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2004.01.30

徒然と1日を綴る

 今日一日を、淡々と書いてみる。

 5時半に寝て、8時に起きた。「てるてる家族」を見たのは覚えているが、そのまま二度寝してしまった。

 気が付くと正午が近い。昼のNHKニュースを見て目が覚めた。ソウルの日本人学校に、韓国人が斧を持って乱入したという。被害者の子どもが、命に別状がなくてよかった。シャワーを浴びて、「てるてる」の再放送を見ながらおにぎりと野菜ジュースで朝食?とする。

 13時から仕事開始。ソウルのガイドの校正紙をチェックする。これがほとんど最後のチェックなので、住所、電話番号、webアドレスに間違いがないか念入りに確認する。地図とのリンクも、ひとつひとつ確かめなくてはならない。

 16時半ごろ、お腹が鳴り出したので休憩。天気が良いので、本当はカメラを持ってどこかへ行きたいところだ。ゲストハウスの前の畑に夕日があたり、青い空ときれいな対比だったので、とりあえず撮ってみた。カメラが良い分、きれいに撮るのは却って難しい。
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▲ていうか、影がじゃま。
 そのまま出かけて、何か身体に良いものを食べようと思ったが、マクドナルドの「ビッグマックセット390円」のポスターを見て、ふらふら入ってしまった。韓国のビッグマックと比べたくなったのだ。結果は、「味は全く同じ」。違うのは包装だ。韓国は、型くずれしないように輪の形にした厚紙でハンバーガーを囲い、その上から紙で包んであるが、日本の場合は直接紙の箱に入っている。ハンバーガーを直接掴まなくてはならないので、食べにくい。しかし、一人でビッグマックを頬張る姿は、なんとも情けない。

 コーラは残したがポテトは全部食べてしまった。不健康なものを食べたので、松戸駅東口をひたすら歩いて腹をこなす。ドトールで確定申告の本を読みながらコーヒーを飲み、19時帰宅。すぐに仕事にとりかかる。

 テレビをつけっぱなしにして、「コメディお江戸でござる」「ご近所の底力」を音だけ聞く。9時からはネットでMBCテレビのニュース9、0時からはSBS PowerFMの「スイートミュージックボックス」。ソウルにいた時と、生活のリズムが全く変わらない。ふと、ソウルにいるような気がした。ソウルのみんなに、会いたいなあ…。

 お腹が空いたのは1時前。厨房に降り、冷蔵庫に残っていた豚肉を、キャベツと人参、ピーマン、長ネギといっしょに中華スープで炒め、片栗粉を加えてあんかけ風にしてみた。これとみそ汁で夕食。もう一杯野菜ジュースを飲んでおく。

 レストランとホテルという、データチェックのもっとも面倒なページを乗り切り、一段落したのは3時半。今日の仕事はここまでとする。発泡酒の缶を開け、キムチをつまみに飲みながら書き始めたのが、この稿だ。よく考えたら、今日は10時間しか仕事していない。12時間くらいは、がんばりたいところだ。

 明日は8時に起きるつもりだが、どうも無理っぽい。

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2004.01.28

ウイルス1日800通

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また、ウイルスが流行ってるみたい。
WORM_MIMAIL.R。今日1日で、800通来た(笑)。

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▲816通って…
 僕は、以前DeluxeSkiJumpというフィンランド製オンラインソフトの日本語マニュアルを作成したことがあり、今でもそのソフトには僕のアドレス入りドキュメントが添付されている。最近のウイルスは、感染したPCに保存されているファイルを検索し、発見したメールアドレスに片っ端から自分自身を送りつけるので、ヨーロッパでウイルスが流行るとがしがしウイルスメールが送られてくるのだ。多くはポーランドからである。

 とにかく、ウイルス対策はしておいたほうが良い。以前、そのソフトの作者のアドレスから「次期βバージョン」というタイトルのメールが送られてきたことがあり、うっかり添付ファイルを開いてしまったことがある。結果は、悲惨の一言。まずウイルス対策ソフトを削除され、ついで、重要なファイルをどんどん削除された。ずーーーっとハードディスクにアクセスしっぱなしとなり、泣く泣く故障覚悟で強制終了。Windowsを再インストールするはめになった。データは、もちろんさようなら。ソースネクストの1980円のやつでも良いので、対策ソフトは必ず入れておこう。

 これを書いてる間にも、20分で50通ほど届いている。
 まあ、メールサーバーでウイルスバスター for @nifty Mail、PC上でノートンと、2重に対策ソフトを導入し、Outlookは使わないようにしているので、感染することはまずないだろう。知り合いの皆さんは安心してほしい(笑)。

主なウイルス対策ソフト
トレンドマイクロ・ウイルスバスター
ノートンアンチウイルス
ソースネクスト・ウイルスセキュリティ
こちらにも色々あり→Vector

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2004.01.27

ドトーリコーヒー

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 ドトーリコーヒー。出ました。

 ソウル市内、清進洞のソウル観光ホテル前にあるコーヒーショップだ。メニューも内装も、本家ドトールコーヒーそっくり。

 この店が、他のパクリと少し違うのは、「以前は本当にドトールコーヒーだった」ということ。少なくとも去年の春頃まではドトールだった。
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▲ドトールの「ル」を書き換えただけ。
 ドトールコーヒーは、詳しくは知らないが、10年くらい前にFC(フランチャイズ)で韓国に進出したようだ。一時はソウル市内のあちこちに出店したが、150円ほどのコーヒーでちょっと一息というコンセプトは、韓国では早すぎた。当時、韓国の喫茶店と言えばゆったりしたソファで麦茶のようにうすいコーヒーを飲み、何時間もくつろぐところだった。女性を紹介するような店も多く、社会的な認知度は極めて低かったのだ。やがて店舗は陳腐化し次々閉店。一時は完全撤退も時間の問題と思われた。

 ところが、スターバックスが韓国に進出し、シアトル系コーヒーショップがブームを起こすと、流れが変わった。「テイクアウトコーヒー」と呼ばれるスタバを小さくしたようなカフェが続々とオープンし、座席は小さくても良いから、200円程度で気軽にコーヒーを飲むというスタイルが、急速に定着したのだ。
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▲テイクアウトコーヒーチェーンのひとつ、EDIYA ESPRESSO

 そこで、ドトールは再びやる気になり(FCがやる気を出した、という方が正しい)、一昨年ごろから新タイプの店舗を明洞に登場させた。金のないオヤジが行く店というイメージがあったせいか、しばらくは週末でもガラガラの穴場的存在だったが、最近少しずつ客が入り始めたようだ。
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▲日本のドトールと変わらない、明洞の新型ドトール
 その一方で、陳腐化した店はどんどん淘汰が進んでいる。清進洞店もそうした店のひとつ。営業権を譲渡したのか、以前のFCオーナーがそのまま始めたのか知らないが、きわめて明快、韓国らしい変身だ。全然違う名前にして、新しいメニューを入れたるなどして差別化を図った方が良いと思うのだが、これも文化の違いだろう(?)。ちなみに、「ドトーリ」とは韓国語で「どんぐり」という意味で、「ドトーリコーヒー」すなわち「どんぐりコーヒー」である。まあ、可愛いといえばかわいいと言えないこともない。お暇な方は、なくなる前にどうぞ。

後日談は、こちら

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2004.01.26

ごはんのはなし

 ご飯は、一度に2合炊く。1合ではおいしくない。3合だと多すぎる。

 2合のご飯を炊くと、だいたい680gのご飯になる。これを、260g、210g、210gの3つに分け、ラップにくるむ。くるむ時は、ぜったいに押しつけず、飯粒の間に隙間が空くようにする。そうしないと、レンジで解凍したときに「おはぎ」か「餅」になってしまう。くるんだら、部屋の冷蔵庫の製氷器へ。ごはん同士を重ねてはいけない。凍り方にムラができる。

 一晩置いておけば、きれいに凍る。部屋で仕事をしている時は24時間でこれを平らげるし、忙しい時も夜食にひとつずつ食べる。特にお腹が空いた時は260g。寝る前は、並の210gだ。

 肉も同様だ。豚肉100g88円なんて時にまとめて買っておき、100gごとに分けてラップし、製氷器で凍らせる。製氷器のスペースが限られるので、緻密な計算が欠かせない。共用の大型冷蔵庫もあるが、3カ月ほったらかしのキムチ、なんてのがあったりするので、とても置いておけないのだ。

 自室の冷蔵庫を開けると、野菜の切れ端が散乱していた。ジャガイモは芽が出てしまっている。それらをビニール袋に入れて、厨房へ。ジャガイモは慎重に芽を取り、冷水に漬けてアクを抜く。玉ねぎ、人参、ピーマン、長ネギ。とりあえずあるものみんな切って洗っておく。

 とりあえず豚肉を解凍して炒める。色が変わったところで野菜を入れ、炒める。ジャガイモが少し透き通るような感じになってきたら、ひたひたになるくらいまでお湯を入れる。アクを取る。アクを取る。アクを取る。調味料入れる。アクを取る。

 そんなわけで、肉じゃがを作った。
 失敗した。
 やたらと甘い、ジャガイモシチューができあがった。

 余ったので、とりあえずタッパに入れて冷蔵庫にしまっておく。明日の朝食だ。
 男の料理である。以上。

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2004.01.25

韓国ツアー、おみやげ屋への立ち寄りやめます

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▲真価が問われるソウルの免税店
 JTBが、4月からおみやげ屋への立ち寄りをやめる。

土産屋立ち寄り一部でやめます JTBルック全面刷新へ (朝日新聞)

 JTBは4月から、海外パックツアー「ルックJTB」の内容を36年ぶりに刷新し、土産物店への立ち寄りを一部の人気コースからなくす。
 海外旅行はここ数年、パックツアーが伸び悩んでおり、JTBは「個人市場に対応しきれていない」と分析。リピーターが多く「いまさら土産物店に行く必要はない」との声が強い韓国と台湾へのツアーで土産物店への立ち寄りをやめ、中国では1日1カ所に絞り込む。

元の記事
LOOK JTB

 記事を読む限り、「LOOK JTB Slim」などの廉価系ツアーもすべて立ち寄り中止ということのようだ。今、ソウルで送迎時の立ち寄りといえば基本的に免税店だから、当然「みやげもの屋」だけでなく免税店への立ち寄りもやめるのだろう。

 1995年に初めてソウルに来た時は、雑居ビルの二階の、いかにも怪しげな土産物屋に連れて行かれたものだ。あれはあれでアジアチックで楽しかったのだが、今はどうなんだろう。

 個人的に気がかりなのが、新羅免税店。あそこはアクセスが不便で、ツアーの立ち寄りで成り立っているようなものである。個人で免税店へ行く人は、たいてい便利なロッテ免税店を利用するので、他社もJTBに追従すれば新羅にとっては死活問題だろう。逆に言えば、旅行会社と契約さえすれば免税店に客が来た時代は終わるということだ。今後の免税店に注目したい。

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여기에 와주신 한국 분들에게...

한국 친구 여러분, 그리고 검색이나 링크로 와주신 여러분, 일부러 와주셔서 감사합니다.

요즘 좀 바빠서 한국어로 기사를 쓸 시간이 없어 죄송합니다.
Daum의 무료 번역 서비스을 사용해서 읽으려고 해 주는 분도 계시지만, 표시가 잘 안 되서 읽을 수 없는 것 같습니다.

일본 OCN 무료번역 서비스가 비교적으로 능숙하게 번역하는 것 같습니다.

불편을 걸쳐 죄송합니다만, 당분간 OCN에 이 사이트 주소를 입력해, 한국어로 번역해 봐 주시기 바랍니다...

OCN 무료 번역
http://www.ocn.ne.jp/translation/

韓国から来てくれる皆さん、韓国語の記事がなくて申し訳ないですが、しばらくはOCNの無料翻訳を使って呼んでくださいね、というお知らせでした。

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2004.01.24

西新宿のネコ

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▲「くつした」と鼻先がチャームポイント
 新宿のワシントンホテルとパークハイアットの間に、古くからの民家が残る一角がある。
 そこに、最近友だちができた。僕が家の前でチチッと口を鳴らすと、パタパタ走って出てくる。生後9カ月くらいの、キジネコ姉妹だ。愛されて育っているらしく、とても人なつっこい。エサなんかやらなくても、呼んだ瞬間からゴロゴロ喉を鳴らしっぱなしだ。最近は、膝の上にまで乗ってくる。帰ろうとすると、甲州街道の手前まで追っかけてくるので、名残惜しくて帰れない。

 昔から、なんだかネコにもてる。生まれた時からネコと一緒に暮らしてきたから、とくに意識しなくても心が通じるのだろう。銀座に勤めていた頃も、高速道路の高架下に暮らす野良猫一家に慕われたし、相模湖やしまなみ海道、釧路湿原でも初対面のネコにモテた。ついでに言えば、蚊にもモテる。いやあ、人気者はつらい。
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▲いちゃいちゃ中
 しかし、韓国ではそれは通じなかった。韓国ではネコは「泥棒ネコ」などと呼ばれ、基本的に嫌そわれ者だ。エサをあげる人もいないから、野良猫たちは痩せて汚く、目つきも悪い。一方日本は、ネコ好きがとても多く、野良猫にえさをやるおばさんもたくさんいる。だからだろうか、日本は野良猫でも毛づやがよく、きれいなネコが多い気がする。どんなに可愛い生き物も、愛情がなければ美しくなれないということだろうか。

 今日も、別れがたくて30分も時間をつぶしてしまった。

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2004.01.23

新宿駅地下道の旅行会社

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 新宿駅の東西を結ぶ地下道を久しぶりに通った。
 旅行会社のブースが、見るも無惨なことになっていた。

 何年か前までは、ここも新宿のサラリーマンやOLがチラシを集めていたりして、それなりに活気があったものだ。
すみっこのほうに、かろうじて営業を続けているらしいブースがあったが、国内の格安航空券が中心のようだ。値段表をつらつら眺めたが、とくに魅力を感じない。ネットであちこち調べた方が、よっぽど安いチケットが見つかる。

 地下鉄銀座駅にも同じようなブースがあった。サラリーマン時代よくツアーパンフの収集に訪れたものだが、あそこは今どうなっているのだろう。見たいような、見たくないような。

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2004.01.22

韓国の旧正月

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▲ソルラル当日は南大門市場もご覧の通り
 22日はソルラル、旧正月。韓国では、新暦の正月はあまり祝わず、今でも旧正月が本当の正月だ。前後の3~5日が休みになり、皆こぞって帰省する。今年は、週明けから大雪が降って、帰省ラッシュはそれはそれは大変だったようだ。

 去年のソルラルはソウルで迎えた。数日前から、テレビのニュースには高速道路の渋滞や、正月を海外で過ごす人の出国ラッシュといった映像が頻繁に流れる。まさに年末の雰囲気だ。一方、ネットで日本の情報を見ると、そこには何の変哲もない日常が流れていた。「暦」とは人が作ったものなんだな、と実感する一瞬だ。

 旧正月当日は、韓国ではどの店も皆休む。開いているのはコンビニとファストフードくらいで、街はしんと静まりかえる。日本も、僕が子どもの頃はそうだった。元旦は祖父母の家へ行く習わしだったのだが、近所の本屋がどこも開いていないので、つまらなかったものだ。コンビニなんて今ほどたくさんなかった時代である。漫画も何もないじいちゃんばあちゃんの家で、楽しみと言えばお年玉とお雑煮、それから「欽ちゃんの全日本仮装大賞」だった。テレビを見てだらだら、だらだら過ごしたものだ。あの頃の気分を、韓国では味わえる。
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▲2003年旧正月、景福宮興礼門広場
 友だちも皆帰省し、やることのないソルラルだが、おすすめは景福宮だ。李氏朝鮮王朝の王宮であるここは、旧正月と旧盆には無料で開放される。興礼門の広場にはノリティギ(シーソー)、トゥホ(矢投げ)を始めとする伝統遊具が置かれ、韓服姿の家族連れが大勢訪れる。間違えて旧正月に韓国に来てしまったという人は、景福宮に行ってみよう。寒いが、「お正月」の雰囲気を充分味わえるだろう。

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2004.01.21

「東海」はぜったいダメ?

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 これは、2002年の春に出版した韓国のガイドブック。僕も、制作に少し関わった。見ての通り、日本海が、韓国側の呼称である「東海」をメインにした表記になっている。

 今度からこの表記が使えなくなる。日本海は、たとえ韓国の紹介記事であっても「東海」とは記述せず、「日本海」のみの表記にしなくてはならない。外務省から出版社のほうに、指示というか通達があったようだ。

 個人的な意見を言えば、ガイドブックとして「韓国」を紹介する場合、僕はこの写真のような表記がベストだと思う。「韓国では、日本海を東海と呼んでいる」というのも、ガイドブックに載せるべき情報のひとつだからだ。

 しばらく前に韓国で、「昭文社が出版している世界地図に、東海と日本海が併記されている」という報道があった。「日本で最も権威ある地図会社が東海を併記したということは、日本人が東海という呼称を認めたのだ」という文脈だったらしい。早速2ちゃんねらーなどが怒って昭文社に抗議し、昭文社はこんな声明を発表した。

 「日本海」が世界的に「日本海」と呼ばれていることは言うまでもなく、韓国の主張は不当なものだ。だが、その余波を食らってガイドブックまで「東海」がダメになるというのは迷惑である。おかげで、今度出るガイドブックの地図は、韓国を囲む3つの海について、「西海(黄海)」「南海」「日本海」という、なんだか不自然な表記になってしまった。

 韓国が「昭文社が東海と表記した!」と書き立てたために、却って日本は意固地になっている。韓国の人たちには、自分たちの首を絞めるような報道はくれぐれも避けてほしい。正直、こんなことで神経を使うのはめんどくさいくてかなわない。

基礎知識 日本海呼称問題  韓国が、「日本海」という呼称は、20世紀初頭の朝鮮半島における日本の拡張主義・植民地主義の結果定着したものであり、国際的には韓国が使用している「東海」という呼称を用いるべきだと主張、各国に働きかけている問題。日本は、「日本海」は17世紀初頭に登場し、19世紀の初めまでに国際的に定着した呼称で、「植民地主義の残滓」であるとする主張には根拠がないと主張している。海上保安庁のサイトに詳しい。

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2004.01.18

あまりに近い、日本と韓国

 去年の10月のこと。ビザやら何やらの関係で、福岡に行って来た。
福岡からソウルに戻る朝。福岡空港に8時前に着いた。 搭乗手続きを済ませ、コンビニなどをうろうろする。

 ♪ちゃららっちゃららっちゃららっちゃららら…

 ロビーのテレビで「てるてる家族」が始まった。9月の放送開始以来、丁寧な演出と魅力あふれる出演者たちによって、僕がすっかりはまっている朝の連続テレビ小説だ。その日も、気持ちよく笑い、ちょっとほろりとして、爽やかな気分になった。

 9時、福岡を離陸。ソウルまではわずか700km、1時間であっという間に仁川国際空港に到着した。まだ朝なので入国審査もガラガラ。10時半ごろ到着ロビーに出て、清凉里行き602番バスに乗ったのは11時前。

 バスはソウル市内に入ったところで渋滞し、かなり時間がかかった。新設洞に着いたのは12時30分ごろ。10分ほど歩いて、アパートに到着。荷物を降ろし、とりあえずテレビを付けた。

 ♪ちゃららっちゃららっちゃららっちゃららら…

 「てるてる家族」が始まった。時に12時45分。昼の再放送だ。
 朝ドラの同じ回を、日本と外国で見るとは。

 あまりに近い、日本と韓国である。

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2004.01.15

快適なテレビライフを求めて

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 今住んでいる部屋はなかなか快適だが、ひとつ問題がある。
 それは、テレビの電波の入りが悪いと言うこと。

 もともと受験生用のアパートだから、集合アンテナなどあるわけもない。室内アンテナを使わなくてはならないのだが、これの入りが極端に悪いのだ。

 とは言え、ここは江戸川の河川敷も近い郊外住宅。周囲にそれほど障害物があるわけでもない。原因のかなりの部分は、このぼろい室内アンテナにあるのだろう。なにしろ赤羽の倉庫の奥で、埃を被って転がっていた年代物だ。

 そんなわけで、ドンキホーテに行って新しい室内アンテナを買うことにした。売場へ行くと、1980円であった。思ったより安く、これなら万が一効果が薄くても諦められる。意気揚々とレジに持っていった。

「6279円です」

 え?

 箱をよく見ると、「ブースタ内蔵」と書いてある。ブースタ内蔵か。弱い電波を、増強してくれるというあれだ。どうやら、1980円というのはブースタ非内蔵のモデルで、箱が似ているので間違えてしまったのだ。いけないいけない。

 …まてよ。
 室内アンテナというのは、電波が弱いからよく入らないのだ。電波が弱い限り、新品に替えても大幅な感度の向上は望めないかもしれない。その点、ブースタ付きならはっきりとした効果があるのではないか。「てるてる家族」を、ソウルで見たのと同じくらいクリアな映像で見られるかもしれない…。

 後ろには、次のお客が並んでいた。迷っている時間はない。僕は財布に一枚だけ入っていた福沢諭吉を取り出し、レジに出した。これで、明日からまっとうなテレビライフを送れる。

 意気揚々と帰宅して、早速テレビに取り付けた。ブースタの電源もセットし、アンテナの向きを調整する。
 テレビの電源をつけた。

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 税込み、6279円であった。

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2004.01.14

通販ビデオ。

最近、密かに狙ってる通販ビデオ。
恥ずかしくて、買うのがためらわれる。
ビデオ屋の店頭で、こんなのを手に取っていたら、周囲の人々からどんな目で見られるだろう。

情けない、と思われるか。
独り身で寂しいんだろうな、と笑われるか。
いい歳して、何見てんの…と呆れられるか。

それよりも、問題はこんなビデオを韓国に持っていったら、へんたい扱いされないかということだ。
今も、パッケージの画像を見ながらドキドキしている。

見る?

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2004.01.13

吉野家の牛丼が、なくなる…?

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▲吉野家が急遽投入したカレー丼。まずくはないが…。
 吉野家の牛丼が、なくなるという。米国産牛肉の輸入禁止措置により、牛肉の99%を米国産に頼る吉野家は、在庫がなくなり次第牛丼が提供できなくなるのだそうだ。

 今日は、この話に疑問をなげかけたい。
 吉野家は、本当に牛丼販売中止の瀬戸際に立っているのだろうか。

 そうだとしたら、相当のんきな会社である。2年前のBSE騒動を身をもって体験しているのだから、「米国でBSE感染牛発見~米国産牛肉全面輸入禁止措置」という事態は、充分予想できたはずだ。先日NHKに出演していた安部社長も、「お客さまを第一に頑張る」と繰り返すばかりで、会社存亡の危機という緊迫感は感じられなかった。

 吉野家は、すでに牛丼の販売継続にある程度目処が立っているのではないか、というのが僕の仮説だ。「牛丼はもうすぐなくなる」と思わせて、「吉野家の牛丼は食べ納め」という客心理に結びつけ、売り上げ増(というか回復)を狙っているというわけだ。

 というのも、それと同じことが20年ほど前に実際に起きている。会社更生法を申請し、事実上倒産した吉野家は、当初再建は不可能と見られていた。それが「食べ納め」という客心理に繋がり、倒産後の吉野家は逆に売り上げを伸ばした。足が遠のいていた顧客を呼び戻す結果となり、再建へのひとつのきっかけになった。

 また、「牛丼がなくなるので、社長が陣頭に立って代替商品を開発している」という報道も、新商品にとってはこの上ない宣伝だ。やはり、倒産後に開発した朝定食が評判になり、「牛丼一筋を返上してまで再建を目指す」と報道された事例を思い起こさせる。

 安部社長は、「牛丼の牛肉は専用の規格で、豪州産などの牛では代用できない」と言っているが、松屋がオージービーフを使っていることを考えると鵜呑みにできない。そもそも、吉野家規格のショートプレート肉(バラ肉)は、「ヨシノヤカット」と呼ばれるほど一般化しているのではなかったか。

 そんなわけで、僕が予想する筋書きは、2月上旬に「オージービーフの確保に目処が立った」旨発表され、まもなく「牛丼存続ありがとうセール(全品50円引き)」が実施されるというものだ。豪州産牛肉の高騰ぶり(40%値上がり)を考えると、一時的な値上がりはあるかもしれないが。

 まあ、はずれたら、牛鮭定食でも食ってやろうってこった。

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2004.01.09

運の悪い男。

 世の中、運の悪い男がいるものである。

 聞いた話であるが、ある人は、生まれて初めてデジカメを買い、大喜びでタイへ旅行に出かけたら、初日にバスの中でデジカメを盗まれたそうである。彼曰く、「カメラのない旅というのも、斬新で良かった」そうである。負け惜しみのようにしか聞こえず、実に気の毒だ。

 これも聞いた話であるが、会社をやめるにあたって、最後に奮発して購入した26万円のノートパソコンが、保証が切れた1週間後に故障したそうである。彼はそれまでPCの故障とはほとんど無縁で、延長保証に入っていなかった。あいにく液晶の故障で、交換すれば5万円以上かかるらしい。詳細な見積もりを取るだけでも1万円以上かかるので、修理を諦めているそうである。気の毒すぎて声もない。

 あくまで聞いた話であるが、乏しい予算から奮発して買ったノートパソコンが、2週間でおかしくなった人もいるそうだ。もちろん、保証期間中ということで無償で修理できるが、その人はたまたまソウルに住んでおり、なかなか修理できなかったそうである。一時帰国の際にようやく修理したは良いが、一月後には同じ不具合が出て、またまた修理が必要になったとか。わざわざ国際電話でサポートに抗議したら、「海外での使用は保証外です。送料はご負担いただきます」とか言われてぶち切れたということだ。結局無償で直してもらったが、最近、今度はCD-Rドライブがお亡くなりになったと聞く。とくに無茶な使い方はしてないそうだが、その人からは何か毒電波のようなものが出ているのかもしれない。ご愁傷様である。

 しつこいようだが聞いた話であるが、プリンタが壊れた人もいるらしい。もう何とでもなれというやつである。いや、聞いた話なのだが。

 そんな僕、いや、えと、運の悪い人は最近仕事のために高級なデジカメを使っているそうである。人ごとではあるが、そのデジカメの無事を祈るや切。

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2004.01.01

韓国の友だちと初詣

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▲韓国人も、今やみーんなデジカメ。
 痛い背中を引きずりながら、和光から蕨へ。この前のクリスマス会で知り合った、韓国人の女の子3人と明治神宮へ初詣だ。なんておいしい…と言いたいところだが、女の子3人。原宿。とくれば、先の展開はすっかり読めている私であった。

 さて、明治神宮。正直、「大日本帝国」を作った明治天皇を祀ったこの神社へ、韓国人を連れて行くのはいかがなものか、と心配だった。ところが、彼女たちはぜひ行ってみたいという。それどころか、
「この前、靖国神社に行って来ましたよ」。
 なんて言ってる。名前だけで型どおりの拒否反応を起こすような韓国人が、日本にわざわざ留学する訳もないのだった。
 明治神宮は、原宿駅から予想通りの大混雑。日本人の僕から見ても、着物を着た人は少なく、ほとんどタダの行列である。明治神宮は、本来朝の凛として静まりかえった雰囲気が良いところだと思っているので、どうせなら普通の日に案内したかった。結婚式に遭遇したかもしれないし。

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▲これ全部お賽銭。良い商売だなあ。

 そんなこんなで、1時間ほど行列をして参拝完了。昼食だ。やはり女性3人を前にして、良いところを見せなくては。どこが良い?

「マクドナルドか、吉野家がいい」。

 惚れた。

 結局マクドのモツァレラチキンバーガーが、2004年最初の外食となった。しかも、竹下通りのマクドは、なぜか正月料金で10%割増。堂々たるぼったくりぶりである。あとは、若い女性3人、竹下通りと来れば、推して知るべし。全く予想通りの展開だ。30分後、僕は彼女たちの携帯に電話をした。

「おーい、いったい、今どの店にいるの~!?」

 今年も絶好調である。

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▲元旦からさすが賑わう竹下通り

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新しい1年の、はじまり。

 2004年は、背中のきしみとともに始まった。

 僕には、10年以上つきあっている持病がある。最早、完治は無理かもしれない。年に一度程度、何かをきっかけに息のできないような痛みに襲われる。

「ぎっくり背中」である。

 こいつに初めてやられたのがいつなのか、はっきりとはわからないが、その昔、神奈川県の某大学を受験した当日にも襲われたのは覚えている。背中の中央上部の背筋が、ある姿勢をしたり力を入れると、しめつけられるように痛むのだ。ひどければ、息ができない。胆石も疑ったが、医者によればこれは「ぎっくり背中」というやつで、ぎっくり腰と全く同じ症状が、背中の筋で起きるのだという。ぎっくりうんたらというと、オッサンが情けない顔で痛がる病気というイメージがあるが、実は年齢に関係なくいろいろな部位に起きるのだとか。「首を寝違える」のも、同じらしい。決して、僕がとんでもなくオッサンだというわけではない。

 今回は、慣れないゲストハウスの堅い布団が原因だったようだ。韓国で堅い布団には慣れていたはずなのに、情けない。起きて、しばらく静かにしていると楽になってきた。

 1年の計は元旦にあり。2004年の計は、ぎっくり背中なのであった。

 そんなわけで、格好悪いことこの上ないが、今年もよろしくお願いします。

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