、ずーーーーっと、ホテリアーのDVD見てる。
とりあえず、10話まで見た。2日で全20話行けそう。
頭溶けてきた……。「踊る大捜査線The movie」の青島も、こんな感じだったんだろうなあ。

このドラマ、けっこう面白い。
もともとアップテンポなカメラワークが魅力の作品だが、2倍速で見続けると麻薬的なスピードだ。
ホテルに関わる大勢の人々の人間模様が、小気味よく浮かび上がってくる感じ。

一度、通常のスピードにしてみたら、トロくて見ていられなかった。
すでに、ふつうの身体ではなくなっているのかも。

キム・スンウ石黒賢にしか見えない。
そんなわけで、ソウルホテルが満帆商事に見える今日この頃。
……満帆商事に見えるシェラトンウォーカーヒルって、どうなんだろう。

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2004.05.15

チャジャンミョン

今日訪れたのは、世界に冠たる超高級ホテル、リッツカールトン・ソウル!
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……の向かいにある、「スターチャジャン」。
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 韓国の中華といえば、チャジャンミョン。日本の中華料理店には必ずラーメンがあるが、韓国の場合は、必ずこのチャジャンミョンがある。これがまずければ、その店は絶対に流行らない。

 この料理、日本語ではジャージャー麺と訳されるが、全く別の食べ物だ。チュンジャンという黒いソースに、タマネギをはじめとする様々な野菜と、肉を入れて炒める。こうしてできたチャジャンソースを、うどんに似た中華麺にかけて食べるのだ。辛くなく、おいしい店はタマネギがしゃきしゃきしてて、デミグラスソースのような深い味わいが楽しめる。イマイチな店はやたらと甘ったるく、脂っこくて後味が悪い。日本人の口には最初のうち合わないが、おいしい店で2度3度と食べると、やみつきになる。

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▲これがチャジャンミョン。麺が見えないほどチャジャンがかかっている

 さて、僕が好きなチャジャンミョンの店は、安岩に1軒、漢南洞に1軒。そして、ここノンヒョン洞のスターチャジャンの3軒だ。とくにこの店は、チャジャンソースもさることながら、麺が旨い。何しろ、店主がいつも店の中で豪快に麺を打っているのだ。飲食店を賤業とする風潮のある韓国で、ここの店主は手打ち一筋。従業員の賄いができても、麺を打ってる時は絶対仁手を休めない。太く、やや不揃いでコシのある麺は、まさしく手打ちうどん。一度、醤油と大根おろしで食べてみたい。

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▲小麦の味がわかる、韓国では貴重な麺

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市内バス降り口の表示

えー、今回のネタは、韓国語がわかる方限定です。

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「金持ちが泣かしたら、ドアは自動的に開閉します」


……精進します。

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2004.05.14

弘大正門前のワッフル

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 数年前からあったけど、今年に入って流行の兆しを見せているのが、屋台のワッフル。とくにここ、弘益大学正門前のワッフルは、いつも学生でにぎわっている。わずか600W(60円)という安さながら、お盆くらいはあろうかという巨大なワッフルで、日本のそれとは違ってサクッとした食感が心地よい。この屋台には、はちみつとクリームを挟んだパイワッフルと、ミックスアイスを挟んだアイスワッフルがあり、僕はアイスワッフルのほうが好き。アイスクリームの冷たい甘さと、ワッフルのサクサク感がよく合う。

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▲アイスもたっぷり入ってる

 弘大正門前には、ほかにもおやつ系の屋台や店が何軒かあり、競争が熾烈だ。
 土曜日の午後、すぐ前の弘大オリニ公園で開かれるフリーマーケットとともに訪れるのがおすすめだ。

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▲美術学部が有名な弘益大学。2号線弘大入口駅下車徒歩10分

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2004.05.13

マルチメディア公衆電話

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 江南・三成洞のCOEXモールには、モニターのついた公衆電話がたくさんある。

 実はこれ、無料でインターネットができるのだ。

 画面から「無料インターネット」のボタンにタッチすると、15秒間コマーシャルが流れ、その後3分間ネットを楽しめる。3分すぎると再びCMが流れるが、接続は維持されているので、CMの後はそれまで見ていたサイトに戻る。

 WindowsXPがベースになっているらしく、日本語のサイトもそのまま見られるのが嬉しい。古いブラウザではレイアウトが崩れてしまうココログも、ご覧の通りきれいに表示された。

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 キーボードは付いていないので、画面に仮想キーボードを表示し、タッチして入力する。非常に使いづらいが、日本語の入力もできるようだ。

 ネットだけでなく、同じシステムを使ってFlashアニメーションやゲームを楽しむこともできる。英語表示にもできるので、韓国語がわからなくても使えるだろう。ひとつ残念なのは、実際にこれらの機能を使っている韓国人を、一度も見たことがないこと。こんな端末が町中にあったら、いつでもメールが見られて便利なことこの上ないのだが。

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2004.05.12

タワーソフトコーン

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韓国に来てみたらはやっていたもの。それが、タワーソフトコーンだ。要するに、タワーのように巨大なソフトクリームで、明洞、安岩、新村など、あちこちの繁華街に登場していた。1000Wという値段で、バニラ、チョコ、ストロベリー、ミックスなどが揃っている。味のほうも、まずまずだ。

さて、巨大ソフトクリームといえば、やっぱり日本。
僕が生まれ育った中野には、「富士屋」と「デイリーチコ」というソフトクリーム屋があり、ソフトクリームの巨大さを競っていた。富士屋のほうが歴史が古く、本家と認識されていたが、高齢を理由に廃業され、今はデイリーチコががんばっている。高さ35cmという巨大8段ソフトクリームは圧巻だ。韓国のタワーコーンも、ここまで行くだろうか?

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2004.05.10

SiGnal出発進行!

 出版・編集・企画会社のSiGnal(シグナル)が誕生した。レイルウェイ・ライター種村直樹氏の長女夫婦や編集者などが集まって設立した会社で、種村氏の著作の版権管理や、旅や鉄道を中心とした出版物の企画・編集を行う。

 種村直樹氏は、元毎日新聞の社会部記者。無類の鉄道好きで、名古屋鉄道管理局や国鉄東京本社を担当して「鉄道に強い毎日」の評価を得ていた。それが国会担当への人事異動をきっかけにフリーに転向、鉄道専門ジャーナリストの第一人者として、30年にわたり活躍してきた人物である。

 僕は小学生のころから種村氏の熱心な読者だったのだが、種村氏の友人が運営する読者サークルに入ったのがきっかけで、浪人・大学時代の5年間、アシスタントを務めた。出版の仕事のイロハはほとんどここで学び、今出版の仕事をしているのも、種村氏のおかげと言って良い。SiGnalの設立には直接関わらなかったが、今後、できる限り応援したいと思っている。

 さて、SiGnalが世に送る最初の商品が、『「青春18きっぷ」の旅 傑作選 』だ。種村氏がこれまでに発表した、「青春18きっぷ」にまつわる4つの作品を収録している。中でも注目は、ロングセラーとなった「青春18きっぷの旅」(徳間書店)に収録された、「これぞ青春18!激安乗り継ぎ」(1991年)だ。1万1300円(当時)の青春18きっぷを1冊使い、総額わずか2万円で4泊5日の汽車旅をしようという無茶な旅だったが、その後流行した「電波少年」を先取りしたような企画で、発表当時かなり話題になった。この旅には当時19歳の僕も参加しており、恐ろしいことに作品中にも登場する。ごく簡単にではあるが、解説と称して僕の駄文も収録されているので、もし良かったら一度ご覧いただきたい。19歳の僕がいかにアホだったかもよくわかる。

 まだできたばかりの会社なので、書店ではほとんど購入できないが、ネットで注文できる。税込み1050円と、書籍としてはかなり安いので、物好きな方はご祝儀気分でご購入頂ければ幸いです。

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2004.05.09

ヨンチョル・ストリートバーガー

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▲看板もできて、だんだん本格的になってきた。

 お金はないけど、ちょっと小腹が空いた。そんなときは、安岩駅近くのヨンチョル・ストリートバーガーがお勧めだ。
 挽肉とキャベツがたっぷり入ったホットドックタイプのサンドで、ひとつたったの1000W。しかも、ペプシコーラも飲み放題だ。屋台の1000Wバーガーは昔からあったが、基本的には既製品で、味は期待できなかった。その点ヨンチョルバーガーはいちから手作りで、キャベツのシャキッとした食感、新鮮な挽肉を使ったうま味、バンズのバター風味と、1000Wのレベルを超えている。やや甘めの手作りソースも、ケチャップやマスタードの味とよく合う。

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▲日曜以外、毎日営業。たくさんの肉とキャベツを一度に炒めるのが旨さの秘密。

 ヨンチョルバーガーは、もともとレンタルビデオ店前に出していた屋台だった。最初はトーストもやっていたが、高麗大生の間でバーガーが評判になり大繁盛。昨年、レンタルビデオ店がコンビニに変わったのを機に、すぐ近くに小さな店を構えた。それも最初は空き屋にテーブルとコンロを置いただけのガレージショップだったが、やがて立派な看板を出し、オリジナルの制服も作った。聞いたところでは、誠信女大や外大などほかの学生街にも支店を出しているらしい。

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▲屋台時代のヨンチョルバーガー。2003年8月。

 最近は、ここを真似た店も出てきているらしい。毎日昼過ぎから23時頃まで、客足が絶えることはない。汗を流して働くヨンチョルおじさん夫婦を見ていると、次はどんな立派な店になるのか楽しみだ。

ヨンチョル・ストリートバーガー
営業:13:00ごろ~23:00ごろ
日曜休
地下鉄6号線安岩駅2番出口徒歩1分

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2004.05.08

スキージャンプ・カンチルグ

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▲千戸洞・現代デパートにて。

 ひさしぶりに、スキージャンプ韓国代表・カンチルグに会った。

 茂朱のサマーグランプリから4年。韓国ジャンプチームは相変わらずの低空飛行だが、ここぞというところで驚くような成績を残してきた。2002年ソルトレイクシティオリンピック団体戦では、ジャンプ発祥国のノルウェーを破って8位に入賞し、翌年のイタリア・タルヴィジオ冬季ユニバーシアード大会ではカン・チルグを中心に金メダル2つ、銀メダル1つの大活躍。続く青森冬季アジア大会では、団体戦で船木和喜擁する日本を破って、金メダルを獲得した。この活躍によって、チルグら韓国代表4人は兵役を免除され、2006年トリノ、2010年バンクーバーへ向けて、競技に集中できることになった。

 そんなすごい選手のはずなのだが、目の前にいるカン・チルグは、ごらんの通りめちゃめちゃ素朴な少年である。

 2000年の時は高校1年生だったチルグも、今や大学2年生。韓国のトップアスリートが集まる、韓国体育大学に通っている。先週まで茂朱のジャンプ台で合宿していたが、中間試験のためソウルに来た。大学入学以来、ソウルと茂朱を往復する生活で、冬には海外遠征も加わるため、なかなか落ち着いた生活ができないそうだ。ゆっくりデートもできないので、彼女がいないのが悩みとか。そんなチルグは、今年の後半か来年から、ドイツへのスキー留学を考えている。結果は残しているものの、まだまだ世界のトップとは歴然とした差がある。ジャンプの本場で、チルグ自身好きなドイツで、じっくり技術を磨きたいのだと言う。

 2010年の冬季オリンピックはカナダ・バンクーバーに決まり、韓国は2014年の大会誘致を目指している。現時点では、茂朱と平昌が候補地を争っている状態だ。茂朱ジャンプ競技場は施設を全面的に改修中で、一方の平昌は、「冬のソナタ」の舞台でもある竜平リゾートに、新しくジャンプ台を建設している。相変わらず競技人口は一桁だというのに、ものすごい力の入れようだ。

 チルグらの活躍で、少しずつジャンプ競技の知名度も上がってきた。茂朱を舞台にした人気ドラマ「夏の香り」では、スキージャンプのシーンが検討されたと言うし、今はジャンプをテーマにした映画の話もあるらしい。今後も目がはなせない、韓国スキージャンプである。

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▲2002年10月大韓選手権。アスリートの顔のチルグ。
ちなみに、今のほうが太っているのは、国際ルールの変更で
身長に合わせて最低体重が決められたため。

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2004.05.07

高麗大学園祭とイプシレンティ

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▲イプシレンティを主催する、ハデハデ高麗大応援団。

 5月の第一週は、高麗大の文化祭だ。
 だが、韓国の大学の文化祭は、いまひとつ盛り上がりに欠ける。語学留学していた頃は僕も顔を出したが、学生会館の前で応援団のパフォーマンスを見ながら酒を飲んだ、という以外に記憶がない。高麗大の場合、学園祭よりも9月の定期高延戦(延世大学とのスポーツ大会。日本の早慶戦に相当)のほうが遙かに盛り上がる。

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▲2004年5月の安岩洞。イプシレンティに協賛する地元商店の横断幕

 そんな地味な学園祭の、唯一の例外がイプシレンティである。この催しがなんなのか、実はよくわからないのだが、高麗大生の文化とアイデンティティを確認するイベントとでも言えばいいだろうか。学園祭の最終日、山の上の屋外講堂に数千人の学生が集まり、応援歌と称する歌謡曲(の替え歌)に合わせて踊る。歌う。さらに踊る。延世大の学生が来たり、芸能人が来たり、まあなんでもありである。

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▲2002年イプシレンティ。ものすごい熱気。

 そんなわけで、今日の安岩洞は、イプシレンティを終えた学生たちでごった返していた。そんななか、書記長とともにフライドチキンで生ビールをあおっていた僕は、実にシブイといわざるを得ない。


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2004.05.06

カルビーポテトチップス

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「お好みやき味」、新発売。
早合点しないでほしいが、韓国・ヘッテ製菓の「カルビーポテトチップス」は、よくあるパクリではない。ちゃんと日本のカルビーと提携したライセンス商品だ。パッケージにしっかり書いてある。

「世界的なスナック製造会社Calbee。韓国でも、日本のスナックブランドパワー1位のカルビーポテトチップスに出会うことができます」。

一方、大手食品メーカー・ノンシム(農心)の主力商品、「セウカン」は、パッケージ・形・味、どれをとっても「かっぱえびせん」そのものだ。
だが、こちらは立派な?パクリ。カルビー公式サイトの「かっぱえびせんアドベンチャー」かっぱえびせんQ&Aに、こう書いてある。

「韓国製の、かっぱえびせんと似た菓子があることはカルビーでも把握しておりますが技術提携等はしておりません。かっぱえびせんは1964年発売のカルビーのオリジナルです(略)」

というわけで、カルビーの中の人もたいへんである。

ちなみに、「セウカン」の発売は1971年。
まったくどうでも良いが、ノンシムの日本語サイトは突っ込みどころ満載なので、お暇な方は訪れてみてほしい。なぜに松本城?

しかしこの話題、前もしたことあるような気がするな…。

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2004.05.05

だらだら書くシリーズ 5月5日

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▲漢江市民公園から盤浦大橋を眺める

 明け方まで遊びのような仕事のようなことをしていたので、起きたらやっぱり昼近く。午前を無駄にしてしまい、ちょっと悔やむ。

 13時。まずは鐘閣の永豊文庫で都市地図を購入した。ヨンジン文化社の「ソウル・光明地番図」は、ソウル全域をカバーする1/5000の地図で、一軒一軒の番地が正確に記されており仕事に欠かせない。韓国の地図は、ことソウルに関しては非常に充実していて便利だ。

 日本のGWと、韓国の祝日(こどもの日)が重なり、観光客で足の踏み場もない仁寺洞を抜け、安国ロータリーから14時発の美術館循環バスに乗る。月曜日を除く午後に、仁寺洞と市北部の山にある美術館を結ぶバスで、一日乗り放題で1000W。美術に興味がなくても、ちょっとしたハイキング気分が味わえお勧めだ。

 20分ほどで、終点・ガナアートセンターに到着。北岳山の中腹にある超高級住宅地で、周囲には美術館やカフェが多い。今日は美術館には目もくれず、その先にある、とある高級住宅の門を写真に収める。なんでもこの家には、3年ほど前にミンチョルとかソンジェとか、はたまたミンジとかいう人が住んでいたそうである。

 15時半のバスで仁寺洞に戻り、地下鉄3号線で金湖へ。小さな路地をたどって、高台の上にある民家を目指す。スーパーや駄菓子屋がならび、さっきとは正反対の庶民的な雰囲気だ。大きな教会の隣に、目指すビルがあった。ここの屋上部屋に、3年前ヨンスとかいう女性が住んでいたらしい。写真を撮り、駅からの道のりを確認して終了。漢江の眺めが美しく、小さな児童公園でしばらく休憩した。

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▲児童公園から玉水駅・漢江を望む

 漢江の川辺にある玉水駅まで歩き、再び3号線で高速ターミナルへ。新世界デパートや、ソウル高速ターミナル湖南線乗り場があるセントラルシティが、次の目的地だ。マクドナルドやケンタが並ぶ、地下の噴水広場で写真撮影。デパートの地下なのでゲリラ取材を覚悟したが、みんなデジカメなどで記念写真を撮っているので問題なし。なぜ、男が一人でデパートの写真を撮っているのかは謎である。

 セントラルシティの撮影が終わると19時。韓国の夏は日が長く、まだ外は明るい。ボッサム定食で夕飯とし、PC房で夜になるのを待つ。そして20時半、10分ほど歩いて漢江の盤浦大橋へ向かった。

 漢江の川辺は、多くのエリアが漢江市民公園として整備されている。この盤浦エリアは漢江の公園としてはマイナーだが、サイクリング&ローラーブレードコースのほかは天然の川原が残され、自然の香りがよく残っていてお勧めだ。二層構造の盤浦大橋も、ライトアップされた姿が美しい。カップルがうっとりと夜の散歩を楽しむ中、仕事の鬼と化した僕はバシャバシャと夜景を撮影するのであった。


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2004.05.03

冬のソナタのロケ地、ソウル中央高校

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▲落ち着いた雰囲気の中央高校。入っていく人も日本人

 昌徳宮の隣、北村洞にある中央高校を訪れた。ここは、今大人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」に、春川第一高校として登場した学校だ。僕が通った高麗大学と創立者が同じで、今も高麗中央学園財団が運営している。戦後建てられた校舎は、どれも高麗大の校舎にそっくりだ。

 周囲は李氏朝鮮時代に景福宮の役人など上流階級が住んだ高級住宅地。今も李氏朝鮮時代末期の住宅が数多く残っている。僕は以前からこのあたりの雰囲気が好きで、時間をみつけては散歩している。冬ソナで、春川の場面で突然見慣れた風景が出てきたときは、驚いたものだ。

 さて、今日日曜日は、自由に学校の敷地内に入れる日だ。安国駅から10分ほど歩いて正門前に着き、早速ドラマと同じアングルで写真を撮る。日曜日のせいか路上駐車が多く、マイクロバスやらワンボックスがやたらと通るのでなかなか雰囲気がでない。

 ……と思ったら、そのマイクロバスやワンボックスが次々と正門前に停まった。中から降りてくるのは、日本人観光客とガイドだ。ガイドは、近所の人を捕まえ、ドラマの画像を見せてこれはどこにあるか、なんて訊いている。ここはすっかり日本人の定番観光地になっていた。

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▲ドラマのシーンを再現。こんな光景があちこちで見られる

 敷地内を歩いても、そこら中を日本人が歩いている。皆、ドラマのシーンと同じアングルで写真を撮ろうとしているのだ。撮影地を尋ねてきた50代くらいの夫婦が、「○×町のチュンサンとユジンです」と自己紹介したときはクラクラした。

 その夫婦に、ドラマに登場した水飲み場の位置を紹介すると、話を聞きつけた別のグループが僕に話しかけてきた。放送室はどこか、チュンサンが歩いたルートは…… ピアノの教室は…… 写真撮ってください……。
 結局1時間ほど、日本の皆さまのガイドを務め、僕としても日本人観光客の生の声という収穫を得た。

 写真もとりあえず200枚ほど撮ったので、そろそろ帰ろうかと歩き出したときだ。すぐ脇の草むらに、気配を感じた。

 ……いるな。

 おもむろに、300mm望遠レンズの用意をする僕。誰もいないベンチにレンズを向けた瞬間、その後ろから黒い物体が飛び出した。

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▲出た!

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……が、微妙にかわいくない。やっぱり、人々に愛されていないからだろう。

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2004.05.02

韓国の結婚式

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 ジュ・ユンジョンを覚えているだろうか。僕が2000年の夏に茂朱へジャンプを見に行ったときに知り合った女性で、当時は大韓スキー連盟の職員として、選手たちのマネージャーのような役割を担っていた。その後、スキー連盟を退職し、猛勉強を重ねて今はソウル大学の大学院で遺伝子学を研究している。

 今日は、彼女の結婚式。明洞の、ロイヤルホテルの隣にある全国銀行会館で、銀行員のコン・サンフン氏とめでたくゴールインする。数日前、日本にいる彼女の妹・ユンニョンから日取りを聞き、駆けつけた。

 友だちから祝儀の相場5万Wを聞き出し、白地に墨で「祝御結婚」とだけ書かれたシンプルな祝儀袋を用意して14時過ぎに会場へ。けっこうな人が集まっており、新郎側と新婦側で受付が分かれていた。僕は二人とも知っているが、とりあえず新婦側に記帳する。韓国の結婚式には招待状がなく、誰でも自由に出席できる。「友だちの友だちの彼女」といった、ほとんど赤の他人も来るらしい。

 氏名を書き、祝儀袋を渡すと、食券を渡された。韓国の結婚式には披露宴がなく、出席者は、式の前後に自由に食事を楽しむ。食事の席に新郎新婦が挨拶に来るといったことも、原則としてはない。服装を見ても、日本に比べてかなり気軽な感じだ。

 奥の控え室へ行ってユンジョンに挨拶。真っ白いドレスで、ほんとうにきれい。僕を見るなり大声で「カゲリィ、来たねぇ~。写真撮ってよ。どぉ? きれいでしょ」といつものユンジョン節を始めたが、それもまた良し。サンフン氏は僕と同い年で、以前一緒に酒を飲んだときはかなりオッサンに見えたが、今日は性格の良さそうな、落ち着いた青年だ。

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▲式はシンプル。媒酌人が結婚の宣言を読み上げる

 さて、結婚式。式場の真ん中にバージンロードが敷かれ、その左右に座席が並ぶ。ふつうは、まず新郎が一人で入場し、その後新婦が父親に手を引かれて入場。そして父親から新郎へ、新婦が引き渡されるという段取りが多いのだが、今回は日本と同様、新郎新婦が揃って入場した。男女平等の現在、こういう形式が増えているらしい。

 式は基本的に人前式。壇上に、新郎の恩師など仲人にあたる媒酌人が一人立ち、神父のような役目を果たす。媒酌人が簡単な結婚の宣言を行い、指輪の交換、そして親戚の女の子がバイオリンの演奏を披露し、最後に新郎新婦が両家の両親にそれぞれお辞儀。以上で結婚式は終了で、所要わずか15分だった。

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▲唯一の余興? 親戚の女の子によるバイオリン演奏

 その後は記念撮影で、二人きり、両親とともにと続いた後、家族・親戚一同が呼ばれた。これがすごい。「親戚」だけで50人以上いる。新郎新婦は、誰が誰だか覚えているのだろうかと心配になるほどで、最後の友人一同より人数が多かった。

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▲親戚一同。って、多すぎます

 そんなわけで、式の後、ユンニョンの彼氏とカルビタンの食事を食べ、15時半に終了。本当にあっという間の結婚式であった。

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考試院の台所

考試院(というか住宅事情)に関心を持つ人が多いようなので、考試院の台所をご紹介。

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台所全景。ごらんの通り、かなりこぢんまりとしており、最近の考試院の中でも小さい方だ。
防火にそれなりに気を遣っており、コンロは電気コンロのみ。左の冷蔵庫は、居住者共同で使える。

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シンクまわりはなかなか機能的。火力が弱いのだけが残念だけど、それなりに何でも作れる。
換気扇の位置が良いので、これを回しておけば熱や湯気がこもることはない。

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これが、食べ放題(笑)のお米。普段は口を適当に丸めてある。ご飯を食べたい人は、ここから好きなだけとって、炊けばよい。上にあるのは、新しく導入されたらしいトースター。

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ちょうど、誰かが炊いたらしい。他人が炊いたものでも、食べて構わない。ただ、韓国の若い人は、米をあまり砥がないのが不満。

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韓国の家庭や店ならどこにでもあるミネラルウォーターのディスペンサー。これのおかげで、飲み水はきれいでおいしい。いまどき水道水を飲む人は、ほとんどいない。左下のカセットコンロは、使用禁止になったとのこと。

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2004.05.01

ソウルに到着。考試院へ

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▲このビルの2・3階が僕の住む考試院

 ソウルにやってきた。12月20日に帰国して以来、2月、3月と仕事や遊びで訪れたので久しぶりではないはずだが、やはりどこか懐かしい。

 とにかく荷物が多いので、まずは自宅、安岩洞の考試院へ。

 1階に信用金庫が入った4階建てのビルの2・3階が、僕の住む考試院だ。2階の玄関を入ったところに小さな事務室がある。僕が着いたときは、前の院長と、新しい院長が打ち合わせをしているところだった。アニョハセヨ~ ワッソヨ~(こんにちは~ 来ました~)と声をかけると、ふたりはこちらを見てわあっと笑った。

「カゲリィ!」

 飛び出してきたのは、前の院長だ。3月に訪れたとき、新しい院長から、経営者が変わったと聞き、もう会えないかと思っていた。韓国式に握手をし、いつまでいるのか、ここに住むのかと質問攻めにあう。

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▲新しく選んだ部屋。とても明るい

 自分の部屋はどうなっているか尋ねると、リフォーム中なのだと言う。新しい院長の意向で、フロアの半分をジーンズ製造会社に事務所兼倉庫として貸すのだそうだ。その代わり、3階は今ほとんど住んでいる人がいないので、好きな部屋に入って良いいと言ってくれ、通りに面した窓の大きな部屋を選んだ。4畳半ほどの広さがあり、日当たり・風通しとも良好。以前の部屋はいちばん奥で、台所とボイラーに挟まれ、非常時に不安を残す位置だったが、今度の部屋はその対角に位置し、窓も大きく、すぐ隣に避難用設備がある。これなら、3カ月といわず1年住んでも問題ない。ちなみに家賃は、インターネット・NHK付きCATV、お米(笑)がついて、月2万5000円。

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▲3月に訪れたときの僕の部屋。12月の帰国時と全く
同じ状態。中央のドアがボイラー室
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▲工事中。手前が元台所。奥が元僕の部屋。ボイラー
室の扉と窓が見える

 そんなわけで、3カ月間のソウルの生活が始まった。

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